【完結】7婚約者を妹に奪われ、勘当された令嬢は、隣国で、皇太子の左腕になる。

華蓮

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第1章  アリスとユーリ

ギルド

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両親は、私が、伯爵を継ぐことを良いように思っていない。

「地味なアリスが、当主になるのは、嫌ね。学園の成績も、サリーのが成績が良いわ。
ねえ.貴方。可愛いサリーと一緒に暮らしたいわ。」

「そうだな。婿養子をもらって、サリーがこの家を継いだらいいな。
アリスの婚約者をサリーの婚約者にかえたらいいな。
アリスには、どこかに嫁いでもらったらいい。」

と話をしているのを聞いてしまった。。

地味な子にさせたのも、成績が悪いのも全て自分達がしたんだけど、忘れてるのかしら?

近いうちに婚約破棄されるわけね。
そーなると傷物の私の嫁入りなんて、ないわ、、、


最悪の場合、なにも持たせずに、ほりだされるかもしれない、、、
流石にそんなことにはならないとは思うけど、、、念の為に、、、
お金さえあればなんとか生きていける。



宝石も一度換金したけど、
まさかの偽物だった、、、
ガラスで造られていた。
サリーがいらなくなった宝石を一度貰ったことがあった。
小さい小さい宝石だった。
それを換金したら、本物で、その方が高かった。

まさか、宝石まで、偽物なんてね。
まぁ宝石さえも、買ってくれないけど、、、

別に、目立ってはいけないし。
必要ないんだけどね。女子だから、少し憧れるけどね。

このままでは、お金がないので、ギルドに行き、仕事を紹介してもらった。

文官の見習いの書類整理から始めた。

仕事内容は、1週間分の仕事をもらった。
賃金は、早くできても遅くても、1週間分の給料であった。
アリスは、一日で終わってしまった。
しかも、今後の改善点もアドバイスをした。
あっちらこちらの部署の仕事をし始めて、
数ヶ月後には、全部の部署の仕事を把握していた。
改善された点もたくさんあって、前よりスムーズに仕事ができるようになり、みんなから褒められた。

ギルドには、名前を登録してあるけど、文官達には見習いなので、名乗るひつようもなかった。だから、
アリスのことは誰も知らなかった。

仕事にかかる時間も短くて、誰にも見つからずにお金を貯めることができた。

ギルドの銀行に、お金を預かってもらった。


アリスの1週間は、平日、ユーリ達とお茶会や勉強会をし、日曜日は、ギルドに行き、仕事をする。という生活をしていた。
なるべく家にいたくないために、そんな生活をしていた。両親も興味がないようで、私が、帰ってくるのが遅くても、何も言わなかった。

ユーリ達が、留学が終わると、暇になったので、ギルドで、出来そうな仕事をもらうため、ふらふらしてた。

一年が経った頃には、下級貴族の生活ができるくらいの蓄えはできた。

みんながやりにくい仕事を率先してやった。
身分は隠すことができた。
ギルドに頼む人達は、誰がやったかなんてあまり気にしなかった。
だから、アリスには、都合がよかった。






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