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誘いの森と小さな君(拾われた時の話)
誘いの森と小さな君
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確か、夕食を酒場で済ませて、宿に帰る所だったはずだ。
いつの間にか深い霧に囲まれていたが、町中の道を歩いていて迷うはずなどないと皆、思っていたんだ。
なのに……。
「………なぁ、いつになったら出れるんだ??そもそもここはどこなんだ??」
傭兵仲間のリーダー格であるヨシさんが、参ったなと呟いた。
俺たちはいつの間にか霧深い森の中をさ迷っていた。
もう、半日は歩いていると思う。
西の砂漠の国との境で起きた小競り合いに初めて傭兵として出稼ぎに来て、怪我もなく無事に東の国に帰れると思ったのに、帰路について何だってこんな知らない町で迷子になっているんだろうとガンは思った。
不安そうな顔をしていると、先輩の1人が肘でつついてきた。
「怖いか?ガン?」
「別に怖くないっす。」
「本当か~!?」
「腹が減ったなって思っただけっす!」
からかわれて、ムスッと顔をしかめる。
霧深い森は、どこか不気味で音もなく、大きな魔物が虎視眈々とこちらを伺っているような気配を感じる。
本当は少し怖かったが、そんな事を言ったら、暇潰しの格好の餌食になることを、この傭兵生活の中で嫌と言うほど思い知った。
だから突っぱねるしかないのだ。
「なぁ、あれなんだ??」
少し前を行く、斥候のムサシさんが立ち止まって俺たちを振り返る。
少し先の大きな木の根本に、蔦で編んだかごがぽつんと落ちていた。
ヨシさんが念のため構えるよう指示を出し、ムサシさんに確認に行けとサインを出した。
少しの緊張感の中、ムサシさんがかごを確認する。
「……うわ~。こりゃ、どうすりゃ良いんだ??」
中を覗いたムサシさんが、困ったように言った。
坊主頭を掻きながら、こいこいと手招きする。
俺たちは顔を見合せ、近づいた。
「あ~。こりゃ参ったな~。」
中を見たヨシさんがほとほと困ったように言った。
何だろうと先輩たちのゴツゴツした背中越しにかごを覗いた。
「え!?赤ちゃん!?」
俺はびっくりしてしまい、思わず大きな声をあげた。
途端、近くの先輩に叩かれる。
不気味な森の中で大声を上げたら、何がよってくるかわからないからだ。
いやでも……赤ちゃんだよ!?びっくりするに決まってる。
「何だってこんな物騒な森の中に……。」
回復魔法が少し使える回復兵のフクさんが、ちょっとふくよかな手でそのかごを持ち上げた。
ギャーギャーギャーっ!!
突然、不気味な鳴き声と共に、たくさんの鳥のようなものが飛び立った。
場に緊張が走り、全員身構えた。
やがて静寂と霧が辺りを包み、俺たちはゆっくりと武器を下ろした。
「どうするんすか、ヨシさん?」
「あ~、とりあえず、ちょっと付近に親がいないか探せ。痕跡でもいい。」
「見つからなかったら??」
「……こんなところに、赤ん坊を置いていくんだ。魔物に食わせるつもりだったんだろ?だからって見ちまったもん、そのままにはできねぇよ。町に戻って、預かってくれる所まで、連れていくしかないだろ??」
仕方ないとばかりにヨシさんは言った。
フクさんはぽっちゃりした頬を緩ませ、かごの中の赤ちゃんを見ている。
「泣きもしないで、強い子だな~。よく寝てる。こりゃ大物になるぞ?」
にこにこそう言うので、俺はつられて中を覗いた。
赤ちゃんは確かに、こんな不気味な状況なんか気にも止めず、すやすやと可愛い顔で眠っている。
「可愛いですね~。」
「何だか東の国の子達と同じような顔つきだな??出稼ぎか何かでこっちに来て、生んじまったけど、育てられないから捨てた口かね??」
最年長のキンさんが顎髭を撫でながらそう言った。
確かにちょっと、東の国の子供っぽい顔をしている。
ふと、赤ちゃんが目を開いた。
不思議そうに、俺たちを見ている。
「あ~、髪の色も目の色も地味だ。本当に東の国の子達と変わらないな~。」
「中央王国は色とりどりド派手な人が多いですもんね~。俺、あんな目とか髪の色があると思わなくてびっくりしたっす。」
しげしげと眺めていると、赤ちゃんはあ~とかう~とか声を出した。
いつの間にか、傭兵仲間全員が赤ちゃんを眺めている。
「元気だな、坊主!!」
「ヨシさん、男の子と決まった訳じゃないでしょうが。」
「なら確かめればいい。」
そう言って、ヨシさんは赤ちゃんをかごから抱き上げた。
かけられていた布がとれると、赤ちゃんは上だけ着ていて下はオムツもしておらず、すっぽんぽんだった。
抱き上げられた途端、しゃーと噴水し、ヨシさんは危うくまともに浴びそうになる。
それを皆がゲラゲラ笑った。
「このやろう…っ!!やっぱ男じゃねえかっ!!」
ヨシさんは文句を言いながら、その子をかごに戻そうとした。
かごの中に哺乳瓶があることに気がつき、フクさんが取り出す。
赤ちゃんはそれを見てあ~と泣き出した。
「うわ!?泣いたぞ!!フク!!何とかしろ!!」
ヨシさんは大慌てで赤ちゃんをかごに戻そうとするが、グズって暴れて入れられない。
「あ~、ヨシさん!貸してください!!」
赤ん坊の扱いに慣れていなそうなヨシさんを俺は見ていられなくて、ひょいと赤ちゃんを奪って抱き抱えた。
タイミングよく、フクさんが哺乳瓶と中身に浄化の魔法をかけ、魔術兵のトクさんが中身を温めて、ひょいと赤ちゃんの口に当てた。
「…………お~!?飲んどる飲んどる!!」
何もできず騒いだだけのヨシさんが、まるで自分がやったように、偉そうに言った。
皆の目が、お前は何もしていないとヨシさんを見たが、誰も何も言わなかった。
皆でじっと、赤ちゃんが哺乳瓶を吸うのを見守る。
「あはは!!力強く飲んでるな!!」
「この子は強い子だ。運も度胸もある。」
「いい飲みっぷりだ!」
「赤ん坊って……可愛いんだな……。見てて飽きねぇ……。」
やがて哺乳瓶が空になる頃、満足したのか口を離してむぐむぐする。
俺は縦に抱き抱えてげっぷをさせた。
「慣れてんな??ガン??」
「うちは兄弟が多いっすから。」
しばらくそのまま、背中をとんとん叩いていると、赤ちゃんはまたすやすや眠り始めた。
それをそっとかごに戻す。
「かごの中には他には何にもなかったよ。」
「そうか……。」
俺たちはじっと赤ちゃんを見守る。
少し周辺を探したが、親も痕跡も見つからなかった。
俺たちは諦めて、赤ちゃんを連れて森の出口を探した。
不思議な事に、あれだけさ迷ったのに、赤ちゃんを見つけてから数時間後、霧も次第に晴れ、俺たちは森を抜けた。
もっとよくわからなかったのは、森を抜けた先が、東の国の近くだった事だ。
俺たちは西の砂漠の国から帰る所だった。
だからまだこんなところに出るはずがないのだ。
「どういう事っすか!?」
「さぁ……。」
魔力があるフクさんとトクさんは、そんな事もあるさと笑っていたが、他の皆は狐に摘ままれたような顔をするしかなかった。
「あの森は、多分、この子を拾わせるために俺たちを誘い込んだのさ。」
「そして、そのお礼に俺たちが帰るところまで運んでくれんだろ。」
何でも無いことのように、フクさんとトクさんは言う。
傭兵として各地を巡っていると、こう言った妙なことはたまにあるらしい。
何もかも初体験の俺は何を言っていいのかわからなかった。
ただ、赤ちゃんは元気で可愛く、皆、そんな変な事など忘れて夢中になった。
俺も弟や妹は見てきたが、この子は何だか妙に可愛くて、放って置けなかった。
結局赤ちゃんは預かってくれるところが見つからず、東の国の教会に預けられた。
人のいいおじさんにサークと名付けられ、すくすく育って行くのを度々訪ねては皆で見守り続けた。
その子が紆余曲折を経て中央王国の騎士となり、問題児で破格の魔術師になるのは、ずっとずっと先の話だ。
いつの間にか深い霧に囲まれていたが、町中の道を歩いていて迷うはずなどないと皆、思っていたんだ。
なのに……。
「………なぁ、いつになったら出れるんだ??そもそもここはどこなんだ??」
傭兵仲間のリーダー格であるヨシさんが、参ったなと呟いた。
俺たちはいつの間にか霧深い森の中をさ迷っていた。
もう、半日は歩いていると思う。
西の砂漠の国との境で起きた小競り合いに初めて傭兵として出稼ぎに来て、怪我もなく無事に東の国に帰れると思ったのに、帰路について何だってこんな知らない町で迷子になっているんだろうとガンは思った。
不安そうな顔をしていると、先輩の1人が肘でつついてきた。
「怖いか?ガン?」
「別に怖くないっす。」
「本当か~!?」
「腹が減ったなって思っただけっす!」
からかわれて、ムスッと顔をしかめる。
霧深い森は、どこか不気味で音もなく、大きな魔物が虎視眈々とこちらを伺っているような気配を感じる。
本当は少し怖かったが、そんな事を言ったら、暇潰しの格好の餌食になることを、この傭兵生活の中で嫌と言うほど思い知った。
だから突っぱねるしかないのだ。
「なぁ、あれなんだ??」
少し前を行く、斥候のムサシさんが立ち止まって俺たちを振り返る。
少し先の大きな木の根本に、蔦で編んだかごがぽつんと落ちていた。
ヨシさんが念のため構えるよう指示を出し、ムサシさんに確認に行けとサインを出した。
少しの緊張感の中、ムサシさんがかごを確認する。
「……うわ~。こりゃ、どうすりゃ良いんだ??」
中を覗いたムサシさんが、困ったように言った。
坊主頭を掻きながら、こいこいと手招きする。
俺たちは顔を見合せ、近づいた。
「あ~。こりゃ参ったな~。」
中を見たヨシさんがほとほと困ったように言った。
何だろうと先輩たちのゴツゴツした背中越しにかごを覗いた。
「え!?赤ちゃん!?」
俺はびっくりしてしまい、思わず大きな声をあげた。
途端、近くの先輩に叩かれる。
不気味な森の中で大声を上げたら、何がよってくるかわからないからだ。
いやでも……赤ちゃんだよ!?びっくりするに決まってる。
「何だってこんな物騒な森の中に……。」
回復魔法が少し使える回復兵のフクさんが、ちょっとふくよかな手でそのかごを持ち上げた。
ギャーギャーギャーっ!!
突然、不気味な鳴き声と共に、たくさんの鳥のようなものが飛び立った。
場に緊張が走り、全員身構えた。
やがて静寂と霧が辺りを包み、俺たちはゆっくりと武器を下ろした。
「どうするんすか、ヨシさん?」
「あ~、とりあえず、ちょっと付近に親がいないか探せ。痕跡でもいい。」
「見つからなかったら??」
「……こんなところに、赤ん坊を置いていくんだ。魔物に食わせるつもりだったんだろ?だからって見ちまったもん、そのままにはできねぇよ。町に戻って、預かってくれる所まで、連れていくしかないだろ??」
仕方ないとばかりにヨシさんは言った。
フクさんはぽっちゃりした頬を緩ませ、かごの中の赤ちゃんを見ている。
「泣きもしないで、強い子だな~。よく寝てる。こりゃ大物になるぞ?」
にこにこそう言うので、俺はつられて中を覗いた。
赤ちゃんは確かに、こんな不気味な状況なんか気にも止めず、すやすやと可愛い顔で眠っている。
「可愛いですね~。」
「何だか東の国の子達と同じような顔つきだな??出稼ぎか何かでこっちに来て、生んじまったけど、育てられないから捨てた口かね??」
最年長のキンさんが顎髭を撫でながらそう言った。
確かにちょっと、東の国の子供っぽい顔をしている。
ふと、赤ちゃんが目を開いた。
不思議そうに、俺たちを見ている。
「あ~、髪の色も目の色も地味だ。本当に東の国の子達と変わらないな~。」
「中央王国は色とりどりド派手な人が多いですもんね~。俺、あんな目とか髪の色があると思わなくてびっくりしたっす。」
しげしげと眺めていると、赤ちゃんはあ~とかう~とか声を出した。
いつの間にか、傭兵仲間全員が赤ちゃんを眺めている。
「元気だな、坊主!!」
「ヨシさん、男の子と決まった訳じゃないでしょうが。」
「なら確かめればいい。」
そう言って、ヨシさんは赤ちゃんをかごから抱き上げた。
かけられていた布がとれると、赤ちゃんは上だけ着ていて下はオムツもしておらず、すっぽんぽんだった。
抱き上げられた途端、しゃーと噴水し、ヨシさんは危うくまともに浴びそうになる。
それを皆がゲラゲラ笑った。
「このやろう…っ!!やっぱ男じゃねえかっ!!」
ヨシさんは文句を言いながら、その子をかごに戻そうとした。
かごの中に哺乳瓶があることに気がつき、フクさんが取り出す。
赤ちゃんはそれを見てあ~と泣き出した。
「うわ!?泣いたぞ!!フク!!何とかしろ!!」
ヨシさんは大慌てで赤ちゃんをかごに戻そうとするが、グズって暴れて入れられない。
「あ~、ヨシさん!貸してください!!」
赤ん坊の扱いに慣れていなそうなヨシさんを俺は見ていられなくて、ひょいと赤ちゃんを奪って抱き抱えた。
タイミングよく、フクさんが哺乳瓶と中身に浄化の魔法をかけ、魔術兵のトクさんが中身を温めて、ひょいと赤ちゃんの口に当てた。
「…………お~!?飲んどる飲んどる!!」
何もできず騒いだだけのヨシさんが、まるで自分がやったように、偉そうに言った。
皆の目が、お前は何もしていないとヨシさんを見たが、誰も何も言わなかった。
皆でじっと、赤ちゃんが哺乳瓶を吸うのを見守る。
「あはは!!力強く飲んでるな!!」
「この子は強い子だ。運も度胸もある。」
「いい飲みっぷりだ!」
「赤ん坊って……可愛いんだな……。見てて飽きねぇ……。」
やがて哺乳瓶が空になる頃、満足したのか口を離してむぐむぐする。
俺は縦に抱き抱えてげっぷをさせた。
「慣れてんな??ガン??」
「うちは兄弟が多いっすから。」
しばらくそのまま、背中をとんとん叩いていると、赤ちゃんはまたすやすや眠り始めた。
それをそっとかごに戻す。
「かごの中には他には何にもなかったよ。」
「そうか……。」
俺たちはじっと赤ちゃんを見守る。
少し周辺を探したが、親も痕跡も見つからなかった。
俺たちは諦めて、赤ちゃんを連れて森の出口を探した。
不思議な事に、あれだけさ迷ったのに、赤ちゃんを見つけてから数時間後、霧も次第に晴れ、俺たちは森を抜けた。
もっとよくわからなかったのは、森を抜けた先が、東の国の近くだった事だ。
俺たちは西の砂漠の国から帰る所だった。
だからまだこんなところに出るはずがないのだ。
「どういう事っすか!?」
「さぁ……。」
魔力があるフクさんとトクさんは、そんな事もあるさと笑っていたが、他の皆は狐に摘ままれたような顔をするしかなかった。
「あの森は、多分、この子を拾わせるために俺たちを誘い込んだのさ。」
「そして、そのお礼に俺たちが帰るところまで運んでくれんだろ。」
何でも無いことのように、フクさんとトクさんは言う。
傭兵として各地を巡っていると、こう言った妙なことはたまにあるらしい。
何もかも初体験の俺は何を言っていいのかわからなかった。
ただ、赤ちゃんは元気で可愛く、皆、そんな変な事など忘れて夢中になった。
俺も弟や妹は見てきたが、この子は何だか妙に可愛くて、放って置けなかった。
結局赤ちゃんは預かってくれるところが見つからず、東の国の教会に預けられた。
人のいいおじさんにサークと名付けられ、すくすく育って行くのを度々訪ねては皆で見守り続けた。
その子が紆余曲折を経て中央王国の騎士となり、問題児で破格の魔術師になるのは、ずっとずっと先の話だ。
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