20 / 24
二十話 ユニーク衣装
しおりを挟む
「ふむふむ……この武器を合成すればいいんだねぇ」
「そうなんだけど……出来るか? この武器の制作レベル25なんだ」
「オッケー全然大丈夫! キャシーの制作レベルは50だからねん! まぁ見ててよ、ちょちょいと終わらせちゃうからさぁ☆」
制作レベルが高いことは前にちょっと聞いていたけど、まさかこんなに高いとは思わなかったな。俺が驚いていると、キャシーは本当にちょちょいと終わらせてしまった。
キャシーがメニュー画面と睨めっこをして三秒が経過した頃。
「はいっ! 完成ッ☆」
「え、もう出来たの?」
「うん、レベル25くらいの制作だったら簡単に出来ちゃうのだ☆」
俺にもこの技術があったらな、と思いながらもキャシーにお礼を言った。
「ありがとう、すごいよキャシー」
俺は合成して貰った武器を改めて見てみることにした。
【エンゲイルガン+】
攻撃力700
《特性》敏捷性が五倍になる。
《スキル1》エンゲイルコイル――敏捷性の値に応じて広範囲に高威力のコイルを発射する。
《スキル2》テールガン――敏捷性の値に応じて姿と気配を消して敵に近づき必殺の一撃を与える。敏捷性が高いと気配を完全に消すことが出来る。
《特殊》武器レベルMAX
「す、すごい……これは!」
「なになにぃ? キャシーにも見せて」
キャシーが無邪気な笑顔で画面を覗き込んできた。
「うっわ! すごいね、何この性能。フライだけずるいぃ」
「キャシーも限定武器BOX貰っただろ?」
「ふんっ! キャシーはハズレだったの。ずるいずるいずるいぃ!」
「あはは……」
キャシーは俺の武器を見て駄々をこねはじめた。しかしこの武器は俺限定であって、キャシーは装備出来ないと思うんだが……。
そういえばキャシーの服、新しいな。もしかして補填で貰った限定衣装かな。
よし、これだ。キャシーの機嫌を直すにはこれしかない。
「キャシーのその服、すごく似合ってるよな。補填のやつか?」
今まで頬を膨らましそっぽ向いていたキャシーが、急に表情を明るくし振り向いた。
「へへん! そうだよぉ。でも……そうかなぁ? 似合ってるかなぁ?」
「うん、凄く似合ってると思うよ」
ふぅ――よかった、機嫌直してくれて。キャシーの扱いは大変だな……。
「フライの衣装はどんなのぉ? 見せて見せて」
そういえばまだ衣装を開けてなかったな。
せっかくだし、ここで限定衣装を開けてみるか。
『プレイヤー限定衣装『ユニーク』――アイテムを開きますか? ――はい』
これで直接装備……っと。
俺は衣装を換装しキャシーに見せるように目の前に立った。
「うわぁ! かっこいい……かっこいいよ、フライ」
「そ、そうかな」
「うん! メルたちにも見せに行こうよ」
そう言ってキャシーは俺の腕を引っ張って宿屋に向かった。
確かにメルティたちの衣装も見てみたい気もするし、ここはみんなでお披露目会といくか。
――そして宿屋にて。
いつもの席に座っていたメルティとグレッツ、それにラルを見つけたキャシーは一目散に駆け寄った。
「メルティ、グレッツ、すごい似合ってるよぉ」
二人も限定衣装を着用していた。
メルティは、体のラインが丸見えな真っ赤なドレスを着ていた。その上からケープを羽織っていたが、とても綺麗で似合っていた。セットだろうか……頭には赤いリボンが付いたカチューシャを付けていた。
恥ずかしそうに装っているが、ぶっちゃけこんなに合う人がいるかってくらい似合っている。
そしてグレッツは、黒と灰色が混ざったような色のコートに、黒のハットを被りインテリメガネをしている。男に言われたくもないだろうが、すごくかっこいい衣装だ。
二人ともよく似合っていて羨ましいよ。
俺は衣装を見せるのが恥ずかしくなり、一瞬キャシーの後ろに隠れるもキャシーに引っ張られ二人の前に出されてしまった。
「うんうん、二人ともかっこかわいいよぉ。フライの衣装もかっこいいんだよ! ほらっ!」
キャシーは俺の背中を押した。
「ど……どうかな」
「素敵! とてもよく似合ってるよフライ」
「あ、ありがとう」
青を基調としたマント、下のほうに白い二本線が入り、マントの中心には海竜の姿が描かれている。頭装備として、左側に小さく黒色で海竜が描かれている灰色のマスクが、セットで付いてきていた。
俺たちはお互いに限定衣装を見せ合った。
そしてその後、積もる話もあり俺たちは宿屋で、無事不具合が直ったという記念に飲み交わしたのだった。
「そうなんだけど……出来るか? この武器の制作レベル25なんだ」
「オッケー全然大丈夫! キャシーの制作レベルは50だからねん! まぁ見ててよ、ちょちょいと終わらせちゃうからさぁ☆」
制作レベルが高いことは前にちょっと聞いていたけど、まさかこんなに高いとは思わなかったな。俺が驚いていると、キャシーは本当にちょちょいと終わらせてしまった。
キャシーがメニュー画面と睨めっこをして三秒が経過した頃。
「はいっ! 完成ッ☆」
「え、もう出来たの?」
「うん、レベル25くらいの制作だったら簡単に出来ちゃうのだ☆」
俺にもこの技術があったらな、と思いながらもキャシーにお礼を言った。
「ありがとう、すごいよキャシー」
俺は合成して貰った武器を改めて見てみることにした。
【エンゲイルガン+】
攻撃力700
《特性》敏捷性が五倍になる。
《スキル1》エンゲイルコイル――敏捷性の値に応じて広範囲に高威力のコイルを発射する。
《スキル2》テールガン――敏捷性の値に応じて姿と気配を消して敵に近づき必殺の一撃を与える。敏捷性が高いと気配を完全に消すことが出来る。
《特殊》武器レベルMAX
「す、すごい……これは!」
「なになにぃ? キャシーにも見せて」
キャシーが無邪気な笑顔で画面を覗き込んできた。
「うっわ! すごいね、何この性能。フライだけずるいぃ」
「キャシーも限定武器BOX貰っただろ?」
「ふんっ! キャシーはハズレだったの。ずるいずるいずるいぃ!」
「あはは……」
キャシーは俺の武器を見て駄々をこねはじめた。しかしこの武器は俺限定であって、キャシーは装備出来ないと思うんだが……。
そういえばキャシーの服、新しいな。もしかして補填で貰った限定衣装かな。
よし、これだ。キャシーの機嫌を直すにはこれしかない。
「キャシーのその服、すごく似合ってるよな。補填のやつか?」
今まで頬を膨らましそっぽ向いていたキャシーが、急に表情を明るくし振り向いた。
「へへん! そうだよぉ。でも……そうかなぁ? 似合ってるかなぁ?」
「うん、凄く似合ってると思うよ」
ふぅ――よかった、機嫌直してくれて。キャシーの扱いは大変だな……。
「フライの衣装はどんなのぉ? 見せて見せて」
そういえばまだ衣装を開けてなかったな。
せっかくだし、ここで限定衣装を開けてみるか。
『プレイヤー限定衣装『ユニーク』――アイテムを開きますか? ――はい』
これで直接装備……っと。
俺は衣装を換装しキャシーに見せるように目の前に立った。
「うわぁ! かっこいい……かっこいいよ、フライ」
「そ、そうかな」
「うん! メルたちにも見せに行こうよ」
そう言ってキャシーは俺の腕を引っ張って宿屋に向かった。
確かにメルティたちの衣装も見てみたい気もするし、ここはみんなでお披露目会といくか。
――そして宿屋にて。
いつもの席に座っていたメルティとグレッツ、それにラルを見つけたキャシーは一目散に駆け寄った。
「メルティ、グレッツ、すごい似合ってるよぉ」
二人も限定衣装を着用していた。
メルティは、体のラインが丸見えな真っ赤なドレスを着ていた。その上からケープを羽織っていたが、とても綺麗で似合っていた。セットだろうか……頭には赤いリボンが付いたカチューシャを付けていた。
恥ずかしそうに装っているが、ぶっちゃけこんなに合う人がいるかってくらい似合っている。
そしてグレッツは、黒と灰色が混ざったような色のコートに、黒のハットを被りインテリメガネをしている。男に言われたくもないだろうが、すごくかっこいい衣装だ。
二人ともよく似合っていて羨ましいよ。
俺は衣装を見せるのが恥ずかしくなり、一瞬キャシーの後ろに隠れるもキャシーに引っ張られ二人の前に出されてしまった。
「うんうん、二人ともかっこかわいいよぉ。フライの衣装もかっこいいんだよ! ほらっ!」
キャシーは俺の背中を押した。
「ど……どうかな」
「素敵! とてもよく似合ってるよフライ」
「あ、ありがとう」
青を基調としたマント、下のほうに白い二本線が入り、マントの中心には海竜の姿が描かれている。頭装備として、左側に小さく黒色で海竜が描かれている灰色のマスクが、セットで付いてきていた。
俺たちはお互いに限定衣装を見せ合った。
そしてその後、積もる話もあり俺たちは宿屋で、無事不具合が直ったという記念に飲み交わしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる