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犯人探求編
46.お茶会
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「そもそもだよ。なんでたった六歳差で親子なんて思えるの?百億歩譲っても兄弟だよね。アリオンは六歳で子供が産めるって思ってるの?」
「違うんだ、精神年齢の差なんだ。お前には私が20代に見えているだろうが、その実生きてきた時間だけならお前の父親以上の年齢はしているんだ」
「24歳が24歳以上の精神年齢はしないんだよ!!」
私は今、授業終わりにアウレリウスに連行され、昼食を食べていた。弁当である。喧嘩中のはずなのに弁当作ってきてくれたのだ。口元に私の好きな卵焼きを運んでくる。なお、血は入れていないと本人が言ったため、それならと頂いているわけだ。
私が決意した一度距離を置こう作戦はどうなってるんだ。けれどこうやって私の好物を作って仲を修復しようとしてくれる我が子を前にして、無下にする奴は流石に心が冷たすぎないか。
口元に運ばれたそれを咀嚼する。食べてもそれほど魔力は回復しない。けれど、逆にそれが私を安心させる。
そして食事を終える。しかし、アウレリウスは片付けた後、私の腕を掴んだ。
「・・・あの日の夜、本当はお茶、したかったんだよね?今からはどう?」
距離は・・・近すぎないように・・・すべき・・・・。
しかし、しかしだ。
目の前の仲直りチャンスを逃すのもよくない。私が頷くと、そのままアウレリウスと共に転移で私の部屋に移る。私の部屋の中には一応椅子が二つと机がある。
「・・・アリオンはお茶、淹れられるの?」
「得意だから安心しろ。待っていてくれ」
ふふふ、前世では客人によく茶を入れていたんだ。緑茶ばかりだったが、温度調節が60度くらいの緑茶に比べれば紅茶のほうが楽だ。昔取引先のお偉いさんに緑茶を出したが、熱すぎて突き返されたことがあったからな。上司からこっぴどく叱られたあの日から、色々反省したんだ。
私の部屋はもちろんコンパクトキッチンが付いており、簡単な料理などは出来る。
さて、購入したのはダージリンだが、一番ポピュラー故に一番外れはないだろうと判断した。相手は曲がりなりにも王族。良いものは飲みなれているだろう。そういうタイプにはシンプルが一番胸に刺さるのだ。私はケトルに水を入れ、火をかけようとする。
火。
・・・この世界の火ってどうかけるんだ・・・?
「確か、我々のコンロとは違って、この針金っぽいのに器具を吊るすのだったか・・・?そして・・・どこに火を付けるんだ?暖炉とは全然違うな・・・??」
魔法のある世界では道具の発達は遅い。特にここ魔法学園では台所は暖炉で、元となる火は自分でつけて加減を調節する。しかし、私は実家時代はカビたパン、学園時代は配給のパン、魔塔時代は置かれていくパンで生きながらえていた。台所に入った経験が無いのである。
「魔法薬学の時の暖炉と同じ使い方で大丈夫だよ」
「・・・・・・・・・・・・」
魔法薬学。選択授業である。私は取らなかった。理由は、かまどの数が少ないために強制的に二人一組になるためである。二人一組。私のようなタイプにはこの世で一番恐ろしい単語である。故に、一緒と言われても分からん。
・・・って。
「アウレリウス!?こっち来たのか?座っていればいいのに・・・」
「冷静に考えたらアリオンって台所に入った経験ないんじゃって思って。図星じゃない?」
「いや・・・あるには・・・あるんだ・・・。ただ少し、器具が違うだけで・・・」
少しどころか全然である。
アウレリウスは自身の魔道具であるブローチに触れて周囲の器具を浮かす。同時にケトルに水魔法で水を注ぎ、あっという間に火を起こした。魔石が並べられている中央の一点に火を起こすのか。するとすぐ隣に火が移る。そうやってやるのか。
「カップは・・・ああ、これかな」
「そこから先は私がやるから大丈夫だ」
「熱湯だから危ないよ。僕にやらせて」
私は幼児か。
結局その後すべてアウレリウスが茶を用意し、私たちは椅子に座った。せめてと思い、プレートにクッキーを並べる。
さて、何を話すべきか。こういうのは甘いものを食べればなんとなく空気が和むとか、そういうんじゃないんだろうか。アウレリウスはモソモソ食べているが、しかし何か話をしなければ状況は全く変わらない。ダージリンの香りを堪能し、心を落ち着ける。
しかし、向こうが口を開く方が早かった。
「アリオン、12月に星辰魔導議会があるの、もちろん知ってるよね」
「ああ、そういえば確かに迫ってるな。もうすぐか」
星辰魔導議会。古くは有力な魔法使い達が集まり、議論を交わす場だった。しかしやがて、魔法の強さで意見を優先されることが多くなったために、決闘の場へと移ろいでいった。
やがて魔法学園では三年生たちの最終成績を決める一大イベントとしての名になる。基本的に三年生たちは後半に各々の希望する進路に向けて準備をするが、いままでの成績とこのトーナメントでの成績を加味して最終決定が下される。いわば、最後の実技試験に近い。この成績を引っ提げて各方面へとアピールするのだ。
「トーナメントだよな。懐かしい」
「アリオンは一位だったよね。覚えてるよ、ものすごいブーイングだったの」
出場は普段の成績が中位の者にしかそもそも出場権は与えられない。私はもちろん主席だったためトーナメント出場権は有していたし、難なく決勝戦まで行った。そして決勝戦の相手はジェルド。手ごわかったが、何とか私が勝利したのだ。まあ、その後はアウレリウスの言う通り、私の優勝という誰もが望んでいないエンディングになったために会場から総ブーイングを受けたが。
「闇魔法を使用禁止にしておいて、手加減したにもかかわらず不正を疑われたのは未だに納得いかんけどな。けれど、中々楽しかったな、トーナメント。裏で行われた賭博でジェルドの奴が一位だったのに、あれら全てが紙切れに成り果てた瞬間は実に壮観だった」
「僕はアリオンに賭けてたから凄いお金入ってびっくりしたよ」
「ひょっとしてお前は、あの時見に来てくれたのか?」
アウレリウスは静かにうなずく。そうか、会場自体がアウェイの空気の中、私を応援しに来てくれたのか。嬉しいよりも申し訳ないが上回るな。
「アリオン、僕の活躍をよければ見ていてくれると嬉しい」
・・・・・・それはつまり。
授業参観という奴では?
「もちろん見に行くに決まっているだろ。まあ、そもそも下級生で見に行かん奴のほうが珍しくはあるが」
「うん、絶対に優勝するから見ていてね」
アウレリウスは柔らかく微笑む。
成績の上下が起こりかねない大会だから、現首席としては下から追われる嫌な会となるだろうに、アウレリウスはそんな緊張を見せない。
「アリオンがまだ僕のことを、まだそういう目では見てくれないってことは分かったよ。だから、僕は格好いいところを沢山見せてアリオンに分かってもらいたい」
今度は少しだけ寂しそうな顔をする。けれど、これでようやく私たちの仲に解決の兆しが見えてきた。
「絶対に分からせてあげるから覚悟しておいてね。それでアリオンにお願いがあるんだけど・・・」
「絶対の語気が強かったな・・・。それで?」
「その、アリオンのハンカチが欲しいなあって」
アウレリウスは少しもじもじとしている。その頬も少し赤い。
ハンカチ。ハンカチと言えば手をぬぐうものだが、アウレリウスの言っているハンカチは意味が少し違う。
この魔法学園は、元来貴族が通う学園だった。そして集うのは10代後半の若者たち。そう、結婚相手を探す場でもあったのだ。そして「女性を決闘させるのは」という当時の性別分け思想もあり、娘たちは意中の男に対して、ハンカチを送るという風習が出来たのだ。
私の時も当然その風習があったが、婚約者がいるはずのジェルドはものすごい量のハンカチを手渡されていたな。
私?
トーナメントの前に白いハンカチを、挑戦状のごとく顔面にたたきつけられた。ジェルドに。あれが唯一のハンカチだったかな。丁度冬だったから、かまどの中に無地のそれを薪にしたが。
「最近は義理文化も出てきているらしいとは言え、お前は沢山貰えるだろうな。私は一枚だったけれど」
「一枚!?誰!?」
突然椅子から飛び上がるように立つアウレリウス。ジェルドだよと言うと威嚇していたが、無地だった上に、私はすぐに捨てたと聞くと安心したように座った。
「アリオンが一生懸命刺繍してくれたハンカチが欲しいんだ」
「良いけれど、他の令嬢からのハンカチを断るなよ?」
複数の女性たちからハンカチを貰うことは、それだけ異性として人気があるという証拠になる。そして、各方面からのそれを断らないということは「自分はまだ特定の相手がいない」という意味になっていた。ジェルドが各所から貰っていたのは私との婚約に異議があったからだろう。
マラカイも性格はともかく、有望性と容姿が良かったため非常に人気だった。が、全部断ったらしい。不思議だな。まるで意中の相手がいるようじゃないか。後に「そいつと添い遂げてさっさと魔塔から出ていけ」と言ったら、「分かってますよ~」と言いながら私の頬をグリグリしてきたが、これは深くつついてはいけないと思って、話を中断した過去がある。
「む・・・。分かったよ。他のハンカチは断らない。それでいい?」
「一応言っておくが私の裁縫の腕を期待するなよ?慣れている令嬢と比べて、格段に下手くそだからな?」
「うん、待ってるから」
アウレリウスは座っている私に近づき、そのまま頬にキスをする。そして、何やら悪い顔をしていた。
「違うんだ、精神年齢の差なんだ。お前には私が20代に見えているだろうが、その実生きてきた時間だけならお前の父親以上の年齢はしているんだ」
「24歳が24歳以上の精神年齢はしないんだよ!!」
私は今、授業終わりにアウレリウスに連行され、昼食を食べていた。弁当である。喧嘩中のはずなのに弁当作ってきてくれたのだ。口元に私の好きな卵焼きを運んでくる。なお、血は入れていないと本人が言ったため、それならと頂いているわけだ。
私が決意した一度距離を置こう作戦はどうなってるんだ。けれどこうやって私の好物を作って仲を修復しようとしてくれる我が子を前にして、無下にする奴は流石に心が冷たすぎないか。
口元に運ばれたそれを咀嚼する。食べてもそれほど魔力は回復しない。けれど、逆にそれが私を安心させる。
そして食事を終える。しかし、アウレリウスは片付けた後、私の腕を掴んだ。
「・・・あの日の夜、本当はお茶、したかったんだよね?今からはどう?」
距離は・・・近すぎないように・・・すべき・・・・。
しかし、しかしだ。
目の前の仲直りチャンスを逃すのもよくない。私が頷くと、そのままアウレリウスと共に転移で私の部屋に移る。私の部屋の中には一応椅子が二つと机がある。
「・・・アリオンはお茶、淹れられるの?」
「得意だから安心しろ。待っていてくれ」
ふふふ、前世では客人によく茶を入れていたんだ。緑茶ばかりだったが、温度調節が60度くらいの緑茶に比べれば紅茶のほうが楽だ。昔取引先のお偉いさんに緑茶を出したが、熱すぎて突き返されたことがあったからな。上司からこっぴどく叱られたあの日から、色々反省したんだ。
私の部屋はもちろんコンパクトキッチンが付いており、簡単な料理などは出来る。
さて、購入したのはダージリンだが、一番ポピュラー故に一番外れはないだろうと判断した。相手は曲がりなりにも王族。良いものは飲みなれているだろう。そういうタイプにはシンプルが一番胸に刺さるのだ。私はケトルに水を入れ、火をかけようとする。
火。
・・・この世界の火ってどうかけるんだ・・・?
「確か、我々のコンロとは違って、この針金っぽいのに器具を吊るすのだったか・・・?そして・・・どこに火を付けるんだ?暖炉とは全然違うな・・・??」
魔法のある世界では道具の発達は遅い。特にここ魔法学園では台所は暖炉で、元となる火は自分でつけて加減を調節する。しかし、私は実家時代はカビたパン、学園時代は配給のパン、魔塔時代は置かれていくパンで生きながらえていた。台所に入った経験が無いのである。
「魔法薬学の時の暖炉と同じ使い方で大丈夫だよ」
「・・・・・・・・・・・・」
魔法薬学。選択授業である。私は取らなかった。理由は、かまどの数が少ないために強制的に二人一組になるためである。二人一組。私のようなタイプにはこの世で一番恐ろしい単語である。故に、一緒と言われても分からん。
・・・って。
「アウレリウス!?こっち来たのか?座っていればいいのに・・・」
「冷静に考えたらアリオンって台所に入った経験ないんじゃって思って。図星じゃない?」
「いや・・・あるには・・・あるんだ・・・。ただ少し、器具が違うだけで・・・」
少しどころか全然である。
アウレリウスは自身の魔道具であるブローチに触れて周囲の器具を浮かす。同時にケトルに水魔法で水を注ぎ、あっという間に火を起こした。魔石が並べられている中央の一点に火を起こすのか。するとすぐ隣に火が移る。そうやってやるのか。
「カップは・・・ああ、これかな」
「そこから先は私がやるから大丈夫だ」
「熱湯だから危ないよ。僕にやらせて」
私は幼児か。
結局その後すべてアウレリウスが茶を用意し、私たちは椅子に座った。せめてと思い、プレートにクッキーを並べる。
さて、何を話すべきか。こういうのは甘いものを食べればなんとなく空気が和むとか、そういうんじゃないんだろうか。アウレリウスはモソモソ食べているが、しかし何か話をしなければ状況は全く変わらない。ダージリンの香りを堪能し、心を落ち着ける。
しかし、向こうが口を開く方が早かった。
「アリオン、12月に星辰魔導議会があるの、もちろん知ってるよね」
「ああ、そういえば確かに迫ってるな。もうすぐか」
星辰魔導議会。古くは有力な魔法使い達が集まり、議論を交わす場だった。しかしやがて、魔法の強さで意見を優先されることが多くなったために、決闘の場へと移ろいでいった。
やがて魔法学園では三年生たちの最終成績を決める一大イベントとしての名になる。基本的に三年生たちは後半に各々の希望する進路に向けて準備をするが、いままでの成績とこのトーナメントでの成績を加味して最終決定が下される。いわば、最後の実技試験に近い。この成績を引っ提げて各方面へとアピールするのだ。
「トーナメントだよな。懐かしい」
「アリオンは一位だったよね。覚えてるよ、ものすごいブーイングだったの」
出場は普段の成績が中位の者にしかそもそも出場権は与えられない。私はもちろん主席だったためトーナメント出場権は有していたし、難なく決勝戦まで行った。そして決勝戦の相手はジェルド。手ごわかったが、何とか私が勝利したのだ。まあ、その後はアウレリウスの言う通り、私の優勝という誰もが望んでいないエンディングになったために会場から総ブーイングを受けたが。
「闇魔法を使用禁止にしておいて、手加減したにもかかわらず不正を疑われたのは未だに納得いかんけどな。けれど、中々楽しかったな、トーナメント。裏で行われた賭博でジェルドの奴が一位だったのに、あれら全てが紙切れに成り果てた瞬間は実に壮観だった」
「僕はアリオンに賭けてたから凄いお金入ってびっくりしたよ」
「ひょっとしてお前は、あの時見に来てくれたのか?」
アウレリウスは静かにうなずく。そうか、会場自体がアウェイの空気の中、私を応援しに来てくれたのか。嬉しいよりも申し訳ないが上回るな。
「アリオン、僕の活躍をよければ見ていてくれると嬉しい」
・・・・・・それはつまり。
授業参観という奴では?
「もちろん見に行くに決まっているだろ。まあ、そもそも下級生で見に行かん奴のほうが珍しくはあるが」
「うん、絶対に優勝するから見ていてね」
アウレリウスは柔らかく微笑む。
成績の上下が起こりかねない大会だから、現首席としては下から追われる嫌な会となるだろうに、アウレリウスはそんな緊張を見せない。
「アリオンがまだ僕のことを、まだそういう目では見てくれないってことは分かったよ。だから、僕は格好いいところを沢山見せてアリオンに分かってもらいたい」
今度は少しだけ寂しそうな顔をする。けれど、これでようやく私たちの仲に解決の兆しが見えてきた。
「絶対に分からせてあげるから覚悟しておいてね。それでアリオンにお願いがあるんだけど・・・」
「絶対の語気が強かったな・・・。それで?」
「その、アリオンのハンカチが欲しいなあって」
アウレリウスは少しもじもじとしている。その頬も少し赤い。
ハンカチ。ハンカチと言えば手をぬぐうものだが、アウレリウスの言っているハンカチは意味が少し違う。
この魔法学園は、元来貴族が通う学園だった。そして集うのは10代後半の若者たち。そう、結婚相手を探す場でもあったのだ。そして「女性を決闘させるのは」という当時の性別分け思想もあり、娘たちは意中の男に対して、ハンカチを送るという風習が出来たのだ。
私の時も当然その風習があったが、婚約者がいるはずのジェルドはものすごい量のハンカチを手渡されていたな。
私?
トーナメントの前に白いハンカチを、挑戦状のごとく顔面にたたきつけられた。ジェルドに。あれが唯一のハンカチだったかな。丁度冬だったから、かまどの中に無地のそれを薪にしたが。
「最近は義理文化も出てきているらしいとは言え、お前は沢山貰えるだろうな。私は一枚だったけれど」
「一枚!?誰!?」
突然椅子から飛び上がるように立つアウレリウス。ジェルドだよと言うと威嚇していたが、無地だった上に、私はすぐに捨てたと聞くと安心したように座った。
「アリオンが一生懸命刺繍してくれたハンカチが欲しいんだ」
「良いけれど、他の令嬢からのハンカチを断るなよ?」
複数の女性たちからハンカチを貰うことは、それだけ異性として人気があるという証拠になる。そして、各方面からのそれを断らないということは「自分はまだ特定の相手がいない」という意味になっていた。ジェルドが各所から貰っていたのは私との婚約に異議があったからだろう。
マラカイも性格はともかく、有望性と容姿が良かったため非常に人気だった。が、全部断ったらしい。不思議だな。まるで意中の相手がいるようじゃないか。後に「そいつと添い遂げてさっさと魔塔から出ていけ」と言ったら、「分かってますよ~」と言いながら私の頬をグリグリしてきたが、これは深くつついてはいけないと思って、話を中断した過去がある。
「む・・・。分かったよ。他のハンカチは断らない。それでいい?」
「一応言っておくが私の裁縫の腕を期待するなよ?慣れている令嬢と比べて、格段に下手くそだからな?」
「うん、待ってるから」
アウレリウスは座っている私に近づき、そのまま頬にキスをする。そして、何やら悪い顔をしていた。
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