僕は出来損ないで半端者のはずなのに無意識のうちに鍛えられていたようです。別に最強は目指してません
三廻部琉斗は、奇妙な日々を過ごしていた。最初におかしなことになっていたのは、10歳の頃だった。両親が存命中は、長く10歳のままを続けていて、そのことに気づいていたが、自分のために必要なことだと思って黙っていた。
その日々が恙無く続くことを何より大切にしていたのだが、それも両親が亡くなるまでのことだった。
しかも、琉斗は生まれも育ちも人間界だが、生粋の人間ではなかった。琉斗は自分のことを知れば知るほど、いつの間にやら自分こそ最強すぎる存在のようになっていくのだが、それについて本人は滅多なことでは全てを把握することはなかった。そのことで、誤解と勘違いが起き続けるとは思いもしなかった。
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