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34. 悪い子の遊び方③
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「10~30分、我慢だよ。」
「うん。」
二人してベッドに腰掛け、時間が経つのを待つ。
「僕、お浣腸のお腹の痛みは苦手なんだ。でも、先生が苦しんでる僕を見て楽しんでいる様子に興奮しちゃうんだ……。」
「…………。」
「先生のあの目を思い出すとぞくぞくしちゃう。」
西田の声は少し震えていた。俺は急にもやもやと胸が苦しくなった。西田は俺と二人きりの今でさえ、橘先生に支配されているというのか。今くらい、俺だけを見てほしい。そしてハッとした。これは嫉妬なのだろうか。
「佐藤君どうしたの?もうお腹痛くなっちゃった?」
「いや……。」
「ねえ、キスしよ?」
「え?」
俺はベッドの上に押し倒され、接吻されていた。
「二人とも浣腸液入れて盛ってるなんて、とんでもなく変態だと思わない?」
西田の声音がとても甘く脳に染み込んでくる。俺は西田に熱っぽい眼差しを向けた。西田は見つめ返して微笑むと、起き上がってテーブルへと移動した。そしてローションと乳頭吸引器を手に取って俺のそばに戻ってきた。
「お尻の洗浄の間、これをつけていようね。」
西田は俺の乳輪にローションを塗ると、手際良くその見慣れない器具を乳首に装着してしまった。透明な筒にネジ式のピストンがついていて、ネジを回すことで吸引する仕組みのようだ。乳首が吸い上げられた様子が丸見えで、恥ずかしい。
「どんな感じがする?」
「少しじんじんして痛い。」
西田が嬉しそうに目を細めるので、俺も嬉しくて顔が緩んだ。しかし、それは束の間、今度はお腹が痛くなってきて、顔を歪めた。
「西田、お腹が……。」
「ちょうど10分経ったね。もう少し我慢できる?」
「う、うん。」
「頑張ろうね。」
西田はまだまだ平気そうだ。彼は俺を励ますように手を握ってくれた。体温を感じると、とても安心する。もう少し頑張れそうだ。
腹痛は強くなったり弱まったりしていたが、だんだんと痛みの波が大きくなっていく。じっと耐えるしかない。西田も辛くなってきたのか神妙な面持ちだ。
「20分経ったね、トイレ行ってきていいよ。」
許可が下りたので急ぎ足でトイレに入った。この前は先生に見てもらったけれど、今は一人でしている。それを少し寂しいと感じてしまう。西田となら、お互いに鑑賞するのがいいかもしれない。そこまで考えて、自分の異常な妄想に気まずさを覚えたが、止まらなかった。仮に、西田がそれを受け入れてくれたとしたら……お互いに最も恥ずべき姿を見せ合って受け入れ合う、そこに尊さを見るのではないか。おぼろげに、西田への感情は愛なのだろうかと思った。
ベッドに戻ると、次は西田がトイレに行った。俺は腹痛から解放されたのと引き換えに、吸引器の刺激が気になりだした。胸の奥のほうからじくじくと何かがあふれてくるみたいだ。初めての感覚だった。
しばらくして戻ってきた西田は、風呂場でたらいにぬるま湯を溜めたから更にそれで洗浄するのだと説明した。浣腸器でぬるま湯200ミリリットルを注入しトイレで出すのを二回繰り返した。
「僕、どうしてだか佐藤君にお浣腸したかったし、してもらいたかったんだ。変だよね、ふふ。洗浄も終わったし、吸引器もはずそうね。」
筒から顔を出した乳首は、乳輪ごとにょっきりと膨らんでいた。
「うん。」
二人してベッドに腰掛け、時間が経つのを待つ。
「僕、お浣腸のお腹の痛みは苦手なんだ。でも、先生が苦しんでる僕を見て楽しんでいる様子に興奮しちゃうんだ……。」
「…………。」
「先生のあの目を思い出すとぞくぞくしちゃう。」
西田の声は少し震えていた。俺は急にもやもやと胸が苦しくなった。西田は俺と二人きりの今でさえ、橘先生に支配されているというのか。今くらい、俺だけを見てほしい。そしてハッとした。これは嫉妬なのだろうか。
「佐藤君どうしたの?もうお腹痛くなっちゃった?」
「いや……。」
「ねえ、キスしよ?」
「え?」
俺はベッドの上に押し倒され、接吻されていた。
「二人とも浣腸液入れて盛ってるなんて、とんでもなく変態だと思わない?」
西田の声音がとても甘く脳に染み込んでくる。俺は西田に熱っぽい眼差しを向けた。西田は見つめ返して微笑むと、起き上がってテーブルへと移動した。そしてローションと乳頭吸引器を手に取って俺のそばに戻ってきた。
「お尻の洗浄の間、これをつけていようね。」
西田は俺の乳輪にローションを塗ると、手際良くその見慣れない器具を乳首に装着してしまった。透明な筒にネジ式のピストンがついていて、ネジを回すことで吸引する仕組みのようだ。乳首が吸い上げられた様子が丸見えで、恥ずかしい。
「どんな感じがする?」
「少しじんじんして痛い。」
西田が嬉しそうに目を細めるので、俺も嬉しくて顔が緩んだ。しかし、それは束の間、今度はお腹が痛くなってきて、顔を歪めた。
「西田、お腹が……。」
「ちょうど10分経ったね。もう少し我慢できる?」
「う、うん。」
「頑張ろうね。」
西田はまだまだ平気そうだ。彼は俺を励ますように手を握ってくれた。体温を感じると、とても安心する。もう少し頑張れそうだ。
腹痛は強くなったり弱まったりしていたが、だんだんと痛みの波が大きくなっていく。じっと耐えるしかない。西田も辛くなってきたのか神妙な面持ちだ。
「20分経ったね、トイレ行ってきていいよ。」
許可が下りたので急ぎ足でトイレに入った。この前は先生に見てもらったけれど、今は一人でしている。それを少し寂しいと感じてしまう。西田となら、お互いに鑑賞するのがいいかもしれない。そこまで考えて、自分の異常な妄想に気まずさを覚えたが、止まらなかった。仮に、西田がそれを受け入れてくれたとしたら……お互いに最も恥ずべき姿を見せ合って受け入れ合う、そこに尊さを見るのではないか。おぼろげに、西田への感情は愛なのだろうかと思った。
ベッドに戻ると、次は西田がトイレに行った。俺は腹痛から解放されたのと引き換えに、吸引器の刺激が気になりだした。胸の奥のほうからじくじくと何かがあふれてくるみたいだ。初めての感覚だった。
しばらくして戻ってきた西田は、風呂場でたらいにぬるま湯を溜めたから更にそれで洗浄するのだと説明した。浣腸器でぬるま湯200ミリリットルを注入しトイレで出すのを二回繰り返した。
「僕、どうしてだか佐藤君にお浣腸したかったし、してもらいたかったんだ。変だよね、ふふ。洗浄も終わったし、吸引器もはずそうね。」
筒から顔を出した乳首は、乳輪ごとにょっきりと膨らんでいた。
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