2度目の人生では努力します~高校受験に失敗し中卒フリーターだった俺が中学1年生まで巻き戻る!大した能力も持ってないので努力で成り上がります~

載騒 春都

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1-1話、死んだらその先で何とかしろ!

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いつも通り、この苦痛はいつも通りの事だ。
俺の人生には後悔しかない。ずっとずっと後悔してきたんだ。でもどうすることもできない。

俺の人生はいつもこうだった。何かに本気で打ち込むということをしなかった。

中学時代、周りの環境に不平不満を漏らしていた。自分は周りとは違う。自分は周りより優れている。

そう勘違いをしていた。

実際は違う。俺は周りよりも能力値は低かったんだ。
勉強ができなかったら、『こんな勉強しても社会じゃ役に立たない』と言い、運動ができなくても『俺はデータ系』と訳の分からないことを言い。怠惰にゲームしかしない日々、

それなのに自分は能力があると勘違いをして、努力もせず、怠惰に過ごして

気が付けば中卒で30代のフリーターだ。

あんなに尖ってた俺もこんな悲惨なことになったらさすがに丸くなった。

やり直したいと思い、簿記の勉強をしても肉体労働で体が疲れているから長く続かない。

唯一運転免許は取得でき、今は配達のバイトで飢えをしのいでいる。

「なんてこと考えてもな、どうすることもできない」

俺に今できるのは配達のアルバイトをしながら英語のCDを聞くくらい。時間がないから、机で勉強することも、筋トレをすることもできない。

「ああ、人生やり直せたらな」

赤信号が青色に変わる。俺はアクセルを踏んだ、その瞬間だった。
赤信号を無視し、猛スピードで突っ込んできたトラックに俺の車は吹き飛ばされた。

「があっ!」

俺は頭を打つ、今まで普通に動いてたはずの自分の車が4回転し車は逆さの状態で打ち付けられる。
目を開けると、車のガラス部分は割れており、座席からは綿が出ている。俺は頭を触る。手が血にびっちょりついた。意識が朦朧とする。声が出せない。

...ふざけるな

嫌だ!今までクソみたいな人生だったから少しずつでもやり直そうと思ってたのに!こんな結末あんまりだ!
認められるか!こんなこと!!!!

........................................
............................
.................

「認められるかあああああああああああ!!!!!!!!!...あ?」

俺が再び目を開けると、懐かしいベットの上だった。

「ここは...昔の家だ」

この部屋は自分の実家によく似ていた。
22歳まで住んでいた実家、その頃に父と母が別居を初めて、追い出されたはずの実家

「...どうなってるんだ?」

俺はベットから起き上がる...ん?なんだか背が小さいような...というか手も小さいぞ!豆もなくなってるし!ひび割れもない!足の爪も綺麗だ!

「どうなってるんだあああああああああああああ!!!」
「うるさああああああい!!!」

部屋のドアが勢いよく、ダン!っという音と共に空いた!

部屋に入ってきたのは母親だった。だが、何かがおかしい。まず髪が薄くない、サラッサラだ。しわも少ない。
もしかして

「母さん、整形をしたのか!駄目だろ!老後の資金はどうするんだ!3000万かかるんだぞ!」

「何馬鹿な事言ってんの!そんな馬鹿な事言ってないでさっさと朝ごはんを食べなさい!学校遅刻するよ!ふん!」

次はすごい音と共にドアが閉まった。
...学校だと?俺はもう30歳、学校に行く年じゃない。もしかして流行りの第二の人生ってやつか?

「ならスマホ!スマホはどこだ!」

俺は小学校の頃から親がスマホを買ってくれていた。少し古いアンドロイドスマホだが、何処かにあるはず。
俺はベットの上を探す、ない。勉強机を探す。ない、クローゼットの中を探す。ない

「って!昔の俺の部屋シンプルすぎだろ!」

ベットと机とロッカーしかないとか!一応アニメ見たりサッカーしたりしてたんだからポスターの一つでも貼っておけよ!って俺の部屋か...

「スマホ...スマホはどこだ...ああそうか!ベットの下!」
俺はベットの下を覗く。


きったな!コーラの缶やら本やらが散乱している。こういう見られないところは綺麗にしないの昔の癖だったな。
俺はその中を必死で探す...あった!アンドロイド端末!
昔はこれで東〇のパズルゲームをよくやっていたな...って懐かしくなってる場合じゃない!

急いでスマホを開く、スマホには2010年、8月31日と映っていた。

...なんということだ、俺は死んで時を遡ってしまったということか、

そんなのそんなの

「やったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

そんなの最高じゃねぇか!俺がずっとずっと渇望していた時間の余裕がここにはある。

2010年ということは中学校1年の時か、夏休みが終わってるのが少し残念だが、この際贅沢は言わない。

それに、俺が今までまじめに取り組まなかった英語も数学も国語も!5教科全部また学び直すことができる!!!

最高だ...ご都合主義最高...神様結婚して...

俺が余韻に浸っていると、階段をものすごい勢いで駆け上がる音がする。
その音が止まると、またとんでもない音と共に部屋の扉が開いた。

「近所迷惑になるでしょ!!!大声出さないの!!」

「母さん!俺!勉強ができることが死ぬほどうれしいんだ!」

「何馬鹿な事言ってるの!また中二病こじらせて!!お友達が来るから早くご飯食べなさい!」

...友達?ああ、正太郎の事か、

正太郎、小学校の頃からの友達で中学校一年生のころまでは一緒に遊んでいた。
俺がいきりだしてからは、関わる機会がなくなったが。

だが、学校からは俺が一番離れている。俺が一人で出て、正太郎の家にいき合流、その後にもう一人を連れて登校という流れだったはずだ。

俺を迎えになんて来ないはず...

「まあ!いいか!」

今はこの喜びを謳歌しよう!俺の人生に乾杯!

俺はパジャマ姿のまま下に降りる。部屋のクローゼットには着替えは入ってない。
昔の俺には寝て起きてすぐに着替えるという考えがなかったからだ。

下に降り、リビングに入ると、朝食が用意されていた。
この感じも懐かしい。一人暮らしを始めると、作ってくれる人がいなくなるからなぁ...

コンビニ弁当ばかり食べていた頃が懐かしい。もう食べたくない。

テーブルには3人分の朝食が用意されている。他の所に目をやると、小さいテレビの前においてあるソファーの上で父さんが寝ていた。

父さんは昔、父さんの父...俺の祖父が他界したことによってボケた祖母の介護のために地元に帰り、そのまま精神を病んで母さんと喧嘩、そして離婚して、その後は顔を見ていない。

ああ、すべてが懐かしい。

「起きてきたの、じゃあ早く食べなさい」

朝食は白米とみそ汁、スクランブルエッグにサラダというシンプルな朝食
俺は席に着く。

「お父さんも、早く起きてください!休みだからってなまけないでください!」

そう言って次は母さんが席に着く。その後、父が少しソファーで転がった後に眠そうな顔で席に着く。

ああ、泣きそうだ。こんな光景、10年は見ていなかったから


「「「いただきます」」」

そう言って、皆で一緒に食べ始める。まずはサラダを食べる。
起きたばかりということもあり、体が水分を欲しているからだ。そして、サラダを食べ終わると

「あんた一つのものばかり一気に食べるんじゃないの!偏食になるよ!」

と母さんが言う。次にスクランブルエッグを食べ、食べ終わると同じことを言われる。

そうして白米を食べようとなったとき、それを見ていた母さんが思い出したように韓国のりを持ってくる。

「残ってるから食べなさい」

そう言われ、韓国のりで白米を巻き、たべる。

「ご馳走様でした」

俺が韓国のりを食べている間に父が食べ終わり、仕事の準備を始める。ああ、これだ。

白米を食ベ終わると、みそ汁を飲んで締める。

母さんの方へ目をやるとまだ半分しか食べ終わっていない。これも日常だ。

「ごぢぞうざまでじた...」

気が付けば涙が出ていた。いや多分ご飯を食べている間も泣いていたんだろう。

「何泣いてんのよ気持ち悪いわね」

こういう母さんが辛辣なところも、父さんが何も言ってこないが静かにお菓子を準備していることも、何も変わらなかった。

........................
..................
..........

俺は制服に着替える。このYシャツも少しダサいデザインも、パチッとしてつけるネクタイもすべてが懐かしい。

俺は鏡を見る。そこに映っていたのは、昔の俺だった。
やはり、時間が戻ったようだ。これからどうなるかわからない。だけど、これも神様がくれたチャンスだ。

無駄にしないように精いっぱい生きよう。

そう決意した時、家のチャイムが鳴る。
友達だろうか、だれが来るのだろうか、正直、もうほとんど覚えていない。

「よし!」

俺は決意を抱き、玄関の扉の前に移動する。そして、扉を開ける。

「おはよー、迎えに来てくれてありが...と...」

ドアを開けて現れたのは、青色のインナーが入った髪をしている女の子だった。
俺より背が低く小柄で髪型はセミロング、俺の中学校の制服を着ている。こんな友達、俺に居たっけ...?

俺が固まっていると、彼女は制服のポケットから警察手帳のようなものを取り出した。

「タイムパトロールです。貴方を違法時間走行の罪で強制送還します」

「はあああああああああああああああ!!!!!」

こうして、俺の二度目の人生が始まった。
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