34封印した恋心

華蓮

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終わった後

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私たちスッキリした。
お祖父様とサライズのご両親は、領地に行き、隠居生活を送ることになった。

サライズが当主となり、すべての事業を受け継ぎ、口を出すことはしないと約束した。

アリーナは、パリアナの名を捨て、アリーナとして生きることになる。

化粧品の会社も継続し、侯爵家の事業の一部になる。
侯爵夫人ではなく、アリーナ、一人の人間として生きていく、



サライズは、少し疲れたようで、馬車の中では居眠りをしていた。

そんな姿を初めて見るから新鮮だった。

「パリアナっ。」

険しい顔になってきた。



私は隣にいき、肩を貸し、手を握ったら、安心したように顔が緩んだ。

サライズの寝息が、聞こえ、安心できた。
一生離れない。
私たちは、二人とも辛い時期を過ごしたんだね。

でもこれからは幸せになるわ。
私が幸せにしてあげるから。


しばらくすると屋敷に着いた

「サライズ。着いたわよ」

「うんっ。俺寝てたな。。隣きてくれたんだ。」

屋敷に入ると使用人たちが出迎えてくれた。

「サライズ様、アリーナ様。今日からここがあなた方の屋敷になります。お好きなようにお使いください。今日はまだ、あの人たちの部屋はそのままなので、サライズ様のお部屋に案内します」


「ああ。頼む」



「アリーナ様。本当に良かったです。これからはたくさん幸せになってくださいね。」

ここの使用人の一部の人たちは、私たちが付き合ってたことを知っている。
もちろん引き裂かれたことも、、、

「ありがとう。これからもよろしくお願いしますね。」


サライズの部屋に案内された。

「久しぶりだな。この部屋に入ったのも、、」

「ずっと入っていなかったの?」

「帰国後、この家には帰っていないからな。」

「懐かしいね。あの頃、時々来てたし、、、」

「思い出の場所だからな。だからこそここに来るのが辛かった。」


懐かしいな。

キスされた。
「んっ。」

「いい?」

「ゆあみしていないし、、、今日は疲れていないかな?」

「我慢でまきない。今日一日、セクシーなアリーナに誘惑されっぱなしだった。ダンスの時なんて、我慢するのが大変だったよ。密着するし、必死でリードしたよ。」

「待って、、、」
私は、ドレスの羽織を脱いだ。

このドレスは、羽織を脱ぐとシンプルな黒で、とても大胆になる。
スカートも短く、胸の谷間が見える。 そして、背中も腰まで空いている。

「こんなの着てたの?やばいね。」

「いや?」

「可愛いアリーナも好きだけど、セクシーなアリーナも好きだ。どっちかは選べないな。両方いい。
地味なアリーナ好きだし、、、
好き過ぎて怖い。

離れてた分重いよ。
少しでもいなくなると不安なんだよな。
もう大丈夫ってわかっても、やっぱり不安。」

「離れないからね。私も嫌だから。もうあの時には戻りたくない。」

「幸せになろうな。」

「うん。」

抱きしめあった。



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