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「……平和ね」
帰国から数日後。
私の相談所『バーミリオン』には、久しぶりに静寂が戻っていた。
クロード殿下は王宮で書類の山と格闘中(「師匠に褒められたい!」と叫びながら)。
ミナ様は、持ち帰った巨人ギガントを実家の農作業に従事させているらしい(「耕運機より便利です!」とのこと)。
そして、私の目の前には、いつものように特等席を占拠するシグルド様がいる。
ただし、今日は様子が違った。
いつもなら山積みの書類を片付けているはずの彼が、今日は何もせず、ただ紅茶のカップを見つめている。
「……公爵様?」
「……なんだ」
「仕事はいいんですか? 監査局の未処理案件、溜まってるんじゃ?」
「今日は休みだ」
「珍しいですね。あの仕事人間の公爵様が」
私がからかうように言うと、シグルド様はカップを置き、私を真っ直ぐに見た。
「アンズ。話がある」
その声のトーンに、私の背筋が伸びた。
いつもの軽口を叩く雰囲気ではない。
真剣で、どこか切羽詰まったような響き。
「……なんでしょう。まさか、支援打ち切りですか? 『やっぱり君の店は赤字だから潰す』とか?」
私は冗談めかして言ったが、心臓は早鐘を打っていた。
オリエント王国での「愛の試練の間」以来、私たちの距離は明らかに近くなりすぎていた。
お互いに、触れてはいけない一線――「本当の関係」に気づかない振りをしているような、もどかしい空気。
シグルド様は立ち上がり、ゆっくりとカウンターに歩み寄ってきた。
「契約の話だ」
「け、契約?」
「当初の契約を覚えているか? 『私がスポンサーになり、君は情報を共有する』。そして『互いの退屈を紛らわせる』」
「ええ、覚えてますよ。しっかり履行してますよね?」
「不十分だ」
シグルド様はカウンター越しに身を乗り出し、私の逃げ道を塞いだ。
「私はもう、退屈などしていない」
「え?」
「お前と出会ってから、毎日が刺激的すぎた。元婚約者のストーカー騒ぎ、筋肉女の暴走、隣国との外交トラブル……。私の人生で、これほど感情が揺れ動いた日々はない」
「それは……ご愁傷様です。慰謝料なら請求書を……」
「違う」
シグルド様が私の手首を掴んだ。
その手は熱く、少し震えているようにも見えた。
「アンズ。私は気づいてしまったんだ」
「な、何を?」
「他人の修羅場を観察するのも面白いが……自分の人生の主役になるのも、悪くないとな」
彼の青い瞳が、私を吸い込むように見つめている。
「私は今まで、自分を『観察者』だと思っていた。王族という立場上、感情を表に出さず、常に一歩引いて物事を見てきた。だが……お前を見ていると、どうしても冷静でいられなくなる」
「シグルド様……」
「お前が他の男に口説かれれば腹が立つ。お前が危険な目に遭えば心臓が止まりそうになる。お前が笑えば……私も嬉しくなる」
シグルド様は、掴んでいた私の手を引き寄せ、その甲に唇を押し当てた。
以前、契約の印としてした時とは違う。
もっと深く、重い口づけ。
「アンズ。ビジネスパートナーとしての契約は、今日で破棄する」
「……えっ」
「その代わり、新しい契約を結びたい」
彼は顔を上げ、はっきりと言った。
「私の妻になってくれ」
時が止まった。
店内の古時計の秒針の音だけが、カチ、カチと響く。
「……本気、ですか?」
私は震える声で尋ねた。
「私は、元婚約者に捨てられた傷物令嬢ですよ? 性格も悪いし、口も悪いし、貴族らしい振る舞いなんてできませんよ?」
「知っている。そこがいい」
「王妃になんてなりたくないし、ドレスよりエプロンが好きだし、毎日ここでお茶を飲んでいたいんですよ?」
「知っている。私もここで飲む茶が好きだ」
「……あなたの人生、めちゃくちゃになりますよ?」
「もう手遅れだ」
シグルド様はフッと笑った。
それは、今まで見た中で一番、優しく、そして愛おしさに満ちた笑顔だった。
「お前がいない人生など、もう退屈すぎて考えられない。……責任を取ってくれ、アンズ」
卑怯だ。
そんな風に言われて、断れるわけがない。
私は大きく息を吐き、そして……口角を上げた。
「……条件があります」
「なんだ? 国庫の半分か? それとも別荘か?」
「違います。この店です」
私は店内を見渡した。
私の城。
私の自由の象徴。
「公爵夫人になっても、ましてや王太子妃になっても……私はこの『相談所』を続けます。ただのお飾りのお姫様にはなりません」
「……ふっ」
シグルド様は肩を揺らして笑った。
「やはり、お前はブレないな」
「当然です。それが私ですから」
「いいだろう。許可する。ただし、条件がある」
「なんですか?」
「私も、ここで『用心棒兼雑用係』として働くことを許可しろ。……妻一人に危険な真似はさせられんからな」
「……公務はどうするんですか」
「クロードにやらせる」
「鬼ですね」
「合意か?」
シグルド様が手を差し出した。
私はその手を見つめ、そして強く握り返した。
「……交渉成立です、パートナー」
「いいや」
シグルド様は私をカウンター越しに引き寄せ、抱きしめた。
「『パートナー』ではない。『愛しい妻』だ」
「……はいはい。分かりましたよ、旦那様」
私が照れ隠しに軽口を叩こうとすると、その唇は塞がれた。
紅茶の香りがする、甘く長いキス。
窓の外で、スズメたちが驚いて飛び立つのが気配で分かった。
「……ん」
ようやく唇が離れると、シグルド様は満足げに、しかし少し照れくさそうに言った。
「……これで、文句はないな」
「一つだけあります」
「なんだ」
「今、入り口のドアが開いてました」
「……なに?」
シグルド様が振り返ると、半開きのドアの隙間から、数人の人影が覗いているのが見えた。
「師匠……! おめでとうございますぅぅぅ!!(号泣)」
「素晴らしい愛の形ですわ……! 大胸筋が震えます!」
「わんっ!」
「あらあら、若いっていいわねぇ」
クロード殿下、ミナ様、アレクサンダー、そして肉屋のマーサさんまで。
全員がハンカチを噛んで見守っていた。
「……いつから見ていた」
シグルド様の顔が、みるみる赤くなっていく。
氷の公爵、痛恨のミス。
「『契約破棄する』のあたりからです!」
「バッチリ見ましたよ!」
「……記憶を消す。全員並べ」
シグルド様が殺気を放ちながら剣に手をかける。
私は慌てて彼を止めた。
「いいじゃないですか、シグルド様。これも『公開プロポーズ』ですよ。弟君に負けてられませんし」
「……くっ」
シグルド様はバツが悪そうに顔を背け、私を抱きしめる腕に力を込めた。
「……見世物にされるのは癪だが。まあ、お前が私のものだと周知できるなら、悪くはないか」
「独占欲が強いですねぇ」
「言っただろう。私はお前に関しては、余裕がないんだ」
そう言って、彼はもう一度、今度は皆に見せつけるように、私の額にキスをした。
外から「キャーッ!」という歓声と、「リア充爆発しろ!」というクロード殿下の嫉妬の叫びが聞こえる。
私の「平穏な」隠居生活は、こうして終わりを告げた。
これからは、「王太子妃兼相談員」という、前代未聞の二足のわらじ生活が始まるのだ。
まあ、この最強のパートナーと一緒なら、どんな修羅場も笑って乗り越えられる気がする。
私はシグルド様の胸の中で、幸せなため息をついた。
帰国から数日後。
私の相談所『バーミリオン』には、久しぶりに静寂が戻っていた。
クロード殿下は王宮で書類の山と格闘中(「師匠に褒められたい!」と叫びながら)。
ミナ様は、持ち帰った巨人ギガントを実家の農作業に従事させているらしい(「耕運機より便利です!」とのこと)。
そして、私の目の前には、いつものように特等席を占拠するシグルド様がいる。
ただし、今日は様子が違った。
いつもなら山積みの書類を片付けているはずの彼が、今日は何もせず、ただ紅茶のカップを見つめている。
「……公爵様?」
「……なんだ」
「仕事はいいんですか? 監査局の未処理案件、溜まってるんじゃ?」
「今日は休みだ」
「珍しいですね。あの仕事人間の公爵様が」
私がからかうように言うと、シグルド様はカップを置き、私を真っ直ぐに見た。
「アンズ。話がある」
その声のトーンに、私の背筋が伸びた。
いつもの軽口を叩く雰囲気ではない。
真剣で、どこか切羽詰まったような響き。
「……なんでしょう。まさか、支援打ち切りですか? 『やっぱり君の店は赤字だから潰す』とか?」
私は冗談めかして言ったが、心臓は早鐘を打っていた。
オリエント王国での「愛の試練の間」以来、私たちの距離は明らかに近くなりすぎていた。
お互いに、触れてはいけない一線――「本当の関係」に気づかない振りをしているような、もどかしい空気。
シグルド様は立ち上がり、ゆっくりとカウンターに歩み寄ってきた。
「契約の話だ」
「け、契約?」
「当初の契約を覚えているか? 『私がスポンサーになり、君は情報を共有する』。そして『互いの退屈を紛らわせる』」
「ええ、覚えてますよ。しっかり履行してますよね?」
「不十分だ」
シグルド様はカウンター越しに身を乗り出し、私の逃げ道を塞いだ。
「私はもう、退屈などしていない」
「え?」
「お前と出会ってから、毎日が刺激的すぎた。元婚約者のストーカー騒ぎ、筋肉女の暴走、隣国との外交トラブル……。私の人生で、これほど感情が揺れ動いた日々はない」
「それは……ご愁傷様です。慰謝料なら請求書を……」
「違う」
シグルド様が私の手首を掴んだ。
その手は熱く、少し震えているようにも見えた。
「アンズ。私は気づいてしまったんだ」
「な、何を?」
「他人の修羅場を観察するのも面白いが……自分の人生の主役になるのも、悪くないとな」
彼の青い瞳が、私を吸い込むように見つめている。
「私は今まで、自分を『観察者』だと思っていた。王族という立場上、感情を表に出さず、常に一歩引いて物事を見てきた。だが……お前を見ていると、どうしても冷静でいられなくなる」
「シグルド様……」
「お前が他の男に口説かれれば腹が立つ。お前が危険な目に遭えば心臓が止まりそうになる。お前が笑えば……私も嬉しくなる」
シグルド様は、掴んでいた私の手を引き寄せ、その甲に唇を押し当てた。
以前、契約の印としてした時とは違う。
もっと深く、重い口づけ。
「アンズ。ビジネスパートナーとしての契約は、今日で破棄する」
「……えっ」
「その代わり、新しい契約を結びたい」
彼は顔を上げ、はっきりと言った。
「私の妻になってくれ」
時が止まった。
店内の古時計の秒針の音だけが、カチ、カチと響く。
「……本気、ですか?」
私は震える声で尋ねた。
「私は、元婚約者に捨てられた傷物令嬢ですよ? 性格も悪いし、口も悪いし、貴族らしい振る舞いなんてできませんよ?」
「知っている。そこがいい」
「王妃になんてなりたくないし、ドレスよりエプロンが好きだし、毎日ここでお茶を飲んでいたいんですよ?」
「知っている。私もここで飲む茶が好きだ」
「……あなたの人生、めちゃくちゃになりますよ?」
「もう手遅れだ」
シグルド様はフッと笑った。
それは、今まで見た中で一番、優しく、そして愛おしさに満ちた笑顔だった。
「お前がいない人生など、もう退屈すぎて考えられない。……責任を取ってくれ、アンズ」
卑怯だ。
そんな風に言われて、断れるわけがない。
私は大きく息を吐き、そして……口角を上げた。
「……条件があります」
「なんだ? 国庫の半分か? それとも別荘か?」
「違います。この店です」
私は店内を見渡した。
私の城。
私の自由の象徴。
「公爵夫人になっても、ましてや王太子妃になっても……私はこの『相談所』を続けます。ただのお飾りのお姫様にはなりません」
「……ふっ」
シグルド様は肩を揺らして笑った。
「やはり、お前はブレないな」
「当然です。それが私ですから」
「いいだろう。許可する。ただし、条件がある」
「なんですか?」
「私も、ここで『用心棒兼雑用係』として働くことを許可しろ。……妻一人に危険な真似はさせられんからな」
「……公務はどうするんですか」
「クロードにやらせる」
「鬼ですね」
「合意か?」
シグルド様が手を差し出した。
私はその手を見つめ、そして強く握り返した。
「……交渉成立です、パートナー」
「いいや」
シグルド様は私をカウンター越しに引き寄せ、抱きしめた。
「『パートナー』ではない。『愛しい妻』だ」
「……はいはい。分かりましたよ、旦那様」
私が照れ隠しに軽口を叩こうとすると、その唇は塞がれた。
紅茶の香りがする、甘く長いキス。
窓の外で、スズメたちが驚いて飛び立つのが気配で分かった。
「……ん」
ようやく唇が離れると、シグルド様は満足げに、しかし少し照れくさそうに言った。
「……これで、文句はないな」
「一つだけあります」
「なんだ」
「今、入り口のドアが開いてました」
「……なに?」
シグルド様が振り返ると、半開きのドアの隙間から、数人の人影が覗いているのが見えた。
「師匠……! おめでとうございますぅぅぅ!!(号泣)」
「素晴らしい愛の形ですわ……! 大胸筋が震えます!」
「わんっ!」
「あらあら、若いっていいわねぇ」
クロード殿下、ミナ様、アレクサンダー、そして肉屋のマーサさんまで。
全員がハンカチを噛んで見守っていた。
「……いつから見ていた」
シグルド様の顔が、みるみる赤くなっていく。
氷の公爵、痛恨のミス。
「『契約破棄する』のあたりからです!」
「バッチリ見ましたよ!」
「……記憶を消す。全員並べ」
シグルド様が殺気を放ちながら剣に手をかける。
私は慌てて彼を止めた。
「いいじゃないですか、シグルド様。これも『公開プロポーズ』ですよ。弟君に負けてられませんし」
「……くっ」
シグルド様はバツが悪そうに顔を背け、私を抱きしめる腕に力を込めた。
「……見世物にされるのは癪だが。まあ、お前が私のものだと周知できるなら、悪くはないか」
「独占欲が強いですねぇ」
「言っただろう。私はお前に関しては、余裕がないんだ」
そう言って、彼はもう一度、今度は皆に見せつけるように、私の額にキスをした。
外から「キャーッ!」という歓声と、「リア充爆発しろ!」というクロード殿下の嫉妬の叫びが聞こえる。
私の「平穏な」隠居生活は、こうして終わりを告げた。
これからは、「王太子妃兼相談員」という、前代未聞の二足のわらじ生活が始まるのだ。
まあ、この最強のパートナーと一緒なら、どんな修羅場も笑って乗り越えられる気がする。
私はシグルド様の胸の中で、幸せなため息をついた。
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