51 / 124
犯人探求編
50.マラカイの帰還
しおりを挟む
「イヴリンとの会話は随分楽しそうだったけど、収穫はあった?」
「まあ・・・。その・・・そうだな・・・」
アウレリウスの婚約者にするには、少し難ありというのが分かったかな。彼女のあの目は、自分の研究のために自分もまた同性と結婚することを決意した人間の目だった。悲しい。99%婚約者として好条件であるにもかかわらず、最後の1%が致命的になっているタイプの令嬢だった。
いや、まだ彼女も思春期なんだ。これから先、男性と結婚したいと思うこともあるかもしれない。私は決してあきらめない。あんな優秀で品のある人材を、あきらめたくはない!
とはいえ、現段階では他の令嬢のほうが希望を持てるかもしれないな・・・。くそ、イヴリン嬢は私の悪口を言わない絶滅危惧種に等しい淑女だったのに!!
「アウレリウスはハンカチを何枚もらった?」
「もうすぐ三桁だね。最初から数える気がないから目測だけれど」
「モテモテだな。学外からも送られてるとはいえ、流石の人気だな。そんなに一生分のハンカチがあるなら私のは不要では・・・?」
「全部捨てるから!!僕はアリオン一筋だから!!」
捨てるな。その中に良縁があるかもしれないだろ。
「貰った相手の名前は記録してるか?」
「してないよ。アリオンっていう名前を僕はちゃんと覚えているけれど」
「女性でアリオンか。珍しい。私の悪口は言ってるタイプか?」
「言ってないよ」
「それはよかった」
そして無言になって森を歩く。アウレリウスは不機嫌になって私のうなじを執拗に摘まむ。不貞腐れているのを行動で示してきていた。
「アウレリウスは、男性か女性でいえばどっちがいい?」
「アリオンが男性だから男性だよ」
「そうか・・・」
「何の話?」
すると令嬢の路線よりも、子息の路線を狙った方がいいかもしれない。男性が妃か。日本出身としては正直あんまりピンとは来ないが、アウレリウスの好みも考えてあげたい。私の悪口を言わず、人気は高く、能力も高い男性。
「・・・・・・・・・・・・・・・・マラカイ?」
「せんせー!!僕のこと呼びましたか~!?」
いや、マラカイはないな。国が終わる。一瞬でも想像した自分を戒める。そのせいで余計な幻聴も聞こえたし。
「せんせーお久しぶりです!!もう、先生がいない孤独で死にそうで死にそうで!!先生がチューしてくれないと今にも死んでしまいます!!ささ、先生!!ちゅー」
「うわっ、どこから現れたんだお前は!!」
目の前には突然金髪がドアップに移る。私の丁度目の前にこの男は転移したのだ。やがて、なすすべなく顎を掴まれて口づけをしてくる。荒々しい舌遣いだ。こいつとのキスはしたくてしていたわけではなかったが、しかしここ数か月、アウレリウスと一緒にいて、体液を押し付けようとしてくるこれまでの経緯を鑑みると、めちゃくちゃ安心するのである。
マラカイに安心するとは世紀末か?
「変態ッ、アリオンから離れろ!!」
アウレリウスは私とマラカイの間を縫うように防護幕を張ろうとした。しかし、不発に終わったようだ。
「ぷは、はは、残念だなぁ小僧。僕はこの二か月で先生と邪魔されずにイチャイチャするために、お前をどう無効にするかを研究していたんだ。そこで大人しく僕と先生の蜜月を見ていると良い」
「・・・ふーん。残念だけど、他にも手はあるに決まってるだろ」
アウレリウスはブローチを触ると、普段は唱えない類の詠唱を唱える。やがて私の体が光に包まれる。
「接触するものを無差別に粉砕する守りだよ。アリオンに張った」
試しにマラカイが私に触れようとしたところ、小さな爆発がマラカイを襲う。そのまま睨むようにしてアウレリウスを見た。
「・・・僕の先生によくも余計なことを。5分あればこんなのは解除できる。けど、その前にお前を殺す方が手っ取り早い」
「やってみなよ。壊す程度の低俗な魔法でやれるものならね」
「落ち着け!!頼むから双方とも矛を収めろ!!」
一触即発の空気だ。マラカイも、帰ってくるなりアウレリウスの前で口づけをするのをいい加減にやめろ!!
私の命令には従うのか、一応二人とも魔道具を下ろす。けれど、攻撃材料さえあれば殺すくらいの空気を纏っていた。
「まずはマラカイ。新生魔塔主の任ご苦労だった。よくぞ投げ出さなかったな。私はそれが一番驚いたぞ」
「ええ、僕はせんせーの忠実な奴隷ですから!!でも、こんな長期間離れるのは本当に辛かったんですよ?撫でてください」
「まだ私の体は光ってるな。この状態で触ったらただでは済まないだろうからやめておくよ」
マラカイはアウレリウスのほうを向いて凄い形相で睨むが、しかしアウレリウスは鼻で笑っている。
「実はマラカイに頼みたいことが複数あるんだ。一度私の自室に来てくれ」
「アリオン!!年頃の人間なんだから僕以外の人間を部屋に招かないで!!」
「あー・・・。もう分かったから。今から私一人でとってくるから」
今にも殴り合いそうな二人を後に、先ほどのキスで回復した分の魔力で私は自室を往復する。
「これだ。森で拾ったお守りなんだが、調べてきて欲しい」
「はーい!!持ち主が判明したらぶっ殺してきます!!」
「いらん!!持ち主の情報だけ私によこせ!!」
以前アバラ・レオが見つけてきてくれた白いお守りを布に包んでマラカイに渡す。
「くんくん。このお守りから闇魔法の香りがするのですが」
「ああ、くれぐれも慎重にな。これを持った人間は結界を通れるように出来る細工がある可能性が高い。つまりは学園側の手引き者だな」
「すると一番怪しいのはドレイヴン氏じゃないですかー?前に僕が破壊した結界ありますよね。あれ、どっかで構築式を見たことあるなあって、先生がいなくて孤独な時に思い出したんですよ。そしたら、学生時代の授業で、一瞬だけあの人のを見たなあって」
一瞬だけ見た相手の癖を記憶したのか。本当に、学園史上最高の天才は違うな。
「アウレリウス、ドレイヴン教授のことについてどれくらい知ってる?」
「平民出身の50歳。アリオンが魔塔主になる前から魔塔に来てた人っていうのまでは知ってるよね。でもその前は軍部の研究分野にいた人だ」
「研究分野というと、開発あたりか」
「学園卒業後に魔塔に行けるだけの実力がなかった奴らが、滑り止めで行くとこですね~」
そこから魔塔に来て、学園に来たと。
「なんで魔塔に来られたんだ?誰かの推薦か?」
「移籍の理由は不明だけれど、校長先生の推薦で学園に来たらしいね。なんでも、かつて軍部と魔塔で研究をしていたものの、不祥事を起こした・・・っていう噂があるくらいかな」
ますます怪しい。これはやはり、一度捜査をする必要がある。そういえば、もうすぐ星辰魔導議会があったな。あれが開かれるとき、教授陣は観客席を守るために全員がコロシアムのような会場で警備をするのが恒例だ。
丁度、今年は学園創設史上最も注目株であると謳われる、我らがアウレリウスが出る。
・・・折角の授業参観に心苦しいが、そのタイミングでドレイヴンの家宅捜索をするしかないだろう。
しかし捜査となると、それを言うとこの二人は乗ってくるだろうな。二人とも星辰魔導議会の主役に等しいから黙っておくべきだろうな・・・。
今は誤魔化しておくか。
「慎重に情報を集めたい。しばらくはマラカイがそのお守りについて調べ終わるまで、おとなしくしていよう」
「はーい!!」
「うん、そうだね」
そうして話し合いは一段落付く。
やがて帰りたくないと駄々をこねたマラカイだったが、額に口づけをしてやるとなんとか帰った。一方でアウレリウスが不機嫌になったため、もう二度とこいつらを同席させたくないと思うのだった。
「まあ・・・。その・・・そうだな・・・」
アウレリウスの婚約者にするには、少し難ありというのが分かったかな。彼女のあの目は、自分の研究のために自分もまた同性と結婚することを決意した人間の目だった。悲しい。99%婚約者として好条件であるにもかかわらず、最後の1%が致命的になっているタイプの令嬢だった。
いや、まだ彼女も思春期なんだ。これから先、男性と結婚したいと思うこともあるかもしれない。私は決してあきらめない。あんな優秀で品のある人材を、あきらめたくはない!
とはいえ、現段階では他の令嬢のほうが希望を持てるかもしれないな・・・。くそ、イヴリン嬢は私の悪口を言わない絶滅危惧種に等しい淑女だったのに!!
「アウレリウスはハンカチを何枚もらった?」
「もうすぐ三桁だね。最初から数える気がないから目測だけれど」
「モテモテだな。学外からも送られてるとはいえ、流石の人気だな。そんなに一生分のハンカチがあるなら私のは不要では・・・?」
「全部捨てるから!!僕はアリオン一筋だから!!」
捨てるな。その中に良縁があるかもしれないだろ。
「貰った相手の名前は記録してるか?」
「してないよ。アリオンっていう名前を僕はちゃんと覚えているけれど」
「女性でアリオンか。珍しい。私の悪口は言ってるタイプか?」
「言ってないよ」
「それはよかった」
そして無言になって森を歩く。アウレリウスは不機嫌になって私のうなじを執拗に摘まむ。不貞腐れているのを行動で示してきていた。
「アウレリウスは、男性か女性でいえばどっちがいい?」
「アリオンが男性だから男性だよ」
「そうか・・・」
「何の話?」
すると令嬢の路線よりも、子息の路線を狙った方がいいかもしれない。男性が妃か。日本出身としては正直あんまりピンとは来ないが、アウレリウスの好みも考えてあげたい。私の悪口を言わず、人気は高く、能力も高い男性。
「・・・・・・・・・・・・・・・・マラカイ?」
「せんせー!!僕のこと呼びましたか~!?」
いや、マラカイはないな。国が終わる。一瞬でも想像した自分を戒める。そのせいで余計な幻聴も聞こえたし。
「せんせーお久しぶりです!!もう、先生がいない孤独で死にそうで死にそうで!!先生がチューしてくれないと今にも死んでしまいます!!ささ、先生!!ちゅー」
「うわっ、どこから現れたんだお前は!!」
目の前には突然金髪がドアップに移る。私の丁度目の前にこの男は転移したのだ。やがて、なすすべなく顎を掴まれて口づけをしてくる。荒々しい舌遣いだ。こいつとのキスはしたくてしていたわけではなかったが、しかしここ数か月、アウレリウスと一緒にいて、体液を押し付けようとしてくるこれまでの経緯を鑑みると、めちゃくちゃ安心するのである。
マラカイに安心するとは世紀末か?
「変態ッ、アリオンから離れろ!!」
アウレリウスは私とマラカイの間を縫うように防護幕を張ろうとした。しかし、不発に終わったようだ。
「ぷは、はは、残念だなぁ小僧。僕はこの二か月で先生と邪魔されずにイチャイチャするために、お前をどう無効にするかを研究していたんだ。そこで大人しく僕と先生の蜜月を見ていると良い」
「・・・ふーん。残念だけど、他にも手はあるに決まってるだろ」
アウレリウスはブローチを触ると、普段は唱えない類の詠唱を唱える。やがて私の体が光に包まれる。
「接触するものを無差別に粉砕する守りだよ。アリオンに張った」
試しにマラカイが私に触れようとしたところ、小さな爆発がマラカイを襲う。そのまま睨むようにしてアウレリウスを見た。
「・・・僕の先生によくも余計なことを。5分あればこんなのは解除できる。けど、その前にお前を殺す方が手っ取り早い」
「やってみなよ。壊す程度の低俗な魔法でやれるものならね」
「落ち着け!!頼むから双方とも矛を収めろ!!」
一触即発の空気だ。マラカイも、帰ってくるなりアウレリウスの前で口づけをするのをいい加減にやめろ!!
私の命令には従うのか、一応二人とも魔道具を下ろす。けれど、攻撃材料さえあれば殺すくらいの空気を纏っていた。
「まずはマラカイ。新生魔塔主の任ご苦労だった。よくぞ投げ出さなかったな。私はそれが一番驚いたぞ」
「ええ、僕はせんせーの忠実な奴隷ですから!!でも、こんな長期間離れるのは本当に辛かったんですよ?撫でてください」
「まだ私の体は光ってるな。この状態で触ったらただでは済まないだろうからやめておくよ」
マラカイはアウレリウスのほうを向いて凄い形相で睨むが、しかしアウレリウスは鼻で笑っている。
「実はマラカイに頼みたいことが複数あるんだ。一度私の自室に来てくれ」
「アリオン!!年頃の人間なんだから僕以外の人間を部屋に招かないで!!」
「あー・・・。もう分かったから。今から私一人でとってくるから」
今にも殴り合いそうな二人を後に、先ほどのキスで回復した分の魔力で私は自室を往復する。
「これだ。森で拾ったお守りなんだが、調べてきて欲しい」
「はーい!!持ち主が判明したらぶっ殺してきます!!」
「いらん!!持ち主の情報だけ私によこせ!!」
以前アバラ・レオが見つけてきてくれた白いお守りを布に包んでマラカイに渡す。
「くんくん。このお守りから闇魔法の香りがするのですが」
「ああ、くれぐれも慎重にな。これを持った人間は結界を通れるように出来る細工がある可能性が高い。つまりは学園側の手引き者だな」
「すると一番怪しいのはドレイヴン氏じゃないですかー?前に僕が破壊した結界ありますよね。あれ、どっかで構築式を見たことあるなあって、先生がいなくて孤独な時に思い出したんですよ。そしたら、学生時代の授業で、一瞬だけあの人のを見たなあって」
一瞬だけ見た相手の癖を記憶したのか。本当に、学園史上最高の天才は違うな。
「アウレリウス、ドレイヴン教授のことについてどれくらい知ってる?」
「平民出身の50歳。アリオンが魔塔主になる前から魔塔に来てた人っていうのまでは知ってるよね。でもその前は軍部の研究分野にいた人だ」
「研究分野というと、開発あたりか」
「学園卒業後に魔塔に行けるだけの実力がなかった奴らが、滑り止めで行くとこですね~」
そこから魔塔に来て、学園に来たと。
「なんで魔塔に来られたんだ?誰かの推薦か?」
「移籍の理由は不明だけれど、校長先生の推薦で学園に来たらしいね。なんでも、かつて軍部と魔塔で研究をしていたものの、不祥事を起こした・・・っていう噂があるくらいかな」
ますます怪しい。これはやはり、一度捜査をする必要がある。そういえば、もうすぐ星辰魔導議会があったな。あれが開かれるとき、教授陣は観客席を守るために全員がコロシアムのような会場で警備をするのが恒例だ。
丁度、今年は学園創設史上最も注目株であると謳われる、我らがアウレリウスが出る。
・・・折角の授業参観に心苦しいが、そのタイミングでドレイヴンの家宅捜索をするしかないだろう。
しかし捜査となると、それを言うとこの二人は乗ってくるだろうな。二人とも星辰魔導議会の主役に等しいから黙っておくべきだろうな・・・。
今は誤魔化しておくか。
「慎重に情報を集めたい。しばらくはマラカイがそのお守りについて調べ終わるまで、おとなしくしていよう」
「はーい!!」
「うん、そうだね」
そうして話し合いは一段落付く。
やがて帰りたくないと駄々をこねたマラカイだったが、額に口づけをしてやるとなんとか帰った。一方でアウレリウスが不機嫌になったため、もう二度とこいつらを同席させたくないと思うのだった。
14
あなたにおすすめの小説
ラストダンスは僕と
中屋沙鳥
BL
ブランシャール公爵令息エティエンヌは三男坊の気楽さから、領地で植物の品種改良をして生きるつもりだった。しかし、第二王子パトリックに気に入られて婚約者候補になってしまう。側近候補と一緒にそれなりに仲良く学院に通っていたが、ある日聖女候補の男爵令嬢アンヌが転入してきて……/王子×公爵令息/異世界転生を匂わせていますが、作品中では明らかになりません。完結しました。
オメガ転生。
桜
BL
残業三昧でヘトヘトになりながらの帰宅途中。乗り合わせたバスがまさかのトンネル内の火災事故に遭ってしまう。
そして…………
気がつけば、男児の姿に…
双子の妹は、まさかの悪役令嬢?それって一家破滅フラグだよね!
破滅回避の奮闘劇の幕開けだ!!
婚約破棄させた愛し合う2人にザマァされた俺。とその後
結人
BL
王太子妃になるために頑張ってた公爵家の三男アランが愛する2人の愛でザマァされ…溺愛される話。
※男しかいない世界で男同士でも結婚できます。子供はなんかしたら作ることができます。きっと…。
全5話完結。予約更新します。
【完結】星に焦がれて
白(しろ)
BL
気付いたら八年間囲われてた話、する? わんこ執着攻め×鈍感受け
「お、前、いつから…?」
「最初からだよ。初めて見た時から俺はお前のことが好きだった」
僕、アルデバラン・スタクにはどうしても敵わない男がいた。
家柄も、センスも、才能も、全てを持って生まれてきた天才、シリウス・ルーヴだ。
僕たちは十歳の頃王立の魔法学園で出会った。
シリウスは天才だ。だけど性格は無鉄砲で無計画で大雑把でとにかく甘えた、それに加えて我儘と来た。それに比べて僕は冷静で落ち着いていて、体よりも先に頭が働くタイプだったから気が付けば周りの大人たちの策略にはめられてシリウスの世話係を任されることになっていた。
二人組を作る時も、食事の時も、部屋だって同じのまま十八で学園を卒業する年まで僕たちは常に一緒に居て──そしてそれは就職先でも同じだった。
配属された辺境の地でも僕はシリウスの世話を任され、日々を慌ただしく過ごしていたそんなある日、国境の森に魔物が発生した。それを掃討すべく現場に向かうと何やら魔物の様子がおかしいことに気が付く。
その原因を突き止めたシリウスが掃討に当たったのだが、魔物の攻撃を受けてしまい重傷を負ってしまう。
初めて見るシリウスの姿に僕は動揺し、どうしようもなく不安だった。目を覚ますまでの間何をしていていも気になっていた男が三日振りに目を覚ました時、異変が起きた。
「…シリウス?」
「アルはさ、優しいから」
背中はベッドに押し付けられて、目の前には見たことが無い顔をしたシリウスがいた。
いつだって一等星のように煌めいていた瞳が、仄暗い熱で潤んでいた。とても友人に向ける目では、声では無かった。
「──俺のこと拒めないでしょ?」
おりてきた熱を拒む術を、僕は持っていなかった。
その日を境に、僕たちの関係は変わった。でも、僕にはどうしてシリウスがそんなことをしたのかがわからなかった。
これは気付かないうちに八年間囲われて、向けられている愛の大きさに気付かないまますったもんだする二人のお話。
ルピナスの花束
キザキ ケイ
BL
王宮の片隅に立つ図書塔。そこに勤める司書のハロルドは、変わった能力を持っていることを隠して生活していた。
ある日、片想いをしていた騎士ルーファスから呼び出され、告白を受ける。本来なら嬉しいはずの出来事だが、ハロルドは能力によって「ルーファスが罰ゲームで自分に告白してきた」ということを知ってしまう。
想う相手に嘘の告白をされたことへの意趣返しとして、了承の返事をしたハロルドは、なぜかルーファスと本物の恋人同士になってしまい───。
【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?
キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。
知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。
今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど——
「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」
幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。
しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。
これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。
全8話。
俺の婚約者は悪役令息ですか?
SEKISUI
BL
結婚まで後1年
女性が好きで何とか婚約破棄したい子爵家のウルフロ一レン
ウルフローレンをこよなく愛する婚約者
ウルフローレンを好き好ぎて24時間一緒に居たい
そんな婚約者に振り回されるウルフローレンは突っ込みが止まらない
第十王子は天然侍従には敵わない。
きっせつ
BL
「婚約破棄させて頂きます。」
学園の卒業パーティーで始まった九人の令嬢による兄王子達の断罪を頭が痛くなる思いで第十王子ツェーンは見ていた。突如、その断罪により九人の王子が失脚し、ツェーンは王太子へと位が引き上げになったが……。どうしても王になりたくない王子とそんな王子を慕うド天然ワンコな侍従の偽装婚約から始まる勘違いとすれ違い(考え方の)のボーイズラブコメディ…の予定。※R 15。本番なし。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる