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33. 悪い子の遊び方②
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とうとう来てしまった。俺と西田はラブホテルの前に立っていた。少し古めかしいそのホテルは派手な装飾があり、毒々しく見えた。
西田は顔を隠すためかマスクをしている。かえって怪しい気もするが、同じく顔を隠すために目深に野球帽をかぶっている俺が言えたことではない。
覚悟を決めて中に入った。普通のホテルと違って無人だった。
「あっちにあるパネルで部屋を選ぶらしいよ。」
西田が小さく指さした方向には確かにパネルらしきものがあった。極力人と会わないシステムになっているらしい。一番安価な部屋を選んだ。
部屋番号は303号室だった。エレベーターで三階へ移動し、表示に従って進むと、303号室の扉の上のランプが点灯していた。
ドアを開けると靴を脱ぐスペースは狭くてやっと二人が入れるほどだった。廊下を進むと片側にお風呂、反対側に洗面台とトイレがあり、更に進むと寝室だった。
西田は背負っていたリュックをソファに降ろし、中をごそごそしている。
「それ、何が入ってるの?」
「今日使う道具だよ。準備バッチリだから任せといてよね。」
こういうときの西田はとても楽しそうだ。彼にとって性行為は趣味みたいなものなのかもしれないと思った。
「ローションでしょ、イチヂク浣腸でしょ、浣腸器でしょ、乳首吸引器でしょ、そして双頭ディルド!浣腸器と吸引器は消毒したし、ディルドは新品だから安心してよね。」
一つずつ取り出しては机に並べていった。
「吸引器は絶対佐藤君も気に入ると思うんだ。双頭ディルドはなかなかリアルな造形だよね。」
「こんなのどこで買うんだよ。」
「浣腸器と吸引器は先生からもらって、ディルドは通販で買っちゃった。『マニアの楽園』の通販ページで見つけて、佐藤君と使ってみたいなって、へへ。」
並べられたいかがわしい品々を見ていると、この何ヶ月かの様々な体験が思い出された。女性との性交も未経験なのに、何もかも塗り替えられてしまった。己の変態性を自覚させられるようで、頭がぼおっとしてくる。
「佐藤君、マゾの顔してる。玩具見ただけで発情しちゃったの?」
西田が俺に耳打ちした。耳に感じる西田の息遣いがますます俺を狂わせる。
「まずはお尻を洗わないとね。僕が佐藤君にお浣腸するから、佐藤君は僕にしてね。」
俺たちはその場で服を脱いで全裸になった。西田はイチヂク浣腸を手に取ると俺に見せながら言った。
「今日はこれを使うよ。」
俺はベッドの上で四つん這いになった。西田は俺の尻を鷲掴みにした。
「佐藤君の体、むちむちしてエッチだよね……やっぱり鍛えてるの?」
「毎日、筋トレしてるよ。」
「すごい、僕には無理だなぁ。」
「習慣になればしないと気持ち悪くって。」
「えー、そうかなぁ。すごいよ。尊敬する。じゃあ、入れるね。」
肛門に異物感があり、それから液体が入ってきた。大した量ではないので苦しくはない。俺が起き上がると入れ替わりで西田が四つん這いになった。
肛門をこんなにまじまじと見るのは初めてだ。西田のそれは皮膚が弛んでいて、崩れ爛れた美しさがあった。見つめていると暗い穴の中に吸い込まれてしまいそうな錯覚に囚われた。俺はイチヂク浣腸を手に取るとそっと差し込み、膨らみを押しつぶした。西田は小さくうめいた。
西田は顔を隠すためかマスクをしている。かえって怪しい気もするが、同じく顔を隠すために目深に野球帽をかぶっている俺が言えたことではない。
覚悟を決めて中に入った。普通のホテルと違って無人だった。
「あっちにあるパネルで部屋を選ぶらしいよ。」
西田が小さく指さした方向には確かにパネルらしきものがあった。極力人と会わないシステムになっているらしい。一番安価な部屋を選んだ。
部屋番号は303号室だった。エレベーターで三階へ移動し、表示に従って進むと、303号室の扉の上のランプが点灯していた。
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「それ、何が入ってるの?」
「今日使う道具だよ。準備バッチリだから任せといてよね。」
こういうときの西田はとても楽しそうだ。彼にとって性行為は趣味みたいなものなのかもしれないと思った。
「ローションでしょ、イチヂク浣腸でしょ、浣腸器でしょ、乳首吸引器でしょ、そして双頭ディルド!浣腸器と吸引器は消毒したし、ディルドは新品だから安心してよね。」
一つずつ取り出しては机に並べていった。
「吸引器は絶対佐藤君も気に入ると思うんだ。双頭ディルドはなかなかリアルな造形だよね。」
「こんなのどこで買うんだよ。」
「浣腸器と吸引器は先生からもらって、ディルドは通販で買っちゃった。『マニアの楽園』の通販ページで見つけて、佐藤君と使ってみたいなって、へへ。」
並べられたいかがわしい品々を見ていると、この何ヶ月かの様々な体験が思い出された。女性との性交も未経験なのに、何もかも塗り替えられてしまった。己の変態性を自覚させられるようで、頭がぼおっとしてくる。
「佐藤君、マゾの顔してる。玩具見ただけで発情しちゃったの?」
西田が俺に耳打ちした。耳に感じる西田の息遣いがますます俺を狂わせる。
「まずはお尻を洗わないとね。僕が佐藤君にお浣腸するから、佐藤君は僕にしてね。」
俺たちはその場で服を脱いで全裸になった。西田はイチヂク浣腸を手に取ると俺に見せながら言った。
「今日はこれを使うよ。」
俺はベッドの上で四つん這いになった。西田は俺の尻を鷲掴みにした。
「佐藤君の体、むちむちしてエッチだよね……やっぱり鍛えてるの?」
「毎日、筋トレしてるよ。」
「すごい、僕には無理だなぁ。」
「習慣になればしないと気持ち悪くって。」
「えー、そうかなぁ。すごいよ。尊敬する。じゃあ、入れるね。」
肛門に異物感があり、それから液体が入ってきた。大した量ではないので苦しくはない。俺が起き上がると入れ替わりで西田が四つん這いになった。
肛門をこんなにまじまじと見るのは初めてだ。西田のそれは皮膚が弛んでいて、崩れ爛れた美しさがあった。見つめていると暗い穴の中に吸い込まれてしまいそうな錯覚に囚われた。俺はイチヂク浣腸を手に取るとそっと差し込み、膨らみを押しつぶした。西田は小さくうめいた。
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