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第六章「副隊長編」
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ギルは昔、独身寮に住んでいた時期があった。
だから太陽が登って目が覚めても、特に何の疑問も持たず、下だけ履いて廊下に出た。
共用の洗面台スペースで顔を洗い、ぼんやりと鏡を眺める。
自分の胸元に赤い跡がいくつかあり、結構、派手に残ったなと思った。
「おはようございます~。……て!?隊長!?」
「おう。おはよう。」
早番らしい隊員が顔を洗うために、同じように洗面台に来た。
ギルは気にする事なく挨拶をして、大きく伸びをした。
「え…!?えっ!?」
隊員は何故、鬼の黒騎士がそこにいるかわからず、目を白黒させた。
そして隠そうともしない立派な胸板に、いくつもの跡を見せつけられ、真っ赤になった。
「どうした?変な顔をして?」
「あ、いえ、その……。何でもないです…。」
「??」
ギルは何も考えず、そのまま欠伸をしながら部屋に向かった。
今日はどっち勤務だろう、そんな事を思う。
王宮なら早めに朝食を食べて出ないとと思ったが、今日は確か別宮勤務だ。
積極的な恋人のせいで、少し寝不足だ。
もう一眠りしても大丈夫だろう。
そんな事を思いながら部屋に入り、再びベッドに潜り込む。
ちょうどいい抱き枕があるので、腕を回した。
「…ギル??」
「起こしたか?」
「帰るの?」
「いや?もう少し寝る。」
「ふ~ん?」
シルクは知らなかった。
気を抜いている時のギルが、かなり目覚めが悪いことを……。
その後、その日の事を噂で知り、赤面することになった。
これは……どうすべきなんだ!?
俺は固まっていた。
今、かなりの危機的状況にある。
断るに断れないが、断らないのも問題だ。
「主、今日は一緒に寝たいの……。」
シルクが枕を抱えて、目の前に立っている。
少し恥ずかしそうにそう言われて、俺は赤面した。
え??マジですか!?
いつものように押し掛けて来るならまだしも、そんな風にもじもじと許可を求められても……っ!!
いや!だが!
ここで断るのもどうなんだ!?
シルクからしてみれば、勝手に振り回されている訳で!?
離れたがらないシルクの意思を、俺はいつも無視して勝手を押し付けている訳で!!
今日が同室の最後と言うのも、いきなり押し付けられた事で!
それまで常に一緒だったと言い切れるほど、俺は一緒にいた訳じゃないし……。
勝手に旅に出るわ、ウィルと半同棲するわ、本当、勝手だったよな……。
「駄目……??」
涙目でそう言われ俺は天井を仰いだ。
シルクの気が済むのなら、出来る限りの事はしておこう。
「変な事、すんなよ……。」
「しないしない!!やったっ!!」
シルクは上機嫌でベッドにダイブしてきた。
壁側に追いやられ、少しの危機を感じる。
壁側って、逃げ道なくね?
そんな事は露知らず、シルクは嬉しそうに笑った。
「主と同衾するの久しぶり~っ!」
「いや!お前が意識ない時、勝手にしただけで!俺はお前と同衾した覚えはないから!!」
「照れてる~っ、主、可愛い~。」
ヤバい、完全にこいつのペースだ……。
大丈夫だろうか俺は……。
サークは頭を抱えた。
「変な事言うなら自分のベッドに帰れ!!」
「嘘!嘘!何にもしないから!!」
シルクは足をバタバタさせてそう言った。
すったもんだの末、俺は横になる。
壁側を向いてじっとしている。
「……主、何で壁に張り付いてるの?」
「気にするな、寝ろ。」
「ねぇ、こっち向いてよ、主~。」
「いや、無理だろ?さすがに?」
「……最後なのに……。」
しゅんとそう言われ、顔を覆った。
どうしろと!?俺にどうしろと言うんだ!?
「お話しするだけだから、こっち見てよ、主……。」
お話って何だよ!?
サークはそのままでいたが、無言に耐えられなくなって振り返った。
「それで、話って?」
「ん?色々。」
やっと振り向いてもらえて、シルクは枕に顔を半分埋めながら嬉しそうに微笑んだ。
悔しいが可愛い……。
サークはいけない事をしている気分になって、視線を反らせる。
「ずっと主と一緒にいられると思ってた。」
「別に部屋が別になるだけで、離れ離れになる訳じゃないだろ?」
「主の一番近くに居たかったんだよ、俺。」
「うん。」
「恋人じゃなくても良かったんだ。一番近くに居られれば。」
「うん。」
「主が俺と一緒にいられるよう、頑張ってくれたのもわかってるよ?俺に居場所ができるようにしてくれたのも知ってる。」
「うん。」
「ありがとう。主。俺を見つけてくれて。俺を暗いところから引き上げてくれて。たくさんの物を取り戻してくれて、たくさんの物をくれて。俺、今、凄く幸せだよ?」
「うん。」
「側にいさせてくれて、ありがとう。本当はもっともっと主の近くにいたいけど、主が望んでいるところにいるよ。だから、必要な時はちゃんと呼んで。すぐに側に行くから。」
「……俺こそ、ありがとう。シルク。一緒に来てくれて。我が儘ばっかで振り回してごめんな?」
「いいよ。主の行く道が俺の行く道だから。」
シルクは笑っていた。
俺はその顔を見ながら、少し考えた。
シルクは今、幸せだと言った。
それを俺も望んでいた。
これからシルクが出会うものが、全てシルクにとって、幸せであるよう。
だが俺の中に、もうひとつの考えがあった。
しばらく無言でシルクを見つめ、俺はいつか言わなければと思っていた事を口にした。
「シルク。」
「何?」
「先に謝っておく。ごめんな。」
「どうして謝るの?」
「……お前は、地獄まで連れて行くから。」
「え?」
「他の人は連れて行かないところまで、お前は連れて行くから。地獄の果てまで。道連れにする事になるかもしれない。でも、連れて行くから。だからごめん。」
信じられない言葉を聞いた。
シルクはそう思った。
それは多分、シルクが一番、聞きたかった言葉だった。
「行くよ、一緒に……。どこまでだって……。」
「うん。」
シルクはその言葉に涙が溢れた。
その言葉を聞いて、シルクはもう、何も要らないのだと知った。
「ねぇ、主。手を握ってよ……。」
「う~ん。まぁ、手なら……。」
差し出された手を、サークは握った。
何かとても照れ臭かった。
静かな時間が優しく流れた。
しばらくそうして横になっていた。
だが、サークはだんだん耐えられなくなって、軽く体を起こす。
「あのさ、シルク……。」
「何?」
「やっぱり自分のベッドに行ってくんない?」
「何で!?」
「お前と寝るの、無理だわ。」
「何で!?」
「……これはさすがに……浮気してる感覚が芽生える。」
「浮気?」
「そ、ギルが言ってた。浮気してる自覚があるなら、それは浮気だってさ。俺、今、かなり浮気してる感覚になる。だから駄目。無理。自分のベッドに行って。」
シルクは目を瞬たかせた。
そしてにんまりと笑った。
シルクはギルとサークがあの日にした会話を知っていた。
だから自分に対してその感覚があると言われて、笑わずにはいられなかった。
サークが離そうとする手を強く握る。
「ふ~ん?主、俺とは浮気してる感覚になるんだ?」
「うるさいな~!!早く戻れよ!!」
何だか満足してしまった。
ことごとく、胸が満たされてしまった。
「しょうがない。なら、戻ってあげる。ウィルの事、泣かせたくないし。」
くすくす笑った後、シルクはサークの手を引き寄せ手の甲に口付けた。
やられたサークは慌てて手を引っ込める。
顔が真っ赤だった。
「おいっ!!」
「今ので許してあげる。」
シルクはにっこり微笑んで体を起こした。
大丈夫。
思っていた以上に自分はサークの側にいる。
それがとても嬉しかった。
「明日は一緒に朝ごはん食べにいこうね?主?」
赤くなったまま頷いた己の主に微笑んで、シルクは自分のベッドに戻った。
枕に顔を埋める。
今日はとてもいい夢が見られそうだ。
そう思った。
明日、ギルに会ったら一番に話してあげよう。
辛い事も醜い感情も分け合うのだ。
だから幸せも分け合う、それがつがいだ。
他の人には理解しにくい事だが、お互いがわかっていればそれで十分だった。
サークと過ごした最後の同室の夜。
それはとても幸せな夜だった。
だから太陽が登って目が覚めても、特に何の疑問も持たず、下だけ履いて廊下に出た。
共用の洗面台スペースで顔を洗い、ぼんやりと鏡を眺める。
自分の胸元に赤い跡がいくつかあり、結構、派手に残ったなと思った。
「おはようございます~。……て!?隊長!?」
「おう。おはよう。」
早番らしい隊員が顔を洗うために、同じように洗面台に来た。
ギルは気にする事なく挨拶をして、大きく伸びをした。
「え…!?えっ!?」
隊員は何故、鬼の黒騎士がそこにいるかわからず、目を白黒させた。
そして隠そうともしない立派な胸板に、いくつもの跡を見せつけられ、真っ赤になった。
「どうした?変な顔をして?」
「あ、いえ、その……。何でもないです…。」
「??」
ギルは何も考えず、そのまま欠伸をしながら部屋に向かった。
今日はどっち勤務だろう、そんな事を思う。
王宮なら早めに朝食を食べて出ないとと思ったが、今日は確か別宮勤務だ。
積極的な恋人のせいで、少し寝不足だ。
もう一眠りしても大丈夫だろう。
そんな事を思いながら部屋に入り、再びベッドに潜り込む。
ちょうどいい抱き枕があるので、腕を回した。
「…ギル??」
「起こしたか?」
「帰るの?」
「いや?もう少し寝る。」
「ふ~ん?」
シルクは知らなかった。
気を抜いている時のギルが、かなり目覚めが悪いことを……。
その後、その日の事を噂で知り、赤面することになった。
これは……どうすべきなんだ!?
俺は固まっていた。
今、かなりの危機的状況にある。
断るに断れないが、断らないのも問題だ。
「主、今日は一緒に寝たいの……。」
シルクが枕を抱えて、目の前に立っている。
少し恥ずかしそうにそう言われて、俺は赤面した。
え??マジですか!?
いつものように押し掛けて来るならまだしも、そんな風にもじもじと許可を求められても……っ!!
いや!だが!
ここで断るのもどうなんだ!?
シルクからしてみれば、勝手に振り回されている訳で!?
離れたがらないシルクの意思を、俺はいつも無視して勝手を押し付けている訳で!!
今日が同室の最後と言うのも、いきなり押し付けられた事で!
それまで常に一緒だったと言い切れるほど、俺は一緒にいた訳じゃないし……。
勝手に旅に出るわ、ウィルと半同棲するわ、本当、勝手だったよな……。
「駄目……??」
涙目でそう言われ俺は天井を仰いだ。
シルクの気が済むのなら、出来る限りの事はしておこう。
「変な事、すんなよ……。」
「しないしない!!やったっ!!」
シルクは上機嫌でベッドにダイブしてきた。
壁側に追いやられ、少しの危機を感じる。
壁側って、逃げ道なくね?
そんな事は露知らず、シルクは嬉しそうに笑った。
「主と同衾するの久しぶり~っ!」
「いや!お前が意識ない時、勝手にしただけで!俺はお前と同衾した覚えはないから!!」
「照れてる~っ、主、可愛い~。」
ヤバい、完全にこいつのペースだ……。
大丈夫だろうか俺は……。
サークは頭を抱えた。
「変な事言うなら自分のベッドに帰れ!!」
「嘘!嘘!何にもしないから!!」
シルクは足をバタバタさせてそう言った。
すったもんだの末、俺は横になる。
壁側を向いてじっとしている。
「……主、何で壁に張り付いてるの?」
「気にするな、寝ろ。」
「ねぇ、こっち向いてよ、主~。」
「いや、無理だろ?さすがに?」
「……最後なのに……。」
しゅんとそう言われ、顔を覆った。
どうしろと!?俺にどうしろと言うんだ!?
「お話しするだけだから、こっち見てよ、主……。」
お話って何だよ!?
サークはそのままでいたが、無言に耐えられなくなって振り返った。
「それで、話って?」
「ん?色々。」
やっと振り向いてもらえて、シルクは枕に顔を半分埋めながら嬉しそうに微笑んだ。
悔しいが可愛い……。
サークはいけない事をしている気分になって、視線を反らせる。
「ずっと主と一緒にいられると思ってた。」
「別に部屋が別になるだけで、離れ離れになる訳じゃないだろ?」
「主の一番近くに居たかったんだよ、俺。」
「うん。」
「恋人じゃなくても良かったんだ。一番近くに居られれば。」
「うん。」
「主が俺と一緒にいられるよう、頑張ってくれたのもわかってるよ?俺に居場所ができるようにしてくれたのも知ってる。」
「うん。」
「ありがとう。主。俺を見つけてくれて。俺を暗いところから引き上げてくれて。たくさんの物を取り戻してくれて、たくさんの物をくれて。俺、今、凄く幸せだよ?」
「うん。」
「側にいさせてくれて、ありがとう。本当はもっともっと主の近くにいたいけど、主が望んでいるところにいるよ。だから、必要な時はちゃんと呼んで。すぐに側に行くから。」
「……俺こそ、ありがとう。シルク。一緒に来てくれて。我が儘ばっかで振り回してごめんな?」
「いいよ。主の行く道が俺の行く道だから。」
シルクは笑っていた。
俺はその顔を見ながら、少し考えた。
シルクは今、幸せだと言った。
それを俺も望んでいた。
これからシルクが出会うものが、全てシルクにとって、幸せであるよう。
だが俺の中に、もうひとつの考えがあった。
しばらく無言でシルクを見つめ、俺はいつか言わなければと思っていた事を口にした。
「シルク。」
「何?」
「先に謝っておく。ごめんな。」
「どうして謝るの?」
「……お前は、地獄まで連れて行くから。」
「え?」
「他の人は連れて行かないところまで、お前は連れて行くから。地獄の果てまで。道連れにする事になるかもしれない。でも、連れて行くから。だからごめん。」
信じられない言葉を聞いた。
シルクはそう思った。
それは多分、シルクが一番、聞きたかった言葉だった。
「行くよ、一緒に……。どこまでだって……。」
「うん。」
シルクはその言葉に涙が溢れた。
その言葉を聞いて、シルクはもう、何も要らないのだと知った。
「ねぇ、主。手を握ってよ……。」
「う~ん。まぁ、手なら……。」
差し出された手を、サークは握った。
何かとても照れ臭かった。
静かな時間が優しく流れた。
しばらくそうして横になっていた。
だが、サークはだんだん耐えられなくなって、軽く体を起こす。
「あのさ、シルク……。」
「何?」
「やっぱり自分のベッドに行ってくんない?」
「何で!?」
「お前と寝るの、無理だわ。」
「何で!?」
「……これはさすがに……浮気してる感覚が芽生える。」
「浮気?」
「そ、ギルが言ってた。浮気してる自覚があるなら、それは浮気だってさ。俺、今、かなり浮気してる感覚になる。だから駄目。無理。自分のベッドに行って。」
シルクは目を瞬たかせた。
そしてにんまりと笑った。
シルクはギルとサークがあの日にした会話を知っていた。
だから自分に対してその感覚があると言われて、笑わずにはいられなかった。
サークが離そうとする手を強く握る。
「ふ~ん?主、俺とは浮気してる感覚になるんだ?」
「うるさいな~!!早く戻れよ!!」
何だか満足してしまった。
ことごとく、胸が満たされてしまった。
「しょうがない。なら、戻ってあげる。ウィルの事、泣かせたくないし。」
くすくす笑った後、シルクはサークの手を引き寄せ手の甲に口付けた。
やられたサークは慌てて手を引っ込める。
顔が真っ赤だった。
「おいっ!!」
「今ので許してあげる。」
シルクはにっこり微笑んで体を起こした。
大丈夫。
思っていた以上に自分はサークの側にいる。
それがとても嬉しかった。
「明日は一緒に朝ごはん食べにいこうね?主?」
赤くなったまま頷いた己の主に微笑んで、シルクは自分のベッドに戻った。
枕に顔を埋める。
今日はとてもいい夢が見られそうだ。
そう思った。
明日、ギルに会ったら一番に話してあげよう。
辛い事も醜い感情も分け合うのだ。
だから幸せも分け合う、それがつがいだ。
他の人には理解しにくい事だが、お互いがわかっていればそれで十分だった。
サークと過ごした最後の同室の夜。
それはとても幸せな夜だった。
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