ある日怖いおじさんに惚れられて拐われた女児の私。身の危険を感じながらも逃げるチャンスを掴みますわよ!

ミクリ21 (新)

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4◆ガルム視点

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僕はガルム・アクアマリン。

アクアマリン子爵家の長男で、今年18歳だ。

妹が二人いて上はアリア14歳。

さて、皆様お気付きだろうが末っ子のジュリアは誘拐されている。

「この物語のヒロインを助け出すのだ!」

「お兄様、メタなことを言ってはいけませんわ」

「あ、うん」

現在、我が家では緊急家族会議が行われている。

当然ジュリアの救出のための作戦会議だ。

「家の天使を拐うとは、地獄をみたいようだな」

父上は怒りのあまり額に青筋が現れていて、ちょっと心配なレベルだ。

「ジュリアちゃん泣いてないかしら?きっと泣いているわよね!ああ、犯人は絶対に潰すわ!人生も男としても!!」

母上は涙をハンカチで拭いながら、恐ろしいことを言っている。

潰すって……どこを………!?

「私の可愛いジュリア。誘拐犯には裁きの鉄槌を!」

アリアはハンマー片手に目が据わっている。

何気に一番殺意高いのはアリアだとお兄ちゃんは思うよ。

「ジュリアを誘拐するなんて、闇に葬る一択だよな」

僕は剣を手入れしながらそう呟く。

よ~く切れるように、しっかりしっかり手入れしないとな。

「にゃ~(犯人の喉笛を私の爪で始末する)」

猫のクリスティーナが何か猫語で言っているが、残念ながら僕達には猫語がわからない。

きっとジュリアを心配しているんだろう。

僕達の可愛いジュリア。

早く助けに行くからもう少しの辛抱だからね!

僕達は、使える伝手を全て使ってジュリアを探した。

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