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事情王太子

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国王陛下は、冷静に王太子に話を聞いた。

今回のことで覚悟を決めたのだ。

帝国で問題を起こしてしまったことは取り返しがつかない。

我が国なら、隠せた。

もう無理だと、、、

フロンティアは、帝国の伯爵だ。
立場上王太子の方が上だが、皇后の姪であるフロンティアのが上になる。

王太子なのにこんなこともわからないなんてな。



「どうゆうことだい?」


「フロンティアを側妃に、、
いえ、王太子妃に戻したいと考えています。
私にはフロンティアだけだったことを今気がつきました。
だから、元に戻ってほしいと頼みました。でも拒否されたので、、、、」

「拒否されたから?」

「体に言い聞かせようと、、、」

「無理矢理襲ったのか?」

「無理矢理?フロンティアは、私のことを好きだから、ずっと私の言うことを聞いてきた。断るわけないんだ。そんなはずがないんだ。」

「ファミリアのことを好きだったんだろ?お前が王太子妃にしたいと言ったじゃないか?」

「ファミリアには騙されたのです。」

「騙された?」

「ファミリアの胸は偽物でした。下着で誤魔化していた。」

「はあ?それが?どうゆう意味だ?」

「フロンティアは本物なのです。だから、王太子妃に相応しい。偽物なんて、、、」


「何を言ってるんだが、、、それで無理矢理襲ったんだな」

「無理矢理じゃない。フロンティアは、嫌なフリをしただけだ。
本当は私と一緒になりたいはずなのに、プライズが、無理矢理帝国に連れて行った。フロンティアは、側妃になると言っていたのに、、、」

国王陛下は、ため息をついた。
「お前は、ファミリアの体で満足していたけど、フロンティアが綺麗になって現れて、欲しくなったということだな。勝手だな。」

「それは、、、、フロンティアが、私の婚約者の時も、今みたいだったからこんなことにはならなかった。悪いのはフロンティアだ。」



「お前の言動は、おかしいことはわかった。連れていけ!」


「父上、私は間違っていません。フロンティアがいないとダメなんです。」

王太子はそのまま連れて行かれた。

「ふぅ。フロンティアとプライズを呼んでくれ。まず話がしたい。」



国王陛下は、頭を下げて、

「フロンティア、申し訳ない。私から謝罪する。」と発言した。
国王が謝ることは、滅多にない。

「いえ、、未遂ですから、、」

「医師を呼べ!」

プライズが、
「医師の診察は拒否しますが、医師には用事があるので、、、
また、王妃様とフロンティアの侍女だった2人もお願いしてもいいですか?」
と言ってくれた。

「王妃も?」

「はい。その方がいいかと思います。」

国王陛下は不思議そうにした。






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