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再会
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公爵家のパーティにウーズリが呼ばれた。
私を同伴にして、参加しないといけない。
面倒だけど、形式なものはしておかないと色々と面倒くさいことになる。
パーティ会場に腕を組んで、入ると
「ウーズリ様。そんな地味なお姉様より、私の方が良いでしょう。」
ラピンナがやってきた。
今日のドレスも派手だ。寄せあげの下着は、なかなかのもので、谷間が見えるわ。
「形式的に、入場はしないとな。今日も可愛いね。」
デレデレのウーズリ。
派手な子が好きなよう。
「そうね。なら私と。」
「ああ。いいな。それじゃな。パリアナ。」
「はい。私は公爵様に挨拶をしたら、先に帰ります。お疲れ様でした。」
「ああ。私の婚約者としての役目を果たしなさい。」
「承知しました。」
ラピンナとウーズリがくっついてくれれば、あまり問題ないと考えた。
姉妹で変わっただけだ。家は同じだからね。
彼の避妊具には、穴をあけておいた。
いつも財布の中に入れてあるのは知っていたから。
盛り上がっていたら気がつくはずもないし、もしかしたら使わないかも知らないしね。
公爵様に挨拶をして帰ることにした
「パイロット公爵様。今日はお招きありがとうございます。」
「パリアナ。今日も地味な格好をしているね。妹と違って、、、」
「私には、綺麗なドレスは似合いませんから。」
「違うだろ?そう装っているだけだろ?以前の君は、違った。」
「私はもう恋はしませんから、」
「今日は、久しぶりに会える友達も来てくれるし、パリアナも来てくれたし、嬉しいよ。」
「私も公爵様にお会いできることを楽しみにしていました。」
ノックの音がした。
「入っていいよ。」
「失礼します」
懐かしい声、、、そんなはずはない。彼は外国に行ったから、、、
「やっと帰ってきたね。」
「久しぶりですね。パイロット公爵様。」
「本当に久しぶりだ。やっと帰ってきてくれたか。5年は長いよ。」
彼だった。とても素敵になっていた。
「パリアナ。こっちに来て。紹介するよ」
彼は私の顔を見ても驚かなかった。
平然としていた。
「久しぶりだね。綺麗になったね。」
私は平然を装って、
「お久しぶりですね。次期侯爵様」
「君たち知り合いだったんだね。久しぶりに話もあるだろう?」
「いえ。今日は失礼します。また後日、ゆっくりと、、、」
「送って行こうか?」
「いえ。ありがとうございます。公爵様とお話があるでしょうから、、、、」
その場から急いで帰った。
まさかこんなところで会うとは思わなかったから、動揺した。
彼だけが綺麗って言ってくれる。
彼の言葉だけが私の心突き刺さる。
嬉しいと思う。
翌日、ウーズリがやってきて、
「昨日は楽しかった。君ともあーゆう時間を作れたら、まだマシだろうね。」
「あーゆう時間?」
「あまーい時間だよ。」
「そうですか。」
「もっと可愛らしくしろ。俺のために美しくなれよ。そうしたら、抱いてやるのに」
「結構です。子供さえ作らなければ、何をしていても構いません。」
「そんなヘマはしないよ。」
「そうですか。それなら結構ですけど、、、」
「今日のパーティは、大きな案件がある。それを成功させろ。そしたら、私は後継者として認められる。」
「大きな案件?」
「ああ。プレゼンがあるからよろしく」
と言って彼は去っていった。
本当に何もしないのね。全部私に任せて、自分は女と遊ぶのかしら、、、
プレゼンは、ウーズリが、私の資料を使い、終わらせた。
ケーキを食べてると、
ウーズリとラピンナがやってきた。
「お姉様は気楽なものね。ウーズリ様がプレゼンしてる時にケーキを食べて、、、」
「、、、、、、、」
「役立たずより、私が、ウーズリの妻になるのよ。」
「まだまだ早いよ。この仕事が取れたら、」
「でも心の妻は私よね?愛していると言ったよ?」
「ああ。でもまだ、俺の婚約者はこいつだ。」
「早く婚約破棄して、私たちが一緒になりましょう。」
ウーズリは、それなり顔は整いスタイルもいい。世間的にはモテる。
でも私はサライズよりかっこいい人はいないと思ってる。
だから相手にされなくても何も思わない。
私の心は、サライズしか動かない。
動揺するのもサライズしか、、、、
私を同伴にして、参加しないといけない。
面倒だけど、形式なものはしておかないと色々と面倒くさいことになる。
パーティ会場に腕を組んで、入ると
「ウーズリ様。そんな地味なお姉様より、私の方が良いでしょう。」
ラピンナがやってきた。
今日のドレスも派手だ。寄せあげの下着は、なかなかのもので、谷間が見えるわ。
「形式的に、入場はしないとな。今日も可愛いね。」
デレデレのウーズリ。
派手な子が好きなよう。
「そうね。なら私と。」
「ああ。いいな。それじゃな。パリアナ。」
「はい。私は公爵様に挨拶をしたら、先に帰ります。お疲れ様でした。」
「ああ。私の婚約者としての役目を果たしなさい。」
「承知しました。」
ラピンナとウーズリがくっついてくれれば、あまり問題ないと考えた。
姉妹で変わっただけだ。家は同じだからね。
彼の避妊具には、穴をあけておいた。
いつも財布の中に入れてあるのは知っていたから。
盛り上がっていたら気がつくはずもないし、もしかしたら使わないかも知らないしね。
公爵様に挨拶をして帰ることにした
「パイロット公爵様。今日はお招きありがとうございます。」
「パリアナ。今日も地味な格好をしているね。妹と違って、、、」
「私には、綺麗なドレスは似合いませんから。」
「違うだろ?そう装っているだけだろ?以前の君は、違った。」
「私はもう恋はしませんから、」
「今日は、久しぶりに会える友達も来てくれるし、パリアナも来てくれたし、嬉しいよ。」
「私も公爵様にお会いできることを楽しみにしていました。」
ノックの音がした。
「入っていいよ。」
「失礼します」
懐かしい声、、、そんなはずはない。彼は外国に行ったから、、、
「やっと帰ってきたね。」
「久しぶりですね。パイロット公爵様。」
「本当に久しぶりだ。やっと帰ってきてくれたか。5年は長いよ。」
彼だった。とても素敵になっていた。
「パリアナ。こっちに来て。紹介するよ」
彼は私の顔を見ても驚かなかった。
平然としていた。
「久しぶりだね。綺麗になったね。」
私は平然を装って、
「お久しぶりですね。次期侯爵様」
「君たち知り合いだったんだね。久しぶりに話もあるだろう?」
「いえ。今日は失礼します。また後日、ゆっくりと、、、」
「送って行こうか?」
「いえ。ありがとうございます。公爵様とお話があるでしょうから、、、、」
その場から急いで帰った。
まさかこんなところで会うとは思わなかったから、動揺した。
彼だけが綺麗って言ってくれる。
彼の言葉だけが私の心突き刺さる。
嬉しいと思う。
翌日、ウーズリがやってきて、
「昨日は楽しかった。君ともあーゆう時間を作れたら、まだマシだろうね。」
「あーゆう時間?」
「あまーい時間だよ。」
「そうですか。」
「もっと可愛らしくしろ。俺のために美しくなれよ。そうしたら、抱いてやるのに」
「結構です。子供さえ作らなければ、何をしていても構いません。」
「そんなヘマはしないよ。」
「そうですか。それなら結構ですけど、、、」
「今日のパーティは、大きな案件がある。それを成功させろ。そしたら、私は後継者として認められる。」
「大きな案件?」
「ああ。プレゼンがあるからよろしく」
と言って彼は去っていった。
本当に何もしないのね。全部私に任せて、自分は女と遊ぶのかしら、、、
プレゼンは、ウーズリが、私の資料を使い、終わらせた。
ケーキを食べてると、
ウーズリとラピンナがやってきた。
「お姉様は気楽なものね。ウーズリ様がプレゼンしてる時にケーキを食べて、、、」
「、、、、、、、」
「役立たずより、私が、ウーズリの妻になるのよ。」
「まだまだ早いよ。この仕事が取れたら、」
「でも心の妻は私よね?愛していると言ったよ?」
「ああ。でもまだ、俺の婚約者はこいつだ。」
「早く婚約破棄して、私たちが一緒になりましょう。」
ウーズリは、それなり顔は整いスタイルもいい。世間的にはモテる。
でも私はサライズよりかっこいい人はいないと思ってる。
だから相手にされなくても何も思わない。
私の心は、サライズしか動かない。
動揺するのもサライズしか、、、、
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