【完結】21距離をおきたいと言れたので、隣国に逃げたけど、、、

お披露目2

白いドレスのアオイに、大勢の人が声を上げてくれた。
レイトは、嬉しかった。
みんなが祝福してくれることは、アオイが、安定してくれるはずだと思ってる。
でも、男の視線は入らないな。あいつらの瞳にアオイをうつしたくない。
嫉妬の心は隠しておこう。


同じくアオイは、
こんなにカッコいいレイを見せたくない。嫌。
あの方も、あの方も目がハートになってる！！
レイは私のものよ！！

そんな思いを知らないレイトだった。



お色直しをしようとするときに、、
ユリと妹が、揃っていた。
なんかあるな。と思ったら
はしたない声で、

「アオイ。あなたは王太子妃失格よ。レイト王子を裏切ったのよ。」叫ぶカオリ。

「レイト王子。アオイより私のがいいに決まってるわ。私は、アオイより優秀だし、レイト王子のために役に立てますわ。
アオイは、王妃教育に時間がかかってますよね？」


「何がいいたい？」

「アオイは王妃教育に時間がかかっていますわ。まだ終わらないなんて、、いつも王子が手伝っているのですよ。
アオイ、私とレイト王子とは、関係があるのよ。」

「関係って何？ユリ」

「あなたが隣国に言っている間、私たちの中は進展したのよ。」

「わたしは、ずっと仲よかったわ。」

「アオイの妹じゃなかったら、絶対喋らないし、アオイの親友だと思っていたから、信用して、演技を頼んだけど違ったんだな。」


「え？」

「ユリは、レイト王子のことが好きで、私の妹と協力して私を虐めて、手に入れようとしてたわ。」

「何言ってるの？」

「だってこの前謝りに来たとき、私と会う前から、泣いてたもの。目薬でしょ？私が許したら、ケロッとしてもんね。しかも私があなたと遊べないと言ったとき、舌打ちしたものね。」


「え？」

「私が1人、学園に居場所がなかったこと、気分良かった？演技じゃなかったもんね。謝りに来た時は演技だったから、爪が甘かったもの。。」

「そんなことない、あなたとわたしは親友だもの、」

「レイがわたしを探しにきた時、ユリを許して欲しい。レイが頼んで演技をしてもらった。すぐに呼ぶから会って話をして欲しいと言われてたけど、拒否したのよ。」

「まさか、、、」

「会いたくなかった。これから先あなたと会うことはないわ。親友ではないわ。

王妃教育が遅れてるのはあなたに会いたくないから言った言い訳よ」

「王妃教育なんて、アオイはとっくに終わってるよ。隣国でも、王女に教える立場だったんだからね。噂を流していたのがユリだとはね。」

「わたしは、、、」


妹が叫びはじめた。

「アオイは公爵を継ぐために、ブラウリ侯爵と関係を持っています。身体中に愛し合った跡がついておりましたわ。」

「嘘！！」
人々は、ざわざわしはじめた。


「そうよ。優秀で純粋な私のがいいに決まっている。」

「レイ。」
「大丈夫だよ。」

「静かにしなさい。」
レイト王子の低い声が響いた。

今まで聞いたことのない声だった。　　　　　
「なんで邪魔するからな。大人しくしてたら良かったのにな。」


「邪魔してるのではありません。レイト王子をたすけるのですよ。アオイは性悪なんですよ。」

「お前たちは、アオイの何を知っている？」



「男をたぶらかせて、体にはあざだらけ、、」

「なんでそんなこと言うかな？確かにアザだらけなのは、認めるよ。」

「え？認めるの？他の男がつけたことを、」

「俺が知らないと思うのか？アオイの体のアザは、俺がつけたからな。」

「何を言ってるの？そんな関係になっていないでしょ、、」


「王宮にスパイがいるのは知ってるが、たいした情報をもらえないんだな。」

「アオイと俺は半年前に籍を入れている。アオイが帰ってきたときだな。」

「嘘」