【完結】2愛されない伯爵令嬢が、愛される公爵令嬢へ

華蓮

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第一章

養女

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シャーロットは、無事、ルーセント伯爵令嬢から籍を抜いた。
平民にすることで、伯爵家とは、関係がなくなる。

没落というより、もう近いうちに、返上しないといけない。

ルーセント伯爵家は皆、平民になる。
カイト殿は、次男だから、元に戻れないし、
ハンナ夫人も男爵家をお兄さんがついでいるから戻らない。

これは、公爵家一同の復讐であった。
平民にせずに、ウィリアム公爵家に養女にしたら、存続できたのだ。


それを許さなかった。
自分が伯爵代理の自覚があり、知識があれば、平民なんてしない。



シャーロットとリュートを呼んで話をした。

「ウィリアム公爵家の養女になることになった。
シャーロットは、エリオットの父の妹だったんだよ。
エリオットとは、いとこだったんだよ。
シャーロットとお母さんとお兄さんは歳がかなり離れていたんだって。
だから、気がつかなかったみたい。」

「そうだったんですか。」

「だから、近いうちに、ウィリアム公爵で過ごしてもらう。みんな、楽しみにいてるようだ。」



数日後、ウィリアム公爵邸に行くことになった。

リュート様と離れるのは、久しぶり。寂しく思いながら、ウィリアム公爵家に行った。

リオンお母様には、優しくしていただき、エリオットお父様にも、甘やかしてもらった。


エイトお兄様は、甘い甘すぎる。

「シャーロットは、ほんとかわいい。リュートより先に出会いたかったな。でも、妹だから、永遠に変わらないな。」


「お兄様。」

と楽しい日々が過ぎ去った。

「シャーロットは心配だから、いろいろ教えるね。」


「街は、女同士で行かないこと!!」

「あの時はありがとうございます。あれからリュート様に怒られました。」

「シャーロットはかわいいってこと自覚しないと。」

「私なんて、、、」


「そうそう。シャーロットは、もう少し体力つけて方が良いんだよね?」

「はい。お母様に言われました。執務が忙しい時のためでしょうか?」

「え?それは、、、、」

「なぜか?みんなが笑うんですよ。。」

「そうなんだ。」

可愛すぎる。理由知らないんだ。
そらぁ。みんなに可愛がられるな。


「散歩したり、運動しようかあ。羽つきとか面白いよ。やってみる?」



「はい。」




「リュートとは、どのように過ごしてるの?」

「いろんな話をしたり、街へ行ったり、お茶したり、、
特別に何かをしてるわけではないですが、常に一緒にいます。」

「夜は?」

 
「えーと。一緒のベットで、抱きしめあって眠ってる。」

「まじっ?リュートはすげーな。」

「はい。いつもあったかくて、安心するんです。」

「へえ。良かったね。

リュートは、騎士団長の俺と同じくらい強いんだ。昔からずっと一緒にしてきたから、強くなっていった。
リュートも騎士団に入るか悩んだみたいだけど、騎士団になると遠征が多いんだ。それは、嫌だったみたい。」

「そうなんですね。」

「シャーロットをずっと探してたんだよ。リュートは。」

「え?確かに昔、王宮のパーティーであったことあるのは、私も覚えてました。本当にずっと?」

「ああ。シャーロットのことは、名前も知らなかった。
ハンカチの女の子をずっと探していたよ。
あんなにモテるのに諦めなかったよ。
今も、シャーロットのことが好きでたまんないみたいだな。」

「リュートさまっ。」




「シャーロットの事が一番だから、いろいろ待ってくれてるよ。でも、執着はすごいと思うよ。

だから、体力をつけないともダメってこと。周りのみんなは思ってるよ。」

「わかりました。
私は、リュート様しか考えられないので、それは、大丈夫です。

本当はたくさん出かけたいんですね。私、、体力ないから、、

頑張ってご飯を食べて、体力をつけます!!」

「??? 喜ぶよ。リュートは。」

シャーロットは、勘違いしてるな。純粋なんだな。
抱き潰されないようにな。無理だろうな。あの執着の男だから、一度ものにしたら、我慢できなくなるだろうな。


リュート様がやきもちを焼くほど、エイトお兄様と仲良くなった。



毎日楽しかったけど、夜は寂しかった。。
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