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六章 熱血沸騰、第六層
125 僕の意見はスルーする
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今回の戦いで火の鳥のドロップ一式と黒赤竜の核が手に入った。残念ながらサラマンダーは噴火のどさくさで見つからなかった。
今回は火の鳥をスバードの改造に回した。復活属性とか付くのかな? ついでに一番最初に投入したロボット製造のスケジュールを確認する。合成合体時以外はロボット製造のジョブが回っているんだけど、残り日数は25日になっていた。どうやら途中で何度も割り込みをかけているせいで、それほど行程が進んでいないようだ。
このままでは第十層に到達するまでに完成しない可能性がある。製造速度を早めるため、ロボット製造のジョブに黒赤竜の核を追加する。素材投入によって完成までの期間を短縮する効果があるのだ。そういえばマザコンの核も使わずに取っておいたんだった。これもついでに入れてしまおう。マザコンの核はロボットと相性がよさそうだ。
現在はスバードのジョブを優先しているため、ロボットの素材投入は予約扱いになっている。そのため何日短縮されるのかは不明だ。スバードが戻ってきたところで確認することにしよう。
僕達はいったんの休息を挟み、第六層を先へと進む。毎度ながら前の階層と比べて敵の強さが異常なほど上がっている・・・ハズなんだけど、仲間の二人が強すぎてそれが実感できない。まあ、このメンバーならフィールドの魔物に後れを取るようなことは無さそうだ。
しばらく進んでいくと、火の玉のようなものが沢山浮かんでいる場所に着いた。
「不霊夢スピリットだね。精神の動きに反応するようだ。けれど刺激しないように進めば襲っては来ない。」
サドンはそう言って、火の玉ゾーンを突っ切るコースを通る。つまり心を乱さなければ大丈夫なんだよね? でもさ、そう言われると色々と考えちゃうよね。これで大丈夫かなとかさ。マズいなぁ。絶対僕の精神は乱れてるよ。
「アフタさん、心配しなくても大丈夫です。戦闘になっても対処できますから。」
スコヴィルは僕を安心させるかのように微笑む。そうか、この二人がいれば大丈夫だ。どうもソロの時の逃げ癖が抜けないなぁ。
彼女の言葉のおかげか、火の玉ゾーンは襲われること無く抜けることが出来た。さらに途中に変なものを発見する。巨大な・・・マグマの魔方陣だ。
「はて何だろう? 僕はアレの情報は持っていないな。スコヴィル、何か知っているかい?」
「いいえ、私も。アフタさんは何か知ってますか?」
「第六層の情報はゼロです。」
全員、あの魔方陣がなんなのか分からなかった。そもそも魔方陣みたいに見えるだけで、違う何かかも知れない。しかしあんな特徴的なものなら、二人とも剣聖パーティーから情報を得ていたはず。可能性としては、剣聖パーティーが別コースを通ったか、進んだ後に出来たという辺りか。何なのか確認したいところだけど、スバードを合成合体に出しているため偵察役がいない。
「真ん中にだれかいるようだね。」
サドンの言葉を聞いて、僕は魔方陣の中心に目をこらした。確かに誰かいる。そして魔物の気配は無い。剣聖パーティーは第七層にいるはず。ということは僕達以外の第六層到達者?
「行ってみた方が早いと思います。」
「そうだね。僕達以外に第六層に来ている冒険者がいるとなると、俄然興味が湧くよ。」
「いつもそういう偶発イベントで酷い目に遭ってるから、今回はスルーしたいなぁ。」
そしてパーティーは魔方陣の中心へと向かっていく。スルーされたのは僕の意見だったらしい。
「あら、お客様? 珍しいわね。」
そこにいたのは山羊の角を生やした美少女だった。ずいぶん特徴的な装備品をつけているな。
「僕はサドン。こちらの二人がアフタとスコヴィルだ。こんな所で女神のような美女に出会えるとは感激だね。」
「よろしく皆さん。私はレイア、レイアちゃんと呼んでくれるかしら? それとスコヴィルちゃん、お久しぶり。」
ふんわりとした感じで話すレイア。しかし僕は背中から冷や汗が滴るのを感じた。この人、凄まじくヤバイ。何故だか分からないけれど、僕は感じ取っていた。この人は途轍もなく強い。今まで会った誰よりもだ。どうやらスコヴィルとは顔見知りらしい。
「レイアちゃん、教えてもらった魔法のおかげでここまで来られました。ありがとうございます。」
スコヴィルはレイアにお礼を言っている。教えてもらった魔法・・・ってまさか核融合魔法!
「そう、役に立っているなら嬉しいわ。作ってはみたものの、私じゃ使えない系統の魔法だったから。この世界のシステムは、制約が色々あって扱うのがなかなか難しいわ。」
とんでもないことを言っている気がする。魔法を作った?
「もしかして君もPCなのかい?」
サドンがいきなり核心を突く質問をする。
「そんなところかしら。ちなみに私のユニークスキルは鑑定。鑑定対象はこの世界の全て。視覚が届く範囲のものなら、物でも人でも例外なく鑑定可能よ。」
鑑定がどこまでの情報を見られるのか分からないけれど、僕のやましいアレやコレが知られてしまう? やっぱりスルーするべきだった気がする。
今回は火の鳥をスバードの改造に回した。復活属性とか付くのかな? ついでに一番最初に投入したロボット製造のスケジュールを確認する。合成合体時以外はロボット製造のジョブが回っているんだけど、残り日数は25日になっていた。どうやら途中で何度も割り込みをかけているせいで、それほど行程が進んでいないようだ。
このままでは第十層に到達するまでに完成しない可能性がある。製造速度を早めるため、ロボット製造のジョブに黒赤竜の核を追加する。素材投入によって完成までの期間を短縮する効果があるのだ。そういえばマザコンの核も使わずに取っておいたんだった。これもついでに入れてしまおう。マザコンの核はロボットと相性がよさそうだ。
現在はスバードのジョブを優先しているため、ロボットの素材投入は予約扱いになっている。そのため何日短縮されるのかは不明だ。スバードが戻ってきたところで確認することにしよう。
僕達はいったんの休息を挟み、第六層を先へと進む。毎度ながら前の階層と比べて敵の強さが異常なほど上がっている・・・ハズなんだけど、仲間の二人が強すぎてそれが実感できない。まあ、このメンバーならフィールドの魔物に後れを取るようなことは無さそうだ。
しばらく進んでいくと、火の玉のようなものが沢山浮かんでいる場所に着いた。
「不霊夢スピリットだね。精神の動きに反応するようだ。けれど刺激しないように進めば襲っては来ない。」
サドンはそう言って、火の玉ゾーンを突っ切るコースを通る。つまり心を乱さなければ大丈夫なんだよね? でもさ、そう言われると色々と考えちゃうよね。これで大丈夫かなとかさ。マズいなぁ。絶対僕の精神は乱れてるよ。
「アフタさん、心配しなくても大丈夫です。戦闘になっても対処できますから。」
スコヴィルは僕を安心させるかのように微笑む。そうか、この二人がいれば大丈夫だ。どうもソロの時の逃げ癖が抜けないなぁ。
彼女の言葉のおかげか、火の玉ゾーンは襲われること無く抜けることが出来た。さらに途中に変なものを発見する。巨大な・・・マグマの魔方陣だ。
「はて何だろう? 僕はアレの情報は持っていないな。スコヴィル、何か知っているかい?」
「いいえ、私も。アフタさんは何か知ってますか?」
「第六層の情報はゼロです。」
全員、あの魔方陣がなんなのか分からなかった。そもそも魔方陣みたいに見えるだけで、違う何かかも知れない。しかしあんな特徴的なものなら、二人とも剣聖パーティーから情報を得ていたはず。可能性としては、剣聖パーティーが別コースを通ったか、進んだ後に出来たという辺りか。何なのか確認したいところだけど、スバードを合成合体に出しているため偵察役がいない。
「真ん中にだれかいるようだね。」
サドンの言葉を聞いて、僕は魔方陣の中心に目をこらした。確かに誰かいる。そして魔物の気配は無い。剣聖パーティーは第七層にいるはず。ということは僕達以外の第六層到達者?
「行ってみた方が早いと思います。」
「そうだね。僕達以外に第六層に来ている冒険者がいるとなると、俄然興味が湧くよ。」
「いつもそういう偶発イベントで酷い目に遭ってるから、今回はスルーしたいなぁ。」
そしてパーティーは魔方陣の中心へと向かっていく。スルーされたのは僕の意見だったらしい。
「あら、お客様? 珍しいわね。」
そこにいたのは山羊の角を生やした美少女だった。ずいぶん特徴的な装備品をつけているな。
「僕はサドン。こちらの二人がアフタとスコヴィルだ。こんな所で女神のような美女に出会えるとは感激だね。」
「よろしく皆さん。私はレイア、レイアちゃんと呼んでくれるかしら? それとスコヴィルちゃん、お久しぶり。」
ふんわりとした感じで話すレイア。しかし僕は背中から冷や汗が滴るのを感じた。この人、凄まじくヤバイ。何故だか分からないけれど、僕は感じ取っていた。この人は途轍もなく強い。今まで会った誰よりもだ。どうやらスコヴィルとは顔見知りらしい。
「レイアちゃん、教えてもらった魔法のおかげでここまで来られました。ありがとうございます。」
スコヴィルはレイアにお礼を言っている。教えてもらった魔法・・・ってまさか核融合魔法!
「そう、役に立っているなら嬉しいわ。作ってはみたものの、私じゃ使えない系統の魔法だったから。この世界のシステムは、制約が色々あって扱うのがなかなか難しいわ。」
とんでもないことを言っている気がする。魔法を作った?
「もしかして君もPCなのかい?」
サドンがいきなり核心を突く質問をする。
「そんなところかしら。ちなみに私のユニークスキルは鑑定。鑑定対象はこの世界の全て。視覚が届く範囲のものなら、物でも人でも例外なく鑑定可能よ。」
鑑定がどこまでの情報を見られるのか分からないけれど、僕のやましいアレやコレが知られてしまう? やっぱりスルーするべきだった気がする。
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