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お披露目4

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この場の雰囲気。どうにかしないいけない。その時、側近たちは、

「レイト王子は、アオイ王子妃を愛しています。以前よりもっと。
執務も毎日一緒です。
その方が仕事が捗るらしいから、許していますけど、そろそろ執務室を改装した方がよろしいかと。」

「いや、狭い方がいい。他のものが遠慮して入ってこないだろ?アオイを独占できるからな。」


「レイト王子は、束縛系ですか?重いですね。」

「えー重くないですか?ずっと一緒なのに飽きないのですか?」

「私だったら嫌ですわ。アオイ様大変ね。」

令嬢からざわざわ。話が出てきた。

「アオイが大変?なんでだ?」

「ずっと一緒なのよね?息抜きしたくないのですか?」

「そうなのか?」

と話をしているとアオイがお色直しから帰ってきた。
エスコートをしに行くと、
レイトは止まった、、、

「レイ?」

「アオイ。すごく似合ってる。やばい。」

「良かった。レイが選んでくれたドレスとても綺麗なの。着こなせてる?」


「ああ。やばい。」

みんなに見せると
「うわわわわわ。素敵。」


あの2人の姿が見えなかった。
牢屋に入れられていたらしい。


その後パーティは、楽しんでもらえたよう。

レイと2人でダンスをすると、、みんなに喜んなでもらえた。

「嬉しい。」

その後なぜか令嬢たちに声をかけられた。


「アオイ様。ずっとレイト王太子と一緒で苦しくないですか?」

「ん?」

「さっきな。俺たちがずっと一緒にいるって言ったら重いって、、」

レイの顔が不安そうなわけね。


「そうね。四六時中一緒は、普通なら重いわね。」
レイが、シュンとしていた。
その姿が可愛い。

「でもね。私たちは、離れた時期があったでしょ、、、
学園の時、私が逃げたとき、結構長かったの。
隣国にいる時は、私はレイを拒否したのよ。
罵倒もした。
私が精神的にまいってて、眠れなかったし、本当に拒否してたのよ。
あなたにできることはないって、早く国帰って、誰かと結婚したらって言ったの、、、」

「そうなんですか?でも、なぜ戻れたのですか?」

「レイが私を諦めなかったから。
私とずっと一緒にいてくれたから。どんなに罵倒されても、諦めずに、、そして、最後は命をかけて守ってくれたの。」

「そんなことが、、」

「わざわざ言うことではないけどね。私たちは、お互いが離れたくないの。だから、私も重いわね。
ここに帰ってからは、私のが重いと思うの。
夜は1人で眠ることができないから。
初めは不安だったの。国帰ってくると色々思い出すから、、それを心配して、一緒にいてくれたの。」

「俺が一緒にいたいんだ。もうあんな思いはしたくない。嫌なんだ。あの時アオイは、本当に俺を拒絶していた。
アオイの瞳に俺が映らなかった。
戻ってほしいと思ったけど、それよりアオイの体調が心配だったんだ。」

熱い二人を見て、令嬢たちは、


「2人は愛し合ってるんですね。よかったです。
これで我が国も平和になりますね。どんどん栄えますね。」



「これからもよろしくね。」

とアオイの笑顔がとびっきり可愛くて、令嬢たちは、ドキドキしていたのは、アオイは知らない。


この令嬢たちは、学園にいた人ではない。学園にいた令嬢たちは、遠くで私たちを見ていた。




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