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第八章②「敵地潜入」
躓き
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VIPルームから戻ってきたシルキーは、昨日とは違い複雑な顔をしていた。
「おそらく明日も呼ばれますから、服装には気を配るように。それから、状況によっては夜のステージ数を減らして、同伴等をお願いします。減った分、希望があれば昼間のステージを用意する。それでいいかな?」
「……わかりました。」
ケビンさんはあまり口調や態度を変えなかったが、メイン担当者が控室に送ってきて今後の事を伝えてきたと言う事は、どうやらシルキーはVIP達のお眼鏡にかかったようだ。
目はつけていたが俺の方も人と話したりしていたので、危険がないか程度にしか見ていなかった。
でもまあ、よく我慢したよ、シルキー。
「……ユウくん!!浄化してっ!!」
ドアが締まりケビンの気配が消えた瞬間、シルキーは不機嫌そうに言った。
まぁ、そうなるよな。
俺は乾いた笑いを浮かべながら、全身を浄化してやった。
それが済むと、シルキーはポイポイと服を脱ぎ捨てた。
「シルキーさん。ちょっとは恥じらいを持ってください……。」
「いいじゃないっ!!もうこれ、着てたくないのっ!!」
「せっかくもらったのに~。」
「ヒギンズ教授には悪いけど!ユウくんも浄化してくれたけど!でも無理っ!!」
シルキーはそう言うと、浄化魔術だけでは満足できなかったらしく、濡れたタオルで体を拭き始めた。
「珍しいですね、シルキーさんがそこまで拒絶反応するなんて。」
シルキーは今日、VIPルームに入った。
対人スキルの高いシルキーだ。
問題なく、周りに気に入られた。
問題は気に入られすぎた事だ。
一人の年配の男が、シルキーを酷くお気に召してしまったのだ。
確かにしつこいしねちっこいし、推薦者の彼や周りが助けようとすると、それを跳ね除けて独占したがり、ちょっと厄介だなとは思った。
だがシルキー、いやシルクは男の扱いには慣れている。
生きる為に一時は色まがいの事だってやっていたのだ。
だから良くも悪くも許容範囲が広いと言うか、華としてそれはそれと割り切って相手をする事ができる。
なのにこれである。
一体どうしたんだろう?
「……あいつ!あの男を思い出すのよっ!!耐えらんないっ!!」
体を拭き終わったシルクは、ちょっと涙目になって俺を見上げた。
ああ、と思う。
シルクに刻まれた、消えないスティグマ。
俺は何も言わず椅子に座っているシルクを抱きしめた。
「嫌ならやめよう。無理するな。別の方法を考えればいい。大丈夫。」
そう、耳元で囁いた。
シルクが何を言わんとしているかはわかる。
わかるから無理強いさせる気はなかった。
シルクはぎゅっと抱きついてきたが、やがて顔を上げた。
「ん~ん。大丈夫よ、ユウくん。」
「話したでしょう?自分を犠牲にしないで下さい。」
「本当よ?だって、アタシにはユウくんがついてるもの。だから大丈夫。」
そう言って笑うシルキーに俺は何も言えなかった。
とりあえず、今ここでその話をしても仕方がない。
ステージが終わってホテルに帰ってからもう一度話そう。
「わかりました。この話はホテルに戻ってからにして、今はステージに集中しましょう。」
「わかったわ。何か食べるものある?」
そう言われ、俺は買い出しに行っておいた物を出した。
シルキーは今日も何故かトルティーヤを手に取った。
「もしかして、気に入ってます?トルティーヤ??」
「そうかも。さっと食べやすいし。野菜も食べれるし。……ん?!野菜がない?!今日のこれ何??」
「今日のは辛くないやつを選んできました。今、食べてるのはブリトーですね。ハムとチーズの。野菜が入ってるのが良いなら、こっちにチキンがありますよ。」
「これ、熱々のが食べたい~。チーズがとろけてないとヤダ~っ!後、昨日の辛いのも食べたい~。」
「……わがままですね?!昨日は辛いって文句言ったのに?!」
「ミルクは??」
「……牛のでよければ…。」
「えええぇ~?ヤギのは~?!」
「だから!こんな所にヤギのミルクは売ってませんっ!!」
「なら牛ので我慢するから!コレの熱々なのと昨日の辛いのも買ってきて~!すぐに~!!」
「えええええぇぇっ?!」
シルキーは途端にわがままを言い出した。
まぁそれで不安定な気持ちが落ち着くなら、頑張るか。
俺は仕方なく、もう一度急いでトルティーヤの売店に走ったのだった。
舞台袖から、シルキーのステージが終わるのを見ていた。
裏方さん達も隙を見てシルキーのステージを見てくれている。
誰かがぽんぽんと俺の肩を叩く。
振り返ると、大道具さんが次のステージ準備に入りながら笑っていた。
「今日も良かった!シルキーのステージっ!!」
さっき話していたお姉さんも、そう言って笑顔を見せてくれる。
ステージチェンジでバタバタする中、こうして声をかけてもらえるのは嬉しい。
シルキーもニコニコと裏方さんに挨拶とお礼を言っている。
「お疲れ様です!シルキーさん!とても良かったですっ!!」
俺はそう言って、戻ってきたシルキーにタオルと水を渡した。
シルキーは水を飲み干すと、タオルに顔を埋める。
広い舞台。
色々なセットや小道具、バックダンサー等の演出をする人もいる中、シルキーは特に何もせずに一人で踊る。
もったいないとも言われるが、シルキーの場合、余計なものはない方がいい。
どうせあっても、踊りが始まれば視線はシルキーに集中してしまい、他のものなど見えはしない。
シルキーはそう言うダンサーだった。
そこも珍しく、話題と注目を集めるのだろう。
忙しそうにするスタッフの邪魔にならないよう端により、控室に戻る。
今日はこれで終わりだ。
何だかんだ、1日が終わるとホッとする。
それはシルクも同じなのだろう。
最後のステージが終わり控室に入ってしまうと、シルクの顔に戻って笑った。
その時だった。
「……痛っ!!」
まだ気を抜くなよと言おうとして、俺は手に痛みを感じた。
シルクも慌てて俺に駆け寄る。
「ユウくん?!……ヤダっ?!嘘でしょ?!」
ポタリ、と赤い雫が垂れた。
手のひらが切れて出血している。
俺は何も言えなくなって固まっていた。
まさか……。
そんな事があり得るのか……っ?!
手のひらの傷を見つめながら固まっている俺に、シルクは動揺した。
だがすぐに気を取り直して、タオルを俺の手の傷口に押し当てた。
そんなに深い傷ではないので、傷自体はどうというものでもない。
問題は、何故それが起きたかだ。
「ユウくん……。」
シルクが心配そうに俺を見つめる。
俺は魔術で傷を治し、笑って頷いてみせた。
あまり俺が動揺しているのを見せるのは良くない。
だが俺は今、自分に起きた事が信じられなくて、どうそれを捉えていいのかわからなかった。
ちょうど送迎の馬車が来たと言われたので、俺達は急いで荷物を纏めて馬車に乗り込む。
「何があったの……?主……。」
馬車の中、俺が音消しの術を使ったのを確認してから、シルクは不安そうに聞いいてきた。
俺自身それをどう言っていいのかわからないが、シルクには話しておかなければならない事態だった。
俺は努めて冷静に口を開いた。
「……鼠が殺された。」
「え……?」
「血の魔術の鼠だ。目に見えるものじゃない……。普通の魔術とも質が違うものだから、そう簡単に感知できるものじゃないんだ……。」
それを聞いて、俺が何故ここまで動揺したのかシルクは理解したのだろう。
少しの間、何も言えずに黙っていた。
「……今までも……そう言う事ってあったの?」
シルクが控えめにおずおずと聞いてくる。
どう答えるべきか悩んだが、俺は正直に話した。
「……いや、初めてだ。血の魔術で作った動物が殺されると、自分の身にこういった事が起こる事も、俺は知らなかった。」
「……………。」
「何かが見てるようだって話はしたよな?」
「うん……。」
「殺されたのは、その何かを探させていた鼠だ。」
「……なら……。」
「ああ。……何かは確実に俺達を見てる。しかもそれは、俺の血の魔術を感知して、仕留められるような相手だ……。」
シルクはそれを聞いて押し黙った。
俺もそれ以上、何も言えなかった。
血の魔術が見破られるとは思っていなかった。
そんな事、今まで無かったし、起こるとも思っていなかった。
自分の認識が甘かったとしか言いようがない。
そして……。
俺達はどうやら、想像以上に厄介な相手に見張られているようだった。
「おそらく明日も呼ばれますから、服装には気を配るように。それから、状況によっては夜のステージ数を減らして、同伴等をお願いします。減った分、希望があれば昼間のステージを用意する。それでいいかな?」
「……わかりました。」
ケビンさんはあまり口調や態度を変えなかったが、メイン担当者が控室に送ってきて今後の事を伝えてきたと言う事は、どうやらシルキーはVIP達のお眼鏡にかかったようだ。
目はつけていたが俺の方も人と話したりしていたので、危険がないか程度にしか見ていなかった。
でもまあ、よく我慢したよ、シルキー。
「……ユウくん!!浄化してっ!!」
ドアが締まりケビンの気配が消えた瞬間、シルキーは不機嫌そうに言った。
まぁ、そうなるよな。
俺は乾いた笑いを浮かべながら、全身を浄化してやった。
それが済むと、シルキーはポイポイと服を脱ぎ捨てた。
「シルキーさん。ちょっとは恥じらいを持ってください……。」
「いいじゃないっ!!もうこれ、着てたくないのっ!!」
「せっかくもらったのに~。」
「ヒギンズ教授には悪いけど!ユウくんも浄化してくれたけど!でも無理っ!!」
シルキーはそう言うと、浄化魔術だけでは満足できなかったらしく、濡れたタオルで体を拭き始めた。
「珍しいですね、シルキーさんがそこまで拒絶反応するなんて。」
シルキーは今日、VIPルームに入った。
対人スキルの高いシルキーだ。
問題なく、周りに気に入られた。
問題は気に入られすぎた事だ。
一人の年配の男が、シルキーを酷くお気に召してしまったのだ。
確かにしつこいしねちっこいし、推薦者の彼や周りが助けようとすると、それを跳ね除けて独占したがり、ちょっと厄介だなとは思った。
だがシルキー、いやシルクは男の扱いには慣れている。
生きる為に一時は色まがいの事だってやっていたのだ。
だから良くも悪くも許容範囲が広いと言うか、華としてそれはそれと割り切って相手をする事ができる。
なのにこれである。
一体どうしたんだろう?
「……あいつ!あの男を思い出すのよっ!!耐えらんないっ!!」
体を拭き終わったシルクは、ちょっと涙目になって俺を見上げた。
ああ、と思う。
シルクに刻まれた、消えないスティグマ。
俺は何も言わず椅子に座っているシルクを抱きしめた。
「嫌ならやめよう。無理するな。別の方法を考えればいい。大丈夫。」
そう、耳元で囁いた。
シルクが何を言わんとしているかはわかる。
わかるから無理強いさせる気はなかった。
シルクはぎゅっと抱きついてきたが、やがて顔を上げた。
「ん~ん。大丈夫よ、ユウくん。」
「話したでしょう?自分を犠牲にしないで下さい。」
「本当よ?だって、アタシにはユウくんがついてるもの。だから大丈夫。」
そう言って笑うシルキーに俺は何も言えなかった。
とりあえず、今ここでその話をしても仕方がない。
ステージが終わってホテルに帰ってからもう一度話そう。
「わかりました。この話はホテルに戻ってからにして、今はステージに集中しましょう。」
「わかったわ。何か食べるものある?」
そう言われ、俺は買い出しに行っておいた物を出した。
シルキーは今日も何故かトルティーヤを手に取った。
「もしかして、気に入ってます?トルティーヤ??」
「そうかも。さっと食べやすいし。野菜も食べれるし。……ん?!野菜がない?!今日のこれ何??」
「今日のは辛くないやつを選んできました。今、食べてるのはブリトーですね。ハムとチーズの。野菜が入ってるのが良いなら、こっちにチキンがありますよ。」
「これ、熱々のが食べたい~。チーズがとろけてないとヤダ~っ!後、昨日の辛いのも食べたい~。」
「……わがままですね?!昨日は辛いって文句言ったのに?!」
「ミルクは??」
「……牛のでよければ…。」
「えええぇ~?ヤギのは~?!」
「だから!こんな所にヤギのミルクは売ってませんっ!!」
「なら牛ので我慢するから!コレの熱々なのと昨日の辛いのも買ってきて~!すぐに~!!」
「えええええぇぇっ?!」
シルキーは途端にわがままを言い出した。
まぁそれで不安定な気持ちが落ち着くなら、頑張るか。
俺は仕方なく、もう一度急いでトルティーヤの売店に走ったのだった。
舞台袖から、シルキーのステージが終わるのを見ていた。
裏方さん達も隙を見てシルキーのステージを見てくれている。
誰かがぽんぽんと俺の肩を叩く。
振り返ると、大道具さんが次のステージ準備に入りながら笑っていた。
「今日も良かった!シルキーのステージっ!!」
さっき話していたお姉さんも、そう言って笑顔を見せてくれる。
ステージチェンジでバタバタする中、こうして声をかけてもらえるのは嬉しい。
シルキーもニコニコと裏方さんに挨拶とお礼を言っている。
「お疲れ様です!シルキーさん!とても良かったですっ!!」
俺はそう言って、戻ってきたシルキーにタオルと水を渡した。
シルキーは水を飲み干すと、タオルに顔を埋める。
広い舞台。
色々なセットや小道具、バックダンサー等の演出をする人もいる中、シルキーは特に何もせずに一人で踊る。
もったいないとも言われるが、シルキーの場合、余計なものはない方がいい。
どうせあっても、踊りが始まれば視線はシルキーに集中してしまい、他のものなど見えはしない。
シルキーはそう言うダンサーだった。
そこも珍しく、話題と注目を集めるのだろう。
忙しそうにするスタッフの邪魔にならないよう端により、控室に戻る。
今日はこれで終わりだ。
何だかんだ、1日が終わるとホッとする。
それはシルクも同じなのだろう。
最後のステージが終わり控室に入ってしまうと、シルクの顔に戻って笑った。
その時だった。
「……痛っ!!」
まだ気を抜くなよと言おうとして、俺は手に痛みを感じた。
シルクも慌てて俺に駆け寄る。
「ユウくん?!……ヤダっ?!嘘でしょ?!」
ポタリ、と赤い雫が垂れた。
手のひらが切れて出血している。
俺は何も言えなくなって固まっていた。
まさか……。
そんな事があり得るのか……っ?!
手のひらの傷を見つめながら固まっている俺に、シルクは動揺した。
だがすぐに気を取り直して、タオルを俺の手の傷口に押し当てた。
そんなに深い傷ではないので、傷自体はどうというものでもない。
問題は、何故それが起きたかだ。
「ユウくん……。」
シルクが心配そうに俺を見つめる。
俺は魔術で傷を治し、笑って頷いてみせた。
あまり俺が動揺しているのを見せるのは良くない。
だが俺は今、自分に起きた事が信じられなくて、どうそれを捉えていいのかわからなかった。
ちょうど送迎の馬車が来たと言われたので、俺達は急いで荷物を纏めて馬車に乗り込む。
「何があったの……?主……。」
馬車の中、俺が音消しの術を使ったのを確認してから、シルクは不安そうに聞いいてきた。
俺自身それをどう言っていいのかわからないが、シルクには話しておかなければならない事態だった。
俺は努めて冷静に口を開いた。
「……鼠が殺された。」
「え……?」
「血の魔術の鼠だ。目に見えるものじゃない……。普通の魔術とも質が違うものだから、そう簡単に感知できるものじゃないんだ……。」
それを聞いて、俺が何故ここまで動揺したのかシルクは理解したのだろう。
少しの間、何も言えずに黙っていた。
「……今までも……そう言う事ってあったの?」
シルクが控えめにおずおずと聞いてくる。
どう答えるべきか悩んだが、俺は正直に話した。
「……いや、初めてだ。血の魔術で作った動物が殺されると、自分の身にこういった事が起こる事も、俺は知らなかった。」
「……………。」
「何かが見てるようだって話はしたよな?」
「うん……。」
「殺されたのは、その何かを探させていた鼠だ。」
「……なら……。」
「ああ。……何かは確実に俺達を見てる。しかもそれは、俺の血の魔術を感知して、仕留められるような相手だ……。」
シルクはそれを聞いて押し黙った。
俺もそれ以上、何も言えなかった。
血の魔術が見破られるとは思っていなかった。
そんな事、今まで無かったし、起こるとも思っていなかった。
自分の認識が甘かったとしか言いようがない。
そして……。
俺達はどうやら、想像以上に厄介な相手に見張られているようだった。
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