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第4章
空白を埋める熱⚠️
しおりを挟むそのまま、ヴォルフはエリアスの膝を割り、白い内腿に顔を埋めた。
「んッ……ぁ……」
柔らかな皮膚に唇が押し付けられ、強く吸い上げられる。
ヴォルフは、わざと所有の証である赤い痕を残すように、内腿のあちこちに何度も、何度も吸い付き、牙を立てた。
それだけの行為で、エリアスの身体は敏感に反応し、快感に震えてしまった。
すでにキスと愛撫だけでとろとろになっているエリアスを見て、ヴォルフは濡れた指先をゆっくりと、エリアスの秘所へと伸ばした。
「……っ」
クチュ、といやらしい水音が響く。
エリアスの後孔からは、愛液が溢れ出し、指を招き入れるように濡れそぼっていた。
「エリアス……凄いよ、とろとろだ……」
ヴォルフが指でその粘着質な蜜を掬い上げ、感嘆の声を漏らす。
「こんなに濡らして……私を求めてくれているんだね。嬉しいよ」
「っ、い、言わないで……ください……」
エリアスは羞恥に耐えきれず、両手で顔を覆った。
けれど、ヴォルフはエリアスにわざと聞かせるように、クチュクチュと水音を立てながら、後ろへと指を沈め、中を弄り始めた。
「あ、ああっ!……んあぁっ!」
敏感になっている粘膜を指で直接抉られ、エリアスは乱れた声を上げた。
気持ちいい。
怖い、怖いほどに気持ちいい……もっと、してほしい。
快感で脳が揺さぶられ、エリアスの思考がまとまらなくなっていく。
「ふ、あ、イッ、く……ッ!」
そしてそのまま、指の刺激だけで、エリアスは達してしまった。
ビクンッ!と身体が弓なりに跳ねる。
怪我をしてから、結婚式の夜に一度だけ解放されたが、それからさらに長い時間が経っている。
久しぶりの射精による快感の衝撃は凄まじく、エリアスの意識は白く飛び、朦朧とした。
「……可愛い」
ヴォルフは愛おしそうに囁いた。
「上手に気持ちよくなれたね、エリアス」
そう褒めながら、ヴォルフは容赦なく、ぐいと指の本数を増やし、収縮する中を的確に抉り、広げてくる。
「ひ、あぁぁぁーーッ!!」
エリアスの声が変わる。
悲鳴にも似た、高い嬌声。
与えられる圧倒的な快感と、埋められる充足感に、全身がガタガタと震える。
もう、我慢の限界だった。
指だけじゃ足りない。彼そのものが欲しい。
エリアスは涙を流しながら、ヴォルフに縋るように手を伸ばし、懇願した。
「ヴォルフ……っ、も、もう……ほし、い……っ」
羞恥心などとうに消え失せていた。
エリアスは自分で懸命に足を大きく開き、ヴォルフを誘った。
「いれて、くださいっ……も、我慢、できない……っ!」
その姿に、ヴォルフの理性の弦も完全に切れた。
「ああ……っ、あげるよ……ッ」
ヴォルフは切羽詰まった声で唸ると、エリアスの腰を強く掴んだ。
すでに限界まで昂り、硬く脈打つ自身の剛直を、濡れた入り口にあてがう。
ズヌッ、と重たい侵入感と共に、ヴォルフはエリアスの中へと一気に突き入れた。
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