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045 かまくら作り

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 新商品『缶詰』の販売まで、残り二日。
 今日は休日だが、アンズだけは忙しく駆け回っている。

「二菱不動産の人と会ってくる!」

 ……というのが、アンズの予定である。
 俺みたいな世間知らずは、それに不安を抱いたものだ。
 身体的接触を伴うアプローチを求められるのではないか、と。
 ネットでは、まことしやかにそのような噂が飛び交っている。
 あの女優の出演数が急に増えたのはきっと……みたいな。
 それに対して、アンズは声をあげて笑い、否定した。

「他社は知らないけど、二菱にそういうのはないよ」
「そうなのか?」
「うん。仮にそういうのがあるとしても、私は対象外!」
「なんでだ? 美人過ぎるって評されるくらいだぞ?」
「だって、二菱の幹部は女性ばっかりだもん!」
「な、なんだってーッ!」

 男尊女卑なる言葉があるけど、二菱はその反対だ。
 社員のほぼ全員が女性で、重役も当然のように女性尽くめ。
 これは、二菱グループの全社に当てはまる。
 その為、二菱は『最も女性が働きたい企業』と名高い。
 アンズ曰く超有名な話とのことだが、俺はまるで知らなかった。

「だから安心してくれてオッケー! では!」

 アンズは家を飛び出していった。
 そういう事情から、本日は四人で過ごす。
 そんなわけで、エストラへ戻ってきたのだが――。

「な、なんじゃこりゃあ!」

 三階の窓から見える光景に、俺は唖然とした。
 なんと、猛吹雪の翌日かのような雪景色になっていたのだ。
 民家の屋根から地面まで、ものの見事に雪が積もっている。
 さらに、空からはふわふわと雪が降り始めていた。
 降雪量はそれほど多くない。

「いつの間にか雪が降ったようですね」

 サラリと言うリーネ。
 俺は「いやいや常識的に考えておかしいから」と突っ込んだ。

「たった一・二時間でこんなになるかよ!」

 アンズを送る為、皆でリアルへ行ったのが約二時間前。
 その時は、いつも通りの晴天に見舞われ、雪の気配はなかった。・
 ところが、リアルから戻るとコレである。
 仮に猛吹雪だったとしても、この短時間でこうはならない。
 また一つ、エストラの妙な仕様をしってしまった。

「雪とは珍しい。リアルでもあるのか?」

 マリカが訊いてくる。
 俺が答えている間に、ネネイは外へ出ていた。
 ゴブちゃんとゴブリンズも同行している。

「ゴブちゃん、手伝ってなの!」
「キェェ!」
「ゴブリンズもお願いなの!」
「「「キェェ!」」」

 家の前で、ネネイが雪だるまを作り始めた。
 見事に役割を分担している。
 雪をかき集めてくるのはゴブリンズだ。
 その雪を、ネネイとゴブちゃんが形にしていく。
 俺達三人が外へ出るまでの短時間に、雪だるまは完成していた。
 一メートルくらいの、そこそこ大きなサイズだ。
 作成者であるネネイやゴブリンと同じ背丈をしている。

「おとーさん見てなの! 雪だるまさんを作ったなの!」
「おお、すごいじゃないか」

 顔面をドヤ色に染め、笑みを浮かべるネネイ。
 その横で、ゴブちゃんも腕を組んでしたり顔。
 後ろに控えるゴブリンズも、各々がポーズを決めている。
 ガッツポーズや、バンザイ、何故か胴上げしたり、腕立てをしたり。

 それを見ていると、無性に雪だるまを潰したくなった。
 何故かは知らないけど、全力でパンチしたくてたまらない。
 でも、そんなことをすれば、とんでもないことになるだろう。
 ネネイには数日間恨まれ、ゴブリンからも嫌われる。
 だから、俺は妥協案を考えた。

「よし、これでオッケー!」

 ネネイ達が作った雪だるまの横に、小さな雪だるまを作ったのだ。
 さながら赤ちゃん雪だるまといったところか。
 それを「えいやっ」と豪快に踏みつぶしたのだ。
 自分で作った物なので、潰しても、ネネイ達に迷惑はかからない。
 そして、潰した俺は、湧き上がる謎の破壊衝動を満たすことが出来た。
 まさに誰も損をしない賢いアイデアだ。
 ――かと思ったのだが。

「キェェェェェェェェ!」
「むぅーなの!」

 ゴブちゃんとネネイに怒られた。
 当然ながら、「なぜ!?」と俺は首を傾げる。

「赤ちゃん雪だるまさん可愛かったなの! 可哀想なの!」
「キェッ! キェッ! キェッ!」

 なるほど、そういうことか。
 二人は、俺の雪だるまを気に入っていたようだ。
 ネネイは頬を膨らませ、俺のことを睨んでいる。
 ゴブちゃんも、唇を尖がらせていた。
 ゴブリンズに至っては、俺を指して奇声を上げる始末。

「作ればいいんだろ、作れば!」

 やれやれ、俺はもう一度赤ちゃん雪だるまを作った。
 これで問題は解決だ。
 ネネイは「可愛いなの♪」とご満悦。
 ゴブちゃん達も嬉しそうにしている。

 野晒しの雪だるまに、雪が積もっていく。
 大きい方は大丈夫だが、小さい方はすぐに埋もれるだろう。

「どうせなら、かまくらも作って雨宿りさせてやらないとな」

 そう言って笑う俺。
 他のメンバーも「そうだね」と笑う。
 ――かと思いきや。

「かまくら?」
「それは何なの?」
「またネトゲ用語か? マスター」
「キェェェ?」

 皆に首を傾げられた。
 雪だるまを知っていて、かまくらを知らないとは。

「かまくらは雪で作るドーム型の家だよ。ネトゲ用語じゃない」
「雪で家が作れるのですか?」
「すごいなの! かまくらさんが作りたいなの!」
「私も見てみたい」
「なら実際に作るか」

 というわけで、俺達は街の外にやってきた。
 当然ながら、草原にも雪が積もっている。
 積雪量は、靴がすっぽり埋まってしまう程。
 街の中よりも、遥かにもっふもふだ。

「それでは試しにかまくらを作るよ」

 三人が眺める中、俺はかまくら作りを始めた。
 作業にあたるのは俺とゴブちゃん、それにゴブリンズ。
 加えて、マリカに召喚してもらった骸骨戦士が一〇体だ。

「ゴブリンズは雪を集めてきてくれ」
「「「キェェェ!」」」
「骸骨は集められた雪をドーム状に積んでいってくれ」
「……」

 俺の命令に従い、ゴブリンズと骸骨が動きだす。
 どちらもテキパキとしているから、見ていて心地よい。
 眺めていると、後ろから服をツンツンされた。
 ネネイかな? と思って振り返る。

「キェッ? キェッ?」

 そこに居たのはゴブちゃんだった。
 ゴブちゃんは自身を指し、「キェッ?」と連呼している。
 どうやら、「オラには仕事がないのかい?」と言っているようだ。

「大丈夫、ゴブちゃんの仕事もあるよ」

 ゴブちゃんが嬉しそうに「キェェ!」と叫ぶ。
 俺の一言で、ホッと安堵したみたいだ。
 俺は「ゴブちゃんは可愛いなぁ」と頭を撫でた。
 すると、「むぅーなの!」と視線が飛んでくる。
 今度はネネイだ。

「ゴブちゃん、羨ましいなの!」

 ネネイがテクテクと近づいてくる。
 そして、ゴブちゃんの横に立った。

「ネネイも、おとーさんのお手伝いをするなの!」
「キェェ!」
「ゴブちゃんに、おとーさんはあげないなの!」
「キェッ! キェッ!」

 ゴブちゃんに対し、謎の対抗心を燃やすネネイ。
 なんだかよく分からないが、とりあえず頭を撫でておいた。
 しばらくして、ゴブリンズと骸骨が作業を終える。
 かまくらの原型が見事に完成した。

「あとはこれを……」

 まずは、外側を叩いて固めていく。
 雪が冷たいけど、気にせずガンガン叩いた。
 それを見たゴブちゃんが、真似をして別の箇所を叩く。

「おっ、ありがとうな、ゴブちゃん」
「キェェ!」
「むぅーなの! ネネイも負けないなの!」

 すかさずネネイも参戦する。
 ゴブちゃんの横で、雪をペチペチ。
 ゴブちゃんとは違い、こちらは苦戦している。
 雪をペチる度に「冷たいなの」と辛そうだ。
 それでも、絶対に負けないぞとばかりに頑張っていた。
 そう、ネネイは生粋の負けず嫌いである。

「よし、外壁を固めるのはこれでいいな」
「はいなの」
「キェェェ」

 これで外側の作業は終了だ。
 次はいよいよ、内側である。
 俺は槍を取り出し、ドームの側面突き刺した。
 そのままスーッと斬り進んでいく。
 そして、縦長の半円状に形をつけた。

「あとはここを掘り進めたら完成だ」

 武器をしまい、説明する。
 ゴブちゃんが「キェッ!」と右手を挙げる。
 その後、手で雪を掻き始めた。

「そうそう、その調子で頼む」
「キェェェェ!」
「ネネイも頑張るなの!」

 ゴブちゃんの横で、ネネイも雪を掻く。
 しかし、一瞬で「冷たいなの」と降参した。
 リアルでも、この作業は手で行ったりしない。
 一般的には、シャベルなりを利用するだろう。
 手で掘ろうとするのは、無謀もいいところだ。

「無理をするんじゃない」
「だ、大丈夫、なの!」
「強がらなくてもいいさ」

 ネネイはしばらく唸り続けた。
 その後、唇を尖がらせてゴブちゃんを見る。

「ネ、ネネイの分まで、お願いします、なの!」

 顔中に悔しさを滲ませながら、頭をペコリとするネネイ。
 それに対し、ゴブちゃんは親指をグイッと上げて応えた。

「キェェェ!」
「「「キェェェ」」」

 ゴブちゃんが呼びかけると、ゴブリンズが反応した。
 皆で連携して、かまくらを掘り進めていく。

「そこまでだ、ストップ!」

 頃合いを見計らい、作業を終了させた。
 こうして、全長約一五〇センチのかまくらが完成。

「流石です、ユートさん」
「崩れないものなのだな」

 リーネとマリカが、感心したように眺めている。
 ネネイは、目を輝かせながら服を引っ張ってきた。

「おとーさん、中に入りたいなの、入りたいなの!」
「おうおう、入ってもいいぞ」
「やったぁ! ゴブちゃん、行こうなの!」
「キェェェ!」

 ネネイは、ゴブちゃんと仲良くかまくらに入った。

「私も邪魔させてもらおう」

 続いて、マリカもかまくらに入る。
 さらに「では私も」とリーネが続く。
 さすがに、四人も同時に入ると窮屈そうだ。
 ここで「じゃあ俺も!」と続くわけにはいかない。
 仕方がないので、俺は外から眺めた。

「初めてのかまくらはどうだ?」
「風がないので、暖かく感じます」
「リーネと同意見だ」
「ネネイはここに住みたいなの!」
「キェェェェ!」

 かまくらの評判は上々だ。
 これなら遊べそうだな、と判断する。

「皆、出てきてくれ」
「はいなのー♪」

 ネネイを先頭に、四人がかまくらから出てくる。

「今から、皆でかまくら作り競争をしよう」
「ほう、面白そうだな」
「いいですが、どういうルールですか?」
「ルールはだな――」

 俺が説明する。
 といっても、内容は極めてシンプルだ。
 三チームに分かれて、先程と同じ規模のかまくらを作るだけ。
 見た目などはともかく、ただ早く作れたチームの勝利だ。
 勝ったからといって、報酬がでたりはしない。

「で、チーム分けだが――」

 Aチームは俺とリーネだ。
 Bチームはネネイとゴブちゃん。
 Cチームはマリカと骸骨戦士一体である。
 そして、それぞれのチームにはサポーターがつく。
 ゴブリンズ一〇体と骸骨戦士三体だ。
 つまり、一チーム十五人で作業にあたる。

「では、スタート!」
「よーい、どんなのー♪」
「やるからには本気でいくぞ」
「頑張りましょう、ユートさん」

 こうして、俺達のかまくら作り競争が始まった。
 どのチームも真剣だ。
 会話は最低限で、ガンガン作っていく。
 ゴブリンズに雪を集めさせ、骸骨戦士と共同で形を作る。
 この流れは、三チームとも変わりない。

「よし、今のところ一位だぞ」
「流石です、ユートさん」

 最初に大まかな見た目を完成させたのは、Aチームだ。
 つまり、俺とリーネのチームである。
 あとは、ゴブリンズ達に掘らせて終了だ。

「負けないなの!」
「キェェェェ!」

 俺達から約十秒遅れて、Bチームも外側を完成させる。
 しかし、このままでは、俺達との差は縮まらない。
 その思いは、ネネイも抱いていた。
 だから、ネネイは滅茶苦茶な手段に打って出る。

「サンダーバードなの!」

 なんと、スキルをぶっ放したのだ。
 雷の鳥を召喚し、自身のかまくらに突っ込ませる。
 鳥はそれほど勢いをつけずに突進し、消滅した。
 これにより、かまくらに鳥の形をした穴が出来上がる。

「この調子で追い抜くなのー♪」

 その後も、ネネイはサンダーバードを連発した。
 上から下へ駆けて、徐々に穴が広がっていく。
 その効率は、こちらよりも遥かに優れている。
 このままでは、Bチームが先に完成させるだろう。

「うわわわぁ、なのぉ!」
「キェェェェェェェェ!」

 しかし、そうはならなかった。
 横着がたたって、Bチームのかまくらが崩れたのだ。
 ネネイとゴブちゃんの絶叫が響き渡る。

「Bチームは終わったな」

 もはや、ネネイ達に逆転の目はない。
 残るは、マリカ率いるCチームだけである。
 そのマリカチームだが……。

「よし、完成した」

 やっとこさ、第一段階が終了したところだ。
 つまり、外側が終わったばかり。
 穴を掘るのはこれからという段階。
 もはや、どうにもならないだろう。
 かと思いきや――。

「やれ」

 マリカが命令を下す。
 すると、骸骨戦士が剣でかまくらを攻撃しだした。
 いや、よく見ると、剣をシャベルの代わりにしている。
 速い。ガシガシ、ガシガシと、高効率で穴が掘られていく。
 かなり賢い戦術だ。

「ネネイを見習い、私もスキルを使うか」

 そう言って、マリカは骸骨にヘイストをかけた。
 これにより、骸骨の作業効率が三倍にアップする。
 瞬く間に、俺との差が縮まっていく。
 そして――。

「よし、逃げ切った、完成だ!」
「出来たぞ、マスター」

 俺達は同時にかまくらを完成させた。
 本当にピッタリで、優劣を決められない。

「仕方ない、両チームの勝利にしようか」
「大人の提案だな、受け入れよう」
「流石です、ユートさん」

 こうして、AチームとCチームが勝利した。
 この結果に、Bチームだけは満足していない。

「むぅーなの! むぅーなの!」

 ネネイが地団駄を踏む。
 その表情は、心底悔しそうだ。
 それと同時に、悲しみも漂っている。
 気持ちは分からなくもない。
 自身のスキルが敗因になったのだから。

「キェッ!」

 そんなネネイを、ゴブちゃんが抱きしめた。
 さらに、頭をよしよしと撫でている。
 ゴブちゃん、なんだか妙に男前だな。
 そういえば、ゴブリンに性別ってあるのだろうか?
 機会があれば訊いてみよう。

 遊び終わったところで、俺達は家に戻った。
 骸骨戦士を消し、ゴブリンズを二階に残す。
 残りはいつも通り、三階へ移動した。

「じゃあなゴブちゃん、行ってくるぜ」
「今日もありがとーなの、ゴブちゃん」
「キェェェェ!」

 ゴブちゃんを三階に残し、俺達はリアルに移った。
 アンズが帰ってくるのを待つ為だ。

「ネネイ、この前面白い動画を見つけたぞ」
「そういえば、あの時はネネイさんが居ませんでしたね」
「どんな動画なの? 気になるなの!」
「では今回もそれを観ましょうか」
「やったぁ! ありがとーなの!」

 家に戻るなり、三人はノートPCで動画を観始める。
 PCを操作するのはマリカだ。
 慣れた手つきで、マウスとキーボードを操っている。

「スカは……きてないな」

 一方、俺はデスクトップPCでスカイブを見ていた。
 アンズから業務連絡が着ていないかを確認する為だ。

 俺達は、連絡をスカイブで行う。
 といっても、発信者は主にアンズだ。
 内容は二種類しかない。
 今日は戻れないか、今日は遅くなるかだ。

 どちらの連絡もないし、もうすぐ帰ってくるだろう。
 はたして、アンズはどのような報告を持ってくるだろうか。
 そんなことを思うと、身体がソワソワとした。

「おおーなの!」
「すごいな、これは」
「驚きましたね」

 背後から三人の歓声が聞こえた。
 振り向き、画面を確認する。
 しかし、既に山場は過ぎていた。
 画面は真っ暗で、何も映ってない。
 ちょうど暗転中みたいだ。

「どんな内容だったの?」

 ネネイに訊く。
 ネネイは「ドカーンなの!」と大興奮。
 意味が分からない。
 俺は苦笑いで「そうか」と答えた。
 その後、敷きっぱなしの布団に寝転んだ。

「アンズが戻ってくるまで、少し横になるよ」
「はいなの、おやすみなの、おとーさん!」
「おやすみなさい、ユートさん」
「アンズが戻ったら起こしてやるからな、マスター」
「おう、頼んだよ」

 俺は皆に「おやすみ」と言って目を瞑る。
 その瞬間、扉が勢いよく開いた。

「いえい! アンズ副社長、ただいま帰還!」

 入ってきたのはアンズだ。
 俺は、横にしたばかりの身体を慌てて起こす。
 休まるどころか、むしろ、逆に疲れてしまった。
 だが、まぁいいだろう。

「おかえり、アンズ。早速結果を聴かせてくれよ」
「イエス、ボス!」

 アンズはにこやかに敬礼すると、俺の前に座った。

「それで、二菱に行ってきたのだけど――」
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