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第八章②「敵地潜入」
次の日
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「へ?!VIPルームにですか?!」
次の日、同じように夕方からカジノに呼ばれ控室に入ると、ケビンと言う人が訪ねてきてそう言った。
俺とシルクは顔を見合わせる。
昨日の今日だぞ?!
いくら何でも早すぎないか?!
これは警戒した方が良いのではないかと言う考えが頭を掠めたが、ケビンはニコニコと笑って言った。
「昨日、たまたまシルキー・フェンの所作を見ていた方がいましてね。上級会員の皆様に推薦されたんですよ。皆様、新しいもの好きでもありますから、なら試しに1度呼んでも良いと言う事になりましてね。」
ケビンはデビッドと同じ、華の管理を任されているここの従業員のようだ。
だがデビッドとは打って変わって、とても落ち着きのある男だった。
多分、VIP関連の業務を担当している男なのだろう。
ケビンの言葉を聞いて、俺もシルクもピンときた。
チラリと視線を合わせる。
そういう事なのか……。
とりあえず運が味方についている。
こんなに早く上がれるとは思わなかったが、行かないと言う選択肢もないだろう。
「わかりました。お受けいたします。」
「では、こちらに着替えて頂けますか?」
そう言ってケビンは、連れていたもう一人の従業員から箱を受け取り渡してきた。
「これは??」
「推薦された方からです。1つだけ言っておきますが、推薦を受けたという事は、問題を起こせばその方の顔に泥を塗る事になります。今後はよく考えて行動して下さい。」
「……わかりました。」
俺はそう言ってドアを閉めた。
支度が出来るまで箱を持っていた従業員が外で待っているが、特に中を探れる様なスキルはないようだった。
軽くため息をつき、シルキーに箱を渡す。
中には淡いクリーム色の品の良いパンツドレスが入っていた。
「シルキーさんの肌の色を鑑みたんですね~。」
「それはいいけど、合わせる靴ってあったかしら??」
今回はシルクに目が行くように仕向ける為、衣装も普段の服も派手な色を中心にしていたのでこの色の服に合わせられる靴があるかが問題だ。
それにしてもあのお兄さん、そんなに長くシルクと一緒にいた訳じゃないのによく見てるな。
確かに派手な色より落ち着いたシンプルな色の方がシルクの魅力は出る。
今回はわざと派手な服を着ていただけに、それは似合わないと指摘されたようでちょっとおかしかった。
「とりあえず、形が1番合うのを選んで下さい。色は何とかします。」
俺がそう言うと、シルキーは数個の靴の中から1番ベーシックな物を選んだ。
「サンダルに見えるのは駄目だし、ヒールが高すぎるのも少し品がないでしょ?シンプルな服だし、飾りがついてるのもうるさいし。」
「そうですね。ちょっと着替えて見てください。」
シルキーは贈られた服を着て靴を履いた。
確かに形ならこれがフォーマルだし良いだろう。
初見なのだ、はじめから奇抜な事をするより控えめに出た方がいい。
俺は足元にしゃがんで、魔術で靴の色を服に合わせた。
「後は化粧と髪飾りですかね。」
色が変わった靴を、シルキーはしげしげ眺めている。
シルクとしては本当は色々言いたそうだが、今はシルキーなので我慢しているようだ。
あまり時間もないので、俺は魔術でそれまでの派手な服に合わせてあったメイクを浄化した。
「ふふふ、便利ね。」
「メイクはお願いします。後は、髪……髪飾り……。」
服がシンプルな分、何もないのは少し間が抜けている。
ふと控室に、昨日はなかった花が飾られているのに気づく。
他の控室に挨拶周りをしてわかったのだが、人気のあるダンサーや歌手は、それに比例するように控室も綺麗になっていった。
清掃をしている従業員から聞いた話では、人気が出ると、ファンからちょっとしたおひねりが従業員に渡されるらしい。
そのおひねりが控室に反映され、花で飾られたり、お茶やお菓子があったりするようになるらしい。
どうやらシルキーにもおひねりが入ったようだ。
俺はありがたくその花を使わせてもらう事にする。
メイクをするシルキーの後ろに立ち、大ぶりだが淡い色の花で主張しすぎないよう控えめに髪を飾った。
結ってあるような髪ではないので魔術で固定し、ついでに枯れないようにする。
「やだ~。アタシ、綺麗~。」
鏡の中の自分を見て、シルキーは笑った。
まぁ、こういう方が本当に似合うし綺麗なんだけど……。
「……大丈夫かしら……?」
シルキーが振り返って俺を見た。
不安そうな表情をするのは、化粧や服の事を言っているんじゃない。
派手な格好で俺から視線を外すと言う目的が成されなくなる事を不安がっているのだ。
俺はぽんぽんと、頭を撫でた。
「大丈夫ですよ!シルキーさん!!とても綺麗です!そのまま神々しいまでに光り輝いて!周囲の視線を釘付けにして下さいっ!!」
美しさで目立つなら、それも1つの手だ。
現に今のシルキーの横に俺が立っても、視線を俺に向ける人間はいないだろう。
シルキーもそれは理解したようで、それならばとばかりに自分の魅力を全開に打ち出す事にしたようだ。
覚悟を決めて椅子から立ち上がった姿は、本当に輝いて見えた。
俺達は無言のまま頷き合う。
「お待たせしました!」
俺がドアを開けてシルキーを外に出すと、待っていた従業員だけでなく、廊下にいた全ての人間がシルキーの隠されていた美しさに目を奪われ、言葉を失っていた。
「さて。」
シルキーを見送りながら俺は一息ついた。
向こうは任せるしかない。
一人控室に戻り、意識を集中する。
やはり、何かが見ている感じがする。
昨日、放った鼠は1匹だけ帰ってきていない。
その何かを探させている鼠だ。
シルクにも話したが、そう言われてみれば何か感じる気もするが確信は持てないと言っていた。
シルクの研ぎ澄まされた感性でも確信が持てないのだ。
だがそれはある意味、そこまで警戒しなくても良いと言う事だ。
殺意や悪意があるなら確実にわかるとシルクは言っていた。
つまり、殺意や悪意はないのだ。
俺が感じ取ったように、ただ遠くから眺めているだけ。
突然現れた話題の踊り子だ。
そんな風に眺めている目があってもおかしくはない。
おかしくはないのだが、それなら何故、その正体の片鱗さえ見えないのだろう?
踊り子をなんの気なしに眺めているのならば、別に見ている姿を隠す必要はないはずだ。
なのにそれがわからない。
すぐに危険には繋がらないのかもしれないが、どこか不安を覚えざるおえない。
俺にもシルクにも、確信が持てない何か。
本当にそれが見ているかどうかすらあやふやだ。
神経質になっているだけなのか、見逃してはならない何かなのか……。
俺にはどうしても判断がつかなかった。
「とは言え、それにばっかり拘ってても仕方ないよな。」
俺は俺のできる事をしなければ。
そう思って俺はまた、挨拶回りを兼ねた情報収集に向かった。
次の日、同じように夕方からカジノに呼ばれ控室に入ると、ケビンと言う人が訪ねてきてそう言った。
俺とシルクは顔を見合わせる。
昨日の今日だぞ?!
いくら何でも早すぎないか?!
これは警戒した方が良いのではないかと言う考えが頭を掠めたが、ケビンはニコニコと笑って言った。
「昨日、たまたまシルキー・フェンの所作を見ていた方がいましてね。上級会員の皆様に推薦されたんですよ。皆様、新しいもの好きでもありますから、なら試しに1度呼んでも良いと言う事になりましてね。」
ケビンはデビッドと同じ、華の管理を任されているここの従業員のようだ。
だがデビッドとは打って変わって、とても落ち着きのある男だった。
多分、VIP関連の業務を担当している男なのだろう。
ケビンの言葉を聞いて、俺もシルクもピンときた。
チラリと視線を合わせる。
そういう事なのか……。
とりあえず運が味方についている。
こんなに早く上がれるとは思わなかったが、行かないと言う選択肢もないだろう。
「わかりました。お受けいたします。」
「では、こちらに着替えて頂けますか?」
そう言ってケビンは、連れていたもう一人の従業員から箱を受け取り渡してきた。
「これは??」
「推薦された方からです。1つだけ言っておきますが、推薦を受けたという事は、問題を起こせばその方の顔に泥を塗る事になります。今後はよく考えて行動して下さい。」
「……わかりました。」
俺はそう言ってドアを閉めた。
支度が出来るまで箱を持っていた従業員が外で待っているが、特に中を探れる様なスキルはないようだった。
軽くため息をつき、シルキーに箱を渡す。
中には淡いクリーム色の品の良いパンツドレスが入っていた。
「シルキーさんの肌の色を鑑みたんですね~。」
「それはいいけど、合わせる靴ってあったかしら??」
今回はシルクに目が行くように仕向ける為、衣装も普段の服も派手な色を中心にしていたのでこの色の服に合わせられる靴があるかが問題だ。
それにしてもあのお兄さん、そんなに長くシルクと一緒にいた訳じゃないのによく見てるな。
確かに派手な色より落ち着いたシンプルな色の方がシルクの魅力は出る。
今回はわざと派手な服を着ていただけに、それは似合わないと指摘されたようでちょっとおかしかった。
「とりあえず、形が1番合うのを選んで下さい。色は何とかします。」
俺がそう言うと、シルキーは数個の靴の中から1番ベーシックな物を選んだ。
「サンダルに見えるのは駄目だし、ヒールが高すぎるのも少し品がないでしょ?シンプルな服だし、飾りがついてるのもうるさいし。」
「そうですね。ちょっと着替えて見てください。」
シルキーは贈られた服を着て靴を履いた。
確かに形ならこれがフォーマルだし良いだろう。
初見なのだ、はじめから奇抜な事をするより控えめに出た方がいい。
俺は足元にしゃがんで、魔術で靴の色を服に合わせた。
「後は化粧と髪飾りですかね。」
色が変わった靴を、シルキーはしげしげ眺めている。
シルクとしては本当は色々言いたそうだが、今はシルキーなので我慢しているようだ。
あまり時間もないので、俺は魔術でそれまでの派手な服に合わせてあったメイクを浄化した。
「ふふふ、便利ね。」
「メイクはお願いします。後は、髪……髪飾り……。」
服がシンプルな分、何もないのは少し間が抜けている。
ふと控室に、昨日はなかった花が飾られているのに気づく。
他の控室に挨拶周りをしてわかったのだが、人気のあるダンサーや歌手は、それに比例するように控室も綺麗になっていった。
清掃をしている従業員から聞いた話では、人気が出ると、ファンからちょっとしたおひねりが従業員に渡されるらしい。
そのおひねりが控室に反映され、花で飾られたり、お茶やお菓子があったりするようになるらしい。
どうやらシルキーにもおひねりが入ったようだ。
俺はありがたくその花を使わせてもらう事にする。
メイクをするシルキーの後ろに立ち、大ぶりだが淡い色の花で主張しすぎないよう控えめに髪を飾った。
結ってあるような髪ではないので魔術で固定し、ついでに枯れないようにする。
「やだ~。アタシ、綺麗~。」
鏡の中の自分を見て、シルキーは笑った。
まぁ、こういう方が本当に似合うし綺麗なんだけど……。
「……大丈夫かしら……?」
シルキーが振り返って俺を見た。
不安そうな表情をするのは、化粧や服の事を言っているんじゃない。
派手な格好で俺から視線を外すと言う目的が成されなくなる事を不安がっているのだ。
俺はぽんぽんと、頭を撫でた。
「大丈夫ですよ!シルキーさん!!とても綺麗です!そのまま神々しいまでに光り輝いて!周囲の視線を釘付けにして下さいっ!!」
美しさで目立つなら、それも1つの手だ。
現に今のシルキーの横に俺が立っても、視線を俺に向ける人間はいないだろう。
シルキーもそれは理解したようで、それならばとばかりに自分の魅力を全開に打ち出す事にしたようだ。
覚悟を決めて椅子から立ち上がった姿は、本当に輝いて見えた。
俺達は無言のまま頷き合う。
「お待たせしました!」
俺がドアを開けてシルキーを外に出すと、待っていた従業員だけでなく、廊下にいた全ての人間がシルキーの隠されていた美しさに目を奪われ、言葉を失っていた。
「さて。」
シルキーを見送りながら俺は一息ついた。
向こうは任せるしかない。
一人控室に戻り、意識を集中する。
やはり、何かが見ている感じがする。
昨日、放った鼠は1匹だけ帰ってきていない。
その何かを探させている鼠だ。
シルクにも話したが、そう言われてみれば何か感じる気もするが確信は持てないと言っていた。
シルクの研ぎ澄まされた感性でも確信が持てないのだ。
だがそれはある意味、そこまで警戒しなくても良いと言う事だ。
殺意や悪意があるなら確実にわかるとシルクは言っていた。
つまり、殺意や悪意はないのだ。
俺が感じ取ったように、ただ遠くから眺めているだけ。
突然現れた話題の踊り子だ。
そんな風に眺めている目があってもおかしくはない。
おかしくはないのだが、それなら何故、その正体の片鱗さえ見えないのだろう?
踊り子をなんの気なしに眺めているのならば、別に見ている姿を隠す必要はないはずだ。
なのにそれがわからない。
すぐに危険には繋がらないのかもしれないが、どこか不安を覚えざるおえない。
俺にもシルクにも、確信が持てない何か。
本当にそれが見ているかどうかすらあやふやだ。
神経質になっているだけなのか、見逃してはならない何かなのか……。
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