62 / 64
第2部 下巻
62.僕は控えめに返事した。
しおりを挟む
7月11日3時3分のメールだ…。
**********************************”***
「ついにドラクエ7もやったことない部分まできたんじゃないかと?」
「でも、「メルビン」を仲間にしたような記憶があったのでは?」
「うーん、なんていうか記憶は断片的でダーマのあとらへんで途絶えてるって気がするんだよな…。」
「じゃ、やっぱ、砂漠はクリアしないまま、ギブアップしたんじゃね?」
「まぁ、別に、ゲームを完クリすることだけが、人生のすべてじゃないですしね?」
蔵馬の声が言った。
そういえば、砂漠で出てきたNPCは幽助っぽいキャラクターで、今日は、幽助も近くに感じた…。
気のせいかもしれないが…。
そいつは、セトにやられかけていたから、エニクスたちは、幽助っぽいキャラクターを救ったってことになる。
「羊たちのおかげですね?」
蔵馬の声はなんとなく嬉しそうだ。
「ガボのおかげかも…。」「てめぇは運がいいからだぜ?」
幽助が言った気がした。
**************************************
4時40分のメールだ…。
**************************************
「昔、僕が考えていた小説の話をしようか?」
定光翔流が言った。それは過去の僕だった…。何年前?考えようとしたところで、彼が言った。
「ちょっと待ってほしい。だとすると、君は、未来のためのタイムカプセルみたいなものを無自覚に無意識の領域において、生成してきたということなのか?」
「うーん、どうなんだろうな?それより続きは聞かなくていいの?」
「黒猫ラビリンス?」
「似たような話を書く人はたくさんいるかもよ?」
「待って?でも、君が描く話によれば、序章はいつも、黒猫がいるところから始まるんでしょ?」
「…。」
「もしかして、君はアメミヤなのかい?」
「その質問に今僕は答えられないな。」
「…。」
「答えられるとすると、いつも、黒猫が入り口で、出口は白猫になっていたってことさ?」
「実は重要なのは黒猫ではなく白猫の方なのだといいたい?」
「どうだろう?その質問はよくわからないと答えざるをえないみたいだ。悪いとは思うけれど…。」
「でも、君は…。」
迷宮の中にいたいのだろう?
それは、僕に向けて飛んでくる君あての僕のメッセージみたいだった
**********************************”***
9時18分のメールだ…。
**************************************
「結局、寝れたみたいやんね。」
「木の上でなくてよかったで。ほんまに。」
寝たのは五時ぐらいだったから、一応、三時間ぐらいは寝れたろうか。
「涼しい朝やね。」
大阪が言うた。
「せやね…。」
「答えてまうと続くんやない?」
大阪は答えた。
**************************************
9時43分のメールだ…。
**************************************
それで、今僕はLAWSONで書いている。
「LAWSONで書き物なんてむちゃむちゃおしゃれやない?」
とりあえず、大阪を黙らせよう。僕は思った。
「大阪を黙らせる、なんて、えらいこっちゃ!」
意図を読み取った、大阪はあわてた。
**************************************
「まずはどこから書いてもらうのがえぇやろうか?」
大阪を黙らせるのは今のところ難しいようだ。
「せやでぇ。立ち位置考えてもらわんとあかんで。」大阪は叱責した。
僕は、もう、ダメージをいちいち受けたりしないと思えた。
「タフなやっちゃ。」
大阪は短いフレーズで感心を伝えた。
「今日はチャンス日なのかもしれへんなぁ…。」
「なんの?」
「当たり前や。」
「そんなの宝くじにきまてん!」
「ふぅん。」
「反応薄いやつやで。」
「巳の日だからでしょ?」「おぅ、コナンボーイにはお見通しかい。」
「ボーイじゃないよ。ぼく…。」
コナンボーイは何かをいいかけてやめた。
「えへへ。でも、ボーイは僕かも?」
「ややこしいやつやで。」「せやかて、兄さん。今日は仏滅ですやん。どないしたらえぇねん?」
「(あ、増えた!)」
「増えたって害虫みたいに!」
「お兄さんは害虫じゃないでしょ?」
「当たり前や!」
「わーん。おこられたぁ。」
「ほらぁ。そんなに強くいきんだらあかんで…。」
「(こっちのお兄さんはやさしそう。)」
「優しさだけやないんやで…。」
「(わわ。なんかアピールしてきた…。)」
「ほらぁ。兄さんがあんまりすごむやさかいに…。」
「…。(今のはすごんでたのか…。全然わからなかったぞ…。)」
兄さんは変顔を決めている。
「ぶっ…。」
「「ぶっ」て…。」
「じゃぁ、ぶつぞぅ!」
「ほらほらぁ、明らかに、コナンくんが調子にのってまうやろ…。」
「全くコナンボーイときたら…。」
**********************************”***
10時15分のメールだ…。
**************************************
「クロネコヤマトの宅急便♪シロネコヤマトの宅急便♪クロネコヤマトもシロネコヤマトもクロネコヤマトも宅急便♪便♪便♪ビィーン♪ビビン♪」
「そうか!その手があったか!」
「本のタイトルは?」
「BLACK TO WHITE?」
「BLACK TO CAT やない?」
「「闇から猫へ」やない?」
「「入口の黒猫、出口の白猫」やない?」
「そんな能力説明みたいな…能力…。」
「本のタイトルやない?」「いつ、決まるんやろうな…本のタイトル…。」
「はじめっからやない?」「テスカセのパターンか…。」
「いや。終わってみるまでわからんで…。」
「序盤には見えてるやろ…。」
「見えてないサイドもあるんやない…?」
「そんな読み方するぅ?」「でも、結局は…?」
「見えてないサイド…。」そのとき、僕の太ももを蟻がはった…。
僕は思わず立ってしまった。
「ありがとう。」
誰かが言った気がした。
僕はふっと笑える気がした。
**************************************
12時32分のメールだ…。
**************************************
「12:30になったな…。」
「いや、今日ごっつ涼しいで…。」
「ほんまなぁ~。」
「実はあついんでしょ?」
「ほら。ごっつ風来てる…。」
「「風の音」か…。」
「こりずに、虫だらけの公園かぁ…。」
**********************************”***
12時37分のメールだ…。
**********************************”***
「12:34になったな…。」
「いやぁほんまにすごしやすい日ぃやで…。」
大阪はなんかを言っているが、ぼくにはほとんどどうでもいいことに思えた。
何かそれより重要なことがあった気がする…。
「祖先の記憶?」
鳥の声が聞こえたり聞こえなかったりする。
「この公園で、僕は自由だ…。」
誰かが作った作文だ。
彼は日々、不自由の中で生きてきたのだろうか…。
**********************************”***
17時28分のメールだ…。
**************************************
「ついに「クレージュ」クリアしましたよ!小林さん。」
「「トール」はどんどん先に進むね~。」
「え?だって、楽しくないですか?進むのって…。」
「「クレージュ」の街では、街の水質改善を行ったそうじゃないか…。」
「そうなんですよ。小林さん。これで、私も、「勇者」に一歩近づきましたね?」
「「トール」は「勇者」になりたいの?」
「私というか、私が操作しているキャラですね。」
「ふーん、今は「とうぞく」してるみたいだけど…。」
「本当の理由はたぶん、メダル集めとか石板集めなんです。」
「でも、「トール」はやめないでしょ?」
「はい。「かいぞく」ルートで狙う「ゆうしゃ」路線なんて、いかにも、「集英社」的でしょぅ?」
「「トール」は「集英社」の「ファン」か何かなの?」
「はい。具体的には「ジャンプ」の愛読者ですね…。」
「ふぅん。今は、ドラゴンが出てくるようなファンタジーものはやってるのかな?」
「やだな。トールは別にドラゴンが出てなくても漫画ならだいたいなんでも好きです。」
「へぇ。そうなんだ…。」「信じてませんね。」
「そういうわけじゃないけどさ。」
「ねぇ。小林、からあげ食べたい。」
「じゃぁ、食べにいくよ。」
「あぁっと!ここで、カンナカムイですね。」
「うん。小林とからあげ食べにいく…。じゃぁね。」
「じゃぁね。じゃありません。私ももちろんおともしまぁす。」
トールは言った。
今日は比較的、涼しくてすごしやすいな。僕は思った。
**************************************
7月15日20時57分のメールだ…。
**************************************
「ロマサガ2、ノエル倒すとこまでいったよ~。」
「へぇ。おめっとさん。で、このあとどうするの?」
「一応、ノエル倒したから、ちょっと休憩しようかなと思って…。」
「休憩もいいかもね。ゆっくりね。」
「うん。ありがとう。」
**********************************”***
7月16日7時35分のメールだ…。
**********************************”***
「さて、これで、エントリポジションにつけたわけじゃが…。」
「なぁにが、エントリポジションじゃ!」
老界王神は少しばかり苛立ちながら言った。
**********************************”***
「あれ、でも、あのおっちゃんって確か死んだはずじゃぁ…?」
「アニメと現実をごっちゃにしちゃいけんぞ?」
今度は界王さまが言った。
さてね。
僕は考える必要があるという気がした…。
「どの続きだぁ?」
今度は犬夜叉っぽい声のつっこみがあった。
さてね…。
**************************************
7時45分のメールだ…。
**************************************
今週は、電車はとまらずに動いている。
「先週は大変じゃったからの…。」
僕はあまり思い出したくないという気がした。
「いつまで続くんだろう?」
「うーん、新橋ぐらいじゃない?」
「まったくなにもわかっとりゃせんな…。」
老界王神はあきれたみたいだった。
「何を?という顔をしておるから言ってやるが、お主いったいいつまでこんな生活を続けるつもりじゃ?」
「こんな生活ってそりゃないよぉ…。」
悟空の声が答えた。
「おぬしは、そんな風に、週一じゃかなんじゃかは知らんが、たまにのる電車はしょっちゅう満員電車でえぇんかの?」
「そぅいったってぇ…。」悟空の声は答えた…。
「いや、なにもおぬしが困ってないならえぇんじゃ。どれ。時に、おぬしは満員電車は厄介と思うか?」
「そりゃぁ、居心地はよくねぇかもしれねぇけどさぁ…。」
「満員電車もいたしかたないという考えなんじゃな?」
「オラだけでは決められねぇ…。」
悟空の声は言った。
**************************************
8時のメールだ…。
**************************************
「つかれたじゃろ?」
老界王神はとうた。
「そのサンダルにひみつがあるのかと、おぬしは考えるが、それはただのサンダルじゃ。」
「いや、でも、サンダルとしては新品なんじゃないですか?」
今度は、界王神が言った。
**********************************”***
8時6分のメールだ…。
**************************************
僕は、老界王神の言っていることがよくわからないという気がした…。
老界王神はサンダルは関係ないというが、新しいサンダルで、満員電車を乗り切るというのは、確かに、少しばかりの危険をはらむという気がした…。
「おぬしは杞憂が多いのぉ?」
老界王神は言った。
そんな気もしたが、そんなに、杞憂ばかりの人生だったかなと振り替えると、それだけじゃないというような気もした。
**************************************
8時27分のメールだ…。
**********************************”***
「おぬしの人生で足らないものは「感謝」じゃな…。」
老界王神は続けた…。
「おぬしはサンダルを履き潰して穴を開けてしまったんじゃ…。じゃが、サンダルが新しくなると、靴擦れみたいなことが起きたことがあったじゃろ?」
僕は「たしかに」という気がした…。
「あの穴のあいたサンダルは…。」
僕は、「あぁ、そうだった…。」
と気づいた…。
「えぇサンダルになったんじゃの?」
老界王神は言う。
だが、もうそのサンダルはいない…。
「いつまでも、くよくよしおって。なっさけないのぉ。」
老界王神は言った。
それにしても、新しいサンダルの履き心地は、昔うちにあった茶色のサンダルに似ているという気がした…。
「あの茶色のサンダルはせいぜいベランダを歩くぐらいのもんじゃったから、御主の活動範囲にはあわんかったんじゃないかの?」
そういわれると確かにそんな気もした…。
「てんそく娘の話は知っておるかえ?」
「中国の話ですよね?」
「えぇい、お前などと話しておるのじゃない。まぁ、別にお前でもよいが…。」老界王神は言った。
僕は知らず知らずのうちに、足のてんそくを行ってきたのだろうか…。
「体の肥大化の一環じゃて…。」
老界王神は言う。
確かに僕は…。
考えようとも思ったが、これ以上考えてもしかたがないという気もした。
とにかく、今の僕では、医者やら薬のせいにして考えるのをやめそうにも思えるが、それらは別段、本意ではないようにも思える…。
「おぬしの本意、つまり、本当に思うちょる気持ちと言ったとこかいな…。うぅむ、それが自分ではよくわからなくなったり、つかめなくなったりということかもしれんな…。」
**************************************
10時58分のメールだ…。
**************************************
「ヘルボーイ寝ちゃったね。」
「体が疲れておったのじゃろ?」
老界王神の声は言った。
さて、次は、「スーパーマン」だ。
「その次の、「ユミの細胞たち」も面白そうじゃな…?」
「時に、ポップコーンはえぇのか?」
老界王神は誘った。
「どうしようかな…。」
「まぁ、迷うのもえぇじゃろ…。」
「うぅむ…。」
**********************************”***
11時10分のメールだ…。
**************************************
迷ったあげく、僕はポップコーンを買うことにした。
最近はまってる、ニュータンタン味だ。
そういえば、お父さんは御殿場のアウトレットで、担々麺を食べていたという気がした…。
「血は争えないのぉ。」
と、老界王神は言った。
僕がよくわからないという顔をしていると
「なぁに、お前さんもじきにわかるじゃろ。」
と言った。
**********************************”***
13時44分のメールだ…。
**********************************”***
「スーパーマンも少し寝ちゃった…。」
「少しじゃなくてだいぶ寝とったぞ…。」
老界王神が言うので僕はちょっとだけあわてた。
「あわてんでよい。」
老界王神は言った。
「まぁ、スーパーマンが駄作なのかはわからんが、おぬしよっぽど、つかれとるようじゃの…。」
「はぃ~。」
僕は控えめに返事した。
**********************************”***
「ついにドラクエ7もやったことない部分まできたんじゃないかと?」
「でも、「メルビン」を仲間にしたような記憶があったのでは?」
「うーん、なんていうか記憶は断片的でダーマのあとらへんで途絶えてるって気がするんだよな…。」
「じゃ、やっぱ、砂漠はクリアしないまま、ギブアップしたんじゃね?」
「まぁ、別に、ゲームを完クリすることだけが、人生のすべてじゃないですしね?」
蔵馬の声が言った。
そういえば、砂漠で出てきたNPCは幽助っぽいキャラクターで、今日は、幽助も近くに感じた…。
気のせいかもしれないが…。
そいつは、セトにやられかけていたから、エニクスたちは、幽助っぽいキャラクターを救ったってことになる。
「羊たちのおかげですね?」
蔵馬の声はなんとなく嬉しそうだ。
「ガボのおかげかも…。」「てめぇは運がいいからだぜ?」
幽助が言った気がした。
**************************************
4時40分のメールだ…。
**************************************
「昔、僕が考えていた小説の話をしようか?」
定光翔流が言った。それは過去の僕だった…。何年前?考えようとしたところで、彼が言った。
「ちょっと待ってほしい。だとすると、君は、未来のためのタイムカプセルみたいなものを無自覚に無意識の領域において、生成してきたということなのか?」
「うーん、どうなんだろうな?それより続きは聞かなくていいの?」
「黒猫ラビリンス?」
「似たような話を書く人はたくさんいるかもよ?」
「待って?でも、君が描く話によれば、序章はいつも、黒猫がいるところから始まるんでしょ?」
「…。」
「もしかして、君はアメミヤなのかい?」
「その質問に今僕は答えられないな。」
「…。」
「答えられるとすると、いつも、黒猫が入り口で、出口は白猫になっていたってことさ?」
「実は重要なのは黒猫ではなく白猫の方なのだといいたい?」
「どうだろう?その質問はよくわからないと答えざるをえないみたいだ。悪いとは思うけれど…。」
「でも、君は…。」
迷宮の中にいたいのだろう?
それは、僕に向けて飛んでくる君あての僕のメッセージみたいだった
**********************************”***
9時18分のメールだ…。
**************************************
「結局、寝れたみたいやんね。」
「木の上でなくてよかったで。ほんまに。」
寝たのは五時ぐらいだったから、一応、三時間ぐらいは寝れたろうか。
「涼しい朝やね。」
大阪が言うた。
「せやね…。」
「答えてまうと続くんやない?」
大阪は答えた。
**************************************
9時43分のメールだ…。
**************************************
それで、今僕はLAWSONで書いている。
「LAWSONで書き物なんてむちゃむちゃおしゃれやない?」
とりあえず、大阪を黙らせよう。僕は思った。
「大阪を黙らせる、なんて、えらいこっちゃ!」
意図を読み取った、大阪はあわてた。
**************************************
「まずはどこから書いてもらうのがえぇやろうか?」
大阪を黙らせるのは今のところ難しいようだ。
「せやでぇ。立ち位置考えてもらわんとあかんで。」大阪は叱責した。
僕は、もう、ダメージをいちいち受けたりしないと思えた。
「タフなやっちゃ。」
大阪は短いフレーズで感心を伝えた。
「今日はチャンス日なのかもしれへんなぁ…。」
「なんの?」
「当たり前や。」
「そんなの宝くじにきまてん!」
「ふぅん。」
「反応薄いやつやで。」
「巳の日だからでしょ?」「おぅ、コナンボーイにはお見通しかい。」
「ボーイじゃないよ。ぼく…。」
コナンボーイは何かをいいかけてやめた。
「えへへ。でも、ボーイは僕かも?」
「ややこしいやつやで。」「せやかて、兄さん。今日は仏滅ですやん。どないしたらえぇねん?」
「(あ、増えた!)」
「増えたって害虫みたいに!」
「お兄さんは害虫じゃないでしょ?」
「当たり前や!」
「わーん。おこられたぁ。」
「ほらぁ。そんなに強くいきんだらあかんで…。」
「(こっちのお兄さんはやさしそう。)」
「優しさだけやないんやで…。」
「(わわ。なんかアピールしてきた…。)」
「ほらぁ。兄さんがあんまりすごむやさかいに…。」
「…。(今のはすごんでたのか…。全然わからなかったぞ…。)」
兄さんは変顔を決めている。
「ぶっ…。」
「「ぶっ」て…。」
「じゃぁ、ぶつぞぅ!」
「ほらほらぁ、明らかに、コナンくんが調子にのってまうやろ…。」
「全くコナンボーイときたら…。」
**********************************”***
10時15分のメールだ…。
**************************************
「クロネコヤマトの宅急便♪シロネコヤマトの宅急便♪クロネコヤマトもシロネコヤマトもクロネコヤマトも宅急便♪便♪便♪ビィーン♪ビビン♪」
「そうか!その手があったか!」
「本のタイトルは?」
「BLACK TO WHITE?」
「BLACK TO CAT やない?」
「「闇から猫へ」やない?」
「「入口の黒猫、出口の白猫」やない?」
「そんな能力説明みたいな…能力…。」
「本のタイトルやない?」「いつ、決まるんやろうな…本のタイトル…。」
「はじめっからやない?」「テスカセのパターンか…。」
「いや。終わってみるまでわからんで…。」
「序盤には見えてるやろ…。」
「見えてないサイドもあるんやない…?」
「そんな読み方するぅ?」「でも、結局は…?」
「見えてないサイド…。」そのとき、僕の太ももを蟻がはった…。
僕は思わず立ってしまった。
「ありがとう。」
誰かが言った気がした。
僕はふっと笑える気がした。
**************************************
12時32分のメールだ…。
**************************************
「12:30になったな…。」
「いや、今日ごっつ涼しいで…。」
「ほんまなぁ~。」
「実はあついんでしょ?」
「ほら。ごっつ風来てる…。」
「「風の音」か…。」
「こりずに、虫だらけの公園かぁ…。」
**********************************”***
12時37分のメールだ…。
**********************************”***
「12:34になったな…。」
「いやぁほんまにすごしやすい日ぃやで…。」
大阪はなんかを言っているが、ぼくにはほとんどどうでもいいことに思えた。
何かそれより重要なことがあった気がする…。
「祖先の記憶?」
鳥の声が聞こえたり聞こえなかったりする。
「この公園で、僕は自由だ…。」
誰かが作った作文だ。
彼は日々、不自由の中で生きてきたのだろうか…。
**********************************”***
17時28分のメールだ…。
**************************************
「ついに「クレージュ」クリアしましたよ!小林さん。」
「「トール」はどんどん先に進むね~。」
「え?だって、楽しくないですか?進むのって…。」
「「クレージュ」の街では、街の水質改善を行ったそうじゃないか…。」
「そうなんですよ。小林さん。これで、私も、「勇者」に一歩近づきましたね?」
「「トール」は「勇者」になりたいの?」
「私というか、私が操作しているキャラですね。」
「ふーん、今は「とうぞく」してるみたいだけど…。」
「本当の理由はたぶん、メダル集めとか石板集めなんです。」
「でも、「トール」はやめないでしょ?」
「はい。「かいぞく」ルートで狙う「ゆうしゃ」路線なんて、いかにも、「集英社」的でしょぅ?」
「「トール」は「集英社」の「ファン」か何かなの?」
「はい。具体的には「ジャンプ」の愛読者ですね…。」
「ふぅん。今は、ドラゴンが出てくるようなファンタジーものはやってるのかな?」
「やだな。トールは別にドラゴンが出てなくても漫画ならだいたいなんでも好きです。」
「へぇ。そうなんだ…。」「信じてませんね。」
「そういうわけじゃないけどさ。」
「ねぇ。小林、からあげ食べたい。」
「じゃぁ、食べにいくよ。」
「あぁっと!ここで、カンナカムイですね。」
「うん。小林とからあげ食べにいく…。じゃぁね。」
「じゃぁね。じゃありません。私ももちろんおともしまぁす。」
トールは言った。
今日は比較的、涼しくてすごしやすいな。僕は思った。
**************************************
7月15日20時57分のメールだ…。
**************************************
「ロマサガ2、ノエル倒すとこまでいったよ~。」
「へぇ。おめっとさん。で、このあとどうするの?」
「一応、ノエル倒したから、ちょっと休憩しようかなと思って…。」
「休憩もいいかもね。ゆっくりね。」
「うん。ありがとう。」
**********************************”***
7月16日7時35分のメールだ…。
**********************************”***
「さて、これで、エントリポジションにつけたわけじゃが…。」
「なぁにが、エントリポジションじゃ!」
老界王神は少しばかり苛立ちながら言った。
**********************************”***
「あれ、でも、あのおっちゃんって確か死んだはずじゃぁ…?」
「アニメと現実をごっちゃにしちゃいけんぞ?」
今度は界王さまが言った。
さてね。
僕は考える必要があるという気がした…。
「どの続きだぁ?」
今度は犬夜叉っぽい声のつっこみがあった。
さてね…。
**************************************
7時45分のメールだ…。
**************************************
今週は、電車はとまらずに動いている。
「先週は大変じゃったからの…。」
僕はあまり思い出したくないという気がした。
「いつまで続くんだろう?」
「うーん、新橋ぐらいじゃない?」
「まったくなにもわかっとりゃせんな…。」
老界王神はあきれたみたいだった。
「何を?という顔をしておるから言ってやるが、お主いったいいつまでこんな生活を続けるつもりじゃ?」
「こんな生活ってそりゃないよぉ…。」
悟空の声が答えた。
「おぬしは、そんな風に、週一じゃかなんじゃかは知らんが、たまにのる電車はしょっちゅう満員電車でえぇんかの?」
「そぅいったってぇ…。」悟空の声は答えた…。
「いや、なにもおぬしが困ってないならえぇんじゃ。どれ。時に、おぬしは満員電車は厄介と思うか?」
「そりゃぁ、居心地はよくねぇかもしれねぇけどさぁ…。」
「満員電車もいたしかたないという考えなんじゃな?」
「オラだけでは決められねぇ…。」
悟空の声は言った。
**************************************
8時のメールだ…。
**************************************
「つかれたじゃろ?」
老界王神はとうた。
「そのサンダルにひみつがあるのかと、おぬしは考えるが、それはただのサンダルじゃ。」
「いや、でも、サンダルとしては新品なんじゃないですか?」
今度は、界王神が言った。
**********************************”***
8時6分のメールだ…。
**************************************
僕は、老界王神の言っていることがよくわからないという気がした…。
老界王神はサンダルは関係ないというが、新しいサンダルで、満員電車を乗り切るというのは、確かに、少しばかりの危険をはらむという気がした…。
「おぬしは杞憂が多いのぉ?」
老界王神は言った。
そんな気もしたが、そんなに、杞憂ばかりの人生だったかなと振り替えると、それだけじゃないというような気もした。
**************************************
8時27分のメールだ…。
**********************************”***
「おぬしの人生で足らないものは「感謝」じゃな…。」
老界王神は続けた…。
「おぬしはサンダルを履き潰して穴を開けてしまったんじゃ…。じゃが、サンダルが新しくなると、靴擦れみたいなことが起きたことがあったじゃろ?」
僕は「たしかに」という気がした…。
「あの穴のあいたサンダルは…。」
僕は、「あぁ、そうだった…。」
と気づいた…。
「えぇサンダルになったんじゃの?」
老界王神は言う。
だが、もうそのサンダルはいない…。
「いつまでも、くよくよしおって。なっさけないのぉ。」
老界王神は言った。
それにしても、新しいサンダルの履き心地は、昔うちにあった茶色のサンダルに似ているという気がした…。
「あの茶色のサンダルはせいぜいベランダを歩くぐらいのもんじゃったから、御主の活動範囲にはあわんかったんじゃないかの?」
そういわれると確かにそんな気もした…。
「てんそく娘の話は知っておるかえ?」
「中国の話ですよね?」
「えぇい、お前などと話しておるのじゃない。まぁ、別にお前でもよいが…。」老界王神は言った。
僕は知らず知らずのうちに、足のてんそくを行ってきたのだろうか…。
「体の肥大化の一環じゃて…。」
老界王神は言う。
確かに僕は…。
考えようとも思ったが、これ以上考えてもしかたがないという気もした。
とにかく、今の僕では、医者やら薬のせいにして考えるのをやめそうにも思えるが、それらは別段、本意ではないようにも思える…。
「おぬしの本意、つまり、本当に思うちょる気持ちと言ったとこかいな…。うぅむ、それが自分ではよくわからなくなったり、つかめなくなったりということかもしれんな…。」
**************************************
10時58分のメールだ…。
**************************************
「ヘルボーイ寝ちゃったね。」
「体が疲れておったのじゃろ?」
老界王神の声は言った。
さて、次は、「スーパーマン」だ。
「その次の、「ユミの細胞たち」も面白そうじゃな…?」
「時に、ポップコーンはえぇのか?」
老界王神は誘った。
「どうしようかな…。」
「まぁ、迷うのもえぇじゃろ…。」
「うぅむ…。」
**********************************”***
11時10分のメールだ…。
**************************************
迷ったあげく、僕はポップコーンを買うことにした。
最近はまってる、ニュータンタン味だ。
そういえば、お父さんは御殿場のアウトレットで、担々麺を食べていたという気がした…。
「血は争えないのぉ。」
と、老界王神は言った。
僕がよくわからないという顔をしていると
「なぁに、お前さんもじきにわかるじゃろ。」
と言った。
**********************************”***
13時44分のメールだ…。
**********************************”***
「スーパーマンも少し寝ちゃった…。」
「少しじゃなくてだいぶ寝とったぞ…。」
老界王神が言うので僕はちょっとだけあわてた。
「あわてんでよい。」
老界王神は言った。
「まぁ、スーパーマンが駄作なのかはわからんが、おぬしよっぽど、つかれとるようじゃの…。」
「はぃ~。」
僕は控えめに返事した。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる