34封印した恋心

ショッピング

その後1週間ほど寝込んでしまったけど回復した。

来週、またパーティがある。今回は、大規模で、お祖父様も父も継母も来るし、ウーズリも来るだろう。


めんどくさいが、ここで仕返しをしようと思う、だから、私はまだ行方をくらませておく必要があった。



「ドレスを選びに行きたいなっ。選んでくれる？」

「ドレスは贈りたいけど？」


「本当に？いいの？このまえもたくさんもらったよ。」

「もちろん。昔はあまり買ってあげれなかったけど、今は大丈夫。楽しそうだね。」

「だっておしゃれするの久しぶりだもの。」

「この前のドレスも綺麗だったよ？」

「あれは別。今回は、好きな人に見てもらうドレスよ？あんな戦闘モードじゃないよ。」

戦闘モードか。確かにな。みんなにはもう見てほしくないな。

「カフェで待って、１時間したら戻ってきてね。」


「わかったよ。楽しみにしてる」


１時間が経ち戻ると、

一瞬時間が止まった。
身体中に電気が走った。

そこには天使がいたのだ。「可愛い」


「似合う？」

「ああ。可愛い。」

いつもより言葉数が少ないため、少しがっかりした。
もっと褒めくれると思ったのに、、、

そうすると

「早く帰るよ」
馬車に連れ込まれた。


馬車に入るなり、キスをされた。
軽いキスじゃなく。食べられそうなキス。

「んっ。サライズっ」
サライズは止めてくれなかった。
サライズのキスは好きだから嫌な思いはしていないけど、激しくて、、
唇が腫れてきた。
「サライズっ待って。。どうしたの？」

「ごめん。可愛すぎて、、、止まんない。」

「うれしっ。さっきあんまり褒めくれなかったから似合わないかと」

「ごめん。可愛すぎて言葉失ったよ。」

「本当に？」

「なあ。もう何があっても離れないで欲しい。今度は、俺もう死んじゃうかもしれない。」

「世間では、冷たくて、人を寄せ付けないって言われてるのに？」

「他のものはどうでもいいんだよ。人と思えない。パリアナだけいたらいい。」

今度引き裂いたやつは殺しそう。
想像するだけでムカつく。

「サライズ。怖い顔してる。ほらっ私はここにいるから。」


その後の二人は、寝室から出てこなかった。