35 / 57
第四章「独身寮編」
優しい人 ☆
しおりを挟む
彼の手が普段は隠されている肌に触れた。
慈しむように撫でられ、心地いい。
彼はいちいち、シルクが嫌がっていないかちらりと確認してくる。
何か可愛いな~と思い、シルクはその髪に口付けた。
前開きのボタンは全て外され、露になったウエストに、がっしりした男の腕がまわる。
肌に、後が残らない程度のキスが何度も落とされる。
「ん……。」
優しく扱われシルクは気恥ずかしくなった。
したいならしたいで、もっと乱暴に、それこそ突っ込んで出して終わればいいことを、こんなにも気づかいながらされるというのは何だかくすぐったい。
「あの……。」
「はい。」
「脱いでもらってもいいですか?」
「僕が、ですか?」
「脱がないものなんですか?」
シルクが不思議そうに聞くと、彼はおかしそうに笑った。
「いえ、なら脱ぎますね。」
胸元をはだけさせただけだった彼が、ガバッと上半身を裸にさせた。
「私も脱ぎますか?」
「いえ、脱がすのも楽しみなので、そのままで。」
「ならちょっといいですか?」
シルクはそう言うと、裸になった彼の、男の体に触れた。
綺麗な筋肉。
とても美味しそうだと思う。
指でなぞり、舐めた。
ビクッとされたのでシルクは顔を覗き込んだ。
「嫌なら言ってください。」
「い、いえ、嫌ではなくて……。」
彼は顔を赤らめている。
嫌でないならいいかとシルクは続けた。
「すごいドキドキしてますが、大丈夫ですか?」
「……言わないで下さい。」
「おかしな人ですね?」
翻弄されたことを悟られたくなくて、彼はガバッとシルクを抱きしめた。
けれどそうした事で余計、鼓動が早まっている事が伝わってしまう。
「……口付けは駄目ですか?」
「駄目ですね。」
「あ~っ、もう……っ!」
彼は焦れったそうにそう漏らすと、シルクの額、そして細い目元に何度もキスをした。
顎に手を添えシルクの顔を真剣に見つめる。
彼は雄の顔をしていて、シルクは自分の体が熱を持つのを感じた。
一度目を閉じ、彼は何かをぐっと堪える。
それからシルクの肩に手を差し入れ服を脱がした。
がっしりした腕で支えながらゆっくり後ろに倒し、寝転んだシルクを上から見下ろす。
腕の下のシルクはとても美しかった。
タンクトップを上まであげると、シルクが器用に体を揺らして自ら脱いでしまった。
積極的というより、そういう事を気にしていない雰囲気。
彼は苦笑し、何にも隠されていない胸に触れると、唇を寄せた。
「あ……っ!」
反射的な小さな抵抗を受けたが、彼はそのまま愛撫を続ける。
シルクの腕がその頭を抱き止めた。
「んんん……っ!!」
舌で突起を転がし、片手でもう1つをこねると、悩ましい声が上がった。
股間が苦しくなって、彼は体を起こし、ベルトを外そうとした。
「何回くらいいけそう?」
モノを開放しようとするのを見つめ、シルクは言った。
突拍子もないストレートな言葉に彼は苦笑する。
「そうですね、3回程ですかね?」
「なら1回くらいいいですよね?」
「何を?」と聞く前に、トンっとばかりに後ろに押されて彼は腰をついた。
驚いてシルクを見ると、自分のズボンを器用に脱ぎながら腹這いで彼に迫ってきた。
そして半開きのズボンの前を開き、彼の雄を取り出す。
「ちょっ?!シルクさん……っ!!」
「……駄目かな?」
シルクが何をしようとしているのか勘付いた彼は少し慌てた。
それを竿を撫でながら上目遣いにシルクがねだる。
勝てない、そんな言葉が浮かび、男は笑った。
「……駄目じゃないです。お願いします。」
シルクはそう言われニッと笑う。
そして遠慮なくそれを咥えた。
「う……っ!」
熱く濡れた舌が竿に絡み付く。
百戦錬磨のシルクにとって、そんな前戯はちょっとしたスパイスにすぎない。
翻弄されている姿が可愛くて何だか笑ってしまう。
そして脈打つようになったそれを、シルクは口を離して自慢気に見つめた。
「大きいね?凄く美味しそう……。」
「……ありがとうございます。」
「しちゃっていい?」
「……はい。」
シルクはまたそれを咥えた。
さっきは育てる為だったが、今度はそうじゃない。
荒い息と少しの喘ぎを上げる彼の手が、そっとシルクの頭を撫でる。
気持ちよかった。
口の中を雄に犯されて、気持ちが高揚した。
それに加え、大きな手が優しく髪を梳いてくれる。
気持ちいい……。
たまに耳をイジられ、その快楽が腹の方に響いた。
我慢できず片手を後ろに伸ばすと、自分の蕾を解す。
それを見た彼が、はあ、と大きくため息をついた。
「シルクさん……凄いエロいです……。」
視線だけ上げ、雄を咥えたまま微笑む。
自分に興奮している男の顔がたまらなくて、背筋がゾクゾクした。
「どうして自分で解してるんです?そんなに欲しいんですか?」
しかし彼は少し気に入らなそうに眉を顰める。
シルクはきょとんとし、不思議に思って口を離した。
「どうしてって……いきなり入れられたら痛いからですよ?」
何でそんな当たり前の事を聞くのだろうと首を傾げる。
彼はちょっと複雑な顔をした後、優しくシルクの髪を撫でた。
「……ここでは基本、挿れる方が解します。我慢できますか?」
労るように何度も撫でられる髪。
どうやらこれも文化の違いらしい。
撫でてくれる手にお礼とばかりにキスをすると、シルクは咥えた雄に集中した。
舌を絡め味わう。
先走りが流れて来るので吸い上げて飲み込んだ。
ゾクゾクと快楽が突き抜ける。
体の中に彼の体液が入った事で下半身が疼いた。
「シルクさん……そろそろイクんで……っ、飲み込まずに僕の手に出してもらえますか?」
シルクは彼を見上げた。
嫌だとばかりに強く吸い付くと、コラ、と笑って叱られる。
イチャイチャしてる感が妙にくすぐったい。
この男がそうなのかこの国のセックスがそうなのかはわからないが、こんなに気に掛けられなから抱かれるというのは慣れなくて何だか照れてしまう。
飲めないのは残念だなと少し思いながら、スパートをかけた。
ビクンと彼が震えたのをいい事に、シルクは攻め立てた。
頭に置かれた彼の手に力が籠ったので、そのタイミングでずずっと強く吸った。
「うぅ……っ!!」
口の中で雄が大きく脈打ち、苦味がいっぱいに広がって端から溢れた。
出来るだけ溢さないように、口をすぼめながら顔を離す。
「……ここに下さい。」
飲んでやろうかと思う前に顔の前に手を出されたので、仕方なくだらりと吐き出す。
どうするのだろうと思ったら、彼は唾液と精液の混じったそれをシルクの蕾に塗って解し始めた。
西の国とは違うセックス。
下手をすると、唾液で濡らす事も指でほぐす事もできないうちに無理矢理される事だってあった。
でもここでは相手を丁寧に扱うセックスをされる。
それはとてもむず痒く、けれどやんわりと気持ちよかった。
「ん……あぁ……気持ちいい……っ。」
丁寧に解され、シルクは快楽に身を反らせた。
大事にされる事がこんなに気持ちがいいとは知らなかった。
それは恥ずかしくもあり、嬉しくもあった。
「んん……っ!」
大きめな手の指が中をまさぐっている。
いいところに指が当たって、シルクは身を震わせた。
「シルクさん……横になって……。」
空いた手でシルクを支えながら、彼がまた優しく寝かせてくれた。
そうされるのは気持ちいい。
気持ちいいのだけれども、慣れていないシルクは恥ずかしくて仕方ない。
それに段々、焦れったさも感じ始めていた。
シルクはまどろっこしいとばかりに、自分から足を持ち上げて見せる。
それに彼はかなり驚いた表情をした。
そしてふふっと笑う。
「嬉しいですが、ちょっと複雑な気分です。」
「どうして?」
「ん~表現しづらいです。」
「駄目?」
「いえ……いやらしくて興奮します。」
「なら、早くちょうだい?」
「急かさないで下さい。僕も余裕がないんで。」
一度ヌいたのに、彼の雄はまだまだ元気だった。
そんなところも良いなとシルクは妖艶に微笑む。
誘惑するように手を伸ばせば、彼は観念したようにシルクに覆い被さった。
解された肉壺に、反り返った雄が押し当てられる。
がっしりと強く腰を掴まれると、それがズズッと押し入ってくる。
「~~~~っ!!」
シルクはその感覚に身をよじった。
やはりなかなかの大きさだ。
それが無遠慮に押し入ってくる。
圧迫される感じとその熱。
ドロリとした快楽が麻薬のように体を支配する。
「辛くないですか?シルクさん……っ?」
彼はシルクにそれを納めると、動く前に気遣いを見せる。
そんなセックスは初めてで、シルクは喘ぎながらも笑ってしまう。
「ふふっ、あっ、凄くいいよ……っ!!」
「そんな事言われると、抑えが効かなくなります。」
「お願い!もう焦らさないでっ!!」
「本当に……あなたという人は……っ!!」
彼はそう言うと、苦しげに顔を顰めた。
そしてズンッと入りきっていなかった残りをねじ込んだ。
シルクの息と体が跳ねる。
彼はもう優しくできないとばかりに、情熱的に激しく腰を打ち付けた。
「んああああぁ…っ!!」
突き上げられる度に快楽に体が揺さぶられ、シルクは何も考えられなくなる。
優しいセックスも、最後はやはり獣のように欲望が剥き出しになる。
それが堪らなく気持ちいい。
「あっあぁ!いいっ!!凄く気持ちいいっ!!」
「……喜んで貰えてっ、光栄ですっ!」
「あ……っ!あっ!ああああぁ……っ!!」
彼のいきり立つ雄に乱暴に中を煽れ、溺れそうになる。
自分の熱く熟れた腸壁に、彼の生々しい雄が絡んでいる。
自分の体の内側に、自分のものではないものが存在し、主張するよう暴れまわられて訳がわからなくなる。
「あぁっ!あぁぁぁっ!!凄い……っ!!もう……っ!!」
「イキそうですかっ!?僕もですっ!」
「んんん~っ!!」
「……クッ、そんなに締め上げられたら……っ!!」
「あぁっ!!くるっ!!ああああぁっ!!」
シルクは乱れた。
快楽に身を委ね、思うがまま乱れた。
その方が気持ちがいい事を知っていた。
全身を駆け上がる快感。
それに筋肉が引きつる。
「~~~~っ!!」
「クッ……!!」
激しい快楽が弾けた時、体の中に彼の熱い精が吐き出されるのを感じた。
そのヌルリとした感覚が堪らなく、軽くまたイッた。
すごく良かった……。
気持ちと体が満足している。
後処理が面倒だが、やはり中にもらえるのが最高に気持ちいい。
シルクは感覚の残る腹をそっと指先で撫でた。
久しぶりにセックスをしたんだなと、全身が喜んでいた。
慈しむように撫でられ、心地いい。
彼はいちいち、シルクが嫌がっていないかちらりと確認してくる。
何か可愛いな~と思い、シルクはその髪に口付けた。
前開きのボタンは全て外され、露になったウエストに、がっしりした男の腕がまわる。
肌に、後が残らない程度のキスが何度も落とされる。
「ん……。」
優しく扱われシルクは気恥ずかしくなった。
したいならしたいで、もっと乱暴に、それこそ突っ込んで出して終わればいいことを、こんなにも気づかいながらされるというのは何だかくすぐったい。
「あの……。」
「はい。」
「脱いでもらってもいいですか?」
「僕が、ですか?」
「脱がないものなんですか?」
シルクが不思議そうに聞くと、彼はおかしそうに笑った。
「いえ、なら脱ぎますね。」
胸元をはだけさせただけだった彼が、ガバッと上半身を裸にさせた。
「私も脱ぎますか?」
「いえ、脱がすのも楽しみなので、そのままで。」
「ならちょっといいですか?」
シルクはそう言うと、裸になった彼の、男の体に触れた。
綺麗な筋肉。
とても美味しそうだと思う。
指でなぞり、舐めた。
ビクッとされたのでシルクは顔を覗き込んだ。
「嫌なら言ってください。」
「い、いえ、嫌ではなくて……。」
彼は顔を赤らめている。
嫌でないならいいかとシルクは続けた。
「すごいドキドキしてますが、大丈夫ですか?」
「……言わないで下さい。」
「おかしな人ですね?」
翻弄されたことを悟られたくなくて、彼はガバッとシルクを抱きしめた。
けれどそうした事で余計、鼓動が早まっている事が伝わってしまう。
「……口付けは駄目ですか?」
「駄目ですね。」
「あ~っ、もう……っ!」
彼は焦れったそうにそう漏らすと、シルクの額、そして細い目元に何度もキスをした。
顎に手を添えシルクの顔を真剣に見つめる。
彼は雄の顔をしていて、シルクは自分の体が熱を持つのを感じた。
一度目を閉じ、彼は何かをぐっと堪える。
それからシルクの肩に手を差し入れ服を脱がした。
がっしりした腕で支えながらゆっくり後ろに倒し、寝転んだシルクを上から見下ろす。
腕の下のシルクはとても美しかった。
タンクトップを上まであげると、シルクが器用に体を揺らして自ら脱いでしまった。
積極的というより、そういう事を気にしていない雰囲気。
彼は苦笑し、何にも隠されていない胸に触れると、唇を寄せた。
「あ……っ!」
反射的な小さな抵抗を受けたが、彼はそのまま愛撫を続ける。
シルクの腕がその頭を抱き止めた。
「んんん……っ!!」
舌で突起を転がし、片手でもう1つをこねると、悩ましい声が上がった。
股間が苦しくなって、彼は体を起こし、ベルトを外そうとした。
「何回くらいいけそう?」
モノを開放しようとするのを見つめ、シルクは言った。
突拍子もないストレートな言葉に彼は苦笑する。
「そうですね、3回程ですかね?」
「なら1回くらいいいですよね?」
「何を?」と聞く前に、トンっとばかりに後ろに押されて彼は腰をついた。
驚いてシルクを見ると、自分のズボンを器用に脱ぎながら腹這いで彼に迫ってきた。
そして半開きのズボンの前を開き、彼の雄を取り出す。
「ちょっ?!シルクさん……っ!!」
「……駄目かな?」
シルクが何をしようとしているのか勘付いた彼は少し慌てた。
それを竿を撫でながら上目遣いにシルクがねだる。
勝てない、そんな言葉が浮かび、男は笑った。
「……駄目じゃないです。お願いします。」
シルクはそう言われニッと笑う。
そして遠慮なくそれを咥えた。
「う……っ!」
熱く濡れた舌が竿に絡み付く。
百戦錬磨のシルクにとって、そんな前戯はちょっとしたスパイスにすぎない。
翻弄されている姿が可愛くて何だか笑ってしまう。
そして脈打つようになったそれを、シルクは口を離して自慢気に見つめた。
「大きいね?凄く美味しそう……。」
「……ありがとうございます。」
「しちゃっていい?」
「……はい。」
シルクはまたそれを咥えた。
さっきは育てる為だったが、今度はそうじゃない。
荒い息と少しの喘ぎを上げる彼の手が、そっとシルクの頭を撫でる。
気持ちよかった。
口の中を雄に犯されて、気持ちが高揚した。
それに加え、大きな手が優しく髪を梳いてくれる。
気持ちいい……。
たまに耳をイジられ、その快楽が腹の方に響いた。
我慢できず片手を後ろに伸ばすと、自分の蕾を解す。
それを見た彼が、はあ、と大きくため息をついた。
「シルクさん……凄いエロいです……。」
視線だけ上げ、雄を咥えたまま微笑む。
自分に興奮している男の顔がたまらなくて、背筋がゾクゾクした。
「どうして自分で解してるんです?そんなに欲しいんですか?」
しかし彼は少し気に入らなそうに眉を顰める。
シルクはきょとんとし、不思議に思って口を離した。
「どうしてって……いきなり入れられたら痛いからですよ?」
何でそんな当たり前の事を聞くのだろうと首を傾げる。
彼はちょっと複雑な顔をした後、優しくシルクの髪を撫でた。
「……ここでは基本、挿れる方が解します。我慢できますか?」
労るように何度も撫でられる髪。
どうやらこれも文化の違いらしい。
撫でてくれる手にお礼とばかりにキスをすると、シルクは咥えた雄に集中した。
舌を絡め味わう。
先走りが流れて来るので吸い上げて飲み込んだ。
ゾクゾクと快楽が突き抜ける。
体の中に彼の体液が入った事で下半身が疼いた。
「シルクさん……そろそろイクんで……っ、飲み込まずに僕の手に出してもらえますか?」
シルクは彼を見上げた。
嫌だとばかりに強く吸い付くと、コラ、と笑って叱られる。
イチャイチャしてる感が妙にくすぐったい。
この男がそうなのかこの国のセックスがそうなのかはわからないが、こんなに気に掛けられなから抱かれるというのは慣れなくて何だか照れてしまう。
飲めないのは残念だなと少し思いながら、スパートをかけた。
ビクンと彼が震えたのをいい事に、シルクは攻め立てた。
頭に置かれた彼の手に力が籠ったので、そのタイミングでずずっと強く吸った。
「うぅ……っ!!」
口の中で雄が大きく脈打ち、苦味がいっぱいに広がって端から溢れた。
出来るだけ溢さないように、口をすぼめながら顔を離す。
「……ここに下さい。」
飲んでやろうかと思う前に顔の前に手を出されたので、仕方なくだらりと吐き出す。
どうするのだろうと思ったら、彼は唾液と精液の混じったそれをシルクの蕾に塗って解し始めた。
西の国とは違うセックス。
下手をすると、唾液で濡らす事も指でほぐす事もできないうちに無理矢理される事だってあった。
でもここでは相手を丁寧に扱うセックスをされる。
それはとてもむず痒く、けれどやんわりと気持ちよかった。
「ん……あぁ……気持ちいい……っ。」
丁寧に解され、シルクは快楽に身を反らせた。
大事にされる事がこんなに気持ちがいいとは知らなかった。
それは恥ずかしくもあり、嬉しくもあった。
「んん……っ!」
大きめな手の指が中をまさぐっている。
いいところに指が当たって、シルクは身を震わせた。
「シルクさん……横になって……。」
空いた手でシルクを支えながら、彼がまた優しく寝かせてくれた。
そうされるのは気持ちいい。
気持ちいいのだけれども、慣れていないシルクは恥ずかしくて仕方ない。
それに段々、焦れったさも感じ始めていた。
シルクはまどろっこしいとばかりに、自分から足を持ち上げて見せる。
それに彼はかなり驚いた表情をした。
そしてふふっと笑う。
「嬉しいですが、ちょっと複雑な気分です。」
「どうして?」
「ん~表現しづらいです。」
「駄目?」
「いえ……いやらしくて興奮します。」
「なら、早くちょうだい?」
「急かさないで下さい。僕も余裕がないんで。」
一度ヌいたのに、彼の雄はまだまだ元気だった。
そんなところも良いなとシルクは妖艶に微笑む。
誘惑するように手を伸ばせば、彼は観念したようにシルクに覆い被さった。
解された肉壺に、反り返った雄が押し当てられる。
がっしりと強く腰を掴まれると、それがズズッと押し入ってくる。
「~~~~っ!!」
シルクはその感覚に身をよじった。
やはりなかなかの大きさだ。
それが無遠慮に押し入ってくる。
圧迫される感じとその熱。
ドロリとした快楽が麻薬のように体を支配する。
「辛くないですか?シルクさん……っ?」
彼はシルクにそれを納めると、動く前に気遣いを見せる。
そんなセックスは初めてで、シルクは喘ぎながらも笑ってしまう。
「ふふっ、あっ、凄くいいよ……っ!!」
「そんな事言われると、抑えが効かなくなります。」
「お願い!もう焦らさないでっ!!」
「本当に……あなたという人は……っ!!」
彼はそう言うと、苦しげに顔を顰めた。
そしてズンッと入りきっていなかった残りをねじ込んだ。
シルクの息と体が跳ねる。
彼はもう優しくできないとばかりに、情熱的に激しく腰を打ち付けた。
「んああああぁ…っ!!」
突き上げられる度に快楽に体が揺さぶられ、シルクは何も考えられなくなる。
優しいセックスも、最後はやはり獣のように欲望が剥き出しになる。
それが堪らなく気持ちいい。
「あっあぁ!いいっ!!凄く気持ちいいっ!!」
「……喜んで貰えてっ、光栄ですっ!」
「あ……っ!あっ!ああああぁ……っ!!」
彼のいきり立つ雄に乱暴に中を煽れ、溺れそうになる。
自分の熱く熟れた腸壁に、彼の生々しい雄が絡んでいる。
自分の体の内側に、自分のものではないものが存在し、主張するよう暴れまわられて訳がわからなくなる。
「あぁっ!あぁぁぁっ!!凄い……っ!!もう……っ!!」
「イキそうですかっ!?僕もですっ!」
「んんん~っ!!」
「……クッ、そんなに締め上げられたら……っ!!」
「あぁっ!!くるっ!!ああああぁっ!!」
シルクは乱れた。
快楽に身を委ね、思うがまま乱れた。
その方が気持ちがいい事を知っていた。
全身を駆け上がる快感。
それに筋肉が引きつる。
「~~~~っ!!」
「クッ……!!」
激しい快楽が弾けた時、体の中に彼の熱い精が吐き出されるのを感じた。
そのヌルリとした感覚が堪らなく、軽くまたイッた。
すごく良かった……。
気持ちと体が満足している。
後処理が面倒だが、やはり中にもらえるのが最高に気持ちいい。
シルクは感覚の残る腹をそっと指先で撫でた。
久しぶりにセックスをしたんだなと、全身が喜んでいた。
10
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる