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開始

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公爵に帰った。

「ただいま、戻りました。」


「おかえり、あっ。」

2人は手を繋いでいたから、すぐにわかった。
その姿を見た使用人に、執務室に通された。

「リサとすぐに婚約したい。早く籍を入れたい。」

「カイト焦りすぎ、、、」 父上は、ため息をついた。

「半年後のリサの誕生日に式をあげたい。」

「半年後?早くないですか?夫人教育とか色々と、、」

「大丈夫よ。あなたは、当主としてと令嬢としても教育を受けていたのよ。プランの指導を受けていたでしょ、、、」

「はい。」

「あのプランからお墨付きをもらってるから全く問題ない。よくあの子の厳しいのに耐えたわね。」

「? プランは、ずっと私といてくれましたよ?」

「まぁ。いいわ。あなたのやることなすこと全て完璧よ。心配いらない。あなたに足らないのは、愛されること。あとはあなたの会社のことを考えたらいいわ。」

「ありがとうございます。」



「結婚式の披露と新作発表を同時にして、リサの正体を明かすよ。」

「楽しみね」

「はい。ありがとうございます。」


「リサ。カイトと仲良くしたいだろうが、少し忙しくなる。今までより時間がなくなるけど、楽しみなさい」

「はい。」


会社には、公爵家から通うことになった。

カイト様は鉱山を持っている。
石加工場は、ルイザ様から受け継ぎ、そこから、私が仕入れ、デザインする予定だった。

私たちは、結婚することで、加工工場は、カイト様だけでなく、私も副社長として、経営に携わることになった。

鉱山からアクセサリーまで、公爵家全てできることになる。

今までより安くすることができる。
でも、それは、私が結婚してからの話である。

今は、今ある宝石をデザインをし、より皆様に知ってもらうこと。




毎日仕事をするようになってから、
みんなと過ごす時間は少なくなったけど、必ず食事前には、家に帰ることが、私が仕事する条件になった。

帰ると湯浴みをし、マッサージ。
その後食事。

食後のお茶の時間を、みんなで楽しむ。

カイト様の時間は、お茶が終わってから、過ごす。

いつも、ベランダに置いてあるソファに座り、星を眺めながら、過ごすことが多い。
今日あったことを話ししたり、
ぼーとしたり。

無言でも、心地が良い。
カイト様は、星を眺めてる。その横顔を見るのも好き。

いや。少し斜め下からかな。
いつも密着してるから。

ソファだから、座ると真ん中に寄る。
自然に近くになる。

その時間は1番リラックスできる時間になる。

時々、そのまま眠ってしまうと、カイト様にベットへ運んでもらうことになる。






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