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第7章 特別なお客様
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庭園に戻ると、ソワレはヘンドリックの元で先程のワゴンのものをロングテーブルに並べていた。紅茶缶と銘柄を記したカードがちぐはぐにならないよう、細かく指導されている。林檎、カボチャ、栗。秋にぴったりのフレーバーもある。それが落ち着いたのを見計らって、エレノアは二人に声をかけた。
「ヘンドリック――少しソワレと話したいのだけど、いい?」
「ええ、ソワレから聞いております。ですがあまり、長くなりませんよう」
「ありがとう。――ソワレ。一緒にお庭を回ってみない? お庭一週分だけ、のんびりしましょう」
「エレノア様……はい」
促すように手を引けば、ソワレが肩の力を抜くのがわかった。ソワレはヘンドリックに一礼すると、エレノアの隣に並んだ。
庭園には、花に溶け込むように青藍のクロスがかかった小さな丸テーブルが間隔を開けて置かれている。あの人形のテーブルも、これを倣ったものだろう。丸テーブルの中央にはキッチンパラソルがかぶせられた小さなケーキスタンドが置かれており、花と花の隙間からちらちらとネットが見え隠れしていた。二人はそれを辿るように、ゆっくりと歩みを進める。
「――さっきは初めての厨房で、嫌な思いをさせてしまってごめんなさいね」
エレノアが謝れば、ソワレは慌てたように頭を横に振り、言葉を続ける。
「違います、私以外の皆さんは――それはもう、見事でした。ウィシュカさんもあざやかなお手並みで、クラヴィスさんたちとの連携も素晴らしかったです。あの――先程の件も、本当は私が」
「いいのよ、ソワレ。いえ、よくはないけれど――クラヴィスはあの後もあなたを責めませんでしたよ。美味しいクッキーも、ちょっぴり二人でいただけたし」
「……エレノア様」
ヘンドリックには内緒、と人差し指を鼻先で立てれば、ソワレは困ったようにほほえみ、頷いてくれた。
「ウィシュカはお菓子作りの腕も一級品なの。街の社交界では、『トルテュフォレのティーパーティーにはコルセットを緩めて行くのがシセラス淑女のマナー』とまで言われているわ。見てなさい、あっという間にお客様のお腹に消えてなくなるから」
「ああ……そうなのですね。それは少しだけ、残念です」
そういうソワレも、そういえばこの頃は食事の量が増えてきたなとエレノアは笑みを返す。新しい生活にも、多少は慣れてくれたのだろう。
「代わりと言ってはなんだけど、アレックスを見習って、少し知識でお腹をふくらませましょうか」
「知識で?」
「ええ。さしあたって、クローマチェストのお菓子の歴史なんてどうかしら。――甘い花蜜が豊富に採れるクローマチェストでは、お菓子の開発と普及が他国に比べて格段に早かったそうなの。外敵にも内乱にも怯えることがないほどに国が落ち着き、大地が富んでからは一定の階層以上の人々には加速度的に広まったらしいわ。他国では珍しい、菓子職人の組合も設立されているくらい」
「そうなのですか? 皆さん普通に召し上がっていますし、普通にあるものだと思っていました」
「そうね。今のクローマチェストでは、生地に花蜜を混ぜ込んで焼くだけの昔ながらのパンや焼き菓子、固めた飴などは一般的に市場に流通しているし、精霊のご機嫌がよければ木の実や果物も豊富に採れる。ああ、あとお米が採れる南の地域では、特産として、花蜜とミルクで煮た甘いお粥やプディング、米粉のお菓子なんかがあるって、前にウィシュカが言っていたかしら。それでも質のいい白小麦や白砂糖、あとはカカオやスパイスね――こだわれば、まだ高価なものには変わりないけれど」
「クローマチェスト人にとってお菓子は、身近なものでもあり贅沢なものでもあるのですね」
「ええ。でも幼い頃から触れているものだからか、お菓子を食べるときのマナーなんかはそれほど厳しくないのよ。よその国ではお菓子の種類ごとに食べる順番だとか、ジャムやクリームをぬる順番だとか、事細かく定められているところもあるようだけど――クローマチェストのお茶会では、まずは楽しく美味しく、がお客様側の一番のマナー」
近くのテーブルで足を止め、エレノアはキッチンパラソルの取っ手に触れる。
「それでもお客様の中には、あちらのロングテーブルまでお菓子を取りに行けないくらい、奥ゆかしいご婦人や硬派な紳士がいらして――だからそういう方たちが忍んで、けれど自由にお菓子を楽しめるようにと、こうして花に紛れてケーキスタンドをご用意しているの。そうね、マナーというなら、無口で強面の職人肌の親方が、可愛らしいタルトを食べてほほえんだとしても、見なかったふりをしてそっと補充に向かう――それが主催者側のマナーかしら」
「それは、とても粋な計らいだと思います」
「ふふ。みんなと同じように、お客様にもいろいろな方がいらっしゃるのよ」
「……」
エレノアが言わんとすることを察してくれたのか、ソワレは眉を下げ口元だけに笑みを刻む、複雑な表情で頷く。責めるのでなく、受け入れる言葉を選んだつもりだったが……まだ上手く、ソワレの心には届けられなかったらしい。
(難しいね)
自分で自分の心に語りかけつつ、エレノアは考える。
ソワレは察しもよく、うわべだけの生半可な言葉では余計に傷つけてしまう。ソワレに関してエレノアが早くに自身に課したことの一つに、「嘘をつかない」ということがあるが、それさえ伝われば、ソワレはまっすぐに向き合ってくれる。
年上の男性に使うには少々ふさわしくない言葉ではあるが、根がいい子なのだ。透き通った湖水のように純粋で。
エレノアは手紙を書くときと同じように、寄り添うか、包みこめる言葉をゆっくりと、けれどできる限り丁寧に探して、編む。
「――ご挨拶のときは、大体このテーブルを目安に回ることになると思います。本来はお客様がカップやお皿を置いて、ゆっくりと握手や雑談ができるようにするためのテーブルだから。招待状をお出ししたお客様はもうほとんど立ち位置が決まっているので、ヘンドリックの話をよく聞いて、いつもどおりご挨拶すれば大丈夫よ」
「……はい」
「あなたにとっては初めてのイベントですからね……どうしたって緊張すると思います。ミスが出ることも仕方ないわ。わたくしだって、慣れないことや初めてのことは、やっぱり緊張するもの。実を言うと、わたくしもこういった場は少々苦手です」
「えっ……。エレノア様も……ですか?」
「ええ。でもそういうときは、いつもヘンドリックが言ってくれたの。まずは深呼吸って」
「深呼吸?」
「そう。こう――」
エレノアは言葉とともに、まるで劇舞台の俳優や歌手のように右手を胸に置き、左手は横に伸ばして、ポーズを決める。
「胸がいっぱいになるくらい鼻から息を吸ってー、体の力を全部抜くつもりで、ゆっくりと口から吐き出すー。――もう、真面目に言ってるんだから。ほら一緒に」
「は、はい。……申し訳ありません」
ソワレは一瞬驚いたように目を丸くしたが、何がそんなに面白かったのか、一息を吐く頃にはまるで込み上げてくるものを堪えるかのような笑みを浮かべて、エレノアを見つめていた。エレノアからしてみれば少々不本意ではあったが、本来の目的の一つでもあったのだから、とりあえず良しとする。
二人並んで、背伸びをせんばかりに秋と花の空気を目一杯に吸って――代わりに体中の不安や憂鬱を吐き出せば――顔を見合わせたときには、自然と笑いがこぼれた。
「こうすると不安や緊張が和らいで、気持ちが落ち着くのですって」
「心なしか、頭もすっきりしたような気がします」
「そうね――」
それが功を奏したのか、エレノアもふとあることを思いつく。それから悪戯そうに目を細め口角を上げると、ソワレの頬を両手で包み、つまんで左右に引き伸ばした。
「へ――」
「リュカ様直伝のおまじないです。こうすると、自然と笑顔になれるのですよ」
「ほんろうれすか?」
「あら、わたくしがあなたに嘘をついたことがあって?」
上手く舌が回らないまま紡がれた言葉に、エレノアの悪戯心がますます湧き上がる。ひとしきりむにゅむにゅとして美貌が崩れる様を楽しんだあとは、笑われたことに対する溜飲も下がったので、大人しく手を離すことにした。
「エレノア様――」
「あなたの笑顔の素晴らしさと、一生懸命仕事に向かうひたむきさは、見る人誰にでも伝わるわ。大丈夫――ここはあなたとわたくしが初めて出会った場所。あのときのように、不器用でもいい、まっすぐなご挨拶をお客様にも見せてさしあげて。それに、あなたの声も――」
「声?」
「ええ。まるで川の瀞のように穏やかで、清らかな潤いがある――ソワレ、あなたの声って、とっても素敵よ」
「……」
ソワレの頬に赤みが差す。それから出会ったときと同じように照れくさそうに目を伏せはにかんだあと、エレノアの目をしっかりと見据えて顔を上げた。
「……ありがとうございます、エレノア様。――あるじたるあなた様の恥にならぬよう、本日は精一杯に務めてまいります」
「ヘンドリック――少しソワレと話したいのだけど、いい?」
「ええ、ソワレから聞いております。ですがあまり、長くなりませんよう」
「ありがとう。――ソワレ。一緒にお庭を回ってみない? お庭一週分だけ、のんびりしましょう」
「エレノア様……はい」
促すように手を引けば、ソワレが肩の力を抜くのがわかった。ソワレはヘンドリックに一礼すると、エレノアの隣に並んだ。
庭園には、花に溶け込むように青藍のクロスがかかった小さな丸テーブルが間隔を開けて置かれている。あの人形のテーブルも、これを倣ったものだろう。丸テーブルの中央にはキッチンパラソルがかぶせられた小さなケーキスタンドが置かれており、花と花の隙間からちらちらとネットが見え隠れしていた。二人はそれを辿るように、ゆっくりと歩みを進める。
「――さっきは初めての厨房で、嫌な思いをさせてしまってごめんなさいね」
エレノアが謝れば、ソワレは慌てたように頭を横に振り、言葉を続ける。
「違います、私以外の皆さんは――それはもう、見事でした。ウィシュカさんもあざやかなお手並みで、クラヴィスさんたちとの連携も素晴らしかったです。あの――先程の件も、本当は私が」
「いいのよ、ソワレ。いえ、よくはないけれど――クラヴィスはあの後もあなたを責めませんでしたよ。美味しいクッキーも、ちょっぴり二人でいただけたし」
「……エレノア様」
ヘンドリックには内緒、と人差し指を鼻先で立てれば、ソワレは困ったようにほほえみ、頷いてくれた。
「ウィシュカはお菓子作りの腕も一級品なの。街の社交界では、『トルテュフォレのティーパーティーにはコルセットを緩めて行くのがシセラス淑女のマナー』とまで言われているわ。見てなさい、あっという間にお客様のお腹に消えてなくなるから」
「ああ……そうなのですね。それは少しだけ、残念です」
そういうソワレも、そういえばこの頃は食事の量が増えてきたなとエレノアは笑みを返す。新しい生活にも、多少は慣れてくれたのだろう。
「代わりと言ってはなんだけど、アレックスを見習って、少し知識でお腹をふくらませましょうか」
「知識で?」
「ええ。さしあたって、クローマチェストのお菓子の歴史なんてどうかしら。――甘い花蜜が豊富に採れるクローマチェストでは、お菓子の開発と普及が他国に比べて格段に早かったそうなの。外敵にも内乱にも怯えることがないほどに国が落ち着き、大地が富んでからは一定の階層以上の人々には加速度的に広まったらしいわ。他国では珍しい、菓子職人の組合も設立されているくらい」
「そうなのですか? 皆さん普通に召し上がっていますし、普通にあるものだと思っていました」
「そうね。今のクローマチェストでは、生地に花蜜を混ぜ込んで焼くだけの昔ながらのパンや焼き菓子、固めた飴などは一般的に市場に流通しているし、精霊のご機嫌がよければ木の実や果物も豊富に採れる。ああ、あとお米が採れる南の地域では、特産として、花蜜とミルクで煮た甘いお粥やプディング、米粉のお菓子なんかがあるって、前にウィシュカが言っていたかしら。それでも質のいい白小麦や白砂糖、あとはカカオやスパイスね――こだわれば、まだ高価なものには変わりないけれど」
「クローマチェスト人にとってお菓子は、身近なものでもあり贅沢なものでもあるのですね」
「ええ。でも幼い頃から触れているものだからか、お菓子を食べるときのマナーなんかはそれほど厳しくないのよ。よその国ではお菓子の種類ごとに食べる順番だとか、ジャムやクリームをぬる順番だとか、事細かく定められているところもあるようだけど――クローマチェストのお茶会では、まずは楽しく美味しく、がお客様側の一番のマナー」
近くのテーブルで足を止め、エレノアはキッチンパラソルの取っ手に触れる。
「それでもお客様の中には、あちらのロングテーブルまでお菓子を取りに行けないくらい、奥ゆかしいご婦人や硬派な紳士がいらして――だからそういう方たちが忍んで、けれど自由にお菓子を楽しめるようにと、こうして花に紛れてケーキスタンドをご用意しているの。そうね、マナーというなら、無口で強面の職人肌の親方が、可愛らしいタルトを食べてほほえんだとしても、見なかったふりをしてそっと補充に向かう――それが主催者側のマナーかしら」
「それは、とても粋な計らいだと思います」
「ふふ。みんなと同じように、お客様にもいろいろな方がいらっしゃるのよ」
「……」
エレノアが言わんとすることを察してくれたのか、ソワレは眉を下げ口元だけに笑みを刻む、複雑な表情で頷く。責めるのでなく、受け入れる言葉を選んだつもりだったが……まだ上手く、ソワレの心には届けられなかったらしい。
(難しいね)
自分で自分の心に語りかけつつ、エレノアは考える。
ソワレは察しもよく、うわべだけの生半可な言葉では余計に傷つけてしまう。ソワレに関してエレノアが早くに自身に課したことの一つに、「嘘をつかない」ということがあるが、それさえ伝われば、ソワレはまっすぐに向き合ってくれる。
年上の男性に使うには少々ふさわしくない言葉ではあるが、根がいい子なのだ。透き通った湖水のように純粋で。
エレノアは手紙を書くときと同じように、寄り添うか、包みこめる言葉をゆっくりと、けれどできる限り丁寧に探して、編む。
「――ご挨拶のときは、大体このテーブルを目安に回ることになると思います。本来はお客様がカップやお皿を置いて、ゆっくりと握手や雑談ができるようにするためのテーブルだから。招待状をお出ししたお客様はもうほとんど立ち位置が決まっているので、ヘンドリックの話をよく聞いて、いつもどおりご挨拶すれば大丈夫よ」
「……はい」
「あなたにとっては初めてのイベントですからね……どうしたって緊張すると思います。ミスが出ることも仕方ないわ。わたくしだって、慣れないことや初めてのことは、やっぱり緊張するもの。実を言うと、わたくしもこういった場は少々苦手です」
「えっ……。エレノア様も……ですか?」
「ええ。でもそういうときは、いつもヘンドリックが言ってくれたの。まずは深呼吸って」
「深呼吸?」
「そう。こう――」
エレノアは言葉とともに、まるで劇舞台の俳優や歌手のように右手を胸に置き、左手は横に伸ばして、ポーズを決める。
「胸がいっぱいになるくらい鼻から息を吸ってー、体の力を全部抜くつもりで、ゆっくりと口から吐き出すー。――もう、真面目に言ってるんだから。ほら一緒に」
「は、はい。……申し訳ありません」
ソワレは一瞬驚いたように目を丸くしたが、何がそんなに面白かったのか、一息を吐く頃にはまるで込み上げてくるものを堪えるかのような笑みを浮かべて、エレノアを見つめていた。エレノアからしてみれば少々不本意ではあったが、本来の目的の一つでもあったのだから、とりあえず良しとする。
二人並んで、背伸びをせんばかりに秋と花の空気を目一杯に吸って――代わりに体中の不安や憂鬱を吐き出せば――顔を見合わせたときには、自然と笑いがこぼれた。
「こうすると不安や緊張が和らいで、気持ちが落ち着くのですって」
「心なしか、頭もすっきりしたような気がします」
「そうね――」
それが功を奏したのか、エレノアもふとあることを思いつく。それから悪戯そうに目を細め口角を上げると、ソワレの頬を両手で包み、つまんで左右に引き伸ばした。
「へ――」
「リュカ様直伝のおまじないです。こうすると、自然と笑顔になれるのですよ」
「ほんろうれすか?」
「あら、わたくしがあなたに嘘をついたことがあって?」
上手く舌が回らないまま紡がれた言葉に、エレノアの悪戯心がますます湧き上がる。ひとしきりむにゅむにゅとして美貌が崩れる様を楽しんだあとは、笑われたことに対する溜飲も下がったので、大人しく手を離すことにした。
「エレノア様――」
「あなたの笑顔の素晴らしさと、一生懸命仕事に向かうひたむきさは、見る人誰にでも伝わるわ。大丈夫――ここはあなたとわたくしが初めて出会った場所。あのときのように、不器用でもいい、まっすぐなご挨拶をお客様にも見せてさしあげて。それに、あなたの声も――」
「声?」
「ええ。まるで川の瀞のように穏やかで、清らかな潤いがある――ソワレ、あなたの声って、とっても素敵よ」
「……」
ソワレの頬に赤みが差す。それから出会ったときと同じように照れくさそうに目を伏せはにかんだあと、エレノアの目をしっかりと見据えて顔を上げた。
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