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六章 熱血沸騰、第六層
126 ブラブラさせてはいけないブラ
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「私がここで何をしているのかも知りたそうね。」
レイアはサドンに小悪魔っぽい笑顔を向ける。
「ぜひ教えてもらいたいな。」
サドンは髪をかき上げながら応じた。ハゲるぞ。
「地熱エネルギーを使ったセキュリティーシステムの構築よ。ボロティアに頼まれているの。これは一時凌ぎにしかならないから、あなた達には早々に十層へ到達してもらいたいわね。」
「ほう、ボロディアの関係者なのか。ということは僕のことは聞いてるのかい?」
「そうね。頭が回って腕が立つと高評価だったわよ。私から言わせてもらうと、慢心と脇の甘さが気になるところね。」
「それについては重々学習したばかりさ。」
サドンは痛いところを突かれたようだ。しかしここに来てボロディアの関係者が動いているとは。いったいどういう事態になっているんだろう? レイアとは出来れば関わり合いになりたくないんだけど、興味の方が上回った。
「セキュリティシステムって、いったい何のためのものなんですか?」
「それを説明する前に前置きをするわね。この世界のシステムを使って、外の二つの世界を壊そうとしている悪戯おじさんがいるのよ。ボロティアはそれを止めようとしている最中。そして私にもちょっとだけ責任があるから協力しているの。」
サドンに対するものとは違い、何故か僕には母親が子供に向けるような表情を向けるレイア。この違いは何によって生じているんだろう?
「悪戯おじさんはこの世界のシステムに色々と干渉しているわ。そして逃げ足だけは早いのよね。正面からやり合えれば、大した相手じゃ無いんだけど。そのために私は、この階層以降へのシステム干渉を防ぐ結界を構築しているの。とにかく貴方達は、一刻も早くこのダンジョンの至宝を回収するのよ。他に渡しては駄目。悪戯おじさんの方は私とボロディアで対処するから。」
悪戯おじさんって、性犯罪者臭がする名前だ。
「なるほど、それがボロディアの指示という訳か。レイアはこの世界の事をどこまで知っているのかな?」
「レイアちゃんよ。」
「それは失敬。レイアちゃん、この世界についてどこまで知っているのか教えて欲しい。」
「ほとんど全て。とにかく至宝を回収したら、貴方たちが元の世界に戻ることは保証するわ。」
それを聞いてスコヴィルが嬉しそうな顔をする。
「他のダンジョンも回る予定だからあまり時間は無いけれど、私に出来ることなら協力するわ。例えば・・・鑑定したいアイテムなんて無い?」
そう言われた二人は、第五層のボス部屋で手に入れた剣と杖を取り出した。すぐさまレイアが効力を確認する。剣はスタミナの消費をゼロにする効果が付いていた。杖の方は魔力の消費量が半減する効果だ。かなり使える装備品だ。
そして僕はアレを差し出した。たぶんリコリースの遺品であろうラバーカップだ。いったいどんな効果があるんだろう?
「掃除用具ね。配管の詰まりをとるのに使うアイテムよ。特徴的なのは吸着効果かしら。」
「レイア・・・ちゃん、あの、その他に何か役に立ったりしないんですか? 実は戦闘で強力な武器になるとか?」
「無いわね。見たままのアイテムよ。」
普通のラバーカップがボロディア対抗アイテムだとは思えない。リコリースの形見という説は却下なのか? 他に僕が持っているものでそれっぽいものって何かあったかな? アレは違うよなあ。でも念のため鑑定してもらおうかな?
「あの、もう一つ見てもらいたいものがあるんですが・・・。サドンとスコヴィルさんはちょっと向こうを見ていてもらえますか?」
「もしかして秘密のアイテムなのかい? 気になるな。」
「いいから向こうへ行って!」
僕はサドンを追っ払った。スコヴィルもそれについていく。
そして僕はアレを出した。パンティーとブラだ。
「あらら、セクハラかしら?」
「そういうのはいいですから、鑑定をお願いします!」
レイアは僕が出した下着を、見た瞬間に既に鑑定したのだろう。僕に小声で結果を伝える。パンティーの方がリコリースの知識、ブラがリコリースの魔法能力が詰め込まれた物だった。ビンゴだ。もちろん僕は最初からそうだと思ってたよ。ラバーカップが形見の訳が無いじゃないか。ワハハハハ。
さて、どっちがよりヤバイかだ。もしリコッテがリコリースの魔法技術の全てを継承したら・・・恐ろしくマズイことになるだろう。それこそボロディアを超える能力を身につけかねない。ブラだけは渡してはならない。それに・・・いらないでしょ、あの胸では。
「・・・あなた少し私の息子に似てるわ。」
レイアは僕を見てそんなことを言った。彼女は子供がいる年齢に見えないんだけど、元の世界での話だろうか?
「ええっと、鑑定ありがとうございました。」
息子発言はどう反応して良いのか分からなかったので、とりあえずお礼を言った。
「そうだわ。これを渡しておくわね。」
レイアが差し出したのは水晶だった。説明によると転移用水晶の一つで、各フロアの入り口で使用可能。そして転移可能な場所は、到達したことのある階層の入り口。つまりフロア間移動が可能になる。入り口限定なのでフィールド移動中には使えない。この世界の転移アイテムは、必ず何かしらの制約が付いているようだ。
「ボロディアは既に半分賭けに勝った状態ね。アフタ、最後の詰めはあなたがやることになるわ。この世界がどういう結末を向かえるかは、あなたの選択次第よ。それじゃ、私はそろそろ行かないと。」
レイアはそれだけ言い残すと、光の残滓(ざんし)だけを残し消え去った。選択っていったい何の話なんだろう? それと転移の制約・・・実は無いの?
レイアはサドンに小悪魔っぽい笑顔を向ける。
「ぜひ教えてもらいたいな。」
サドンは髪をかき上げながら応じた。ハゲるぞ。
「地熱エネルギーを使ったセキュリティーシステムの構築よ。ボロティアに頼まれているの。これは一時凌ぎにしかならないから、あなた達には早々に十層へ到達してもらいたいわね。」
「ほう、ボロディアの関係者なのか。ということは僕のことは聞いてるのかい?」
「そうね。頭が回って腕が立つと高評価だったわよ。私から言わせてもらうと、慢心と脇の甘さが気になるところね。」
「それについては重々学習したばかりさ。」
サドンは痛いところを突かれたようだ。しかしここに来てボロディアの関係者が動いているとは。いったいどういう事態になっているんだろう? レイアとは出来れば関わり合いになりたくないんだけど、興味の方が上回った。
「セキュリティシステムって、いったい何のためのものなんですか?」
「それを説明する前に前置きをするわね。この世界のシステムを使って、外の二つの世界を壊そうとしている悪戯おじさんがいるのよ。ボロティアはそれを止めようとしている最中。そして私にもちょっとだけ責任があるから協力しているの。」
サドンに対するものとは違い、何故か僕には母親が子供に向けるような表情を向けるレイア。この違いは何によって生じているんだろう?
「悪戯おじさんはこの世界のシステムに色々と干渉しているわ。そして逃げ足だけは早いのよね。正面からやり合えれば、大した相手じゃ無いんだけど。そのために私は、この階層以降へのシステム干渉を防ぐ結界を構築しているの。とにかく貴方達は、一刻も早くこのダンジョンの至宝を回収するのよ。他に渡しては駄目。悪戯おじさんの方は私とボロディアで対処するから。」
悪戯おじさんって、性犯罪者臭がする名前だ。
「なるほど、それがボロディアの指示という訳か。レイアはこの世界の事をどこまで知っているのかな?」
「レイアちゃんよ。」
「それは失敬。レイアちゃん、この世界についてどこまで知っているのか教えて欲しい。」
「ほとんど全て。とにかく至宝を回収したら、貴方たちが元の世界に戻ることは保証するわ。」
それを聞いてスコヴィルが嬉しそうな顔をする。
「他のダンジョンも回る予定だからあまり時間は無いけれど、私に出来ることなら協力するわ。例えば・・・鑑定したいアイテムなんて無い?」
そう言われた二人は、第五層のボス部屋で手に入れた剣と杖を取り出した。すぐさまレイアが効力を確認する。剣はスタミナの消費をゼロにする効果が付いていた。杖の方は魔力の消費量が半減する効果だ。かなり使える装備品だ。
そして僕はアレを差し出した。たぶんリコリースの遺品であろうラバーカップだ。いったいどんな効果があるんだろう?
「掃除用具ね。配管の詰まりをとるのに使うアイテムよ。特徴的なのは吸着効果かしら。」
「レイア・・・ちゃん、あの、その他に何か役に立ったりしないんですか? 実は戦闘で強力な武器になるとか?」
「無いわね。見たままのアイテムよ。」
普通のラバーカップがボロディア対抗アイテムだとは思えない。リコリースの形見という説は却下なのか? 他に僕が持っているものでそれっぽいものって何かあったかな? アレは違うよなあ。でも念のため鑑定してもらおうかな?
「あの、もう一つ見てもらいたいものがあるんですが・・・。サドンとスコヴィルさんはちょっと向こうを見ていてもらえますか?」
「もしかして秘密のアイテムなのかい? 気になるな。」
「いいから向こうへ行って!」
僕はサドンを追っ払った。スコヴィルもそれについていく。
そして僕はアレを出した。パンティーとブラだ。
「あらら、セクハラかしら?」
「そういうのはいいですから、鑑定をお願いします!」
レイアは僕が出した下着を、見た瞬間に既に鑑定したのだろう。僕に小声で結果を伝える。パンティーの方がリコリースの知識、ブラがリコリースの魔法能力が詰め込まれた物だった。ビンゴだ。もちろん僕は最初からそうだと思ってたよ。ラバーカップが形見の訳が無いじゃないか。ワハハハハ。
さて、どっちがよりヤバイかだ。もしリコッテがリコリースの魔法技術の全てを継承したら・・・恐ろしくマズイことになるだろう。それこそボロディアを超える能力を身につけかねない。ブラだけは渡してはならない。それに・・・いらないでしょ、あの胸では。
「・・・あなた少し私の息子に似てるわ。」
レイアは僕を見てそんなことを言った。彼女は子供がいる年齢に見えないんだけど、元の世界での話だろうか?
「ええっと、鑑定ありがとうございました。」
息子発言はどう反応して良いのか分からなかったので、とりあえずお礼を言った。
「そうだわ。これを渡しておくわね。」
レイアが差し出したのは水晶だった。説明によると転移用水晶の一つで、各フロアの入り口で使用可能。そして転移可能な場所は、到達したことのある階層の入り口。つまりフロア間移動が可能になる。入り口限定なのでフィールド移動中には使えない。この世界の転移アイテムは、必ず何かしらの制約が付いているようだ。
「ボロディアは既に半分賭けに勝った状態ね。アフタ、最後の詰めはあなたがやることになるわ。この世界がどういう結末を向かえるかは、あなたの選択次第よ。それじゃ、私はそろそろ行かないと。」
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