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第7章 ドーソンダンジョン編
01.ドーソンのダンジョン
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めっちゃ食ったなぁー。ごちそうさまです。
アディオさん達に挨拶して帰る。
もちろん、いつものようにチロさんのラーメン屋に行って唐揚げも買って帰る。
店に行くと、なんとチロさんがいた。昼間は市場の唐揚げ屋で、終わったらラーメン屋を手伝いにきているそうだ。
「そんなに働いて大丈夫ですか?」と聞くと「私このラーメン屋が好きなんです。だから大丈夫です!」と眩しい笑顔で返された。
最近の子は、なんていい子達なんだ・・・涙もろくなったようで、泣けてきてしまった。何があっても、おじさんは頑張る君たちの味方だからね!また、心の中で強く誓った。
その後は、いつものように宿の食堂で、唐揚げをつまみながらエールを飲む。
エリサのペースがやけに早い。あれ、こいつこんなに飲めたっけ?
そのうち、マークに絡み始めていた。
「マーク。あんたね。はっきりしなさいよ。あんたがアディに一目惚れしてたなんてね、みんな知ってんのよ。気が付いてないのはタケシぐらいのもんよ」
エリサ先輩・・・。
「聞いてるのマーク?私の心弄んでおいて、いい度胸してるわね。ちょっと顔がいいぐらいで、こいつめ」
マークは、胸ぐらを掴まれ揺さぶられながらも「すまなかった」と言っている。
揺さぶられすぎて、明らかに気持ち悪そうだが、耐えてる・・・。
「ちょ、エリサ、もうやめとけって絶対明日後悔するから。あと、マークの顔色悪くなってるし、今日はもうやめとこう、な?」
「うぉいタケシ!メンマもらったぐらいで、ギャーギャーうるさいぞ」
「ちょ、なんでお前まで」
今度はカルディアが、絡んできた。酒臭い。
こいつエール以外も飲みやがったな・・・。
「もう私達はデートした仲なんだから、メンマぐらいもらってもいいだろ!器が小さいぞ、焼豚も出すのが男だろ!」
「どんな理屈だよ・・・カルディア、もう部屋戻ろう。お前も飲みすぎてる。もう今日はお開きだ」
「なに、イチャイチャしてるのよ二人とも、私も混ぜなさいよ」
うわ・・・エリサのタゲがこっちにきた。
マークは、揺さぶられすぎて、すでにテーブルに突っ伏してる。
「エリサ、やめろ、揺するな。カルディアも笑いながら俺を揺するな。やめろ。気持ち悪い、やめてって」
しばらく揺すられて、なんども乾杯を迫られて、そのあとの記憶はない。
明け方、寒くて目を覚ます。
テーブル席には、カルディアとエリサとマークが突っ伏したまま寝ている。
そして、なぜか俺だけスッポンポンで床に寝ていた。
え、なんで。なんで俺だけ裸!?
急いで周りに散乱した俺の衣服をかき集めて着た。
宿のおばちゃんが起きてきて、ちょうど厨房にはいるところだったので、昨日何があったか知らないですかと聞いてみると。
「夜中まで騒いで、乾杯の時にあんたがエールこぼしてフラフラしながら自分で上着脱ぎ始めたけど、途中で女の子達に全部ひん剥かれて転がされてたわよ。そのあとは、みんなそのまま寝ちゃったから、ほっといたわ」とのこと。
ほんとすみませんでした。とりあえず、平謝りしておいた。
みんなを起こす。上着は着替えた。
「おい、お前ら起きろ。やってくれたなー。お前ら、やってくれたなーおい」
「朝からうるさいわね、なによタケシ。頭ズキズキするから、でかい声出さないでよ」
「おはよう、タケシ。なに怒ってるんだ?エリサ酔い覚まししてやるよ。ほれ」
カルディアが、エリサに状態異常を治す魔法を使ってる。
「ありがとうカルディア、楽になったわ」
「すまん、俺もお願いできるかカルディア」
マークにも使ってる。
そんなことは、どうだっていいんだよ。
「おい、女子。お前ら、昨日俺をひん剥いて弄んだそうだな。やっていいことと悪いことがあるだろう。こんなシチュエーションでDT奪われたかと思って本気であせったじゃねーか」
「ぎゃーぎゃーうるさいわね。酔ってたから覚えてないわ。シラフだったら喜んでたんでしょ、どうせ」
「たしかに、そういうの経験してみたか・・・ちょ、まて、どんな変態だ。俺をなんだと思ってる」
「あんたの裸なんて見ても嬉しくないわよ。筋肉ないし、お腹出てたし、あと胸毛剃りなさいよ。カルディアお風呂行きましょう。ベタベタして気持ち悪い」
「そうだな。お腹出てきたなって私も思ったぞ。じゃぁ、またなタケシ」
エルサとカルディアは、朝風呂に行ってしまった。
「あいつら・・・覚えてんじゃねーか」
「タケシ、俺らも風呂行った方がいい」
確かにベタベタするし、気持ち悪い。
「・・・そうだな」
カミソリあったかな。
1時間半後、また食堂のテーブルに集合する。
「はい、おはようございます。昨日は、随分とお楽しみだったようですね。一言、言っておきますよ。酔って人の服を脱がすのはやめましょう。いいですね、誰とは言いません。いいですね、絶対にやめましょう。わかりましたか?女子」
エリサの方から、舌打ちが聞こえる。
え、なんで舌打ち怖っ。俺、被害者だぞ。とりあえず進める。
「えーと、思い当たる人は反省してくださいね。では、今日の行動予定ですが、とりあえずギルドに行って昨日同様にCランクの上限がない討伐系をやります。意見等なければ、出発します」
皆、のそのそ動き出しギルドに向かう。
おや?
ギルド前に着いたが、騒がしい。
何かあったんか?事件か?
せっかく仲間内のゴタゴタが収まりかけてるのに、またイベント発生か?
とりあえず、ギルド内に入ると、Cランク以上の冒険者に対する緊急指令が出ていた。
これは正当な理由がない場合、基本的に拒否できないギルドからの強制依頼だ。
とりあえず、Cランク以上は大会議室集合となっている。
な、なにが起きてるんだ。
急いで、ギルドの大会議室に向かう。
大会議室はとんでもなく広いが、そこに沢山の冒険者たちがすでに集まっていた。
こんなにいるんだな、Cランク以上って。
俺たちも中に入る。
他の冒険者が、ダンジョンがどうのとか言っている。
まさか、テンプレとかによくあるダンジョンからモンスターが溢れる奴か?
ドーソンがとかも聞こえてきた。
まて!ドーソンがどした!?ドーソンの街がやばいのか?ど、どうすんだ。
くそ、なにが起きてるんだ。誰か正確な情報を教えてくれ!
ちょうどその時、よく受付で応対してくれてるお姉さんが、拡声魔道具をもって現れた。
「みなさん、お静かにお願いします。これより、緊急指令の内容をお知らせします。まず、今回の指令内容はドーソン付近にあるダンジョンから溢れ出た魔物を討伐することです。
昨夜、ドーソン付近にある調査中のダンジョンから魔物が溢れ始めました。まだ浅い階の魔物が出てきた段階ですので、ドーソンの冒険者達が抑えています。いずれ中層以上の魔物も出てくると思われます。ドーソンの街にいる冒険者の層はEからDランクがほとんどで、中層以上の魔物に対応できる冒険者は、Aランクパーティの豪炎のコップしかおりません。
みなさんには大至急ドーソンに向かって頂き溢れ出た魔物の討伐をお願いします。なお、報酬は、ーーー」
お姉さんの話す内容が頭の中に入ってこなくなった。
余裕があれば、兄貴達、Aランクに上がってる。さすがっす。とか思ってたと思うが、それどころではなかった。
今俺の頭の中は「みんながやばい」で一杯だ。
ここから向かうとなると山を越えないといけないし、普通に行ったら数日かかってしまう。持たないだろう。やばい。受付のお姉さんとか、月の満腹亭のおじさん、荒くれ者のみんながやばい。急がないと。
「どうか、ドーソンの街を助けてください。お願いします」
最後の助けてくださいが、俺の頭の中に響き渡った。
たぶん、他の冒険者もそうだろう。
ギルドは緊急指令で俺たちに強制しているにも関わらず、このお姉さんはお願いしますと言って頭を下げた。
お姉さんは涙目になっていた。
そんな顔されたら、グッとくるに決まってる。
なんかやらないと、やらないとダメだって気持ちになってきた。
俺は子供の頃から、社会人になってからもそうだけど、自分は表に出る人間じゃないってずっと思い込んでた。
今わかった、そもそもそんなこと気にしてることが自体が間違いだったんだ。
表も裏もないんだ。ただ、今できることをやればいいんだ。
転移しかない。
俺たちで、みんなを転移でドーソンに送る、そうすればすぐに対応ができる。
間に合うんだ。
頑張れ、俺。俺達ならできる、ドーソンのみんなを救うんだ。
緊張してる場合じゃない。
俺は、深呼吸して、思い切って発言する。
アディオさん達に挨拶して帰る。
もちろん、いつものようにチロさんのラーメン屋に行って唐揚げも買って帰る。
店に行くと、なんとチロさんがいた。昼間は市場の唐揚げ屋で、終わったらラーメン屋を手伝いにきているそうだ。
「そんなに働いて大丈夫ですか?」と聞くと「私このラーメン屋が好きなんです。だから大丈夫です!」と眩しい笑顔で返された。
最近の子は、なんていい子達なんだ・・・涙もろくなったようで、泣けてきてしまった。何があっても、おじさんは頑張る君たちの味方だからね!また、心の中で強く誓った。
その後は、いつものように宿の食堂で、唐揚げをつまみながらエールを飲む。
エリサのペースがやけに早い。あれ、こいつこんなに飲めたっけ?
そのうち、マークに絡み始めていた。
「マーク。あんたね。はっきりしなさいよ。あんたがアディに一目惚れしてたなんてね、みんな知ってんのよ。気が付いてないのはタケシぐらいのもんよ」
エリサ先輩・・・。
「聞いてるのマーク?私の心弄んでおいて、いい度胸してるわね。ちょっと顔がいいぐらいで、こいつめ」
マークは、胸ぐらを掴まれ揺さぶられながらも「すまなかった」と言っている。
揺さぶられすぎて、明らかに気持ち悪そうだが、耐えてる・・・。
「ちょ、エリサ、もうやめとけって絶対明日後悔するから。あと、マークの顔色悪くなってるし、今日はもうやめとこう、な?」
「うぉいタケシ!メンマもらったぐらいで、ギャーギャーうるさいぞ」
「ちょ、なんでお前まで」
今度はカルディアが、絡んできた。酒臭い。
こいつエール以外も飲みやがったな・・・。
「もう私達はデートした仲なんだから、メンマぐらいもらってもいいだろ!器が小さいぞ、焼豚も出すのが男だろ!」
「どんな理屈だよ・・・カルディア、もう部屋戻ろう。お前も飲みすぎてる。もう今日はお開きだ」
「なに、イチャイチャしてるのよ二人とも、私も混ぜなさいよ」
うわ・・・エリサのタゲがこっちにきた。
マークは、揺さぶられすぎて、すでにテーブルに突っ伏してる。
「エリサ、やめろ、揺するな。カルディアも笑いながら俺を揺するな。やめろ。気持ち悪い、やめてって」
しばらく揺すられて、なんども乾杯を迫られて、そのあとの記憶はない。
明け方、寒くて目を覚ます。
テーブル席には、カルディアとエリサとマークが突っ伏したまま寝ている。
そして、なぜか俺だけスッポンポンで床に寝ていた。
え、なんで。なんで俺だけ裸!?
急いで周りに散乱した俺の衣服をかき集めて着た。
宿のおばちゃんが起きてきて、ちょうど厨房にはいるところだったので、昨日何があったか知らないですかと聞いてみると。
「夜中まで騒いで、乾杯の時にあんたがエールこぼしてフラフラしながら自分で上着脱ぎ始めたけど、途中で女の子達に全部ひん剥かれて転がされてたわよ。そのあとは、みんなそのまま寝ちゃったから、ほっといたわ」とのこと。
ほんとすみませんでした。とりあえず、平謝りしておいた。
みんなを起こす。上着は着替えた。
「おい、お前ら起きろ。やってくれたなー。お前ら、やってくれたなーおい」
「朝からうるさいわね、なによタケシ。頭ズキズキするから、でかい声出さないでよ」
「おはよう、タケシ。なに怒ってるんだ?エリサ酔い覚まししてやるよ。ほれ」
カルディアが、エリサに状態異常を治す魔法を使ってる。
「ありがとうカルディア、楽になったわ」
「すまん、俺もお願いできるかカルディア」
マークにも使ってる。
そんなことは、どうだっていいんだよ。
「おい、女子。お前ら、昨日俺をひん剥いて弄んだそうだな。やっていいことと悪いことがあるだろう。こんなシチュエーションでDT奪われたかと思って本気であせったじゃねーか」
「ぎゃーぎゃーうるさいわね。酔ってたから覚えてないわ。シラフだったら喜んでたんでしょ、どうせ」
「たしかに、そういうの経験してみたか・・・ちょ、まて、どんな変態だ。俺をなんだと思ってる」
「あんたの裸なんて見ても嬉しくないわよ。筋肉ないし、お腹出てたし、あと胸毛剃りなさいよ。カルディアお風呂行きましょう。ベタベタして気持ち悪い」
「そうだな。お腹出てきたなって私も思ったぞ。じゃぁ、またなタケシ」
エルサとカルディアは、朝風呂に行ってしまった。
「あいつら・・・覚えてんじゃねーか」
「タケシ、俺らも風呂行った方がいい」
確かにベタベタするし、気持ち悪い。
「・・・そうだな」
カミソリあったかな。
1時間半後、また食堂のテーブルに集合する。
「はい、おはようございます。昨日は、随分とお楽しみだったようですね。一言、言っておきますよ。酔って人の服を脱がすのはやめましょう。いいですね、誰とは言いません。いいですね、絶対にやめましょう。わかりましたか?女子」
エリサの方から、舌打ちが聞こえる。
え、なんで舌打ち怖っ。俺、被害者だぞ。とりあえず進める。
「えーと、思い当たる人は反省してくださいね。では、今日の行動予定ですが、とりあえずギルドに行って昨日同様にCランクの上限がない討伐系をやります。意見等なければ、出発します」
皆、のそのそ動き出しギルドに向かう。
おや?
ギルド前に着いたが、騒がしい。
何かあったんか?事件か?
せっかく仲間内のゴタゴタが収まりかけてるのに、またイベント発生か?
とりあえず、ギルド内に入ると、Cランク以上の冒険者に対する緊急指令が出ていた。
これは正当な理由がない場合、基本的に拒否できないギルドからの強制依頼だ。
とりあえず、Cランク以上は大会議室集合となっている。
な、なにが起きてるんだ。
急いで、ギルドの大会議室に向かう。
大会議室はとんでもなく広いが、そこに沢山の冒険者たちがすでに集まっていた。
こんなにいるんだな、Cランク以上って。
俺たちも中に入る。
他の冒険者が、ダンジョンがどうのとか言っている。
まさか、テンプレとかによくあるダンジョンからモンスターが溢れる奴か?
ドーソンがとかも聞こえてきた。
まて!ドーソンがどした!?ドーソンの街がやばいのか?ど、どうすんだ。
くそ、なにが起きてるんだ。誰か正確な情報を教えてくれ!
ちょうどその時、よく受付で応対してくれてるお姉さんが、拡声魔道具をもって現れた。
「みなさん、お静かにお願いします。これより、緊急指令の内容をお知らせします。まず、今回の指令内容はドーソン付近にあるダンジョンから溢れ出た魔物を討伐することです。
昨夜、ドーソン付近にある調査中のダンジョンから魔物が溢れ始めました。まだ浅い階の魔物が出てきた段階ですので、ドーソンの冒険者達が抑えています。いずれ中層以上の魔物も出てくると思われます。ドーソンの街にいる冒険者の層はEからDランクがほとんどで、中層以上の魔物に対応できる冒険者は、Aランクパーティの豪炎のコップしかおりません。
みなさんには大至急ドーソンに向かって頂き溢れ出た魔物の討伐をお願いします。なお、報酬は、ーーー」
お姉さんの話す内容が頭の中に入ってこなくなった。
余裕があれば、兄貴達、Aランクに上がってる。さすがっす。とか思ってたと思うが、それどころではなかった。
今俺の頭の中は「みんながやばい」で一杯だ。
ここから向かうとなると山を越えないといけないし、普通に行ったら数日かかってしまう。持たないだろう。やばい。受付のお姉さんとか、月の満腹亭のおじさん、荒くれ者のみんながやばい。急がないと。
「どうか、ドーソンの街を助けてください。お願いします」
最後の助けてくださいが、俺の頭の中に響き渡った。
たぶん、他の冒険者もそうだろう。
ギルドは緊急指令で俺たちに強制しているにも関わらず、このお姉さんはお願いしますと言って頭を下げた。
お姉さんは涙目になっていた。
そんな顔されたら、グッとくるに決まってる。
なんかやらないと、やらないとダメだって気持ちになってきた。
俺は子供の頃から、社会人になってからもそうだけど、自分は表に出る人間じゃないってずっと思い込んでた。
今わかった、そもそもそんなこと気にしてることが自体が間違いだったんだ。
表も裏もないんだ。ただ、今できることをやればいいんだ。
転移しかない。
俺たちで、みんなを転移でドーソンに送る、そうすればすぐに対応ができる。
間に合うんだ。
頑張れ、俺。俺達ならできる、ドーソンのみんなを救うんだ。
緊張してる場合じゃない。
俺は、深呼吸して、思い切って発言する。
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