アケマエ

翔流(かける)さん

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第2部 下巻

55.夏樹くんはなぜか鼻が高そうだった。

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5月23日16時33分のメールだ…、

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僕はなんとなくまた空腹感を覚えた。
僕は、体重の話は基本的に忘れて生きているのかもしれない。それよりも、今日は肩凝りが結構あることが問題な気がした。
「今も続く?」
「さっきよりはだいぶマシになったが、「空腹感」は出ているよ。」
「早めに食べたんじゃ?」「まぁ、早く食べた方がいいかもしれない。「食べない」は逆に体から逆襲を受けそうでこわいかな…。」「へぇ。こわいこともあるの?」
「だって、化け物みたいにはなりたくない。」
「…。」
「体重よりも重要なのは見た目だと彼女は言っていたな…。」
「見た目は十分なんじゃ。」
「でも、90キロ台って結構ギリギリなラインな気がするけど…。」
「スポーツは誘っても困難視…。」
「「スラムダンク」みたいなのは別に…。」
「「あひるの空」でしょ?」
「うん。まぁ、でも、「もきちくん」ほど、隠キャでもない気がするけど…。」
「化学部ですもんね…。」
「そうそう…。」
電車は葛西についた。快速の通過待ちだ。

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16時45分のメールだ…、

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「ライザップの人ぉ?」
彼女は言う。
僕はライザップの人ではないという気がする。
それにしてもこの空腹感もやばいな…。
早めに何か食べた方がいいのかもしれない。
「アニメばかりみてぇ…。」
誰かはあきれている。
まぁ、そんな生活も少しは変わるかもしれなくはあるが…。
「いぃや、続きます…。」「ふむ…。」
電車は浦安を発車した。なんか、お腹減ったかも?
それは正常な反応じゃない?
膝が痛くなるのとかもそれだけ体重が増加していればって感じ…。
南行徳…。
このままいくと…。
お腹減りすぎじゃない?
うん。おむすび3つじゃたりない。あのおむすびは小さく感じた…。

でも、食べ…いや、なんか、ずれてたんじゃない?

生活リズムはずれてた可能性あんね…。

まぁ、そろそろ、妙典だし、そこで、チーズバーガーでもなんでも食べればいんじゃないの?
そだね…。

おなかすいたとはまったく…。

薬のせいにしてるんでしょ?

違う可能性も?

そりゃ生きてりゃ誰だっておなかすくものだと思うけど?
妙典についた。
おりよう。

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23時18分のメールだ…。

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「さすがに今日の映画はもりだくさんだったな。」
「もりだくさんだったのは君だろ?」
「まぁ、かもしれん。」
「焼おにぎりもいい思い出さ。」
「さ、無事あとは帰れれば…。」
「ふん。この俺がやすやす死ぬとでも?」
「君は映画の影響を受けすぎだろ?」
「どうかな?」
「そうさ。」
「…。」
西船橋についた。
おりねば。

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23時48分のメールだ…。

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「さて、もうあとがないぜ?お前?」
「刃霧ごっこか?どうあとがないかととうたらどうする?」
「ばかなのか?」
「「うち=死」では全然ないぜ?」
「くくく。君は逃げ切れるかな?」
「まぁ、余裕。」
「ころすぜ?」
「むだだ。」
コォオオオオオ
ヒュウウウウウ

「いい加減むかついてきただろ?」
「さてな…。俺は貴様より気が長い…。」
「それだけのことだとしても?」
「やはり気が変わった。死ね…。」
「くくくく。あーはっはっはぁ。」
「?」
「嬉しいねぇ。嬉しいよ。嬉しいとも。嬉しいとして…。」
「サイコ野郎が…。」
「ふふふ。俺は多面的で…。」
「さぁな。」
「ぷっ。」
「べっ。」
「貴様…まさか…死なないとでも?」
「しね!」
そして、船橋を発車した。ところで、無頼漢地獄とはなんだろう?
「格闘愛が低いからじゃない?」
「ころしたい相手こそころしたくないみたいな?」
「ころせるかころせないか…それだけさ…。」
「ふぅん。俺は全然違うから…。」
「おめぇはお花畑だろ?」
「いったぁな…!」
「わりぃ。」
「次だぜ?」
「はやいところ死んだ方がいいと思う。」
「わかってないなぁ…!」「しんでもなににもならないだろう?」
「いや、死んでわかる世界はたくさんあるとみたね。」
「だが、君はしねない。」「まぁな。」
おりな。了解。

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5月24日11時16分のメールだ…。

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そのあとコーンポタージュを飲んだ俺は総武線に揺られていた。
「延暦寺とかぁ?」
「延暦寺ぃ?」
千葉さんが桑原っぽく言った…。

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5月25日20時15分のメールだ…。

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「今日はいい1日だったんじゃないか?」
「そうだな…。いい1日だったっぽい。」
「こんな1日が続けばいいなと思うだろ?」
「そうだな…。そうかもしれない。」
「ドラクエやろっかなぁ…。」
「了解。」

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6月11日1時21分のメールだ…。

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「ゼノブレイドクロス全クリおめでとう。」
「ありがとう。」
「明日からなにやるの?」「モンハンとか、サガフロとか水滸伝とか終わってないゲームかな…?」
「ふぅん。」

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7時31分のメールだ…。

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「エクセルで作られた「ドラクエ」があるらしいよ。」
「へぇ。」

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8時1分のメールだ…。

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「あついな…。」
「うむ…。」
「そんな状況でよく打てるね…。」
「うん。貧血がいつくるか心配。」
「…。飯も食わずにか…。」
「うん。ま、色々あるんだよ…。」
「でも、先週よりは楽でしょ?」
「うん。」

「馬喰町まできた。」
「おつ。新橋になれば相当すくよ…。」
「うむ。次は新日本橋…。」
「…。」
「新橋までは8分て出てたけど、もう新日本橋…。」
「てことはあと、6分で…新橋だね。」
「新日本橋から日本をとると、新橋なんだよ…。」
「ふぅん。そのためには東京を通る必要があると…。」
「うむ。東京でも結構すくかもよ…。」
「ふぅむ。」
「ようやくエントリポジションだけど、これじゃ、酸欠にもなっちゃうよねって混み具合…。」
「新橋までは?」
「3分くらいらしい。」
「へぇ。」
「3分きつくなかった?」「うん。えらくきつく感じた…。」
「呼吸法の問題じゃない?」
「人が減ったけど気持ち悪いな…。」
「品川まで5分らしいよ。」
「きもちわる。」
「実は新橋からの方が逆にきつくない?」
「そうかも。」
「新橋で人が一気におりたでしょ?」
「それで空気が奪われていった?」
「いや、新橋の空気が入ってきたわけ。」
「確かに、新橋の空気はきついのかもしれない。」
「品川で深呼吸だ。」

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8時19分のメールだ…。

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「さてと。」
「いきなり、「消したい人」が出てきたみたいだね。」
「本のタイトルこわない?」
「あの人から脳を」
「いやいや、ほんまこわなるわぁ。」
「「あの人を脳から」じゃない?」
「「消す技術」って書いてあるな。」
「別の人を使うんじゃない?」
「なるほど。人から人へ。」
「え?なんか、どんどん消したくなっていかない?」「タイトル黒いね…。」
「うーん。でも、今日も大変だったな…。」
「実は「消したいあの人」のおかげで」
「了解。」
「人は適度にいた方がいいっぽくない?」
「新橋で起きた貧血かぁ。」
「そうだな…。そう願うか…。」
「あのときさ。つまり東京では人の多さにうんざりしたでしょ?」
「でも、貧血がきたのは新橋だったじゃん。」
「うん。大体新橋で座れるんだよな…。」
「だから、座れるように体は待機していて貧血ったとか…。」
「体は結構我慢していたっぽい。」
「そろそろ川崎だよ。」
「栄養ドリンクでも飲むか…。」
「了解。」

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13時15分のメールだ…。

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「次は「年少日記」かぁ…。」
「「香川の旅」の奴はどうでした?」
「もっと、「温泉」とかそういうのかと思ったよ。」「ふぅん。野郎の「温泉」みたいなのをみたい人ってそんなにいますかねぇ?」「こっちだって「野郎の裸」が別にみたいわけじゃぁないけど、香川の宿の「温泉情報」なんかは気になるじゃぁないか…。」
「ふぅん。ひっしっすねぇ…。」
「うん。なんていうか、食べ物が中心だった気がする。酒とか…。」
「酒で癒されてるんだから、いいんじゃないすか?」
「そんなの仕事上の酒だろ!」
「そんなこといったら、入浴ぐらいは仕事を忘れたいってもんじゃないですか?」
「うぅむ…。」
「まぁ、癒し=温泉はわからなくはないですが、酒や食べ物とか、変なもの(=妖怪)で、彼の場合は満足だったんじゃないですかね…。」
「ふぅん…。」
「年少日記はどうなんですか?」
「どうって結構シリアスなやつかと思ってた…。」
「もう見たんすか?」
「いや、これから。」
「きっと、香川旅行とかも出川の番組みたく、野郎が温泉に入って癒されるみたいなそういうありきたりな奴かと思ったら、声優が、うまい飯食べて、特に、ゲームみたいな勝負事をするわけでもなく、会話をしているというだけの番組だったな…。」
「あんなんで香川の本当の魅力が伝わるのかねぇ?って言いたげですね。」
「でも、桜のシーンとかは別撮りだったっぽかったけどすごかったな…。」
「香川旅行かぁ。」
「まぁ、多少いったきになれるってもんじゃありませんか…。」
「四国はなんかそうだね。」
「「海辺のカフカ」っぽい。」
「でも、「香川=高松」みたいなのって、あんまり頭に入ってないみたいな…。」
「それ。小学生で習うやつですよ…。」
「…。」
「四国の都道府県全部言えます?」
「香川、徳島、愛媛、高知じゃなかったかな?」

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15時7分のメールだ…、

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「なんかつかれたかも…。」
「映画とか映画とかみすぎだよ~。」
「うーん。」
「「年少日記」が、重かったんじゃない?」
「うむ…。途中から結構どうでもよくなっちゃって…。」
「じゃ、サラダと飲み物にしますか…。」
「了解。」

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15時13分のメールだ…。

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「今日は、あんまりいい映画がないのかな…。」
「えぇ。香川旅行とかは当たりだよぉ…。」
「香川旅行おすな…。」
「「年少日記」も「あたり」だったんじゃない?」
「それにしても、今日は寝れずに見れてるな…。」
「すごい「集中力」で?」
「うむ…。」
「眠いはあまりでてきてないかもしれないけどね。」
「「年少日記」「あたり」だったのかな?」
「エロシーンがあったわけでしょ?」
「うーん、別にエロシーンがあったらあたりってわけでもないのかも…。」
「でも、その前の映画ではむらむらしたわけだから…。」
「そんなこと一言も言ってないんだけど?」
「え、そう?」
パスタがきた。

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15時36分のメールだ…。

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僕はパスタをひとしきり食べ終えて、さてこれからどうしたものかと考えていた。
「考えていたじゃ…。」
誰かがごにょごにょと僕の回りでささやいた気がした。
僕は少しばかり地獄耳かもしれないけれども…。
「なるほどね…。」
だけど、僕は、そこで、地獄耳自慢みたいなものをしていた先輩がいた気がしたのを思い出したが、物理的な地獄耳ではないかもしれないとも思えた…。
「んー、というと?」
僕は別にその先輩と話したいわけでも、僕の精神感応の話を誇示したいわけでもない気がしたし、精神感応はいわゆる、気のせいみたいなものかもしれないし…。
「いいや、気のせいじゃないよ。」
と、彼女が言った気がした。
うーむ、でも、ここで、彼女と書いてよいのかはわからないけれど、
「いいわ、世界中の女性はすべからく彼女なのね!」
と彼女は言った。
確かにそう。
と、花江夏樹が言った。
彼は男だから、彼女にはなりえない。
僕は構文をだした。
「えぇ。それはどうかなぁ?」
と花江が言った。
「だって、夏樹くんは、男の子じゃないか。」
「まぁ、そうだけれども、あそびとして…。」
「夏樹くんの考えている遊びには…。」
「えっへん。」
夏樹くんはなぜか鼻が高そうだった。
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