【完結】23侯爵の跡継ぎのはずですが、突然平民になりましたが。

公爵邸

ラインスズ侯爵一家が、ブラックリー公爵に明日、やってくることになった。

こちらが呼び出した。
「鉱山のことで話がある」と言ったらすぐ来ると返事があった。
侯爵は今危機だからな。

「最後の仕上げといきますか。」
と喜んでいる。お父様。

「さあ。リサ。シーナ。綺麗になるのよ。そして、今日の夜は必ず愛し合うこと。カイト、サントス。2人は激しくしてはだめよ。睡眠は大切だから。」

その時、リサは赤くなった。シーナは平然としていたけど。

その2組は、早めの夕食を食べて、寝室に消えていった。

「カオリーナ。なぜ？あーいったんだ？」

「わざわざ言わなくても、毎日愛し合ってるから、いいんだけど、抱きすぎるのは良くないから、、、、」

「そーゆうことか。孫もできるのははやいかな。」

「そーね。楽しみね。私たちも、ゆっくりしましょう。」

「ああ。俺もいいか？」

「私で良かったら、どーぞ。」

「お前がいいんだよ。」
と2人も寝室に消えていった。


ブラックリー公爵の皆様は、幸せな時を迎え、翌朝は、お天気もよく、お肌の調子も良く、輝いていた。


朝食を美味しく頂き、戦闘体制に入る。
女性3人は、磨きあげられた。
男性3人は、お揃いの服を着た。
少しでも威圧感を与えるため。




定刻になり、ラインスズ侯爵たちが現れた。

家族みんなが、集まり、
仲良く談笑していた一番広い、客室に案内した。

「ようこそ。ラインスズ侯爵御一家の皆様。わざわざのお越しありがとうございます。」

「いえ。」

「まずは、紹介しようか。私ブラックリー公爵の妻のカオリーナ。
息子のカイトとその嫁リサ。娘のシーナとその夫のサントス。そちらは？」

「ラインスズ侯爵の妻、アカリと娘のマリと婿のロバートと友人のルカルド

「今日はどのような御用でしょうか？
と伺いたいのですが、その前に、なぜリサがここにいる？」

「カイトと結婚しているが？この前結婚式をあげたよな？」

「結婚式は、行っていないから、今、初めて知った。平民のリサが、公爵令息と出会えるわけない。」
父は、言い切った。

「リサが出会ったのは、私だ。というか知らなかったのか？
リサが、ラインスズ侯爵で、執務をさせられていた時に、出会ってるし、一緒に仕事をしているが？」

「どうゆうことですか？」

「お前たちは、執務を全てリサに任せていたではないか？
私だけでなく、いろんな貴族とは顔馴染みだったはずだぞ？」

「夜会も出ていませんし、、、」

「夜会に出ていないけど、みんなリサのことは知ってるぞ。」

「そんなわけ、、、」


「夜会は、華やかな世界だな。その時に、リサの噂は聞かなかったのか？
みんな、内情を知ってるからな。
仲の良い貴族の者達からも聞いていないのか？」

「聞いておりませんわ。」

「あなたは、マリばかりを連れて歩き、他の夫人方に、自慢しておりましたものね。
私がリサを連れてあなたのいない夜会に参加して、自慢しておきましたわ。
皆さん、私の実の娘シーナと同様に可愛がっている娘と認識しておりました。
ラインスズ侯爵の娘とは、言っていませんでしたが、皆さん認識されていましたわ。」

「そんな、、、」　

「あなたは知らないかったけど、世間では、リサよりマリ溺愛していることは、知っていたわ。」

「そうだな。ラインスズ侯爵の実務をしているのもリサというのはみんな知っていたな。」

リサが家を出たことも何も不思議に思わなかったから噂にもならなかった。

ラインスズ侯爵家は、いつ誰かに言われるかも知らない。とビクビクしていたのに、知ってるとは、、、、