アケマエ

翔流(かける)さん

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第2部 下巻

63.新小岩で、人がおりたので、席があいた。

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7月16日13時44分のメールだ…。

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「おぬしが気づかないところで、体には、疲労が蓄積しておった。それだけのことなんじゃな?」
老界王神が言うので
「そうかもしれません。」と、僕は答えた…。
「まぁ、疲労回復ができてよかったと前向きにとらえることじゃな。」
老界王神はそういって、一瞬鼻をほじりたそうにしてやめたみたいだった。
さて、次は、「ユミの細胞たち」という映画だ。
「ユミの愛細胞が当たったんじゃろ?」
「はい。」
「お前さんは女の子には奥手かもしれんから、このての映画は勉強にいいかもしれん…な。」
と、老界王神はにやけた顔で言った。
「なんで、僕が女の子に奥手になるんですか?」
と、僕がいうと、
「そんなこと言っても、お前さんは、彼女を持ちたがらないでここまできたじゃろ?」
と、老界王神の声は言った。
「うーん、そうかなぁ…。」
「おぬしにとっては、彼女なんてものはめんどくさいもののひとつにすぎなかったはずじゃ。ちがうかえ?」
老界王神がたずねるので
「うーん、そうかもしれないけど、昔はいそがしかったですし…。」
「言い訳せんでよい。」
老界王神はそういって、鼻の頭をかいた。

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7月17日0時30分のメールだ…。

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これで、エントリポジションだな。
電車は千葉方面へと向かっていた。
次の駅は錦糸町…。
「早いものだな…。」
「なぁにが早いものだなじゃ。」
老界王神がつっこんだ。
「お前さんはえぇの。若い子といいことができて…。」
老界王神が言うので
「界王神さまもすればいいじゃないですか…!」
と僕は答えた…。
「ま、いろいろ事情があっての…。」
老界王神は歯切れ悪そうに答えた…。
電車は亀戸についた。

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0時47分のメールだ…。

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新小岩で優先席があいたので座ることにした。
船橋まではあと12分だ…。
僕の体はむしょうにコーンスープを飲みたくなっていた。
「飲んだらよい…。」
と、老界王神は言った。
「船橋までの辛抱じゃな…。」
と、老界王神が言った。
「はぃ~。」
と、僕は力なく答えた…。
「今日はろくに食事の時間もとれなかったじゃろ?」老界王神がたずねるので
「今日じゃなくて昨日です。」
と、僕は冷静なつっこみをいれた。
時刻は0:40になっていた。
「えぇいうるさいわい。起きとるんじゃから、今日も昨日もいっしょじゃろ?」老界王神が言うので
「まぁ、そういうことにしてやってもいいです。」
と僕が答えると
「む。えらそうな言い回しじゃな。まぁ、よいか…。まぁ、とにかく、無事、コーンスープが近づいておるではないか。よかったの?」
と老界王神さまがきくので、
「はい。」と僕は返事をした。
船橋まではおそらく、7分くらいだろうという気がした。
列車は本八幡についた。
「さ、本八幡には思い出もあろうが、じゃんじゃんゆくぞい。」
老界王神が、機長のごとく言った。
「次は下総中山じゃ…。下総中山も、おぬしにとっては懐かしい駅じゃろ?」
老界王神が、たずねるので
僕は、
「はい」と答えた…。
列車が下総中山を出たので、船橋までは5分をきることが明らかになった。

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10時59分のメールだ…。

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結局、朝ドラを見たら二度寝してこの時間になってしまった。

「まぁ、予定がなかったんだからよかったんじゃないの?」
彼女は僕にフォローをいれた。
僕は
「そうだね。」
と返した。
ローソンでじゃがりこ(チーズ)を食べているところだった。
「あぁ、あたしも時々食べるよ。じゃがりこ(チーズ)…。」
と彼女がいうので、
僕は「ふぅん。」と返した。
外は夏の日差しが強そうだ…。

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11時4分のメールだ…。

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11時になった。
「それでこれからの予定について相談しにきたということなんですね?」
トールが言ったので
「まぁ、相談というか…。」
と、僕は言葉を濁らせた…。
「だめだよ。トール。憩いの場をじゃましちゃぁ…。」
小林さんがそういうと
「わかりました。トールでは所詮「役たたず」なんですね…。」
と、トールはすねた。

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11時14分のメールだ…。

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そのあと、僕は、新発売のゆかりご飯のおにぎりを食べて、スタバのコーヒーを少し飲んだところだった…。
「かき氷でも食べたらどうですか?」
と、トールがいうので、
「さっきおじいさんみたいな人が食べてたね。」
と、僕は返した。
トールは
「そういうのって、気になりません?」
と言った。
僕はコーヒーを少し飲むことにした。
さて、なんと答えたらいいもんか…。
「気になるに決まっているだろう?」
と、小林さんが合いの手をいれた。
「小林さんにはきいてませんよ。」
「そうだけど…。」
「かき氷…たべたい…かも…。」
カンナちゃんが言った…。
僕はコーヒーをもう一口飲むところだった。

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11時22分のメールだ…。

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そのあと、結局、かき氷を買った。かき氷は安く、97円だった。
「どこのかき氷ですか?」「モリナガ…。」
モリナガのいちごかき氷は、豊潤な香りを放っていた。
「カンナちゃんにもはやくぅ…。」
と、トールはせかした。
「いる?」
と僕がきくと、
カンナちゃんは首をふった。
さて
「小林にもきく。」
とカンナちゃんがいうので、
「小林さんは?」
ときくと
「私たちは自分の分あるから…。」
と、小林さんは答えた…。
それで、僕はしばらくかき氷を食べていくことにした。

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11時36分のメールだ…。

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かき氷はしばらく食べたところで、味に飽きつつある自分を感じた…。
「残しちゃえばいいんじゃない?」
と彼女は言ったが
「そうだけど、なんかね…。」
と、僕は言葉を濁した…。
結局、かき氷は全部食べきった…。
「だいぶ、ボリューミーだったんじゃないですか?」と彼女がいうので
「そうかも…。」
と、僕は曖昧な返事をした。
「さ、うちに帰れば、ドラクエ7なんかが待っていますよ?」
彼女がいうので
「君は僕にドラクエをさせたい?」
と僕がきくと、
「そうは言ってませんが、昨日、今日はドラクエするんだ…。って自分からいってたんですよ。確か…。」
「昨日いっていたことは守らないといけないというわけだね?」
「そうは言っていませんが…。」
「うん。でも、今の僕にはそんな風にも聞こえるんだ…。」
「今日はドラクエがしたい気分じゃない、とでも?」
「うーん、今日ドラクエをやるかについてはわからないけれど、今じゃないというような気はする。それに、昨日言っていたからと言ってそれを守らなきゃいけないみたいなルールはないんじゃないかという気がするんだけれど?」
彼女は黙っていた。
「だめかな?」
僕がいうと、
「それは御自身で考える問題かと…。」
と彼女は言った…。
ひぃ…。
どこかで、彼女がびっくりしている気もした。

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17時43分のメールだ…。

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結局、家に帰っても眠かったので、少しばかり休むことにした。
休んでいると、母親が、冷やし中華があるというので、三時頃冷やし中華を食べた。
それから、少しばかり休んでドラクエ7をやった。
メモリアルリーフのところのイベントを進め、バロックの搭を攻略した。
「これで、バロック関連のイベントも終了~。」
と僕がいうと
「まだあるかもしれませんが…。」
と彼女は意味深な発言をした。
たぶん、終わったと思っていたメモリアルリーフの続きがあったためだろう。
「タイムリープものか…。」
「そういえば、ご主人様はメタルスライムに逃げられてばかりですねぃ。」
「うーむ。一応、エニクスを「せんし」にして育ててるんだけどね…。」
「育てが甘いのです。すぐに育てるのです。」
「すぐにっていっても、ここはローソンだから、すぐにってわけにはいかないよ…。」
僕が答えると
「でも、もう、マリベルはベホマを覚えたから、だいぶ育っているです。」
と、フォローした。

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17時52分のメールだ…。

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ローソンでは、じゃがりこ(チーズ)と飲むヨーグルト(いちご)、ビーフジャーキーを食べた。
そのあと、高千穂カフェオレを飲んだ。
カフェオレはほろ苦く甘くおいしかった。
明日から子どもたちが、夏休みに入るのかもしれない…。
ポケモンスタンプラリーも始まろうとしている。
帰ったら、明日の準備もしなくちゃいけないかもしれない。
さて、ドラクエをとるかどうしようかというところか…。
僕は宙をにらんだ。

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22時16分のメールだ…。

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結局、帰ってからドラクエ7をやって、エニクスにまじん斬りをおぼえさせた。
あとは、YouTubeで、この先の冒険の情報収集をした。
「まぁ、グラコスを倒して、メルビンを仲間にする、って感じだね…。」
「うん…。」
「グラコスはなつかしい?」
「あぁ、そうだね。その辺はなんていうかドラクエ6だ。」
「あんまり、ドラクエ6によせられると、7て一体何が7なのか?ってならない?」
「まぁ、そうかもしれないけど、新しいボスを考えるのも大変なんじゃない?」
「君は大人だな…。」
「まぁね。」
大人になって20年以上たつよ。
いいかけて、僕はやめた。

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22時19分のメールだ…。

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そのあと、僕は、飯を食べて、YouTubeをみて、今はべらぼうを見ている。
「箱根でも見たなら、消しちゃってもいいんじゃない?」
「えぇそうだっけ?あんまり覚えてないな。」
「大河は面白いのかな?」「うぅむ…。」

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7月18日13時33分のメールだ…。

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今年もポケモンスタンプラリーが始まった。
まずは、お茶の水から東京駅まで歩いていき、キャプテンピカチュウのスタンプを押した。
さて、このあとはどうしようか?
どうしようもこうしようも、まずは、妙典で映画を観なければならない。
なぁに。あせらずとも、クリアできるはずさ。
うちに帰ってじっくり作戦をたてるのもよいかもしれない…。
僕は思った…。

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16時34分のメールだ…。

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「ついに今年も「鬼滅の刃」を見る日がやってきましたねぃ。」
「んだんだ…。」
「そんな、農民みたいに…。」
「え?農民みたいかな?」
鬼滅の刃はかなり人気らしく、映画館の座席がほとんど埋まっているみたいな感じだった…。
「「鬼滅の刃」を見るのはなんのため?」
彼女がいうので
「さぁ、なんのためだろう?」
と、僕は曖昧な返事をした。
「まぁ、なんのためでもいいじゃないですか?とにかく、映画は全部見るんですから。ですよね?」
彼がいうので
「まぁ、そうだね。」
と答えた…。

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20時7分のメールだ…。

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鬼滅の刃はアカザを倒すという話だった。
「ようやく倒せましたね…。」
彼が言った…。
「うん。」
僕は、コーンスープが飲みたくなっている自分に気づいた。
「船橋まですぐじゃないですか?メガカメックスのスタンプも待ってますよ…。」
と彼が言った。列車は船橋についた。

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7月24日0時38分のメールだ…。

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「結構つかれたな…。」
「なぁにをいっておるんじゃ、若いのにつかれるんじゃない!」
老界王神は叱責した。

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さて、船橋まではこれでいけそうだ。
26分か…。
アーバンは終わっているかもしれない。
三谷幸喜の「おい、太宰」はまぁまぁ面白かった…。
どこであぁいうのをひらめくんだろうか?
「ロケ、というか現場じゃない?」
彼女が言った…。
そんな気もしたので、
「そうだね。」
と、答えると、
「そうだね。とはなによ!」
と彼女はとんがってきた。
さて、どうしたものかな?

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列車は錦糸町にむかっていた。まもなく錦糸町だ。列車が錦糸町駅についた。
さて、船橋までは何分だろう?船橋までは21分とのことだった。
帰ったら、風呂入って寝るだけか…という気がする…。
「女の子といいこともしないでいい気なもんじゃい。」
老界王神は言った…。さてね。
列車は亀戸を出発したところだった。船橋までは19分とのことだった。
「そんなに船橋につきたいの?」今度は界王さまがたずねた。
僕は、別に時刻表通りについてくれればいいという気がした。
「えらい。よく言った…。」界王さまはたいそう感心しているみたいだった。
船橋までは17分…。列車は新小岩についた。
新小岩で、人がおりたので、席があいた。なので、僕は座ることにした。
船橋までは15分…。
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