「欠片の軌跡」②〜砂漠の踊り子

ねぎ(塩ダレ)

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第四章「独身寮編」

羞恥と快楽 ☆

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脱げと言ったが、地べたに大事な恋人を座らせる訳にはいかない。
俺はガウンを敷いてその上に座った。

「ウィル、脱いで俺の上に座って……って……!?」

俺は鼻血をふきかけた。
振り返って見たウィルは、あまり躊躇なくズボンに手をかけ、するりと下まで下ろしたのだ。
膝を折ることなく、前屈をするように腰を高く上げたままだ。
艶かしいヒップと足のラインが露になる。

あの、その体勢、襲えと言ってますが?
ウィルさん、悩ましすぎる……。

俺が見ている事に気づいたウィルは、クスリと笑った。
色気がありすぎて性欲がない俺でも辛い。

男前に脱いでくれたウィルは、言われた通り胡座をかいた俺の上に座った。
上まで脱がしたら、外で丸裸って事だよな?
うん、ちょっとそれは嫌だ。
見られないってわかってても、やだからやめよう。

「サーク。」

「何?」

「約束が違う。」

「約束?」

「俺が脱いだらサークも脱いで。」

ウィルは何故かいつも俺の服を脱がしたがる。
まあ、俺はとっちでもいいので上を脱いだ。

「ウィル、俺の体、好きだよね?何で?」

「サーク……俺がいつも、何に欲情してると思ってる?」

「え!?……何だろう?」

「わかんないのか!?」

「ごめん……。」

「サークに欲情してるんだ。言わせるな。」 

「俺に?」

「そうだよ……気持ちよくしてくれるからでも、意地悪なこと言われるからでもない。……サークが欲しいから欲情するんだよ……。」

「でも俺……。」

「ちんこだけが欲しい訳じゃない!」

「あ、うん。」

「体とか……体温とか……汗ばんでる肌とか……匂いとか……そういうの全部が欲しいんだよ……。」

ウィルがくたっともたれ掛かってきた。
赤い舌が俺の顎のラインを舐める。

「脱いでいい?」

ウィルが確認してくる。
頷くと、ウィルが屋外なのに糸一つ纏わない姿になった。
さすがに恥ずかしさはあるようで、身を隠すように、俺の腕の中で丸まった。

どうしよう……。
俺の恋人がエロ可愛すぎて辛い。

ウィルの手が俺の肌を撫でる。
俺もウィルの体を愛撫した。

「あ……っ。」

ここが外だというあり得ない状況で、ウィルの体はすぐに熱くなった。
恥ずかしい、でも感じてしまう、そんな顔だった。
もっと意識させてぐちゃぐちゃにしたい。
そんな事を思った。

「ウィル……誰か来たら、見られちゃうね?」

「見えないんだろ……。」

「どうかな?ウィルに夢中になって、術、解けちゃうかも……。」

びくんっとウィルが震える。
感じやすくなっている乳首を、思い切りつまみ上げた。

「あ……っ!んんん……っ!!」

「エッチな乳首、感じて固くなってる。裸だから隠せないね?こんなに立ってたら遠くからでも感じてるのバレちゃうね?」

「や……っ、ダメ……っ!!」

グリグリきつくつねり続けると、ウィルは大きく口を開いて息をし始めた。
赤く濡れた口から唾液が垂れる。

「そんな欲情した顔してたら、明日から歩いてるだけで誰かに犯されちゃうよ?誰が見てるかわからないのに、ウィルはいやらしいよね?」

「誰も見てない……。」

「わからないよ?そんなの?」

一度見られてるかもと思うと、止まらないのだろう。
体がぴくぴくしている。

「どこを見て欲しいの?ウィル?おっぱいだけじゃないよね?もっと見て欲しいところがあるよね?」

俺はそう言ってウィルの足を開かせた。

「ダメっ!!」

ウィルは慌てて足を閉じようとしたが、俺は両手で押さえてウィルの秘所を外気にさらした。

「んんんんん……っ!!」

ウィルが羞恥に震える。

「ほら、誰か見てるよ?」

「あ……やだ……見られるの……やだ……っ。」

「そうだね、こんなにびしょ濡れのぺニス見られたら、恥ずかしいね。」

「……っ!!」

俺はそう言ってウィルの竿を掴んだ。

「あ……あああぁ……っ!!」

そのまま先端をグリグリ苛める。

「い、痛い……っ!強くしないでくれっ!!」

「でもウィル、凄く濡れてきたよ?意地悪されるの気持ちいいんだ?そうだよね?」

「違う!馬鹿ぁ……っ!!」

「駄目だよウィル、大きな声を出したら。声は消してないんだから。本当に見られちゃうよ?」

「!!」

びくんっと体が跳ね口を押さえる。
顔はもう真っ赤だ。

「これからエッチな声たくさん出ちゃうのに、困ったね?我慢できる?それともいっぱい聞いてもらう?姿は隠せてるから、いっぱい喘いでも見られないからいいかな?」

「……ダメ……っ。」

「なら我慢するんだ?せっかく外で気持ちよくなってるんだから、いっぱい叫んじゃえばいいのに。」

「やだ……っ。」

俺はぐちぐちと濡れた竿をしごく。

「んんん……っ!!」

ウィルが体を震わせながら声を堪えている。
熱に濡れた目尻には涙がたまっている。
口元を押さえている手は唾液まみれだ。
俺はチュッと額にキスをした。

いやらしくて、綺麗で、ぷるぷる堪える姿は、もっと淫らにしたくなる。
俺は竿から手を離し、先走りで濡れた手で穴に触れた。
垂れ流れた先走りも手伝って、浅く入れた指を軽く抜き差しする。

「あ……っ!サーク……っ!!」

「ウィルがいっぱいいじるから、穴も簡単に指が入るようになったね?俺と会えない時は毎日してるの?」

「毎日なんて……してない……!」

「ならどれくらいでしてるの?」

「…………。」

ウィルが黙ってしまったので、俺はもっと深くに指を差し入れた。

「あああぁ……っ!!」

「どれくらいでしてるの?ウィル?」

「知らない……っ。」

「昨日はしたよね?こんなに指が簡単に入るんだもん。」

俺は指を増やしてぐっと奥まで突き刺した。

「んんんんん………っ!!」

ウィルの体が跳ねた。
恥ずかしくて仕方ないのに乱れてしまう姿が艶やかで可愛い。
なんだかたまらない気持ちになって、身を固くして小刻みに震えるウィルの耳に舌を入れた。

その時、遠くから足音が聞こえた。

「!!!?」

ギクッとウィルが震えた。
真っ赤になって、涙目で可愛い。
そんな顔されたらいっぱい虐めてあげたくなる。

「大変、誰か来たよ?見つかっちゃうね?」

中の指がきゅっと締め付けられた。
俺はその指を軽く動かす。

「………っ!!……っ!!」

ウィルが口を押さえて耐えている。
中は腸壁がぐにぐに動いている。
だからさらに大きく抜き差しした。

「~~~~っ!!」

ウィルの体が仰け反る。
必死に堪えているのでサービスする事にした。
俺は一度指を抜き、ウィルを抱えあげて足音のする方によく見えるように足を開かせた。

「ぁぁぁぁ……っ!!」

小さな喘ぎ声が漏れる。
俺はよく見えるように手で尻の肉を割り、穴を開いてあげた。
ウィルは抵抗はしないのに、恥ずかしさのあまり震えが止まらない。

「見られちゃうね?ウィルのいやらしい体。ウィルは綺麗だから、きっと舐め回すようにじっくり見てもらえるよ?」

「……………あぁ……っ!!」

とうとうウィルが堪えきれずに淫らな声をあげた。
艶かしく体を反らす。
その体がびくびくしている。
多分もうイキたくて仕方がないはずだ。
足音はまだ聞こえている。

「せっかくだからイクとこを見てもらおうね?大きな声で喘いで、おしりでイっちゃうところを舐めるように見てもらおうね。」

「……ダメ……っ!……見られちゃうから……!!」

嫌だと訴えるウィルの顔はどうしようもないほど熱に濡れていた。
ああ、こんな顔、誰にも見せたくない。
俺だけのものにしたい。
俺は穴に指を入れ、奥までかき回した。

「……ダメ……っ!イッちゃうからぁ……っ!!」

「イッていいよ。ほら、見られそうで気持ちいいんだよね?凄く気持ちいいんだよね?叫んで見てもらおうね?エッチな声をあげてごらん?」

「あああぁ……っ!!ダメ……っ!!ダメなのに……っ!!」

ウィルはもう限界だ。
限界なのに見られたくなくて耐えている。

この人はなんて淫らで綺麗な人なんだろう?
どうしてこんなにも衝動に駆られるんだろう?

俺は軽く前立腺を撫でる様に攻め立てた。
ウィルの体が激しく痙攣する。


「ぁ………あああぁ……っ!!」


堪えようとした声は艶やかに耳に響いた。
俺は落ち着かせるように優しく抱き締め、顔中にキスをした。
イってしまったウィルの中は激しくうねり、ぎゅっと絞まっている。
そこから指をゆっくりと抜く。
俺はウィルが楽なように抱きなおした。
そしてまだぼんやりしたウィルに、にっこり笑って言った。


「大丈夫だよ。声も消しといたから。」


ウィルの顔が一瞬、固まった。

そして俺が、ウィルから渾身の平手打ちを食らったのは言うまでもない。
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