ある日怖いおじさんに惚れられて拐われた女児の私。身の危険を感じながらも逃げるチャンスを掴みますわよ!

ミクリ21 (新)

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5◆ジュリア視点

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誘拐されてから約一週間。

全然逃げれませんの………。

落とし穴を用意すればおじさんは全く落ちてくれないですし、上から水が降ってくるようにバケツを仕掛けても不発に終わってしまいましたのよ。

まったく、どうなっていますの!

おじさんのいない時は軟禁されて部屋から出られませんし、いる時は追いかけ回してきますし………私疲れましたわ。

我が家に早く帰りたいですわ。

悲しくなって涙を流していた時、懐かしい声が私の名前を呼びましたの。

「ジュリア!!」

「!?お兄様!」

なんとお父様とお母様とお兄様とお姉様と猫のクリスティーナが、私を助けに来てくださいましたのよ。

嬉しくて涙を溢れさせてしまいましたわ。

「なっ!?何故ここが!」

「ちょっとありとあらゆる伝手を使ったんだよ。よくもジュリアを拐ったな。地獄に落ちてもらうぞ」

お父様のものすごく怒った声が、まるで物語の魔王か何かが世界を滅ぼす時みたいな怖い声になっていて、私ヒュンと恐怖してしまいましたわ。

………漏れなくて良かったですわ。



そして、おじさんは私の家族にボコボコにされて騎士団に連れて行かれましたのよ。

家族と仲良く帰宅して、私にやっと平穏が戻りましたの。

家族の大切さと深い愛を感じた出来事ですけれど、誘拐はもう御免ですわね。







読んでくれてありがとうございました!
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