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番外編
弟淫魔は嫉妬する(後編)
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「すずはとってもえっちだね♡♡お腹の淫紋光らせて身体ビクビク~ってさせてる♡♡触手気に入ったの?」
すずの身体は大小無数の肉色の触手が這いずり回っている。これは俺の魔力で生み出したものだ。
大量の媚薬を纏ったそれは洋服だけを溶かす優れた能力を持ち、すずの身につけていたものを全て溶かしてしまった。
生まれたままの姿になったすずの姿はあまりにも卑猥だった。
あいつとのデートに着た服なんて全部無くなってしまえばいいのだ。
俺は部屋の椅子に腰掛けてすずが触手に犯されているのを眺めていた。
いつもならば電気を消すのだが今日はお仕置きなので電気もつけたままだ。
すずの喘ぎ声は誰にも聞かせたくないので防音魔法をかけている。
そしてすずが乱れる姿を見て実は俺も下半身にあるイチモツが大きく勃ち上がっていた。
「ちっ違うのぉっ!あっあああ♡♡綾人ぉ♡許して……」
すずは触手によって弱い部分を愛撫され、快楽でぐずぐずになっている。
触手はすずの乳首、クリトリスに吸い付きちゅうちゅうとしゃぶっている。
しかも触手の中は細かいブラシのようになっていて乳首とクリトリスを磨くようになっている。
それだけではなく無数のそれが身体中を這い回りすずを快楽で苛む。
触れているだけで感度を高め身体を刺激する快楽責めに特化したものとなっている。
「だーめ♡♡すずは触手気に入ったんだね♡だってとっても甘くてえっちなニオイする」
淫魔になってから俺は人間の発情が香りでわかるようになった。
すずは発情すると甘酸っぱいいちごのような香りを発する。
もちろん本当にすずからいちごのような香りがするのではない。あくまで淫魔である俺の主観である。
「あや、と、へ、へんたい!」
「触手で快楽責めされても悪態つく余裕あるんだ。じゃあ責め方変えようか」
パチン!と俺が指を鳴らすと触手はどろりと溶けてなくなる。
しかしすずの四肢を拘束するリボンだけは残ったままだ。
「あやと?」
突然触手が消えた事にすずは戸惑っているようだ。
触手が消えた事で責められていた乳首とクリトリスは赤く勃起して白いすずの身体の中で一際目立っていた。
これからすずという白いキャンパスを俺の色で染め上げる事にゾクゾクしてくる。
仄暗い支配欲、独占欲が俺の中から湧き上がってくる。
「すずの全身をキスマークでマーキングするの憧れてたんだよね。栗川に触られた所ぜーんぶ上書きするから覚悟して」
「あやとっ!かんちがいしてる! わ、わたし、くりかわ先輩に触られてない!」
すずの弁解を無視してまずは太ももに唇で吸い付く。
すずの太ももは程よく脂肪がついていてしっとりと柔らかい。
「ふっ♡♡あああっ♡♡」
俺が太ももにキスマークをつけるために皮膚を吸い上げるとすずは気持ちよさそうに顔を歪めて喘ぐ。
淫魔はキスマークをつけるだけで対象に快楽を与えることができる。そして自分のものだと主張せんばかりにすずの皮膚に淫らな印を刻み込む。
「キスマつけられて気持ちいいんだ♡♡言っておくけどこの快感がまだまだ来るから覚悟してね♡♡」
「ひぃっ♡やぁ……♡♡」
俺はちゅっちゅっと内ももに赤い印をつけていく。
他の人から見たら痛々しいくらいに赤く咲き乱れた印。
そしてそのまま秘所に近づいていく。
「だめぇっ!そこはだめだよぉ!あやとぉ♡」
「期待してるんだ♡♡1番敏感な所は最後につけてあげるから待っててね。次はお腹周りだよ」
すずのお臍の周りをくるくると舌で舐める。
すずはお臍がお気に入りらしくその周辺も性感帯のようだ。
「ひゃああん♡♡」
1番感じるお臍を避けてその周辺を可愛がって焦らしていく。
「あっああ♡ああ♡」
AV女優みたいに周りを気にせず快感を得ようとする姿は淫乱だ。
これは他の男なんかに会わせられない。
俺は大きく口を開けるとお臍に直接舌を差し込む。臍の窪みに舌が触れるのは不思議な感じだ。
そして唾液をたっぷりと含ませて舐め回す。
「うそ!?だめ!そんなところきたない♡♡」
「大丈夫だよ♡すずが汚くてもかまわないし、それに汚いならお掃除しないとね」
すずはへそを隠そうと腕を動かすけどピンク色のリボンに拘束されているからそれはできない。
すずはやだ、やめてと泣きながらヘソを一心不乱に味わう俺へ懇願する
俺は構わずすずのお臍をほじるように舌を動かす。
「ひゃうん♡♡やめへぇ♡おかしくなるぅ♡♡」
「こんなに喜んでくれてるのにやめられないよ♡もっと気持ちよくなってね♡♡」
「ひぃん♡♡きもちわるいはずなのに♡♡あやとのべろあったかい♡♡♡」
すずは俺の舌で犯されるのが相当気持ちいいらしく蕩けた顔で悶えている。
そして俺がすずのヘソから口を離すとすずの窪みには俺の唾液が溜まっていた。
「次はここだね♡」
俺はすずの下腹部に手を伸ばし、子宮がある辺りに軽く爪を立てる。
すると普段は隠れているピンク色の淫紋がぽうっと淡い光と共に現れる。
「きゃうっ♡♡♡」
「ここにもキスマークつけないとね♡」
淫紋を避けるようにちゅっとリップ音を立てて跡をつける。
淫紋の周りを飾るように俺はすずの下腹部にキスを落とす。
「やめへ♡そこはらめ♡♡」
「すずは赤ちゃんのお部屋あるところにキスマークつけられて悶える変態なんだね♡♡」
「ちがう♡わたしへんたいじゃないもん♡♡あやとのばかぁ♡♡」
すずは涙を流しながら否定しているが説得力がない。
「でもここは正直だね?♡もうドロドロになってるよ♡」
そこは洪水のようにハチミツのような粘度の愛液を絶え間なく溢している。
すずは濡れるからシーツの下にタオルを敷いて置いたがそのタオルも愛液でべしょべしょになっている。
そんなすずの蜜壺を俺は指でゆっくりとなぞりあげる。
「ふあああっ♡♡♡」
「クリトリスもビンビンに勃起させてる♡♡やっぱりすずはドMの淫乱だね♡」
「ちがうのぉ♡♡あやとがえっちなことばっかりするからぁ♡♡」
「だってこれはお仕置きだからね♡すずの身体はそんじょそこらの暴力よりも甘くて苦しい快感でいっぱいにしてあげる♡♡でもここは後で♡次はおっぱいにキスマークつけないと」
俺はすずの柔らかくもハリのあるおっぱいを揉みしだく。
「ああんっ♡♡」
「柔らかいね♡すずのおっぱいふわふわでマシュマロみたい♡美味しそう♡」
すずの白く膨らんだそこに歯を立てる。
「あああ~っ♡♡♡」
ガリッと音がして俺の歯型がつく。そこからは真っ赤な血が滲む。
俺の独占欲の証が色濃く残る。
そして反対側の乳房にはキスマークをつけていく。
俺が歯形とキスマークを夢中になってつけているその間もすずは快楽に溺れていた。
「ふふっ♡これで栗川に触られたところ全部上書きできたかな?」
俺はすずの身体のいたるところにキスマークをつけた。
脚、お腹、胸、首筋とつけられるところは全てつけた。
すずの全身は真っ赤な華が咲き乱れとても淫らで綺麗だ。
しばらくは露出のある服は着れないだろう。
「ふぁ……♡♡」
すずはぐったりとして力が抜けている。
俺がすずの身体にキスマークをつけている間、すずの身体はイケそうでイケないという生殺しのような快楽が襲っていたはずだ。
弟の前戯でよがり狂う姉の姿はとても素敵で、カメラを用意しなかった事を後悔した。
乳首も可愛がってあげたいところだが触手に嬲られた乳首をこれ以上責めるのは流石に酷だと思われた。
それに俺はすずの1番の弱点であるクリトリスを徹底的に責めると決めていた。
「じゃあ最後は一番敏感で大事な所♡♡すずのだーいすきなクリトリス責め♡」
「ひゃっ♡♡だめぇ♡♡」
「ダメじゃなくて期待してるんでしょ?ほらすずのクリが真っ赤になって勃起してるよ♡俺にいじめてほしいって主張してる」
すずのクリトリスは包皮から飛び出しピンッと勃っている。
舐めても転がしてもイイ反応してくれそうだ。
快楽を得るためだけにあると言われているクリトリスを勃起させてヒクヒクさせているなんてとても淫乱だ。
「ほーら優しく触ってあげる」
「んっ♡♡んっ♡♡」
すずの割れ目から愛液を指に纏わせる。そしてすずの愛液で潤った指先ですずの弱点であるクリトリスをゆっくりと転がす。
それだけでビクビク震えて感じ入っている。
「すずはクリちゃんも弱いけど耳も弱かったよね♡」
俺は顔を近づけてすずの左耳に息を吹きかけ、そのまま耳たぶを甘噛みしてやった。
「やぁっ♡♡」
「かわいい声♡♡もっと聞かせて♡♡」
すずの左耳の穴に舌を差し込みベロベロと舐め回す。
そして空いている右手ですずのクリトリスを転がし続ける。
すずの耳からはぺちゃぺちゃとした水音が聞こえて舐めている俺もめちゃくちゃ興奮してくる。
「ああ♡♡それいやああ! ぎもぢいっ! おかしくなる!」
すずは口の端から唾液を垂らし喘ぎながら俺に抗議する。
だけど目がとろんと蕩けているから俺の責めはとても気持ちが良かったのだろう。
そもそも人間が淫魔にセックスで敵うはずが無いのだ。
「いいんだよ♡おかしくなって♡俺無しでは生きていけない身体になろうね♡」
愛という名の呪いを込めてすずに囁く。
「すずは俺の声を聞いただけでドキドキしちゃうし、俺に触られるとお股から愛液がじゅわって溢れるようになって、最終的には抱きしめただけで絶頂できるようにしてあげるからね♡♡」
「ひゃう♡♡やぁ♡♡だめ♡だって綾人は弟なのにぃ!こんなのおかしいよぉ!♡♡」
姉と弟で許されない関係だからこそ卑怯な手を使ってでも縛り付けたいのだ。倫理感なんてそれを超える快楽で塗り潰してしまえばいい。
「今までにその弟と何回セックスしたと思ってるの? 俺と身体重ねる度にすずは気持ちいいってイキまくったの忘れた?」
「それはっ……」
「忘れられるわけないよね。だってこの身体に刻みつけたからね」
俺はすずの下腹部に浮き上がっている淫紋に手を当ててゆっくりと撫で上げる。
俺がそこに手を触れると紋様はピンク色に輝く。そして甘い快楽の電流をすずに流し込む。
「あっ♡あっあ♡ああああ♡」
すずは身体をビクビクっと痙攣させて絶頂する。
「淫紋イキしたね。お喋りしてたからクリトリスいじってあげられなかったね。お詫びに次はすずの大好きなクンニしてあげる♡」
「いいっ!クンニしなくてもいいからっ!」
俺はすずの抵抗を無視して、彼女の股間に顔を入れて陰核へ舌を伸ばす。
唇で挟み込んだり、口の中で飴玉のようにころころと転がしたり、軽く歯を立てて甘噛みしたりと飽きさせないように様々な方法で責める。
「あっあああ♡♡あやとっ、それっやだっ♡♡」
トドメに思い切り大きくなった陰核を吸い上げる。
「あっっあああああ♡♡」
すずはあまりの快感に身を捩らせるけどピンク色のリボンの拘束で動けず快楽を逃すこともできない。
脚をピンっと伸ばしているビクビクしていた。
淫紋イキからのクリイキをさぞかし強烈快感だろう。
すずが快感を感じる度に膣口から愛液を溢し、淫らな香りが俺の鼻腔をくすぐる。
「すっごくエロい匂いがしてるね♡もう我慢出来ない♡」
俺はすずの膣口に口付けてじゅるるると下品な音を立てて愛液を啜る。
快楽のエネルギーが染み込んだそれはインキュバスになって俺にとって最高の食事だ。
「身体熱っ!」
そしてすずの快楽のエネルギーを取り込んだ事で身体の内側から燃え上がるような快感に包まれる。
背中と尻尾の付け根がむずむずとした違和感に襲われる。
頭が重くなったことからおそらく角が大きくなったのだろう。それと同時に背中も重くなった。翼が大きくなったのだろう。
そして今まで以上に力が湧いてくる。今なら何でもできるという万能感が俺の中に満ちていた。
インキュバスとしての力がより強まり、そして人間から遠ざかった事を感じた。
でもすずを手に入れるなら人間じゃなくても俺はいいんだ。
望んで淫魔になったわけではない。インキュバスという魔物になったのは本当に事故のようなものだ。
だけどこうしてすずを愛してあげられるならモンスターで全然いい。
「あ、あやと、しっぽが、つのも、はねも大きくなってるぅ♡♡」
「そうなんだ。じゃあすずのおかげで成長しちゃったんだね♡」
「え、わたしのせいなの!?」
「そうだよ♡すずの精気を吸収したらこうなったんだ♡すずのせいでまたバケモノに近づいちゃった♡♡」
俺は再びすずの割れ目に舌を這わせてすずの快楽エネルギーを貪るように吸っていく。
そして膣に舌を差し込んで中を解すように抜き差しをする。
「ああんっ♡♡♡」
すずの膣は俺の舌を愛おしそうに締め付ける。俺も負けじとすずの弱いところを責めていく。
人間よりも淫魔の舌は長い。普通ならば犯せないところも犯せてしまう。
例えばGスポットとかだ。ざらざらした部分を舐め上げるとすずは腰を浮かせてガクガクと震えている。
見つけたと俺はほくそ笑む。Gスポットを舐めながら、さらにクリトリスを捏ねる。
クリイキと膣イキを同時にできるように責め舌遣いと手の動きを調節する。
するとクリも膣も同時にピクピクと痙攣し始めた。
すずのオーガズムが近いことを確信した俺はクリトリスを指の腹で思い切り潰し、Gスポットを思い切り舐める。
「あっっああああああ♡あああああ♡」
すずの膣は大きく収縮して俺の舌をぎゅうっと締め付けた。ガクガクしながら潮を噴きあげ、その液体は俺の顔にかかる。
それと同時に3回目の絶頂を迎えたすずは極上のエネルギーを発していた。
それは今まで食べてきた何よりも甘美で美味しく、エネルギーを吸った俺も絶頂を迎えていた。
陰茎に全く触っていないのにも射精してしまうほどだった。
しかも射精が終わった瞬間にすぐ勃起して、すずの秘められた場所に入りたいと疼き始める。
「あはははっ。俺の顔、すずの潮でびしょびしょ。でもすずの潮美味しいね♡」
「ううう。ひどい。あやとのバカっ」
顔についた潮を舌で舐めとる。
辱められたすずはついに泣き出してしまう。だけど俺はそんなすずを見て嗜虐心を刺激された。
狙ってやっているのかと思ってしまうくらいだ。
「すずが悪いんだよ。俺を嫉妬させて煽るんだから。お仕置きだけどすずはいっぱい気持ちよくなってイったでしょ? 今度は俺もすずのナカで気持ちよくさせて」
俺はズボンのホックを外し、パンツごと脱ぐとバッキバキに硬くなっている肉棒が現れた。
それは先走りをダラダラと溢している。そして鈴口がパクパクと開閉しているのを感じた。
ぶるんと音を立てそうな勢いで出てきたそれを見た瞬間にすずは首を横に振る。
イヤイヤとしている子供みたいで可愛い。
「ま、前よりよりおっきくなってない? それに、お願い、もう休ませて」
「ダメだよ。言ったでしょ? これはお仕置だって。でもすずに腹上死されたら困るな。そうだこうしよっか」
ちゅ♡と音を立てて俺はすずに覆い被さって唇を奪い、舌を絡める。
すずの顔を両手で押さえて濃厚なキスをする。
粘膜を通して俺のエネルギーをすずに分け与える事で体力を回復させる淫魔の技の1つだ。
こうすることで腹上死を防ぎ何度でもセックスできるようにするのだ。
俺はギンギンになった陰茎をすずの身体に擦り付ける。
そしてじゅるじゅる、くちゅくちゅと淫らな音を立ててすずの口内を味わうのだ。
すずの柔らかい肌が触れ合う度に快感が走る。そして先走りがダラダラと溢れすずの身体にも垂れていく。
すずの体力が戻ったのを確認してから唇を離す。2人の間に銀色の糸が伸びぷつりと切れる。
「はあ、はあ、あやと……」
「体力戻ったよね。俺、すずのナカ入りたい」
俺はすずのリボンの拘束を解く。そして仰向けになっているすずの両脚を広げて正常位で陰茎をゆっくりと挿れる。
舌で解したすずのアソコはトロトロのぐちょぐちょでとても熱く俺の分身を歓迎するかのように呑み込んでいく。
「すずの身体は正直だね。俺のちんぽを嬉しそうに奥へ奥へ引き込んでいくよ」
ゆっくりと時間をかけて奥へ奥へと挿入していく。
俺の下生えとすずの下生えがくっついた事で奥まで挿入し終わった事がわかる。
「全部挿入ったね♡♡」
「ああ♡♡♡」
すずは挿入しただけで軽く達してしまったようだ。
その証拠にすずの胎内は俺の男根を締め付けて痙攣している。
「挿れただけなのにイッちゃったね♡」
俺はワザと耳元で吐息たっぷりに囁く。
羞恥心を煽るとすずはとてもイイ反応をしてくれるのだ。
「や、言っちゃだめぇ♡」
俺の言葉で更に感度が上がったのか膣がさらに締まる。
「すず、動くね」
俺は我慢できず抽送を開始する。
最初はゆっくり優しく突いて徐々に激しくしていく。
ぱちゅんぱちゅんと皮膚がぶつかり合い、結合部から聞こえる水音が淫らなBGMとなって部屋に響く。
すずのナカは嬉しそうに俺の陰茎を歓迎して、襞が絡みついてくる。
「すずのおまんこすっごいね♡俺のちんぽ大好き~って絡みついてくるよ?」
「ち、ちが、ちがうもん♡♡」
「違わないよね。ほら、こことか好きでしょ」
「ひゃうん♡♡♡」
俺は子宮口を亀頭でぐりぐりと押し込むように責める。
その動きに合わせてすずの身体がビクビクっと跳ねた。
「またイッたね♡すずはナカイキ大好きだもんね」
「あ、あやとぉ♡♡♡」
「俺もそろそろ限界かも♡射精しそう」
先ほどまで快感に蕩けていたすずの様子が一変する。
「あやとっ、ナカだしだけはダメっ! 赤ちゃんできちゃう!」
「今日危険日だもんね。インキュバスは女を孕ます悪魔だからね。ナカ出ししたら間違いなく孕むね」
本当はその辺りはかなり自由にコントロールが効く。インキュバスの身体は自由自在に精子をコントロールできる。
そして実際の所俺はまだすずを孕ませるつもりはない。
まだお互い大学生なので責任は取れない。それに今はすずを独り占めするのは俺だけでいいのだ。
本当に孕ませるのは俺もすずも責任が取れる大人になってからだ。そしてすずが本気で俺から逃げようとした時だ。
俺にとって子供は好きな女を縛り付ける道具でしかない。
だからこれはただの脅し。すずのいろんな顔が見たい俺の意地悪だ。
「そ、そんなっ。お願いっ、外に出してっ! 赤ちゃんできたら困る!」
「だーめ。すずが煽ってきたのが悪いんだよ。それにさっき言ったでしょ?これはお仕置だって。俺を嫉妬させた罰としてこのまま中に出すから」
「そんなぁ……あっっああああ♡♡♡♡」
すずの抗議を無視して腰の動きをさらに早めていく。
俺の精液を求めて降りてきた子宮口に鈴口を押し当てるとすずは絶頂を迎え心配なくらいにビクビクと身体が震え、のけ反る。
それと同時にすずの激しい締め付けで俺も絶頂を迎えて射精する。
どぴゅっ、びゅー、ぶしゃああああ。
大量の精液を注いでいく。すずが孕まないように俺の身体を弄っているので実質種無しだが。
インキュバスなのに女が孕まないように身体をコントロールするっておかしい話だけど、それは将来のお楽しみだ。
すずを本気で妊娠させる時は俺の淫魔の魔法ですずの子宮も卵巣もたっぷりと甘やかすのだ。
「あああっっっっっっ♡♡♡」
白目を剥きながら絶頂を続けており、これ以上のセックスはすずが本当に壊れてしまうと判断した。
俺は名残惜しいと思いながらすずの膣から俺の分身を抜く。すると栓を失ったそこからはどろりと白い液体が流れ出した。
「いやっ、どうしよう、赤ちゃん、赤ちゃんできちゃうっ!綾人の馬鹿っ!」
すずは俺の目の前で膣に指を突っ込み必死で白濁を掻き出している。
涙を流しながら膣を弄る姿は思っていたよりも痛々しくて俺はいじめ過ぎたと後悔する。
そしていくら嫉妬したとはいえやり過ぎたと反省する。
「すずは妊娠しないよ。危険日なのは事実だけど俺が自分の身体弄って一時的に種無しにした。だからすずは絶対に妊娠しない」
「え? ほんとう?」
「本当だよ。まだ責任取れないし、それにすずを孕ませる時はお仕置きなんかじゃなくてたっぷり甘やかしてからのラブラブえっちで孕ませたいしね」
俺は涙と汗でぐしょ濡れになったすずの顔をタオルで拭いてあげる。そして裸のままだと可哀想なのでバスタオルですずの身体を覆う。
そしてすずにいじめ過ぎた事を謝罪する。
「すずごめん。俺ちょっといじめすぎた。だけどそれだけ嫉妬してた。栗川と一緒にいると本当に恋人同士に見えてきて許せなかった」
「馬鹿っ!そうだっ、綾人聞いて! あれは本当に偶然だったの!」
俺の機嫌が治り、今なら弁解できる事を察したすずが喋り始める。
おそらくすずが言っていたのは栗川と2人きりでいた時の事だろう。
「私、本当に最初は1人だった。綾人の誕生日プレゼント探してて、その時に偶然栗川先輩に出会って……」
すずが言うには栗川も姉の誕生日が近かったらしくプレゼントを探していたそうだ。
それで意気投合した2人は色んな店を回ったそうだ。休憩で入ったのがたまたま俺のバイト先だったそうだ。
純然たるデートだろ、それ。
と言うか栗川のやつ絶対下心100%だろ。
すずのチョロさに俺は頭を抱えそうになった。前に嫌味ですすきので悪い男に引っ掛けられると言ったがそれは現実味を帯びてきた。
本当になんでこんなバカなのに北海道で1番有名な帝北大に入れたのかが不思議でならない。
俺が勉強を見た事を差し引いてもこの姉はアホだ。
騙されやすくちょろいすずが心配だ。
俺が大学を卒業したらどうにかして同棲に持ち込むと決めた。
「話はわかった。だけどさ俺のプレゼント探すなら俺を誘ってよ!」
「サプライズしたかったの! 綾人を驚かせたかったの!綾人ばっかり私の事わかってます感出すの狡い!」
「そういうのいいから! 今日みたいに他の男と一緒にいられる方が嫌だし、俺はすずと出かけたかったよ」
俺はすずの身体を抱きしめる。そして翼が俺とすずを包み込むような形になった。
プレゼントなんていらないから俺の側にずっといてほしい。
「あんた変わったよね。高校まではもっとクールだったでしょ。それどころか中学の時に至っては私の事避けてたでしょ」
「こっちが本当の俺だよ。インキュバスになって気がついた。すずの事を諦めるのは絶対ムリだって」
「……そうだ、3月20日暇? プレゼント渡したいんだけど」
すずはあからさまに話しを逸らしてきた。すずとしては俺を恋人して受け入れる事はまだできないと言われているようなものだ。
でもすずからプレゼントを貰えるのは嬉しい。
それにすずが俺の誕生日を覚えてくれていた事が意外だった。
3月は年度末で忙しくどうしても俺の誕生日は忘れらがちなのだ。
実際にすずは何度か親に言われるまで俺の誕生日を忘れていた。
「空いてる……」
「じゃあ3月20日、綾人のアパートにプレゼント渡しに行くから!ケーキも持っていくからね」
「待ってる。そうだ。こないだのホワイトデーで俺とゲームしたでしょ?」
「私の欲しいもの当てられたら一緒にお出かけするってやつ」
「そうそれ。そのご褒美今使ってもいい?」
「どういう事?」
すずは首を傾げる。
「出かける代わりに今一緒にお風呂入りたいんだけど。俺もすずも汗やら体液でドロドロだから。もちろんいいよね」
第2ラウンドの始まりを察したすずの顔色は青くなる。
そして俺はすずと一緒のお風呂で嬉しくなって尻尾がぷらぷらと揺れた。
お風呂編へ続く!
すずの身体は大小無数の肉色の触手が這いずり回っている。これは俺の魔力で生み出したものだ。
大量の媚薬を纏ったそれは洋服だけを溶かす優れた能力を持ち、すずの身につけていたものを全て溶かしてしまった。
生まれたままの姿になったすずの姿はあまりにも卑猥だった。
あいつとのデートに着た服なんて全部無くなってしまえばいいのだ。
俺は部屋の椅子に腰掛けてすずが触手に犯されているのを眺めていた。
いつもならば電気を消すのだが今日はお仕置きなので電気もつけたままだ。
すずの喘ぎ声は誰にも聞かせたくないので防音魔法をかけている。
そしてすずが乱れる姿を見て実は俺も下半身にあるイチモツが大きく勃ち上がっていた。
「ちっ違うのぉっ!あっあああ♡♡綾人ぉ♡許して……」
すずは触手によって弱い部分を愛撫され、快楽でぐずぐずになっている。
触手はすずの乳首、クリトリスに吸い付きちゅうちゅうとしゃぶっている。
しかも触手の中は細かいブラシのようになっていて乳首とクリトリスを磨くようになっている。
それだけではなく無数のそれが身体中を這い回りすずを快楽で苛む。
触れているだけで感度を高め身体を刺激する快楽責めに特化したものとなっている。
「だーめ♡♡すずは触手気に入ったんだね♡だってとっても甘くてえっちなニオイする」
淫魔になってから俺は人間の発情が香りでわかるようになった。
すずは発情すると甘酸っぱいいちごのような香りを発する。
もちろん本当にすずからいちごのような香りがするのではない。あくまで淫魔である俺の主観である。
「あや、と、へ、へんたい!」
「触手で快楽責めされても悪態つく余裕あるんだ。じゃあ責め方変えようか」
パチン!と俺が指を鳴らすと触手はどろりと溶けてなくなる。
しかしすずの四肢を拘束するリボンだけは残ったままだ。
「あやと?」
突然触手が消えた事にすずは戸惑っているようだ。
触手が消えた事で責められていた乳首とクリトリスは赤く勃起して白いすずの身体の中で一際目立っていた。
これからすずという白いキャンパスを俺の色で染め上げる事にゾクゾクしてくる。
仄暗い支配欲、独占欲が俺の中から湧き上がってくる。
「すずの全身をキスマークでマーキングするの憧れてたんだよね。栗川に触られた所ぜーんぶ上書きするから覚悟して」
「あやとっ!かんちがいしてる! わ、わたし、くりかわ先輩に触られてない!」
すずの弁解を無視してまずは太ももに唇で吸い付く。
すずの太ももは程よく脂肪がついていてしっとりと柔らかい。
「ふっ♡♡あああっ♡♡」
俺が太ももにキスマークをつけるために皮膚を吸い上げるとすずは気持ちよさそうに顔を歪めて喘ぐ。
淫魔はキスマークをつけるだけで対象に快楽を与えることができる。そして自分のものだと主張せんばかりにすずの皮膚に淫らな印を刻み込む。
「キスマつけられて気持ちいいんだ♡♡言っておくけどこの快感がまだまだ来るから覚悟してね♡♡」
「ひぃっ♡やぁ……♡♡」
俺はちゅっちゅっと内ももに赤い印をつけていく。
他の人から見たら痛々しいくらいに赤く咲き乱れた印。
そしてそのまま秘所に近づいていく。
「だめぇっ!そこはだめだよぉ!あやとぉ♡」
「期待してるんだ♡♡1番敏感な所は最後につけてあげるから待っててね。次はお腹周りだよ」
すずのお臍の周りをくるくると舌で舐める。
すずはお臍がお気に入りらしくその周辺も性感帯のようだ。
「ひゃああん♡♡」
1番感じるお臍を避けてその周辺を可愛がって焦らしていく。
「あっああ♡ああ♡」
AV女優みたいに周りを気にせず快感を得ようとする姿は淫乱だ。
これは他の男なんかに会わせられない。
俺は大きく口を開けるとお臍に直接舌を差し込む。臍の窪みに舌が触れるのは不思議な感じだ。
そして唾液をたっぷりと含ませて舐め回す。
「うそ!?だめ!そんなところきたない♡♡」
「大丈夫だよ♡すずが汚くてもかまわないし、それに汚いならお掃除しないとね」
すずはへそを隠そうと腕を動かすけどピンク色のリボンに拘束されているからそれはできない。
すずはやだ、やめてと泣きながらヘソを一心不乱に味わう俺へ懇願する
俺は構わずすずのお臍をほじるように舌を動かす。
「ひゃうん♡♡やめへぇ♡おかしくなるぅ♡♡」
「こんなに喜んでくれてるのにやめられないよ♡もっと気持ちよくなってね♡♡」
「ひぃん♡♡きもちわるいはずなのに♡♡あやとのべろあったかい♡♡♡」
すずは俺の舌で犯されるのが相当気持ちいいらしく蕩けた顔で悶えている。
そして俺がすずのヘソから口を離すとすずの窪みには俺の唾液が溜まっていた。
「次はここだね♡」
俺はすずの下腹部に手を伸ばし、子宮がある辺りに軽く爪を立てる。
すると普段は隠れているピンク色の淫紋がぽうっと淡い光と共に現れる。
「きゃうっ♡♡♡」
「ここにもキスマークつけないとね♡」
淫紋を避けるようにちゅっとリップ音を立てて跡をつける。
淫紋の周りを飾るように俺はすずの下腹部にキスを落とす。
「やめへ♡そこはらめ♡♡」
「すずは赤ちゃんのお部屋あるところにキスマークつけられて悶える変態なんだね♡♡」
「ちがう♡わたしへんたいじゃないもん♡♡あやとのばかぁ♡♡」
すずは涙を流しながら否定しているが説得力がない。
「でもここは正直だね?♡もうドロドロになってるよ♡」
そこは洪水のようにハチミツのような粘度の愛液を絶え間なく溢している。
すずは濡れるからシーツの下にタオルを敷いて置いたがそのタオルも愛液でべしょべしょになっている。
そんなすずの蜜壺を俺は指でゆっくりとなぞりあげる。
「ふあああっ♡♡♡」
「クリトリスもビンビンに勃起させてる♡♡やっぱりすずはドMの淫乱だね♡」
「ちがうのぉ♡♡あやとがえっちなことばっかりするからぁ♡♡」
「だってこれはお仕置きだからね♡すずの身体はそんじょそこらの暴力よりも甘くて苦しい快感でいっぱいにしてあげる♡♡でもここは後で♡次はおっぱいにキスマークつけないと」
俺はすずの柔らかくもハリのあるおっぱいを揉みしだく。
「ああんっ♡♡」
「柔らかいね♡すずのおっぱいふわふわでマシュマロみたい♡美味しそう♡」
すずの白く膨らんだそこに歯を立てる。
「あああ~っ♡♡♡」
ガリッと音がして俺の歯型がつく。そこからは真っ赤な血が滲む。
俺の独占欲の証が色濃く残る。
そして反対側の乳房にはキスマークをつけていく。
俺が歯形とキスマークを夢中になってつけているその間もすずは快楽に溺れていた。
「ふふっ♡これで栗川に触られたところ全部上書きできたかな?」
俺はすずの身体のいたるところにキスマークをつけた。
脚、お腹、胸、首筋とつけられるところは全てつけた。
すずの全身は真っ赤な華が咲き乱れとても淫らで綺麗だ。
しばらくは露出のある服は着れないだろう。
「ふぁ……♡♡」
すずはぐったりとして力が抜けている。
俺がすずの身体にキスマークをつけている間、すずの身体はイケそうでイケないという生殺しのような快楽が襲っていたはずだ。
弟の前戯でよがり狂う姉の姿はとても素敵で、カメラを用意しなかった事を後悔した。
乳首も可愛がってあげたいところだが触手に嬲られた乳首をこれ以上責めるのは流石に酷だと思われた。
それに俺はすずの1番の弱点であるクリトリスを徹底的に責めると決めていた。
「じゃあ最後は一番敏感で大事な所♡♡すずのだーいすきなクリトリス責め♡」
「ひゃっ♡♡だめぇ♡♡」
「ダメじゃなくて期待してるんでしょ?ほらすずのクリが真っ赤になって勃起してるよ♡俺にいじめてほしいって主張してる」
すずのクリトリスは包皮から飛び出しピンッと勃っている。
舐めても転がしてもイイ反応してくれそうだ。
快楽を得るためだけにあると言われているクリトリスを勃起させてヒクヒクさせているなんてとても淫乱だ。
「ほーら優しく触ってあげる」
「んっ♡♡んっ♡♡」
すずの割れ目から愛液を指に纏わせる。そしてすずの愛液で潤った指先ですずの弱点であるクリトリスをゆっくりと転がす。
それだけでビクビク震えて感じ入っている。
「すずはクリちゃんも弱いけど耳も弱かったよね♡」
俺は顔を近づけてすずの左耳に息を吹きかけ、そのまま耳たぶを甘噛みしてやった。
「やぁっ♡♡」
「かわいい声♡♡もっと聞かせて♡♡」
すずの左耳の穴に舌を差し込みベロベロと舐め回す。
そして空いている右手ですずのクリトリスを転がし続ける。
すずの耳からはぺちゃぺちゃとした水音が聞こえて舐めている俺もめちゃくちゃ興奮してくる。
「ああ♡♡それいやああ! ぎもぢいっ! おかしくなる!」
すずは口の端から唾液を垂らし喘ぎながら俺に抗議する。
だけど目がとろんと蕩けているから俺の責めはとても気持ちが良かったのだろう。
そもそも人間が淫魔にセックスで敵うはずが無いのだ。
「いいんだよ♡おかしくなって♡俺無しでは生きていけない身体になろうね♡」
愛という名の呪いを込めてすずに囁く。
「すずは俺の声を聞いただけでドキドキしちゃうし、俺に触られるとお股から愛液がじゅわって溢れるようになって、最終的には抱きしめただけで絶頂できるようにしてあげるからね♡♡」
「ひゃう♡♡やぁ♡♡だめ♡だって綾人は弟なのにぃ!こんなのおかしいよぉ!♡♡」
姉と弟で許されない関係だからこそ卑怯な手を使ってでも縛り付けたいのだ。倫理感なんてそれを超える快楽で塗り潰してしまえばいい。
「今までにその弟と何回セックスしたと思ってるの? 俺と身体重ねる度にすずは気持ちいいってイキまくったの忘れた?」
「それはっ……」
「忘れられるわけないよね。だってこの身体に刻みつけたからね」
俺はすずの下腹部に浮き上がっている淫紋に手を当ててゆっくりと撫で上げる。
俺がそこに手を触れると紋様はピンク色に輝く。そして甘い快楽の電流をすずに流し込む。
「あっ♡あっあ♡ああああ♡」
すずは身体をビクビクっと痙攣させて絶頂する。
「淫紋イキしたね。お喋りしてたからクリトリスいじってあげられなかったね。お詫びに次はすずの大好きなクンニしてあげる♡」
「いいっ!クンニしなくてもいいからっ!」
俺はすずの抵抗を無視して、彼女の股間に顔を入れて陰核へ舌を伸ばす。
唇で挟み込んだり、口の中で飴玉のようにころころと転がしたり、軽く歯を立てて甘噛みしたりと飽きさせないように様々な方法で責める。
「あっあああ♡♡あやとっ、それっやだっ♡♡」
トドメに思い切り大きくなった陰核を吸い上げる。
「あっっあああああ♡♡」
すずはあまりの快感に身を捩らせるけどピンク色のリボンの拘束で動けず快楽を逃すこともできない。
脚をピンっと伸ばしているビクビクしていた。
淫紋イキからのクリイキをさぞかし強烈快感だろう。
すずが快感を感じる度に膣口から愛液を溢し、淫らな香りが俺の鼻腔をくすぐる。
「すっごくエロい匂いがしてるね♡もう我慢出来ない♡」
俺はすずの膣口に口付けてじゅるるると下品な音を立てて愛液を啜る。
快楽のエネルギーが染み込んだそれはインキュバスになって俺にとって最高の食事だ。
「身体熱っ!」
そしてすずの快楽のエネルギーを取り込んだ事で身体の内側から燃え上がるような快感に包まれる。
背中と尻尾の付け根がむずむずとした違和感に襲われる。
頭が重くなったことからおそらく角が大きくなったのだろう。それと同時に背中も重くなった。翼が大きくなったのだろう。
そして今まで以上に力が湧いてくる。今なら何でもできるという万能感が俺の中に満ちていた。
インキュバスとしての力がより強まり、そして人間から遠ざかった事を感じた。
でもすずを手に入れるなら人間じゃなくても俺はいいんだ。
望んで淫魔になったわけではない。インキュバスという魔物になったのは本当に事故のようなものだ。
だけどこうしてすずを愛してあげられるならモンスターで全然いい。
「あ、あやと、しっぽが、つのも、はねも大きくなってるぅ♡♡」
「そうなんだ。じゃあすずのおかげで成長しちゃったんだね♡」
「え、わたしのせいなの!?」
「そうだよ♡すずの精気を吸収したらこうなったんだ♡すずのせいでまたバケモノに近づいちゃった♡♡」
俺は再びすずの割れ目に舌を這わせてすずの快楽エネルギーを貪るように吸っていく。
そして膣に舌を差し込んで中を解すように抜き差しをする。
「ああんっ♡♡♡」
すずの膣は俺の舌を愛おしそうに締め付ける。俺も負けじとすずの弱いところを責めていく。
人間よりも淫魔の舌は長い。普通ならば犯せないところも犯せてしまう。
例えばGスポットとかだ。ざらざらした部分を舐め上げるとすずは腰を浮かせてガクガクと震えている。
見つけたと俺はほくそ笑む。Gスポットを舐めながら、さらにクリトリスを捏ねる。
クリイキと膣イキを同時にできるように責め舌遣いと手の動きを調節する。
するとクリも膣も同時にピクピクと痙攣し始めた。
すずのオーガズムが近いことを確信した俺はクリトリスを指の腹で思い切り潰し、Gスポットを思い切り舐める。
「あっっああああああ♡あああああ♡」
すずの膣は大きく収縮して俺の舌をぎゅうっと締め付けた。ガクガクしながら潮を噴きあげ、その液体は俺の顔にかかる。
それと同時に3回目の絶頂を迎えたすずは極上のエネルギーを発していた。
それは今まで食べてきた何よりも甘美で美味しく、エネルギーを吸った俺も絶頂を迎えていた。
陰茎に全く触っていないのにも射精してしまうほどだった。
しかも射精が終わった瞬間にすぐ勃起して、すずの秘められた場所に入りたいと疼き始める。
「あはははっ。俺の顔、すずの潮でびしょびしょ。でもすずの潮美味しいね♡」
「ううう。ひどい。あやとのバカっ」
顔についた潮を舌で舐めとる。
辱められたすずはついに泣き出してしまう。だけど俺はそんなすずを見て嗜虐心を刺激された。
狙ってやっているのかと思ってしまうくらいだ。
「すずが悪いんだよ。俺を嫉妬させて煽るんだから。お仕置きだけどすずはいっぱい気持ちよくなってイったでしょ? 今度は俺もすずのナカで気持ちよくさせて」
俺はズボンのホックを外し、パンツごと脱ぐとバッキバキに硬くなっている肉棒が現れた。
それは先走りをダラダラと溢している。そして鈴口がパクパクと開閉しているのを感じた。
ぶるんと音を立てそうな勢いで出てきたそれを見た瞬間にすずは首を横に振る。
イヤイヤとしている子供みたいで可愛い。
「ま、前よりよりおっきくなってない? それに、お願い、もう休ませて」
「ダメだよ。言ったでしょ? これはお仕置だって。でもすずに腹上死されたら困るな。そうだこうしよっか」
ちゅ♡と音を立てて俺はすずに覆い被さって唇を奪い、舌を絡める。
すずの顔を両手で押さえて濃厚なキスをする。
粘膜を通して俺のエネルギーをすずに分け与える事で体力を回復させる淫魔の技の1つだ。
こうすることで腹上死を防ぎ何度でもセックスできるようにするのだ。
俺はギンギンになった陰茎をすずの身体に擦り付ける。
そしてじゅるじゅる、くちゅくちゅと淫らな音を立ててすずの口内を味わうのだ。
すずの柔らかい肌が触れ合う度に快感が走る。そして先走りがダラダラと溢れすずの身体にも垂れていく。
すずの体力が戻ったのを確認してから唇を離す。2人の間に銀色の糸が伸びぷつりと切れる。
「はあ、はあ、あやと……」
「体力戻ったよね。俺、すずのナカ入りたい」
俺はすずのリボンの拘束を解く。そして仰向けになっているすずの両脚を広げて正常位で陰茎をゆっくりと挿れる。
舌で解したすずのアソコはトロトロのぐちょぐちょでとても熱く俺の分身を歓迎するかのように呑み込んでいく。
「すずの身体は正直だね。俺のちんぽを嬉しそうに奥へ奥へ引き込んでいくよ」
ゆっくりと時間をかけて奥へ奥へと挿入していく。
俺の下生えとすずの下生えがくっついた事で奥まで挿入し終わった事がわかる。
「全部挿入ったね♡♡」
「ああ♡♡♡」
すずは挿入しただけで軽く達してしまったようだ。
その証拠にすずの胎内は俺の男根を締め付けて痙攣している。
「挿れただけなのにイッちゃったね♡」
俺はワザと耳元で吐息たっぷりに囁く。
羞恥心を煽るとすずはとてもイイ反応をしてくれるのだ。
「や、言っちゃだめぇ♡」
俺の言葉で更に感度が上がったのか膣がさらに締まる。
「すず、動くね」
俺は我慢できず抽送を開始する。
最初はゆっくり優しく突いて徐々に激しくしていく。
ぱちゅんぱちゅんと皮膚がぶつかり合い、結合部から聞こえる水音が淫らなBGMとなって部屋に響く。
すずのナカは嬉しそうに俺の陰茎を歓迎して、襞が絡みついてくる。
「すずのおまんこすっごいね♡俺のちんぽ大好き~って絡みついてくるよ?」
「ち、ちが、ちがうもん♡♡」
「違わないよね。ほら、こことか好きでしょ」
「ひゃうん♡♡♡」
俺は子宮口を亀頭でぐりぐりと押し込むように責める。
その動きに合わせてすずの身体がビクビクっと跳ねた。
「またイッたね♡すずはナカイキ大好きだもんね」
「あ、あやとぉ♡♡♡」
「俺もそろそろ限界かも♡射精しそう」
先ほどまで快感に蕩けていたすずの様子が一変する。
「あやとっ、ナカだしだけはダメっ! 赤ちゃんできちゃう!」
「今日危険日だもんね。インキュバスは女を孕ます悪魔だからね。ナカ出ししたら間違いなく孕むね」
本当はその辺りはかなり自由にコントロールが効く。インキュバスの身体は自由自在に精子をコントロールできる。
そして実際の所俺はまだすずを孕ませるつもりはない。
まだお互い大学生なので責任は取れない。それに今はすずを独り占めするのは俺だけでいいのだ。
本当に孕ませるのは俺もすずも責任が取れる大人になってからだ。そしてすずが本気で俺から逃げようとした時だ。
俺にとって子供は好きな女を縛り付ける道具でしかない。
だからこれはただの脅し。すずのいろんな顔が見たい俺の意地悪だ。
「そ、そんなっ。お願いっ、外に出してっ! 赤ちゃんできたら困る!」
「だーめ。すずが煽ってきたのが悪いんだよ。それにさっき言ったでしょ?これはお仕置だって。俺を嫉妬させた罰としてこのまま中に出すから」
「そんなぁ……あっっああああ♡♡♡♡」
すずの抗議を無視して腰の動きをさらに早めていく。
俺の精液を求めて降りてきた子宮口に鈴口を押し当てるとすずは絶頂を迎え心配なくらいにビクビクと身体が震え、のけ反る。
それと同時にすずの激しい締め付けで俺も絶頂を迎えて射精する。
どぴゅっ、びゅー、ぶしゃああああ。
大量の精液を注いでいく。すずが孕まないように俺の身体を弄っているので実質種無しだが。
インキュバスなのに女が孕まないように身体をコントロールするっておかしい話だけど、それは将来のお楽しみだ。
すずを本気で妊娠させる時は俺の淫魔の魔法ですずの子宮も卵巣もたっぷりと甘やかすのだ。
「あああっっっっっっ♡♡♡」
白目を剥きながら絶頂を続けており、これ以上のセックスはすずが本当に壊れてしまうと判断した。
俺は名残惜しいと思いながらすずの膣から俺の分身を抜く。すると栓を失ったそこからはどろりと白い液体が流れ出した。
「いやっ、どうしよう、赤ちゃん、赤ちゃんできちゃうっ!綾人の馬鹿っ!」
すずは俺の目の前で膣に指を突っ込み必死で白濁を掻き出している。
涙を流しながら膣を弄る姿は思っていたよりも痛々しくて俺はいじめ過ぎたと後悔する。
そしていくら嫉妬したとはいえやり過ぎたと反省する。
「すずは妊娠しないよ。危険日なのは事実だけど俺が自分の身体弄って一時的に種無しにした。だからすずは絶対に妊娠しない」
「え? ほんとう?」
「本当だよ。まだ責任取れないし、それにすずを孕ませる時はお仕置きなんかじゃなくてたっぷり甘やかしてからのラブラブえっちで孕ませたいしね」
俺は涙と汗でぐしょ濡れになったすずの顔をタオルで拭いてあげる。そして裸のままだと可哀想なのでバスタオルですずの身体を覆う。
そしてすずにいじめ過ぎた事を謝罪する。
「すずごめん。俺ちょっといじめすぎた。だけどそれだけ嫉妬してた。栗川と一緒にいると本当に恋人同士に見えてきて許せなかった」
「馬鹿っ!そうだっ、綾人聞いて! あれは本当に偶然だったの!」
俺の機嫌が治り、今なら弁解できる事を察したすずが喋り始める。
おそらくすずが言っていたのは栗川と2人きりでいた時の事だろう。
「私、本当に最初は1人だった。綾人の誕生日プレゼント探してて、その時に偶然栗川先輩に出会って……」
すずが言うには栗川も姉の誕生日が近かったらしくプレゼントを探していたそうだ。
それで意気投合した2人は色んな店を回ったそうだ。休憩で入ったのがたまたま俺のバイト先だったそうだ。
純然たるデートだろ、それ。
と言うか栗川のやつ絶対下心100%だろ。
すずのチョロさに俺は頭を抱えそうになった。前に嫌味ですすきので悪い男に引っ掛けられると言ったがそれは現実味を帯びてきた。
本当になんでこんなバカなのに北海道で1番有名な帝北大に入れたのかが不思議でならない。
俺が勉強を見た事を差し引いてもこの姉はアホだ。
騙されやすくちょろいすずが心配だ。
俺が大学を卒業したらどうにかして同棲に持ち込むと決めた。
「話はわかった。だけどさ俺のプレゼント探すなら俺を誘ってよ!」
「サプライズしたかったの! 綾人を驚かせたかったの!綾人ばっかり私の事わかってます感出すの狡い!」
「そういうのいいから! 今日みたいに他の男と一緒にいられる方が嫌だし、俺はすずと出かけたかったよ」
俺はすずの身体を抱きしめる。そして翼が俺とすずを包み込むような形になった。
プレゼントなんていらないから俺の側にずっといてほしい。
「あんた変わったよね。高校まではもっとクールだったでしょ。それどころか中学の時に至っては私の事避けてたでしょ」
「こっちが本当の俺だよ。インキュバスになって気がついた。すずの事を諦めるのは絶対ムリだって」
「……そうだ、3月20日暇? プレゼント渡したいんだけど」
すずはあからさまに話しを逸らしてきた。すずとしては俺を恋人して受け入れる事はまだできないと言われているようなものだ。
でもすずからプレゼントを貰えるのは嬉しい。
それにすずが俺の誕生日を覚えてくれていた事が意外だった。
3月は年度末で忙しくどうしても俺の誕生日は忘れらがちなのだ。
実際にすずは何度か親に言われるまで俺の誕生日を忘れていた。
「空いてる……」
「じゃあ3月20日、綾人のアパートにプレゼント渡しに行くから!ケーキも持っていくからね」
「待ってる。そうだ。こないだのホワイトデーで俺とゲームしたでしょ?」
「私の欲しいもの当てられたら一緒にお出かけするってやつ」
「そうそれ。そのご褒美今使ってもいい?」
「どういう事?」
すずは首を傾げる。
「出かける代わりに今一緒にお風呂入りたいんだけど。俺もすずも汗やら体液でドロドロだから。もちろんいいよね」
第2ラウンドの始まりを察したすずの顔色は青くなる。
そして俺はすずと一緒のお風呂で嬉しくなって尻尾がぷらぷらと揺れた。
お風呂編へ続く!
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