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13◆黒薔薇、スカートの中はレディの秘密
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今日もサイモンは仕事に出かける。
ジルベールはユリアスと庭でボール遊びをしていて、ユリアスは無邪気に楽しそうである。
「じりゅ~!なげりゅよ~!」
「ふふ、はぁーい!」
ゴム製のポヨポヨボールをトコトコ歩きながら頑張って投げる姿はとても可愛くて堪らない。
最近はちょっと耐性ついてきたジルベールでも、まだまだ口から赤い液体が垂れてしまう。
もちろん吐血である。
ちなみにカメラは手の空いていた執事をみつけたからそっと握らせた。
執事も給金にボーナスがつくと聞いて、かなり真剣に撮影してくれている。
………その日は平和な一日になるはずだった。
ユリアスが投げたポヨポヨボール。
それが、いきなり割れた。
ポヨポヨといえど子供用のボールなので、かなりの強度のはずなのにボールは割れた。
「執事、貴方はカメラの死守!ユリアス様はこちらに!」
「おっと、それはなりませんのよ?」
ジルベールはすぐに暗器を抜いて構え、ユリアスを守ろうと駆け寄るが妨害をされてしまう。
そのたおやかで優美な黒衣のドレスに身を包む婦人は、ジルベールに優雅に微笑む。
種族は人間。
………そう、やはり人間の国は行動をしたのだ。
これは敵襲……ユリアスを攫うための敵襲だ!
「私は黒薔薇の乙女メロウ。勇者ユリアス様をお迎えにあがりましたのよ。か弱いレディに刃物だなんていけませんわ。御仕舞になってくださいまし」
貴族の御婦人らしいその美貌に仕草……だが、その骨格はやたら骨太だ。
骨太というか……骨格がその………。
声もちょっと低いような……低すぎるような………。
ジルベールは叫ぶ。
「誰がか弱いレディですか!骨太で声も野太いオカマ野郎の分際で!!」
ジルベール、言い方!
………メロウは、ジルベールの言う通りオネェな御婦人だったのだ。
「ぁ゙ぁ゙っ!?んだとこのモヤシ粗ちん野郎が!!」
キレたメロウからたおやかで優美な猫ちゃんが飛び出してしまう。
それはまるで、マフィアのボスのようなドスの効いた雄の声であった。
「誰が粗ちんですか!みたこともないくせに!僕のモノは充分立派ですから!……というか何言わせるんですか!?世の中のか弱いレディは粗ちんなんて言わないんですよ!」
「あらいやですわ。おほほ」
猫ちゃんのお帰りである。
「ふっ、むしろ粗ちんは貴方では?」
「まぁ!レディのスカートの中が気になるだなんて、なんて紳士じゃないのかしら。レディのスカートの中は秘密がいっぱいですのよ。殿方が無闇に暴いてはなりませんの」
そう言ってメロウは妖しく微笑んだ。
ジルベールとメロウの睨み合う中、さり気なく執事がユリアスの耳を塞いでいた。
無垢な4歳児にあんな醜い争いを聞かせないようにという執事なりの配慮である。
そしてユリアスは、一人状況を理解できなくてキョトンとしていたのだった。
ジルベールはユリアスと庭でボール遊びをしていて、ユリアスは無邪気に楽しそうである。
「じりゅ~!なげりゅよ~!」
「ふふ、はぁーい!」
ゴム製のポヨポヨボールをトコトコ歩きながら頑張って投げる姿はとても可愛くて堪らない。
最近はちょっと耐性ついてきたジルベールでも、まだまだ口から赤い液体が垂れてしまう。
もちろん吐血である。
ちなみにカメラは手の空いていた執事をみつけたからそっと握らせた。
執事も給金にボーナスがつくと聞いて、かなり真剣に撮影してくれている。
………その日は平和な一日になるはずだった。
ユリアスが投げたポヨポヨボール。
それが、いきなり割れた。
ポヨポヨといえど子供用のボールなので、かなりの強度のはずなのにボールは割れた。
「執事、貴方はカメラの死守!ユリアス様はこちらに!」
「おっと、それはなりませんのよ?」
ジルベールはすぐに暗器を抜いて構え、ユリアスを守ろうと駆け寄るが妨害をされてしまう。
そのたおやかで優美な黒衣のドレスに身を包む婦人は、ジルベールに優雅に微笑む。
種族は人間。
………そう、やはり人間の国は行動をしたのだ。
これは敵襲……ユリアスを攫うための敵襲だ!
「私は黒薔薇の乙女メロウ。勇者ユリアス様をお迎えにあがりましたのよ。か弱いレディに刃物だなんていけませんわ。御仕舞になってくださいまし」
貴族の御婦人らしいその美貌に仕草……だが、その骨格はやたら骨太だ。
骨太というか……骨格がその………。
声もちょっと低いような……低すぎるような………。
ジルベールは叫ぶ。
「誰がか弱いレディですか!骨太で声も野太いオカマ野郎の分際で!!」
ジルベール、言い方!
………メロウは、ジルベールの言う通りオネェな御婦人だったのだ。
「ぁ゙ぁ゙っ!?んだとこのモヤシ粗ちん野郎が!!」
キレたメロウからたおやかで優美な猫ちゃんが飛び出してしまう。
それはまるで、マフィアのボスのようなドスの効いた雄の声であった。
「誰が粗ちんですか!みたこともないくせに!僕のモノは充分立派ですから!……というか何言わせるんですか!?世の中のか弱いレディは粗ちんなんて言わないんですよ!」
「あらいやですわ。おほほ」
猫ちゃんのお帰りである。
「ふっ、むしろ粗ちんは貴方では?」
「まぁ!レディのスカートの中が気になるだなんて、なんて紳士じゃないのかしら。レディのスカートの中は秘密がいっぱいですのよ。殿方が無闇に暴いてはなりませんの」
そう言ってメロウは妖しく微笑んだ。
ジルベールとメロウの睨み合う中、さり気なく執事がユリアスの耳を塞いでいた。
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そしてユリアスは、一人状況を理解できなくてキョトンとしていたのだった。
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