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襲われる
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ある夜会にパリアナとして参加している。
パリアナだと地味で控えめを演じないといけないから、疲れやすい。
度々パーティに参加しているから、今日は疲れ気味だった。
それに、今日のパーティは、そこまで重要ではないので、中庭に綺麗なバラが咲いていると聞いたので、そこで休むことにした。
珍しく、
ウーズリがワインを持ってやってきた。
「喉乾いただろ?」
「そうね。」
ワインを飲むと、、、
「珍しいわね。あなたが私にワインを持ってきてくれるなんて、、、、政略婚約をしてから、初めてね。」
「そうか。
俺たち婚約者だろ?そろそろいいだろ?」
私の肩を触ってきた。
「結婚してからよ。」
肩の手を外した。
「つれないな。」
ワインに媚薬が入ってるから、そのうちしたくなる。
「まぁいいや。なら今日ゆっくりしよう。」
「私は、、、」
その時に、ラピンナがやってきた。
「ウーズリ様っ」
ウーズリは、珍しく私を見たまま、、、
「なぜ冷たくするの?」
「今婚約者と話をしている。」
「あなたに話があるの。私はあなたの子を授かったの。」
「え?」
「ほらっ。ここに証明があるわ。」
診断書を出した。
「まさか、、、」
「あなたとしかしていない。」
「約束を破ったわね。婚約破棄をしましょう」
「そんな、、、俺とお前は、政略婚約だろ、破棄なんて」
「子供ができたら無理って言ってるよね?たとえ堕しても無理だからね。事実なんだから。あなたが約束を破った」
「きちんと避妊していた。」
「でも100%ではないよね?」
「、、、、、、」
「二人で話をしてね。私たちは婚約破棄は決定よ。」
「ならお金を返せ。」
「私ではないわ。そのお金を受け取った私の両親に言って。でもあなたが契約違反したのよ。」
「お前が抱かせてくれなかったから、、、」
「世間的には、結婚式の後初夜を迎えても問題ないわ。それに私を地味と言ったのはあなた。抱けないと言ったのもあなたよ。人のせいにしないで。」
「お前が地味なドレスばかり着るか、、、」
「一度も贈り物をしてくれないのに?あなたの好みなんて知らないし。」
そう。かれは婚約してから、私には一度もプレゼントをくれたことがない。
他の女に配っても、、、
「あらっ元婚約者さんは、一度も贈ってもらったことがないのですか?」
クスクス笑っていた。
彼は、青ざめていた。
自分が婚約者に何も贈っていないことを気づいたようだ。
「もう元婚約者なんだから、ウーズリに付き纏わないで。」
とラピンナが言ってる。
婚約破棄したのは私だけ
「ウーズリ。家の家の問題は、大丈夫じゃない?同じ家なんだから、妹に手を出しの正解かもね。まぁ。二人で話をしてね。」
その場を離れた。
夜会には、一応迎えにきてもらったので、馬車は、ウーズリのもの。
ラピンナは、子爵の馬車で来たけども、
もともと帰りは、ウーズリの馬車に乗る予定だったらしく、馬車を返していた。
仕方なく、乗り合いの馬車を見つけることにしたので、歩いていると、フワフワしてきた。
しゃがみ込むと
知らない男がやってきた。
見た目は、スーツを着て、いいところの人に見えるけど、顔つきが違った。
「どうしたの?俺たちが休憩できるところに連れていってあげよう」
話し方も、紳士的ではなかった。
「やめてください。大丈夫ですから、、、」
無理矢理、馬車に乗せようとしてきた。
「やめて!」
馬車に乗ったら最後だと思い抵抗した。
「言うことをきけよ。俺たちはお前をやれば、お金がもらえる」
「誰から、、、」
「言うわけないだろ。」
「いやぁ。助けて、、、」
必死に逃げようとしたけども掴まれた。
「いやぁ、、、」
いつも泣かないのに、私は大泣きした。
今までこんなことはなかった。
過去最悪の事態だ。
怖い、私はサライズだけのもの。
それだけ守りたかった。
「お願いやめて。お金ならあげるから、、、、」
抵抗していると、男たちを蹴り倒して、助けてくれる人がいた。
その後ろ姿がかっこよかった。
ヒーローだと思った。
「この後ろ姿は、、、」
サライズだった。
「誰から命令されたんだ?」
「言うわけないだろ?」
「そう。いくらもらった?その倍出してやるよ」
「ブラックムーン元侯爵」
「クソが!」
どうして、、、サライズに近づいたから?
私たちは、やっぱり、、、、、
パリアナだと地味で控えめを演じないといけないから、疲れやすい。
度々パーティに参加しているから、今日は疲れ気味だった。
それに、今日のパーティは、そこまで重要ではないので、中庭に綺麗なバラが咲いていると聞いたので、そこで休むことにした。
珍しく、
ウーズリがワインを持ってやってきた。
「喉乾いただろ?」
「そうね。」
ワインを飲むと、、、
「珍しいわね。あなたが私にワインを持ってきてくれるなんて、、、、政略婚約をしてから、初めてね。」
「そうか。
俺たち婚約者だろ?そろそろいいだろ?」
私の肩を触ってきた。
「結婚してからよ。」
肩の手を外した。
「つれないな。」
ワインに媚薬が入ってるから、そのうちしたくなる。
「まぁいいや。なら今日ゆっくりしよう。」
「私は、、、」
その時に、ラピンナがやってきた。
「ウーズリ様っ」
ウーズリは、珍しく私を見たまま、、、
「なぜ冷たくするの?」
「今婚約者と話をしている。」
「あなたに話があるの。私はあなたの子を授かったの。」
「え?」
「ほらっ。ここに証明があるわ。」
診断書を出した。
「まさか、、、」
「あなたとしかしていない。」
「約束を破ったわね。婚約破棄をしましょう」
「そんな、、、俺とお前は、政略婚約だろ、破棄なんて」
「子供ができたら無理って言ってるよね?たとえ堕しても無理だからね。事実なんだから。あなたが約束を破った」
「きちんと避妊していた。」
「でも100%ではないよね?」
「、、、、、、」
「二人で話をしてね。私たちは婚約破棄は決定よ。」
「ならお金を返せ。」
「私ではないわ。そのお金を受け取った私の両親に言って。でもあなたが契約違反したのよ。」
「お前が抱かせてくれなかったから、、、」
「世間的には、結婚式の後初夜を迎えても問題ないわ。それに私を地味と言ったのはあなた。抱けないと言ったのもあなたよ。人のせいにしないで。」
「お前が地味なドレスばかり着るか、、、」
「一度も贈り物をしてくれないのに?あなたの好みなんて知らないし。」
そう。かれは婚約してから、私には一度もプレゼントをくれたことがない。
他の女に配っても、、、
「あらっ元婚約者さんは、一度も贈ってもらったことがないのですか?」
クスクス笑っていた。
彼は、青ざめていた。
自分が婚約者に何も贈っていないことを気づいたようだ。
「もう元婚約者なんだから、ウーズリに付き纏わないで。」
とラピンナが言ってる。
婚約破棄したのは私だけ
「ウーズリ。家の家の問題は、大丈夫じゃない?同じ家なんだから、妹に手を出しの正解かもね。まぁ。二人で話をしてね。」
その場を離れた。
夜会には、一応迎えにきてもらったので、馬車は、ウーズリのもの。
ラピンナは、子爵の馬車で来たけども、
もともと帰りは、ウーズリの馬車に乗る予定だったらしく、馬車を返していた。
仕方なく、乗り合いの馬車を見つけることにしたので、歩いていると、フワフワしてきた。
しゃがみ込むと
知らない男がやってきた。
見た目は、スーツを着て、いいところの人に見えるけど、顔つきが違った。
「どうしたの?俺たちが休憩できるところに連れていってあげよう」
話し方も、紳士的ではなかった。
「やめてください。大丈夫ですから、、、」
無理矢理、馬車に乗せようとしてきた。
「やめて!」
馬車に乗ったら最後だと思い抵抗した。
「言うことをきけよ。俺たちはお前をやれば、お金がもらえる」
「誰から、、、」
「言うわけないだろ。」
「いやぁ。助けて、、、」
必死に逃げようとしたけども掴まれた。
「いやぁ、、、」
いつも泣かないのに、私は大泣きした。
今までこんなことはなかった。
過去最悪の事態だ。
怖い、私はサライズだけのもの。
それだけ守りたかった。
「お願いやめて。お金ならあげるから、、、、」
抵抗していると、男たちを蹴り倒して、助けてくれる人がいた。
その後ろ姿がかっこよかった。
ヒーローだと思った。
「この後ろ姿は、、、」
サライズだった。
「誰から命令されたんだ?」
「言うわけないだろ?」
「そう。いくらもらった?その倍出してやるよ」
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どうして、、、サライズに近づいたから?
私たちは、やっぱり、、、、、
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