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14.王宮の生活

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ジャスミンさんとは途中で別れ、そのままぼくの部屋に戻る。
迷子にならないようにクレアさんもついてきてくれた。

「あの、、」
「なにか」
こんな時でもぼくの肉棒は大きくなってしまう。
ぼくはクレアさんを部屋に引っ張り込んだ。

クレアさんは素直に部屋に入ってきた。
「陛下から伺っていましたが、、本当に見境がない」
とあきれたようにささやく。

「ごめんなさい」
ここは謝っておこう。これから長い付き合いになる方だ。
そんなことも考えずに陛下から許可があったからと考えなしな自分の行動を反省する。

「どうしますか、あなたが我慢できないなら、してもいいですが、、、、初めてなので、できれば、、、」

最後の方は声が小さく聞こえにくかったけれど、罪悪感を覚える。

「ごめんなさい、今日は、、大丈夫です」

「正直なのはわるくないですけど。まあ、私にも心の準備があるので、、、ごめんね」

そう言いながらほっぺたにキスをして手を振りほどいて部屋を出て行ってしまった。
逆効果だなぁ、そう思いながら自分で何とかするしかなかった。



翌朝、まだ暗いうちに目が覚めた。
起きて着替えていると先輩が呼びに来てくれた。
ぼくが着替え終わっていたのを見ると、
「さすがだな」
と言いながら職場に連れて行ってくれた。

仕事はやることも覚えることも多くて大変だ。
デューク師匠の教育も厳しい。
見習いは昼間だけでなく交代で夜も仕事をしないとならない。

なので、クレアさんとも廊下ですれ違うくらいで、話す暇もなかった。

いつも厳しい顔をしているクレアさんだけど、まわりに誰もいないとちょっと微笑んでくれる。それがうれしかった。



公爵家と違い、同じ年代の少年が多い。
仲良くなると、話題は雲の上の人たちの話もだけど、同年代の女の子の話。
貴族の子女が多い女官見習いだけでなく、洗濯などの下働きに平民が来ている。
誰がかわいいとか、誰がスタイルいいかとか、口説き落としたとか。
ただ、興味ない年齢の娘さんなので顔と名前が一致しない娘さんもいるのが困った。



陛下に呼ばれたのは王宮にあがってから20日程たった晩だった。
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