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044 かくれんぼ

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 立ち退きするように、と書かれた大家の手紙。
 それを見た俺は、「アワワワ」と慌てふためいた。

「ちょっと見せてもらっていいかな?」

 いつもと違い、真剣な表情のアンズ。
 俺はプルプルと手を震わせながら紙を渡した。
 アンズはサッと紙に目を通す。
 その後、顔を上げて言った。

「これを機に引っ越しする?」
「出来ればここがいいなぁ」

 引っ越しをすると、何かと手続きが面倒だ。
 それに、俺はこの場所が気に入っていた。
 目と鼻の先になんでもスーパーがあるからだ。
 また、スーパー以外の三方には、更地が目立つ。
 そのおかげで、周囲は閑散としていた。
 静かに過ごすのに、最適な場所だ。

「なら、大家さんに話を聴いてみようよ!」
「聴いてどうするんだ?」
「上手くいけば、ユート君がここの地主になれる!」
「ほう?」

 アンズの言い分はこうだ。
 大家はまだ、土地の売却契約を締結していない可能性がある。
 だから、より良い条件を提示すれば、この土地を買えるかもしれない。
 土地を買えば、ここは正式に俺の物となる。
 つまり、退去する必要はなくなるのだ。

「そんなに上手くいくかな?」
「ここに拘るなら、それに賭けるしかない!」
「それもそうだな」

 弱音を吐いても意味がない。
 ということで、大家に電話を掛けることにした。
 今回ばかりは、俺が話さなければならない。
 なぜなら、全部屋を契約しているのが俺だからだ。
 アンズが掛けると、大家も戸惑うだろう。

「引きこもりだけど金はあるなんて話、信じてもらえるのかな」
「大丈夫! 大家さんは、ユート君がお金持ちなのを知っているよ!」
「なぜに?」
「だって、三〇部屋も契約しているんだもん! 家賃の額すんごいよ?」

 たしかにそうか、と納得。
 家賃は一部屋当たり約五万円だ。
 つまり、俺は家賃だけで、月に一五〇万円も払っている。
 年間で一八〇〇万円も支払うことになるのだ。
 常識的に考えて、金持ちである。

「もしもし、大家さん? 俺です、斎藤です!」

 階段を上がりながら話す。
 コミュ障の俺も、大家には普通に話せる。

「そうです、手紙の件で電話しました」

 アンズと違い、俺は会話が苦手だ。
 上手く手短に話すような能力はない。
 だから、自分のペースでゆっくりと話す。

「よかったらこの土地、俺に売ってくれませんか?」

 それに対する回答を、大家が長々と話す。
 俺には難しい問題で、よく分からない。
 だから、とりあえず内容を暗記する。
 電話が終わったら、アンズに丸投げしよう。

「分かりました。では、改めて電話します!」

 話が終わり、電話を切る。
 その頃には、三〇二号室に到着していた。
 内容を話す前に、まずは部屋の中に入る。

「どうだった?」

 中で腰を下ろすなり、アンズが訊いてくる。
 先程のやり取りを思い出し、俺は説明した。

「回答はイエスであり、ノーでもあったよ」

 アンズの睨んだ通り、売却契約はまだ済んでいなかった。
 だから、相手方と同等の条件であれば、俺に譲ることも可能だ。
 その点では、イエスである。

 ただ、大家は乗り気ではなかった。
 この土地を買う気の企業が、既に周辺の土地を確保しているからだ。
 俺が不景気だからと思っていた更地は、その企業の保有地だった。
 つまり、この辺りの土地が買い占められているのだ。

 買い占めの目的は『大型施設を建設する為』である。
 この土地は、その為に必要な、最後の一ピースなのだ。
 その為、ここは喉から手がでるほど欲しがられている。
 おかげで、相場以上の額が提示されているらしい。

 そこへ横槍を入れたら、まず間違いなく相手企業が怒る。
 そうなると、土地を売った大家と買った俺は攻撃されかねない。
 もちろん、攻撃といっても、殴る蹴るといった直接的な暴行とは違う。
 合法的で、もっと陰湿なものだ。心をへし折りにいくタイプ。
 バブル期には、そういうトラブルが多発していたらしい。

『条件だけを理由に売ることはできない』

 それが、大家の回答だった。

「やっぱり良い大家さんだね!」

 アンズがしみじみと言う。
 俺は「どこが良い大家だ」と突っ込んだ。

「だって、普通なら親切に言ってくれないよ!」
「いきなり家の扉ぶち破られて追い出されるのか?」

 アンズは「そうじゃなくて」と笑う。

「一般的には、次の所有者が立ち退きを迫ってくるの。今回の場合だと、大家さんから土地を買おうとしている企業ってことね!」
「え、じゃあ、大家は?」
「知らぬ顔でさよなら!」
「そうなのか……」

 説明を受けて納得した。
 大家は予め教えてくれているのだ。
 それがきっかけで、俺と揉めるかもしれないのに。
 たしかに、入居者思いの良い大家だと思えてきた。

「それで、どうするんだ? 相手は大企業だぞ」

 大家から土地を買おうとしている企業の名は、俺でも知っていた。
 引きこもりのネトゲ廃人が知っているレベルの大企業だ。
 いくらアンズがいるとはいえ、まともに太刀打ちなんて出来ない。
 ドンパチすることになれば、間違いなく破滅するだろう。

「相手はどこ? 二菱ふたびし?」

 俺は「よく分かったな」と感心する。
 アンズは「やっぱりかぁ!」と納得した様子。
 二菱不動産……それが、相手の名前だ。
 あらゆる業種に関与する二菱グループの一つ。
 そして、この国最大の不動産会社。

「でも、二菱なら交渉次第でどうにかなるかも!」
「そうなの?」
「不動産じゃないけど、二菱とはコネがあるのだ!」
「すごいな、さすが元美人過ぎる税理士だ」

 はっはっは、と声を上げて笑うアンズ。

「それに、二菱はクリーンな大企業だからね」
「そうなんだ。それなら安心だな」

 ホッと胸を撫で下ろす。
 アンズが言うのなら間違いなかろう。
 しかし、そのアンズが、笑いながらこう言った。

「でも、結構な額を吹っ掛けられるだろうね」
「ほう、どのくらいだ?」
「こういう取引はしたことがないから憶測になるけど、たぶん周辺の土地も丸ごと買い取ることになるよ。だから、三桁億は覚悟しておいた方がいいと思う。でも、私は今回が良い機会だと考えるよ」

 俺は「良い機会?」と首を傾げる。
 アンズは「そうだよ」と力強く頷いた。

「周囲の土地を取得したら、そこに倉庫を建てられる!」
「なるほど、そうすれば今よりもずっと快適になるな」

 今の運搬は、結構な辛さがある。
 荷物を複数の部屋に入れるから、移動が大変なのだ。
 さらに、廊下や階段は狭いので、動きにくい
 面倒な上に不便ときた。
 もしも倉庫があれば、どれだけ快適なことか。
 想像しただけでも、頬が緩むというものだ。

「じゃあ、周囲の土地を買い取る方向で交渉してくれるか?」

 アンズは二つ返事で「任せて!」と承諾する。
 その姿に、俺は尊敬の念を抱いた。
 馬鹿っぽいとこも多々あるけど、仕事ぶりは有能だ。
 やっぱり、弊社の副社長は伊達じゃない!

「今日はもう遅いから、明日以降に連絡するね!」
「タイミングはアンズに任せるよ」
「イエッサー! じゃあ、進展があったら報告する!」
「オーケー」

 そんなわけで、立ち退きの件は後日になった。
 果たして、俺はここから立ち退かずに済むのだろうか。
 今のところは、どう転ぶか予測できなかった。

 ◇

 翌日。

「本日の営業は終了になります。ありがとうございました」

 まずは、いつものように商品を捌いた。
 これにより、約一七〇〇億ゴールドを稼ぐ。
 資金力ランキングは三七〇〇位台へ浮上した。

 胸中は立ち退きの件でいっぱいだ。
 しかし、考えたところでどうにもならない。
 それに、あと三日もすれば缶詰の販売が始まる。
 悠長に悶々としている時間は、残っていなかった。

「さて、どうしたものか」
「どうしたものか、なの」
「キェェェェ!」

 俺達は今、ラングローザのすぐ外に居た。
 この場に居るのは、ネネイとゴブちゃん、それにゴブリンズだ。
 アンズは立ち退きに関する作業があるので、リアルに戻っている。
 マリカとリーネも、動画を観たいということで、それに同行していた。

『ゴブちゃんとゴブリンズの面倒、頼んだよ!』

 アンズのセリフだ。
 その為、ゴブちゃん達と過ごす必要がある。
 ……なのだが、一体、何をして過ごせばいいのだろうか。

「ゴブちゃん、何かしたいことある?」
「キェッキェッ」
「何もないって言っているなの」
「だよなぁ」

 城壁にもたれて座る俺。
 膝の上には、ネネイがちょこん。
 ゴブちゃんは、そのすぐ隣に座っている。

 一方、ゴブリンズは、前方の草原にいた。
 追いかけっこをしたり、寝転んだり、なぜか前転したり。
 各々が好きなように過ごしている。
 ゴブの文字が入った子供服は、泥に染まっていた。
 まぁ、黒い服だし、多少汚れたところで目立ちはしない。

「なんだか楽しそうだし、今日はここでぼんやり過ごすか」
「はいなの!」
「キェッ!」

 ほんの少し悩んだ挙句、何もしないことを選んだ。
 ゴブリンズにあまり離れないよう言うと、目を瞑る。
 草原を吹き抜けた風が、優しく頬を撫でてきた。
 それが大変心地よくて、まどろんでしまう。
 いかんいかん、と慌てて目を開く。

「おとーさん、寝ていても大丈夫なの」

 そんな俺に、ネネイが気づいた。
 顔を上げ、俺を見てニッコリ微笑む。

「じゃあ、ゴブリンズの面倒はネネイに任せるね」
「はいなの」

 ネネイの頭を撫でた後、俺は再び目を瞑った。
 それからすぐ、膝の上が軽くなる。
 ネネイが立ち上がったのだ。

「行こーなの、ゴブちゃん!」
「キェッキェッ!」
「ごぶちゃんもお昼寝したいなの?」
「キェェ!」
「分かったなの、ネネイが一人で行くなの」
「キェェェェ!」

 ネネイはゴブちゃんに断れたようだ。
 さて、どんな顔をしているだろうか。
 そう思い、目を開いてみる。

「うわおっ!」
「キェェッ!」

 すると、真正面にゴブちゃんが居た。
 どうやら、俺の顔を覗き込んでいたらしい。
 俺が発した驚嘆の声に、ゴブちゃんも驚く。
 その後、ゴブちゃんもネネイの方へ走っていった。
 結局、ネネイに付き添うようだ。

「ゴブリンズの皆、あそぼーなの!」

 ネネイが声をかけると、ゴブリンズが立ち上がった。
 横に三、縦に一〇の形で、綺麗に整列する。
 その列から一歩前に出た位置に、ゴブちゃんが立つ。

「今から、皆でかくれんぼをするなの!」

 ネネイが笑顔で右手を挙げる。
 ゴブちゃん及びゴブリンズは、奇声をあげながら頷いた。
 その反応を見る限り、ゴブちゃん達はかくれんぼを知っているようだ。

「ネネイが鬼をするから、皆は隠れるなの!」
「「「キェェェェ!」」」
「では一〇数えるなの」

 ネネイがその場に座り込む。
 両手で顔を押さえ、大きな声でカウントを始めた。
 それを見た俺は、苦笑いを浮かべる。

「ここに隠れるところなんかないだろ」

 俺達が居るのは、見晴らしの良い草原だ。
 草は三〇から四〇センチ程茂っているが、障害物はない。
 隠れる手段といえば、身体を草に伏せるくらいだ。
 実際、ゴブちゃん達はそうやっている。
 例外なく、計三十一体が匍匐しているのだ。

「五なの! 六なの! 七なの!」

 それに、カウントも短すぎる。
 一〇カウントでは、まともに移動できない。
 俺でさえそうなのだから、足の遅いゴブリンは論外だ。
 これでは、ゲームとして成立しないのではないか。

「八なの! 九なの! 一〇なの!」

 俺の気持ちとは裏腹に、かくれんぼは進行する。
 カウントが終わると、ネネイはスッと立ち上がった。
 どこで拾ったか、小さな木の枝を手に持っている。

「よーい、どんなの!」

 ネネイは嬉しそうに歩き始めた。
 それを見て、「少しルールが違うな」と思った。
 俺の知るかくれんぼは「もういいかい?」と訊く。
 その後で、隠れている相手を探し始めるのだ。

「ゴブリンズ一号、見つけたなの!」
「キェッ!」

 開始早々に、ネネイが一体を発見する。
 その後も、ガンガン発見していく。
 目の前に伏せているのだから当然だ。
 見つけられたゴブリンズは、一か所で待機していた。

「こりゃ、勝負はすぐに終わるな」

 そう思った。
 しかし、勝負は思わぬ長期戦へ突入する。

「ゴブリンズ三〇号も見つけたなの!」

 どうにか、ネネイがゴブリンズを見つけきる。
 しかし、まだゴブちゃんが残っていた。
 このゴブちゃんが、最大の曲者だ。

「ゴブちゃんはどこなのー?」

 ネネイが左右をちらちらと確認する。
 しかし、ゴブちゃんを発見できていない。

「あれは見つけられないな」

 ゴブちゃんの隠れている場所を見て、俺はニヤリと笑った。
 なんと、ゴブちゃんはネネイの真後ろに居るのだ。
 序盤からずっとそうしていた。
 まるでネネイの影みたいに、ぴったりと後ろを歩いている。
 そのことに、ネネイは気づいていない。

「ゴブちゃーん、どこなのー?」

 右手に持った木の枝で、草を掻き分けるネネイ。
 その後ろで、俺に向かって親指をグイッとするゴブちゃん。
 微笑ましい光景に、俺の口元が緩む。
 一方、ネネイの表情は険しくなっていく。

「むぅーなの!」

 木の枝をポイッと捨てる。
 そして、全力で走り出した。
 両腕を飛行機の翼みたいに伸ばしている。

「お、これは見つけられるか?」

 ゴブリンの移動速度は、ネネイよりも遅い。
 こうやってネネイに走られると、追従は無理だ。
 現に、ネネイとゴブちゃんの間が、緩やかに開いていく。

「キェェェェェ!」
「キェェェェェ!」
「キェェェェェ!」

 二人の激しい攻防を、ゴブリンズが応援する。
 どちらを応援しているかは分からない。
 でもきっと、ゴブちゃんの応援だろう。

「絶対に見つけるなの! ぶいーんなの!」

 ネネイも意地になって探す。
 前傾姿勢で駆け抜けていく。
 左右にグネグネ、蛇のように走る。
 そして――。

「あわわわ、なのー!」

 何かで足を躓かせた。
 ころころころりんと前に転がる。

「あいたたた、なの」
「キェッ!?」

 それを見たゴブちゃんが、すぐさま駆け寄った。
 そして、優しく手を差し伸べ、ネネイを立たせる。
 さらに、ネネイに付着した泥を払い落とした。
 綺麗になったネネイを見て、グイッと親指を立てる。
 優しいなぁ、と感心する俺。

「ありがとうなの、ゴブちゃん」
「キェッ!」

 謝意を伝え、頭をペコリとするネネイ。
 それに対し、嬉しそうに飛び跳ねるゴブちゃん。
 しかし、その数秒後――。

「ゴブちゃん、見つけたなの!」

 ネネイがニィッと笑って、ゴブちゃんにタッチした。
 それを受けて、ゴブちゃんはカチコチに固まる。

「キェッ、キェッ、キェッ!」

 ノーカウントだとばかりに、手足をばたつかせて抗議している。
 一方、「ネネイの勝ちなの♪」と、ネネイはニッコリご満悦。
 判定が覆られないと分かるなり、ゴブちゃんは膝から崩落した。
 同じように、ゴブリンズも膝をついている。
 まるで、一大決戦に負けたような反応だ。

「わーいなの!」

 ネネイはバンザイして、ドヤ顔をしている。
 やれやれ、俺は立ち上がった。

「いい試合だったな、皆」

 拍手をしながら、ネネイに近づいていく。

「おとーさん、ネネイが皆を見つけたなの!」
「ああ、見ていたよ」
「えへへなの! 頑張ったなの!」

 ネネイは目を瞑り、頭をこちらへ向けてくる。
 ご褒美に頭を撫でろ、ということだ。
 俺は「ふっ」と笑い、ネネイの頭に右手を置いた。
 しかし、撫でることはなく、頬を指で突く。
 ネネイは「ふぇぇぇ?」と驚きの表情を浮かべた。

「残念だが、この勝負はゴブちゃんの勝ちだ」
「キェッ?」

 俺は、膝をつくゴブちゃんを起こした。
 そして、ゴブちゃんの右腕を掴み上げる。

「なんでなの? ネネイは皆を見つけたなの!」

 不服そうに頬を膨らますネネイ。
 この辺りは、まだまだお子様だ。

「逆の立場で考えてみろ。心配して駆け寄ったのにアウト扱いされたらどうだ?」
「そ、それは嫌なの……」
「納得したか? なら、今回はゴブちゃんの勝ちでいいな?」
「分かったなの」

 ネネイはゴブちゃんに向かって、頭をペコリ。
 もう一度お礼を言った後、ごめんなさいもした。

「キェェェェ!」

 俺に代わって、ゴブちゃんがネネイの頭を撫でる。
 ネネイは嬉しそうに「ありがとーなの♪」と微笑んだ。

「それじゃ、家に戻ってからアンズ達を迎えに行くか」
「はいなのー♪」
「キェェェェ!」

 街に向かって歩き出す。
 先頭は俺で、後ろにネネイとゴブちゃん。
 二人は仲良く手を繋いでいた。
 その後ろに、ぴょんぴょんと飛び跳ねるゴブリンズ。

 ネネイがちょっぴりと成長した一日になった。
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