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8話
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舞踏会当日、ルイス様は私の住む屋敷まで馬車で迎えに来て下さった。
久しぶりに着飾った私を見て彼は笑顔で言ってくれる。
「今日は一段と綺麗だ」
そんな彼もとっても素敵だったので
「ルイス様もとてもよくお似合いです」
と、少し照れながら言ってみた。
そんなルイス様にお父様とお母様は
「娘のこと宜しくお願いします」
と頭を下げてくれた。そして異母兄は王宮へは友達と先に行って、今日は私のことを側で見守るからと出て行ったと聞かされた。
ルイス様はお父様とお母様に
「彼女のことは必ず私が守ってみせますからどうぞご安心下さい」
と仰って下さった。
こうして私たちは王宮へと向かった。
王宮に着くと大勢の人たちが華やかなドレスを身に纏い、会場に入って行く。私たちもその人ごみに紛れながら中に入るとやはり、ヒソヒソ話が私に向かっているのを感じた。中にはわざと聞こえるように
「ほら、彼女が例の、大勢の前で婚姻無効を告げられたご令嬢よ」
「まあ凄い勇気ね、よく参加出来るわね」
それを聞いて、私は『やはり参加するべきではなかった』と後悔していると突然、ルイス様が大きな声で言った。
「全くわざわざ聞こえるように言うなんて、性格の悪い、品性のかけらもない奴らばかりだな」
そう言うと、周りは急に静まり返った。そして後ろからマーガレットが第三王子と共に現れると、その周りには人々が集まり出した。
マーガレットはワザと大きな声で
「ロザリー、無理に誘ってごめんなさい、こちらがわたくしの婚約者のレイモンド殿下よ」
と言って、紹介してくれた。
ルイス様と私は揃ってご挨拶申し上げていると周囲の人たちは、ざわつき始めた。
そこへ高位貴族のご子息たちを連れて異母兄がやって来て、殿下にご挨拶を終えると
「ロザリー、何か嫌な思いはしてないか? もしそうなら教えてくれ」
と、これまた大きな声で言っている。私はそれを頼もしく思いながら
「ありがとうございます、何かあれば報告します」
と返した。すると先程の噂を流していた令嬢たちはいつの間にか姿を消していた。
漸く騒ぎも鎮まり出した頃、ルイス様からダンスのお誘いを受けて踊っていると、周囲は
「見て、とっても素敵なお二人だわ、お似合いね」
と、先ほどとは全く違う話が聞こえてきた。そして
「確か、あの方はマグレイン公爵家嫡男のルイス様よ」
「あのご令嬢はルイス様とどういうご関係かしら」
など今度はルイス様に注目が集まっていた。
悪意のあるご令嬢が消えてくれたと思っていたら、今度はルイス様目当ての方達が集まっているようだった。
まあ、考えてみればルイス様は容姿端麗、高位貴族、それでいて婚約者がいないのだから当然、貴族女性からは注目されて当たり前だわ、と思っていたら
「ロザリー嬢、何を考えているんだい?」
「ルイス様が、ご令嬢方に大変、人気だなと思いまして」
「だから社交界は苦手なんだよ」
と仰ってから
「まあ、今日はロザリー嬢が一緒だから変に声をかけられなくて助かるがな」
と仰ってくれた。
ルイス様は、常に冷静で見た目は少し近寄りがたいオーラを放っているけど実際はとても気さくでお優しい。
私はふと、何故そんな方がまだお一人なのかと不思議に思った。
でもまあ、人それぞれご事情がお有りなのでしょうと、それ以上は考えずに納得していた。
久しぶりに着飾った私を見て彼は笑顔で言ってくれる。
「今日は一段と綺麗だ」
そんな彼もとっても素敵だったので
「ルイス様もとてもよくお似合いです」
と、少し照れながら言ってみた。
そんなルイス様にお父様とお母様は
「娘のこと宜しくお願いします」
と頭を下げてくれた。そして異母兄は王宮へは友達と先に行って、今日は私のことを側で見守るからと出て行ったと聞かされた。
ルイス様はお父様とお母様に
「彼女のことは必ず私が守ってみせますからどうぞご安心下さい」
と仰って下さった。
こうして私たちは王宮へと向かった。
王宮に着くと大勢の人たちが華やかなドレスを身に纏い、会場に入って行く。私たちもその人ごみに紛れながら中に入るとやはり、ヒソヒソ話が私に向かっているのを感じた。中にはわざと聞こえるように
「ほら、彼女が例の、大勢の前で婚姻無効を告げられたご令嬢よ」
「まあ凄い勇気ね、よく参加出来るわね」
それを聞いて、私は『やはり参加するべきではなかった』と後悔していると突然、ルイス様が大きな声で言った。
「全くわざわざ聞こえるように言うなんて、性格の悪い、品性のかけらもない奴らばかりだな」
そう言うと、周りは急に静まり返った。そして後ろからマーガレットが第三王子と共に現れると、その周りには人々が集まり出した。
マーガレットはワザと大きな声で
「ロザリー、無理に誘ってごめんなさい、こちらがわたくしの婚約者のレイモンド殿下よ」
と言って、紹介してくれた。
ルイス様と私は揃ってご挨拶申し上げていると周囲の人たちは、ざわつき始めた。
そこへ高位貴族のご子息たちを連れて異母兄がやって来て、殿下にご挨拶を終えると
「ロザリー、何か嫌な思いはしてないか? もしそうなら教えてくれ」
と、これまた大きな声で言っている。私はそれを頼もしく思いながら
「ありがとうございます、何かあれば報告します」
と返した。すると先程の噂を流していた令嬢たちはいつの間にか姿を消していた。
漸く騒ぎも鎮まり出した頃、ルイス様からダンスのお誘いを受けて踊っていると、周囲は
「見て、とっても素敵なお二人だわ、お似合いね」
と、先ほどとは全く違う話が聞こえてきた。そして
「確か、あの方はマグレイン公爵家嫡男のルイス様よ」
「あのご令嬢はルイス様とどういうご関係かしら」
など今度はルイス様に注目が集まっていた。
悪意のあるご令嬢が消えてくれたと思っていたら、今度はルイス様目当ての方達が集まっているようだった。
まあ、考えてみればルイス様は容姿端麗、高位貴族、それでいて婚約者がいないのだから当然、貴族女性からは注目されて当たり前だわ、と思っていたら
「ロザリー嬢、何を考えているんだい?」
「ルイス様が、ご令嬢方に大変、人気だなと思いまして」
「だから社交界は苦手なんだよ」
と仰ってから
「まあ、今日はロザリー嬢が一緒だから変に声をかけられなくて助かるがな」
と仰ってくれた。
ルイス様は、常に冷静で見た目は少し近寄りがたいオーラを放っているけど実際はとても気さくでお優しい。
私はふと、何故そんな方がまだお一人なのかと不思議に思った。
でもまあ、人それぞれご事情がお有りなのでしょうと、それ以上は考えずに納得していた。
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