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サライズ
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パーティの途中に、公爵様から発表があり、
ウーズリが無事選ばれた。
条件が揃ったから、スムーズに婚約破棄してくれるとは思う、、、
「パリアナ。今回のプレゼン良かったよ。ウーズリの名前だけど、君が作ったものだろ?」
公爵様から声をかけられた。
「、、、、、」
「別の案件をやって欲しいんだ。」
「別の案件?」
「ああ君個人に依頼するよ。心配しないで、一人じゃないから、この前紹介したサライズと一緒にやって欲しいんだ。」
そこにサライズが入ってきた。
「パリアナ。引き受けてくれるだろ?君の腕が必要だ。」
サライズにバレたから、公爵様にバレたのね。今までならわからないもの。
「承知しました。」
再会してから避けようと思ってたけど、仕事だから、会わないわけにはいかない。
二人で打ち合わせすることが続いた。
彼はいつも私をまっすぐにみる。
スキンシップも多い。
「パリアナは、綺麗になったね。この5年の間に。」
「ありがとうございます。次期侯爵様だけです。そー言って頂けるのは、、、、」
「可愛いよ君は。本当に。誰も知らなくていい。俺だけが知っていたら。」
「外国で、たくさんの女の方と知り合ったようですね。私まで、リップサービスをしてくださるなんて。」
「パリアナ。いつより戻すの?」
「え?」
「私はこの5年、君とやり直すために頑張ってきたんだ。」
「何言ってるの?私はあなたを振ったのよ?その後、たくさんの男の人付き合ったわ。あなたも外国で、遊んでたのでしょう?」
「私はこの5年、付き合った人はいないよ。ずっと、君だけを想っていたよ。」
手を握られ、壁ドンをされた。
ドキドキしないわけない。
あなたの心臓の鼓動は早いね。
「こんなことされたら誰でも、、、、」
「あなたを振ったのは私、、、ひどい振り方をしたのよ。復讐?」
「そんなことしない。」
「そうね。でもあなたとは、やり直せないわ。私には婚約者がいる。」
「婚約破棄するんだろ?」
「、、、、、」
やり直せるならやり直したい。
もう守らないといけない家族なんていない。
父とは、私が政略婚約を、させられてから顔も合わせていない
仕事が軌道にのってから、屋敷を出て、別の屋敷にいるけど、あいにもこない。
もう父に絶縁を言われてもいいので、
婚約破棄はしようと思ってる。
ラピンナが、ウーズリを愛しているなら、私は譲りたい。
でも、彼とやり直しするのは違う。
本当に彼が許してくれるとは思わない。
5年も私を想ってくれるわけがない、
そんなに私に魅力があるわけがない。
今優しいのは、私を愛しているからじゃない復讐しようと思ってるはずだ。
あんな酷い別れ方をしたのに恨まない方がおかしいと思う。
他人を信じられる生活をしてきていないから余計にそう考える。
サライズの本音がわからない。
ウーズリが無事選ばれた。
条件が揃ったから、スムーズに婚約破棄してくれるとは思う、、、
「パリアナ。今回のプレゼン良かったよ。ウーズリの名前だけど、君が作ったものだろ?」
公爵様から声をかけられた。
「、、、、、」
「別の案件をやって欲しいんだ。」
「別の案件?」
「ああ君個人に依頼するよ。心配しないで、一人じゃないから、この前紹介したサライズと一緒にやって欲しいんだ。」
そこにサライズが入ってきた。
「パリアナ。引き受けてくれるだろ?君の腕が必要だ。」
サライズにバレたから、公爵様にバレたのね。今までならわからないもの。
「承知しました。」
再会してから避けようと思ってたけど、仕事だから、会わないわけにはいかない。
二人で打ち合わせすることが続いた。
彼はいつも私をまっすぐにみる。
スキンシップも多い。
「パリアナは、綺麗になったね。この5年の間に。」
「ありがとうございます。次期侯爵様だけです。そー言って頂けるのは、、、、」
「可愛いよ君は。本当に。誰も知らなくていい。俺だけが知っていたら。」
「外国で、たくさんの女の方と知り合ったようですね。私まで、リップサービスをしてくださるなんて。」
「パリアナ。いつより戻すの?」
「え?」
「私はこの5年、君とやり直すために頑張ってきたんだ。」
「何言ってるの?私はあなたを振ったのよ?その後、たくさんの男の人付き合ったわ。あなたも外国で、遊んでたのでしょう?」
「私はこの5年、付き合った人はいないよ。ずっと、君だけを想っていたよ。」
手を握られ、壁ドンをされた。
ドキドキしないわけない。
あなたの心臓の鼓動は早いね。
「こんなことされたら誰でも、、、、」
「あなたを振ったのは私、、、ひどい振り方をしたのよ。復讐?」
「そんなことしない。」
「そうね。でもあなたとは、やり直せないわ。私には婚約者がいる。」
「婚約破棄するんだろ?」
「、、、、、」
やり直せるならやり直したい。
もう守らないといけない家族なんていない。
父とは、私が政略婚約を、させられてから顔も合わせていない
仕事が軌道にのってから、屋敷を出て、別の屋敷にいるけど、あいにもこない。
もう父に絶縁を言われてもいいので、
婚約破棄はしようと思ってる。
ラピンナが、ウーズリを愛しているなら、私は譲りたい。
でも、彼とやり直しするのは違う。
本当に彼が許してくれるとは思わない。
5年も私を想ってくれるわけがない、
そんなに私に魅力があるわけがない。
今優しいのは、私を愛しているからじゃない復讐しようと思ってるはずだ。
あんな酷い別れ方をしたのに恨まない方がおかしいと思う。
他人を信じられる生活をしてきていないから余計にそう考える。
サライズの本音がわからない。
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