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ダンス

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さあ。今日は、ダンスをしますわ。リサ様は、あまり夜会に出られないから、どれくらい踊れるか確認しますわ。とやる気のメイド長

ステップを踏み出した。
リサは、とても上手だった。

「リサ様。なんでもできるわね。少しの角度を気をつけてね。」

公爵と奥様が、様子を見にきた。

「リサ。上手だね。」


「奥様。公爵様とダンスを踊ってもいいですか?
私、小さい頃、お父様とダンスをずっとしたくて、でも、一度もしてもらえなかったの。マリばっかり踊って、私は蚊帳の外だったの。」


「リサ。踊ろうか。」

リサと公爵は、楽しそうに親子のダンスを踊っていた。

その姿を見て、奥様は、
なんで?

侯爵は、そんなこともしてあげれなかったわけ?だから、リサがダンスがうまいのは、、見てたからか。
両親振り向いて欲しくて頑張ったわけか、、と考えていた。

そこへカイトが入ってきた。

「父上がダンス?」

「そうなのよ。リサが、お父さんと踊ったことがないから、踊って欲しいって、、、」

「え?」

「あの家はいったいなんなのかしらね。はやく家を出て正解だったわ。」


「そうですね。」

「カイト。次、あなたの番よ。」

カオリーナは、夫のことを愛していた。
夫も他のものとダンスは踊らない。

リサと踊ろうと言ったことにびっくりした。

私もリサなら嫌な気分にならなかった。
あの子は、夫にお願いをするのでなく、私にお願いしたのだ。


カイトと変わって夫が戻ってきた。

「楽しかったよ。リサは、可愛いな。カイトの嫁になってくれるといいな。」

「そうですね。カイトも居心地がいいらしいわ。」


「そうか。カオリーナ。君以外の手を繋いですまないね。」

「何を言っていますの?リサは、娘ですわ。」

「そうだな。カオリーナ。踊ろう。」

夫は、私とダンスをしてくれてるあいだ、甘い顔でみつめてきた。

「カオリーナ。明日は休みだよ。今夜いい?」

「はい。」

この2人は、子供が大きくなっても、仲が良かった。


一方、カイト達は、
「リサ。ダンスうまいね。」

「いえ。カイト様のリードが素敵だからですわ。とても、踊りやすいわ。」

馬に乗った時より、体が柔らかくなっていた。

ウエストは、そのまま細いのに、お尻が柔らかい。

何よりリサから出ている香りがいい。
香水臭い女達と違う。

居心地がいい。


「カイト様。いつもありがとう。」

この頃には、私なんかとあまり言わなくなった。
それはそれでさみしいな。
リサからのキスがない。

リサ不足なってきた。
ダンスをする時は、密着できるからより密着しやうとした。
リサも嫌がらず、私に体を預けてくれた。










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