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交際スタート…でも…
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大家さんに無理を言ってなんとか空き部屋を貸してくれることになった。
本当に申し訳ない気持ちで一杯。
宛てもなく夜の街を彷徨わなくて本当に良かったぁ~。
でも、電気もガスも水道も通ってない。
まさに部屋に居るだけの状態。
「はぁ~。お腹空いたなぁ~。コンビニ言ってご飯買ってこようか」
携帯の時計を見ると17時だった。
この時間だったら確かオーナー夫婦はいないだろうし、多分バイトだけだろう。
あの夫婦に会うわけにはいかない。
私たちが今どんな状態になっているのかを知られてしまうのはまずい……。
コンビニに向かう足取りが重い。
でも仕方ない。
背に腹は変えられないのだ。
店の中に入るとバイト中の女子高校生の真紀ちゃんが私の事を見つけると驚いた表情をした。
何々、私がここへ来ちゃいけないってことなの??
「茜さん! まずいです。今ここに来ちゃっ!」
「え……?」
真紀ちゃんが私の所へ来ると小声でそう言った。
何がまずいの?
一体どういう事なの?
「あら、茜さんじゃない。どうしたの、こんなところで」
あ……。
やっべぇ~。
涼太さんのお母さんじゃん……。
「あ、ははは。ご、ご無沙汰ですぅ~。お母さん」
「どうしちゃったの? 涼太は? 何でこんなところに居るの?」
「あ、い、いや~……何ででしょうかぁ~」
誤魔化そうと苦笑いして対応している私を横目に真紀ちゃんが額に手を当ててため息をついてた。
なにがなんだか、どうして、何故?
「私もそろそろ上がるの。茜さん。丁度良かったわ。一緒に私の家に来て頂戴」
「え……? お、お母さん!? わ、私もです、か?」
「ええ。お話があったの。涼太ったら全然電話に出ないからマンションに行こうと思っていたところなのよ。でも本当に丁度良かったわ」
お母さんは微笑みながら私にそう言うとカウンターの奥へ消えていった。
タイミング悪すぎでしょっ!!
ど、どうしよぉ~私。
「茜さん……だから言ったのに……」
「ま、真紀ちゃん……何で?」
「オーナーたち。最近愚痴ってたんです。息子と連絡取れないって。だから私忠告したつもりだったのに。ご愁傷様です、茜さん……。」
何ですとぉ~!!
あ、あのイケメン童貞めっ!!
親の連絡無視してたなんて全く聞いてないっ。
何処まで私に世話かけるつもりよ、あのバカ。
私が項垂れている時携帯の着信音が鳴った。
電話の相手は彼だった。
私は着信画面を見つめながらため息をついてそっと携帯をカバンの奥そこへしまった。
今更彼と何を話すればいいのか分からなかったし、今から彼の実家に行って何やら面倒くさいことに巻き込まれそうで電話に出る気が起こらなかったのだ。
私、一体全体どうなっちゃうの!?
本当に申し訳ない気持ちで一杯。
宛てもなく夜の街を彷徨わなくて本当に良かったぁ~。
でも、電気もガスも水道も通ってない。
まさに部屋に居るだけの状態。
「はぁ~。お腹空いたなぁ~。コンビニ言ってご飯買ってこようか」
携帯の時計を見ると17時だった。
この時間だったら確かオーナー夫婦はいないだろうし、多分バイトだけだろう。
あの夫婦に会うわけにはいかない。
私たちが今どんな状態になっているのかを知られてしまうのはまずい……。
コンビニに向かう足取りが重い。
でも仕方ない。
背に腹は変えられないのだ。
店の中に入るとバイト中の女子高校生の真紀ちゃんが私の事を見つけると驚いた表情をした。
何々、私がここへ来ちゃいけないってことなの??
「茜さん! まずいです。今ここに来ちゃっ!」
「え……?」
真紀ちゃんが私の所へ来ると小声でそう言った。
何がまずいの?
一体どういう事なの?
「あら、茜さんじゃない。どうしたの、こんなところで」
あ……。
やっべぇ~。
涼太さんのお母さんじゃん……。
「あ、ははは。ご、ご無沙汰ですぅ~。お母さん」
「どうしちゃったの? 涼太は? 何でこんなところに居るの?」
「あ、い、いや~……何ででしょうかぁ~」
誤魔化そうと苦笑いして対応している私を横目に真紀ちゃんが額に手を当ててため息をついてた。
なにがなんだか、どうして、何故?
「私もそろそろ上がるの。茜さん。丁度良かったわ。一緒に私の家に来て頂戴」
「え……? お、お母さん!? わ、私もです、か?」
「ええ。お話があったの。涼太ったら全然電話に出ないからマンションに行こうと思っていたところなのよ。でも本当に丁度良かったわ」
お母さんは微笑みながら私にそう言うとカウンターの奥へ消えていった。
タイミング悪すぎでしょっ!!
ど、どうしよぉ~私。
「茜さん……だから言ったのに……」
「ま、真紀ちゃん……何で?」
「オーナーたち。最近愚痴ってたんです。息子と連絡取れないって。だから私忠告したつもりだったのに。ご愁傷様です、茜さん……。」
何ですとぉ~!!
あ、あのイケメン童貞めっ!!
親の連絡無視してたなんて全く聞いてないっ。
何処まで私に世話かけるつもりよ、あのバカ。
私が項垂れている時携帯の着信音が鳴った。
電話の相手は彼だった。
私は着信画面を見つめながらため息をついてそっと携帯をカバンの奥そこへしまった。
今更彼と何を話すればいいのか分からなかったし、今から彼の実家に行って何やら面倒くさいことに巻き込まれそうで電話に出る気が起こらなかったのだ。
私、一体全体どうなっちゃうの!?
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