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2章
お祭りの準備 商工会その2
「さてと、今回の話し合いの話は大体出尽くしたかな?」
取っていたメモを見ながらヒューイさんが話す。
「それじゃ、せっかくヒデさんに来てもらったし、前回出た質問に答えてもらいましょうか」
ヒューイさんがそう言って俺に顔を向けて来る。
「えーっと、先ずはスタンプカードの説明でいいかな?これはいくらか以上買ったお客様に各店舗のスタンプを押してもらって、カードの中の枠が全部埋まったら賞品と交換とか考えてます」
話し終わったタイミングで質問がきた。
「賞品とはどんなものなのだ?」
「うーん、今考えているのはわが社の新製品とか‥‥‥かー!」
急に足に激痛が走って言いかけた言葉が途切れてしまった。下を見てみるとヒューイさんが足を踏んずけていた。
「ハハ、賞品ですがわが社の新製品になるかは決まっていないです。まあ、候補の一つですね」
ヒューイさんは顔色一つ変えずにこやかに言い直す。
「そ、そうですね、賞品も何点かあってお客さんに選んでもらうのも楽しそうですね。その方がお客さんの購買意欲にも繋がりますしね」
足の痛みに耐えつつ答える。
「賞品は高額の物を用意した方が良いんじゃないか?」
年配のいかにも商人風の人が聞いてきた。
「いえ、賞品を高額にして渡す人を絞るより、安い金額で手軽に手に入る物にした方が色々な方にお得感を感じてもらえます。その方がまたこの通りに来てもらえると思います」
「ふむ、確かに今回は短期間での開催じゃったな。しかしこれをうちの店だけでやるのも面白そうじゃな」
何かしきりに頷きながらブツブツと独り言を言っている。
「そんな事よりこの町の名前を変えるってやつなんだけどさ。私達も参加して良いのかい?」
端に座っていた女性が立ち上がって発言をした。
「えっと、一応来てくれたお客さんだけのつもりなんですが。抽選じゃなくて選別で行ないたいのですので」
「じゃあ、その選別ってやつに加わらないからさ。私もこの名前を付けるのをやってみたいんだよ。こんなチャンス普通じゃないからね」
それを聞いた他の人達が一斉に話し出す。
「それならわしも名前付けに参加したいぞ」「そうだな、こんな事出来るのはもうないかもしれんしな」
「もちろん、私は参加させてもらいますよ」‥‥‥
で、結局みんな付ける方に参加が決まった。
え?なにそれ?まさかうちらだけで選ぶの?そう思いながらヒューイさんの顔を見る。
「俺も参加したかったんだけどなー。仕方ないか」
しぶしぶ諦めてくれた。
俺一人とか勘弁してくれよ。
なんだかんだと話し合いが進んでいって全体が雑談に近い感じになって来た。
そんな中、言い忘れた事を思い出して皆が雑談をしている中で、近くの人達にだけ話すような声で話した。
「あ、そうだ今度の祭りの時にどこかでお見合いパーティーみたいなの開きたいんだけど‥‥‥さっ?」
急に雑談していた数人がこっちに詰め寄って来た。
「い、今なんて言ったの?」「お見合いパーティーって言ったわよね?言ったわよね?」「詳しく聞かせなさいよ」「え?嫁さん紹介してくれるのかい?」「婿、婿、婿」
「チョ、何々??」
店の代表で来ているのでそれなりの年齢だと思うんだけど‥‥‥
「えーっと、みなさん落ち着いて下さい。今ヒデさんに説明してもらいますので。一旦席に戻って下さい」
ヒューイさんも若干引きながら対応している。
それを聞いた周りの人達が急いで席に着いた。
「ゴホン、お祭りの時にどこか広い場所でお見合いパーティーと言うか、未婚の人達を集めて話をしたり自己アピールをしたり、一緒に食事したりとかで自分に合った人を探してもらうんです。その為の場所があればいいなーとか考えたんですが」
「ほほー、それはなかなか面白そうじゃないか。その企画是非うちの店でやってくれないかい?」
スラっと背の高いダンディーなおじさんが立ち上がって声を上げた。
「あ、場所を提供してくれるんですか?助かります」
「ハハハ、なんのなんの。こういった楽しい企画は大好きなんですよ。私は、ヒール通りの中央にある飲食店を経営しているアダムというものです。この企画、もしヒデ君がよければ定期的に行ってうちの目玉にしたいくらいだ」
「おおー、それは良いですねー是非今回成功したら定期的に開催してあげて下さいよ」
アダムさんはそう言った俺を見ながら続ける。
「いいのかい?じゃあ、アイデア料を支払わないといけないな」
「へ?そんなのいらないですよ?それよりも細かい打ち合わせがしたいのですが。どうしても参加させたい人がいまして」
「ん?時間は何時でも構わないが、本当にアイデア料はいいのかい?」
「はい、それより他の店が同じ企画をするかもしれないですから、より良い物を作り上げましょう」
「ほほー、中々いい答えだ。気に入った。じっくり考えて最高のお見合いパーティーにしようじゃないか」
「はい、俺も色々協力しますのでお願いします」
その後アダムさんがさっきの人達に囲まれていつ開催するのかとか参加の仕方など聞かれていた。
席に戻ったおれにヒューイさんが話しかけてくる。
「アイデア料貰っておけば良かったのに」
「ん?そんな事出来ないよ。たぶんすぐに他に店もマネして同じ様な企画を出してくるよ。その時アダムさんだけがお金出したなんてことになったら面白くないでしょ?それより色んな店が色々な企画で開催をしてもらった方がお客さん達も嬉しいでしょ」
「うーん、なるほどね。店じゃなくてお客さんが喜んでくれればいいって事?」
「そう、それに結婚まで行ってくれれば子供も増えて街も大きくなっていくしね」
「ハハ、考えが領主様だね」
「ハハ、そんな大層な事じゃないけどね。そんな事よりヒューイさんの所は子供まだなの?」
ニヤニヤしながら聞いてみる。
「う、うちの事はいいだろ?そういうのは授かりものっていうだろ?女神様が授けてくれるんだよ」
女神様がねー、仕事ちゃんとしてるのかねあの人?
そんなこんなで会議が終わっていった。
取っていたメモを見ながらヒューイさんが話す。
「それじゃ、せっかくヒデさんに来てもらったし、前回出た質問に答えてもらいましょうか」
ヒューイさんがそう言って俺に顔を向けて来る。
「えーっと、先ずはスタンプカードの説明でいいかな?これはいくらか以上買ったお客様に各店舗のスタンプを押してもらって、カードの中の枠が全部埋まったら賞品と交換とか考えてます」
話し終わったタイミングで質問がきた。
「賞品とはどんなものなのだ?」
「うーん、今考えているのはわが社の新製品とか‥‥‥かー!」
急に足に激痛が走って言いかけた言葉が途切れてしまった。下を見てみるとヒューイさんが足を踏んずけていた。
「ハハ、賞品ですがわが社の新製品になるかは決まっていないです。まあ、候補の一つですね」
ヒューイさんは顔色一つ変えずにこやかに言い直す。
「そ、そうですね、賞品も何点かあってお客さんに選んでもらうのも楽しそうですね。その方がお客さんの購買意欲にも繋がりますしね」
足の痛みに耐えつつ答える。
「賞品は高額の物を用意した方が良いんじゃないか?」
年配のいかにも商人風の人が聞いてきた。
「いえ、賞品を高額にして渡す人を絞るより、安い金額で手軽に手に入る物にした方が色々な方にお得感を感じてもらえます。その方がまたこの通りに来てもらえると思います」
「ふむ、確かに今回は短期間での開催じゃったな。しかしこれをうちの店だけでやるのも面白そうじゃな」
何かしきりに頷きながらブツブツと独り言を言っている。
「そんな事よりこの町の名前を変えるってやつなんだけどさ。私達も参加して良いのかい?」
端に座っていた女性が立ち上がって発言をした。
「えっと、一応来てくれたお客さんだけのつもりなんですが。抽選じゃなくて選別で行ないたいのですので」
「じゃあ、その選別ってやつに加わらないからさ。私もこの名前を付けるのをやってみたいんだよ。こんなチャンス普通じゃないからね」
それを聞いた他の人達が一斉に話し出す。
「それならわしも名前付けに参加したいぞ」「そうだな、こんな事出来るのはもうないかもしれんしな」
「もちろん、私は参加させてもらいますよ」‥‥‥
で、結局みんな付ける方に参加が決まった。
え?なにそれ?まさかうちらだけで選ぶの?そう思いながらヒューイさんの顔を見る。
「俺も参加したかったんだけどなー。仕方ないか」
しぶしぶ諦めてくれた。
俺一人とか勘弁してくれよ。
なんだかんだと話し合いが進んでいって全体が雑談に近い感じになって来た。
そんな中、言い忘れた事を思い出して皆が雑談をしている中で、近くの人達にだけ話すような声で話した。
「あ、そうだ今度の祭りの時にどこかでお見合いパーティーみたいなの開きたいんだけど‥‥‥さっ?」
急に雑談していた数人がこっちに詰め寄って来た。
「い、今なんて言ったの?」「お見合いパーティーって言ったわよね?言ったわよね?」「詳しく聞かせなさいよ」「え?嫁さん紹介してくれるのかい?」「婿、婿、婿」
「チョ、何々??」
店の代表で来ているのでそれなりの年齢だと思うんだけど‥‥‥
「えーっと、みなさん落ち着いて下さい。今ヒデさんに説明してもらいますので。一旦席に戻って下さい」
ヒューイさんも若干引きながら対応している。
それを聞いた周りの人達が急いで席に着いた。
「ゴホン、お祭りの時にどこか広い場所でお見合いパーティーと言うか、未婚の人達を集めて話をしたり自己アピールをしたり、一緒に食事したりとかで自分に合った人を探してもらうんです。その為の場所があればいいなーとか考えたんですが」
「ほほー、それはなかなか面白そうじゃないか。その企画是非うちの店でやってくれないかい?」
スラっと背の高いダンディーなおじさんが立ち上がって声を上げた。
「あ、場所を提供してくれるんですか?助かります」
「ハハハ、なんのなんの。こういった楽しい企画は大好きなんですよ。私は、ヒール通りの中央にある飲食店を経営しているアダムというものです。この企画、もしヒデ君がよければ定期的に行ってうちの目玉にしたいくらいだ」
「おおー、それは良いですねー是非今回成功したら定期的に開催してあげて下さいよ」
アダムさんはそう言った俺を見ながら続ける。
「いいのかい?じゃあ、アイデア料を支払わないといけないな」
「へ?そんなのいらないですよ?それよりも細かい打ち合わせがしたいのですが。どうしても参加させたい人がいまして」
「ん?時間は何時でも構わないが、本当にアイデア料はいいのかい?」
「はい、それより他の店が同じ企画をするかもしれないですから、より良い物を作り上げましょう」
「ほほー、中々いい答えだ。気に入った。じっくり考えて最高のお見合いパーティーにしようじゃないか」
「はい、俺も色々協力しますのでお願いします」
その後アダムさんがさっきの人達に囲まれていつ開催するのかとか参加の仕方など聞かれていた。
席に戻ったおれにヒューイさんが話しかけてくる。
「アイデア料貰っておけば良かったのに」
「ん?そんな事出来ないよ。たぶんすぐに他に店もマネして同じ様な企画を出してくるよ。その時アダムさんだけがお金出したなんてことになったら面白くないでしょ?それより色んな店が色々な企画で開催をしてもらった方がお客さん達も嬉しいでしょ」
「うーん、なるほどね。店じゃなくてお客さんが喜んでくれればいいって事?」
「そう、それに結婚まで行ってくれれば子供も増えて街も大きくなっていくしね」
「ハハ、考えが領主様だね」
「ハハ、そんな大層な事じゃないけどね。そんな事よりヒューイさんの所は子供まだなの?」
ニヤニヤしながら聞いてみる。
「う、うちの事はいいだろ?そういうのは授かりものっていうだろ?女神様が授けてくれるんだよ」
女神様がねー、仕事ちゃんとしてるのかねあの人?
そんなこんなで会議が終わっていった。
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