欠片の軌跡⑤〜あらがう者たち

ねぎ(塩ダレ)

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第八章③「帰国裁判」

訳あっての壁のシミ

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「サーク。」

シルクの踊りが終わり、フロアが華やかな踊る人々に飾り付けられた頃、俺は呼び止められて振り返った。
ライオネル第三王子殿下だった。
白をメインにした服装が、金色に輝く髪によく合っていた。

「王国の若き息吹、輝ける未来に感謝致します。ライオネル王子殿下。今宵はこの様な素晴らしい場にお招き頂き、誠にありがとうございます。」

俺はすぐに礼を尽くし、挨拶をした。
国王は太陽とか光に例えられ、その子である王子達は、その他の火や水や風などに例えられる。
基本的には皇太子である第一王子が火で、第二王子頑張って水、第三王子であるライオネル殿下は風に例えられる事が多かった。

しかし顔を上げると、殿下はとても不服そうに俺を見ていた。
何でだ?きちんと挨拶できたと思うんだけど??
何かマナーに沿ってない事でもしてしまっただろうか??

「すぐそれです。」

「え??」

「サークはいつだって私に対して、すぐそうやって形式張って、一線引くのです。」

少しむくれてそう言われ、俺は困ってしまった。
いやだって、貴方はこの国の王子ですよ??
そして俺は何でだかにわか貴族になってしまったとはいえ、平民出身の成り上がり者ですし。
おいそれと親しくできるわけ無いじゃないですか??
しかもこんな場だし。

ちなみに俺のパートナーであるウィルはと言うと、またもファン達に拉致られてしまった。
最後に1曲だけ踊って下さい!お願いします!とかなんとかで、今にも泣きそうな顔で頼んでくるものだからウィルも俺も困って、ウィルは皆の貴公子役の最後と言う事でそれを了承した。
ただそれが一人や二人ではないので、当分帰ってこられないとは思う。

「……王子になんて生まれなければ良かったです。」

「殿下!そのような事をこのような場で……!!」

「そのせいでサークはちっとも気を許してはくれないですし、私の騎士にしたのにちっとも会いに来てくれない。私のロイヤルガードになってもらうつもりだったのに、いつの間にかたくさん功績を上げてあちこちから引っ張られる人になってしまって。狡いじゃないですか?私の騎士なのに……。」

「それは……申し訳ございません……。」

王子は晩餐会で酒を飲んだようで、少し酔っている様だった。
いつもならこんな風に、公の場であからさまに拗ねた様な態度を示したりはしない。
俺は困って王子をさり気なくエスコートし、広間の隅のソファーに座らせた。

「晩餐会ではだいぶお酒を召し上がられたようですね?殿下?」

「サークが楽しそうに南の国の方と話していて、私の事を見ようともしなかったのが悪いのです。」

少しむくれてライオネル殿下は言った。
何だろう?これが王子であると言う事を取っ払った、本来のライオネル殿下の性格なのだろうか??
ぽわぽわした天然マイペースかと思えば、一度決めると頑として譲らずやり遂げる行動力と知性を見せ、かと思えばこんな風に子どもの様に拗ねる。

王子は本当、びっくりするくらい違う顔を持っている。
存在が安定していないからなのだろうか?
だから本来なら混じり合って一つの人格となるのに、バラバラに育ってしまっているのだろうか?

俺はこっそり王子の中の魔力を観察したが、今は安定している様だった。
存在にブレた感じはしない。
むしろ、かなり自然にそこに存在していた。

飲まれてしまったのか?

俺は少し危機感を強めた。
王子の中には海の王がいる。
それは国王からも確認済みだ。
大きすぎるそれを身の内に持っているせいで、ライオネル殿下は存在が不安なのだ。

それを俺ははじめ、何となく存在が嘘くさいというか、そこにいるのに偽物のような感覚を受けてしまい苦手だった。
王族だからそんな事を思うのだと勘違いしていたのだが、王子のそれは一人の人間の中にさらに海の王と言うとてつもない物を押し込めてあるせいで起こった事だった。

なのに今、それが酷く安定している。
まるで一つのものになってしまった様に。
だから王子の人格が海の王に飲まれてしまったのではないかと思ったのだ。

俺と出会った時点で王子の人格がどこまで残っていたのかわからないが、俺の知っている王子が本当にライオネル殿下であるとするなら、今、ここにいるライオネル殿下は俺の知っている殿下だと思う。
それならまだ飲まれてはいないと思うのだが、確証は持てない。
安定していると言う事は王子の生命的にはとても良い事だが、それはある意味、2つが同化している事を示す。

「ライオネル殿下。」

「何です?サーク?」

「海はお好きですか?」

「え??」

唐突な俺の質問に、王子は虚をつかれた様な顔をした後、ムスッとむくれた。

「嫌いです。海なんてもう二度と見たくないです。」

王子はそう答えた。
そしてツンと俺から顔を背けた。

ありゃりゃ、ご機嫌を損ねてしまった。
まぁ、あんな事があったのに、南の国を象徴する海の話をしたのは確かに機嫌を損ねるよな。

だが、嫌いだと即答したと言う事は、これはライオネル殿下だと思う。
もしも海の王に飲まれているならば、ここまであからさまに海を嫌いだとは言わない。

海竜の呪いを取り込んでわかった。
海の竜は何より海を愛している。
だから海の王ならば、海を愛しいと思うだろうし、帰りたいと願うだろう。

だからこれは間違いなくライオネル殿下だと思う。

「……サーク?」

俺が難しい顔で黙っているので、殿下が不安そうに声をかけてきた。

「あ、申し訳ありません。ちょっと考え事をしていました。」

「……大丈夫です。サークを南の国にやったりはしませんから。」

王子は俺が南の国に対して不安を感じていると思ったようで、強い意思を持った眼で俺を見つめてそう言った。
俺はそんな王子に微笑んだ。

「はい。存じております。殿下が私が南の国に連れて行かれぬよう、御尽力下さった事は皆から聞いております。本当にありがとうございます。」

「サークは私の騎士です。それを守るのは当然の事です。」

「私のようなものに勿体無いお言葉、痛み入ります。殿下。」

俺は心からお礼を言った。

王子にはたくさん助けてもらった。
でもこうしてきちんと心からお礼を言ったのは初めてかもしれない。

手を差し出されたので、俺は跪いてその手に接吻する真似の挨拶をした。
しかし顔を上げると、ライオネル殿下はやはり不機嫌そうに俺を見ていた。

え??
何でだ??
何か間違えたか??

「……それで?サークはいつまで私に対して一線を引くつもりです??」

「へっ?!」

「父上とすら飲み交わし、砕けて話したそうではないですか?!」

「あ、あ~……。」

アレか、あれは仕方ないだろう……。
王様の方がぐじぐじ泣いてて、ぐでんぐでんだったんだから……。
しかも内々のサシ飲みで公の場ではなかったし……。

とは言え、王子としては自分の方が付き合いが長いのに、いまだに一線を引いてくる俺が気に入らないようだ。
そんな事言っても、貴族の面々が集まるこの王様主催のパーティーで俺が王子と砕けて話してたら、何様だって話になる訳で……。
ただでさえ、変な噂に尾ひれ背びれがついて大変なのに、王子とも噂が出たらそれこそ一大事だ。

「あの日は国王陛下がだいぶお酒を召していまして……。公の場でもありませんでしたので、多少、フランクにお話させて頂いたかもしれません……。」

「なら、私が公の場でなくて二人で飲んで酔っ払ったら、フランクに話してくれるんですね?!」

「それは無理です!公の場以外で殿下と二人きりで会うなどとんでもございません!!」

「父上は良くて、どうして私は駄目なのですか?!」

「ライオネル殿下は未婚でいらっしゃいます。ですから年頃の者が疑われるような行動を取ることは禁じられています。」

「私が命令しても??」

「命令してもです。」

王子はまたもむうっとむくれた。
何だろう?今日は本当に駄々っ子みたいだな??

ライオネル殿下は確かに強引なところもあるし、天然マイペースで空気を読まないところはあるけど、立場を忘れる様な事はしなかった。
でもま、人間いつも聞き分け良くいるのは疲れるもんな。
王様だってイヴァンだって、たまにはああやって自分を開放してるんだ。
ライオネル殿下だって開放しても良いんだと思う。
ただ、それに海の王がどんな影響を与えるかわからなくて何とも言えないところではあるのだが……。

「では我が主、ライオネル殿下。無礼をお許し下さるのでしたら、私と一杯、お茶を飲んで頂けますか?」

俺は跪いたまま、にっこり笑ってそう言った。
ここで砕けた会話をするのは無理だし、何より王子は酔っている。
温かいお茶でも飲んで、少し酔いを覚ました方が良いだろうと思ったのだ。

唐突な俺の言葉に王子はきょとんとした後、ちょっと赤くなって素直に頷いた。
俺は立ち上がると近くにいたボーイさんに、お茶をもらえるように頼み、近くにあったソファーの一人椅子なのか足置きなのかに腰を下ろした。

「隣に座ってくれないんですね?サーク?」

「流石にそれをしたら私の首が飛びますので、ご容赦ください。」

「まぁ、サークにしては頑張ってくれたので、許して上げます。」

隣に座らなかった俺に王子は少し口を尖らせたが、たとえライオネル殿下が騎士にしたとはいえ騎士の俺が主である王子と同じテーブルに座るというだけで本来はマナー違反だ。
それでも俺がこうして同じソファーセットに座ってお茶を飲もうとした事に、王子は満足してくれた様だ。
ニッコリと微笑んで、運ばれてきたティーセットに口をつけた。
王子が口をつけたのを見届けてから、俺もカップを手に取った。

「いただきます。」

そう言って口に含んだお茶は、何故かハーブティーだった。
酔い覚ましの効果でもあるものなのかな??
王子が酔われているので温かいお茶をお願いしますと言ったから、向こうで考えて用意してくれたもののようだ。
ミントか何かが入っているのか、熱いお茶なのにスーとして俺は目をぱちくりさせた。
それを見て王子がくすくすと笑った。

「ハーブティーは飲みなれてないんですね、サーク。」

「はい。たまに飲むのですが、ものによってはあまり得意ではないです。」

「これは得意ではなさそうですね?」

「すみません。熱いのにスーとするのでびっくりしてしまって。後、酸っぱいお茶はあまり飲まないですね。」

「……婚約者の方は、色々なハーブティーを飲まれるのですね……。」

そう言われ、俺がわざわざハーブティーを入れて飲むようなタイプではない事から、王子は俺に誰かが入れてくれて飲んでいるのだと悟ったようだ。
いやその通りなんだけど、何と言うか気まずくなってしまう。

王子は多分、俺が好きだったんだと思う。

でも出会った頃は、俺は執事さんことレオンハルドさんが好きだったし、王子には苦手意識があったし、何より立場的にそうそう会うような関係ではなかった。
そうは言っても雲の上の人、それがライオネル殿下だった。
その人とこうしてお茶を飲んでいるのが不思議だった。

「お茶をありがとう、サーク。お陰で酔いも覚めました。」

「それは良かったです。殿下。」

「……サーク。」

「はい。」

「私と一曲だけ、踊ってくれませんか…?」

俺はびっくりして固まった。
王子はまっすぐに俺を見ていた。

その目はとても真剣で、また、不安に揺れていた。

これはどう返すのが正しいのだろう……。
俺はその目を見つめ返しながら考え、ゆっくり目を閉じた。

「申し訳ございません。殿下。」

俺は静かにそう答えた。
目を開いて見返したライオネル殿下の双眸は、哀しげだった。

ウィルだってファンの最後の思い出に踊って上げたのだから、俺もそうすべきかもしれない。
でも俺にはできなかった。

「……そうですか……。」

「申し訳ございません。私は本日、着物で来ております。これには訳がありまして、私はダンスができないのです。」

「え??」

俺の返答の続きに、ライオネル殿下は目を丸くした。
でも本当の事だ。
隠していても仕方がない。

「ですから踊れないんです。恥ずかしながら。普通パートナーとこの様な場に来た時は、一曲は必ず踊るのがマナーだと聞きました。ですが私はダンスを踊れません。東の国にはそのような習慣がないのです。東の国でも貴族の生まれなら習ったりはするのでしょうが私は平民です。ですからダンスを踊れないのです。」

「そう……なんですか……??」

「はい。なので着物で出席致しました。着物ではダンスを踊る事は難しいですから、声をかけられても断って不自然ではないですからね。」

ちょっと恥ずかしくなって俺はスーとするハーブティーを一気に飲んだ。
きょとんとしていたライオネル殿下が、それを見て声を上げて笑った。

「なんだ、そんな事ですか?」

「そんな事ではありません、殿下。踊れないというのは、結構、貴族社会では威厳を損なう事です。それを誤魔化す為に着物を着ているんですから、言いふらさないで下さいね。」

「ふふふ、わかりました。秘密にしておいてあげます。」

王子はおかしそうに笑った後、穏やかな顔でハーブティーを飲んでいた。
踊れないのは嘘ではないし、それを誤魔化す為に着物を着てるのもある意味本当だ。
現に、ウィルと踊らないのかと何人かに聞かれたが、着物だから無理だと答えていた。

でも何より、ウィルとも踊った事がないのに、いくら主とは言えライオネル殿下と踊る事は俺にはできなかった。

「サークは優しいですね。だからズルいんです……。」

小さな声でライオネル殿下が呟いた。
でも俺は、それを聞こえなかった事として振る舞ったのだった。
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