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17◆ショタ、しゃべるとりさん
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「ここ、どこ……?」
部屋の中は薄暗くて、唯一の窓は鉄格子付きの小さなものが一つだけ。
ユリアスは扉に近寄りドアノブを弄るが、残念ながら開かなかった。
「うぅ……ふぇ…っ!こわいよぅ……しゃい……じりゅ……ふりゃん………」
サイモンとジルベールとフランドール。
彼らを求めても、この場に彼らはいない。
泣き出してしまったユリアスの声が部屋に響く。
すると、窓から小鳥が一羽やってきてユリアスの肩に止まった。
「やぁ、可哀想な勇者樣」
「うぅ……あぅ?……とりしゃんが、しゃべった!?」
「ふふ、可愛い反応をありがとう」
可愛らしい小鳥が可愛らしくない喋り方でユリアスに話しかける。
これは、鳥使いアンゼが鳥越しにユリアスに話しかけているのだ。
ユリアスは純粋に鳥が喋ったことに驚き、涙は一旦引っ込んだようである。
アンゼ、グッジョブ!
「可哀想な勇者樣、僕が導くからついてきてほしい。会わせたい人がいるんだ」
「とりしゃんにちゅいてくの?……でも、でりゃれないよ?あとね、ぼくね、ゆりあしゅだよ。ゆーしゃじゃないよ」
「大丈夫。秘密の通路があるんだよ。だから、お願い、ついてきて」
「………わかった。とりしゃんにちゅいてく」
こうして、ユリアスは鳥に誘導されて秘密の通路を進む。
そして行き着いた先にいたのは、鳥越しにユリアスに話しかけていたアンゼであった。
「やぁ、待っていたよ。はじめまして、可哀想な勇者様」
「はじめまして……おにいしゃんだぁれ?ぼく、ゆりあしゅ。ゆーしゃじゃないよ」
「あぁ、ごめんね。ユリアス様、僕はアンゼだよ」
優しく微笑むアンゼに、ユリアスも笑顔を向ける。
そして、やはりユリアスはユリアスだった。
「あんじぇ」
「アンゼ」
「あんじぇ!」
「アンゼだよ」
「?……あんじぇ」
「………えっと、アンって呼んでね」
「あん、わかった!」
アンゼは名前を正しく呼ばれることを諦めたのだった。
部屋の中は薄暗くて、唯一の窓は鉄格子付きの小さなものが一つだけ。
ユリアスは扉に近寄りドアノブを弄るが、残念ながら開かなかった。
「うぅ……ふぇ…っ!こわいよぅ……しゃい……じりゅ……ふりゃん………」
サイモンとジルベールとフランドール。
彼らを求めても、この場に彼らはいない。
泣き出してしまったユリアスの声が部屋に響く。
すると、窓から小鳥が一羽やってきてユリアスの肩に止まった。
「やぁ、可哀想な勇者樣」
「うぅ……あぅ?……とりしゃんが、しゃべった!?」
「ふふ、可愛い反応をありがとう」
可愛らしい小鳥が可愛らしくない喋り方でユリアスに話しかける。
これは、鳥使いアンゼが鳥越しにユリアスに話しかけているのだ。
ユリアスは純粋に鳥が喋ったことに驚き、涙は一旦引っ込んだようである。
アンゼ、グッジョブ!
「可哀想な勇者樣、僕が導くからついてきてほしい。会わせたい人がいるんだ」
「とりしゃんにちゅいてくの?……でも、でりゃれないよ?あとね、ぼくね、ゆりあしゅだよ。ゆーしゃじゃないよ」
「大丈夫。秘密の通路があるんだよ。だから、お願い、ついてきて」
「………わかった。とりしゃんにちゅいてく」
こうして、ユリアスは鳥に誘導されて秘密の通路を進む。
そして行き着いた先にいたのは、鳥越しにユリアスに話しかけていたアンゼであった。
「やぁ、待っていたよ。はじめまして、可哀想な勇者様」
「はじめまして……おにいしゃんだぁれ?ぼく、ゆりあしゅ。ゆーしゃじゃないよ」
「あぁ、ごめんね。ユリアス様、僕はアンゼだよ」
優しく微笑むアンゼに、ユリアスも笑顔を向ける。
そして、やはりユリアスはユリアスだった。
「あんじぇ」
「アンゼ」
「あんじぇ!」
「アンゼだよ」
「?……あんじぇ」
「………えっと、アンって呼んでね」
「あん、わかった!」
アンゼは名前を正しく呼ばれることを諦めたのだった。
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