65 / 124
犯人究明編
64.王宮にて※
しおりを挟む
「案の定、定期考査はあんたに負けたけどさ。いい年した大人が子供相手にボロ勝ちして恥ずかしくないの?」
「仕方がないだろう。私が優秀な成績を残すたびにアウレリウスが嬉しそうにしてくれるんだ。お前らの屍でアウレリウスが笑ってくれるなら喜んでボロ勝ちするさ」
「もう一回聞くんだが恥ずかしくないの?」
私はロギルジョーにおんぶされ、冬期宿泊先の王宮の廊下を歩いていた。こいつが私の小間使いとなり、浮遊魔法ではなくおんぶで移動しているのだ。
王族は通常であればお付きのものを一人連れるのが当然ではあるため、ロギルジョーの後ろには何も喋らない護衛がこっそりとついてきている。その距離で有事の際に大丈夫なのか疑問だが、まあ大丈夫なのだろう。「こちらの会話は耳に入らないようにしている」とのことなので、透明人間として扱えとの認識でいいのだろう。
「にしても、実技は精密性を試す、的当ての試験だったから、動けないあんたに分があるやつでよかったよ。魔力供給で、俺が役に立てなくて悪いからな」
ロギルジョーは高魔力を持っているが、こいつと体液交換はしていない。私の基準ではアウレリウスでも年齢的にアウトなのだ。ロギルジョーとは、より年が離れすぎていてそんな年齢の奴に手を出すのは大人として重罪と思ったためだ。そのため定期考査はアウレリウスとの性交で何とか事なきを得た。おかしいな、今の流れでどうして性交はOKになるんだ。本当におかしいな。まあ、それはいい。
魔力タンクに上限があるため一度に溜められる限界はあるが、的当てはそれほど魔力を消費するわけではないのが功を奏した。
「アバラも、今回はあんたが勉強から実技まで諸々教えたんだろ?無事に平均以上をとれたそうじゃねえか。なんだかんだ年下には甘いよな」
「たわけ、刺繍での借りがあっただけだ。べつにあんな奴、最下位になろうが私には関係ない」
「とか言っちゃって~」
減らず口を叩くロギルジョーの首を、おんぶされている状態で絞める。すると私の腕を手で叩いて抗議をしてきた。
「さて、到着したぜ。ここが冬期休暇中に使って欲しいアンタの部屋だ。俺の部屋からは距離があるが、何か用があったら念話で呼んでくれ」
王宮内の一室、客室に私は案内された。おそらく私が平民ということでそれなりの部屋しか用意できなかっただろうに、さすがは豪華な内装である。
「ああ、助かるよ。もし誰も寄り付かない鍛錬場があれば、お前に稽古をつけてやる。どうせ暇な身だからいつでも呼んでくれ」
「本当か!?くそ、楽しみすぎるぜ!じゃあ俺は王宮に戻ってきた挨拶周りに行ってくるから、ここで寛いでいてくれ!」
ロギルジョーは私をベッドにおろし、手を振って部屋から退室する。おかげさまで足は大方治ってきたような気がしなくないが、しかし、つい昨日に医師から絶対安静であると厳命された。故に、ベッドに寝ころび、昼寝でもしようかと目を閉じる。
しかし、私の部屋の扉を三回のノックの後に、返答を待たず開く音がした。ロギルジョーの忘れ物か?
驚いて身を起こすと、アウレリウスがいた。扉の鍵を後ろ手にガチャリと閉め、こちらをじっと見ている。
「アウレリウス?会いに来てくれたのか?」
「・・・・・・」
何も喋らない。ただ責めるような目つきで私を見ている。
「・・・アウレリウス?」
「行先は一緒なのに、なんでわざわざロギルジョーの同行者として動く必要があったの。僕の同行者として動いてくれたほうが良かったのに。そうしたら僕の部屋の近いところを案内できたのに」
アウレリウスは扉の前に立ち、そこから一歩も動かない。ただジトっとした目でこちらを見ている。本当に独占欲の強い子だ。まあ、こんな展開になるのはなんとなくわかっていた。
「アウレリウス、星辰の祝祭についてなんだがな、私の故郷には不思議な風習があるんだ」
「アリオンは王都生まれ王都育ちだから不思議な風習なんてないよ」
「・・・なんで私の経歴を把握してるんだ?いやそれはいい。違うんだ、心の故郷だ。」
アウレリウスはポコポコ怒っているが、諭すように私は語り始める。
「そう、日本という心の故郷だ。そこでは赤い格好をした成人男性が笑顔を見たい相手の為に暗躍するという風習があるんだ」
「つまり、アリオンは僕のためにサプライズを用意してるってこと・・・?」
「そう、サプライズと言ってしまったら意味がない気がするがサプライズだ。さすがに警備がたくさんいるだろう中で寝込みにプレゼントは置けないが、直接渡したいと思っている。すると、お前の力を借りっぱなしだと、私が動きにくいだろう?」
アウレリウスの表情は段々と笑顔になっていく。けれど騙されないとでもいうように顔を引き締めた。
「でもロギルジョーの手を取ったのは許せないよ」
「アウレリウス、私はロギルジョーに確実に継承権を放棄させるためにあいつの監視をすることにしたんだ。愛してるのはただ一人、お前だけだよ」
「別に継承権の話はアリオンは首を突っ込む必要はないから、余計なお世話だよ」
けれどアウレリウスはゆっくりベッドに近づき、身をかがめる。そのまま私のベッドに滑り込んだ。枕に頭を乗せ、私の頭に手を伸ばす。そして抱きしめた。
「僕は僕の力で王様になるのだから、余計なことはしないで僕だけを見ててほしい。アリオンのその時間は僕と愛情をはぐくむのに全部注いでほしいんだ」
「でもな、私だってお前のために頑張って、その綺麗な赤い髪に、輝く王冠を載せる立派な姿が見たいんだ」
赤い髪を優しく撫で、目線を合わせる。アウレリウスは頬を赤く染め、やがて私に口づけをした。
「僕たち両想いなのに、どうしてアリオンは恋仲って受け入れてくれないんだろうね」
「既に家族のように想いあってるのだから、私にはそれで十分なんだよ」
抗議のようにアウレリウスは私の頬を優しくつねる。こうして二人だけの時間を過ごせるのは楽しい反面、はやくフェニックスの情報を入手して手がかりを入手し、アウレリウスの私への依存を断ち切らなくては。これは彼が幼いころ、私に譲渡した不死鳥の守りが原因で起こっている洗脳に近い。明日あたりに城下町に行って「不思議まぼろし動物図鑑」の調査を始めるか。
「ねえアリオン、したい。いい?」
したい、とはつまり性交がしたいということだ。アウレリウスは甘い声を出して誘惑してくる。こうやって甘えれば完全に私が折れると思っているのだ。
「でもな、ここは客室で、そういうことをすれば掃除をする使用人たちの間で噂が立つだろ」
「魔法で掃除しておくから大丈夫だよ。ねえアリオン」
「分かった、分かったから!!」
アウレリウスは私の服の上から胸を触り始め、やがて片手はゆっくりと服を脱がせ始める。とはいえ私はまだ怪我人の身であるため、魔法で下は脱がせ始めるが。
太い指が私の局所に延び、竿を上下に扱いてくる。しかして左手は私の腹部に延ばされ、後ろの準備も怠らない。
「アリオンは怪我人だからしばらくは正常位が限界だからね。また完治したら後ろからとか色んな体位を試したいね」
「・・・私の体に飽きたら無理をしなくていいからな。本当に。切実に」
「抱いても抱いてもアリオンからは魅力が湧いて出てくるんだ。飽きるなんて永遠にないよ」
やがて私の体を浮遊魔法で浮かせる。アウレリウスは自身の王子としてのきらびやかな服を雑に脱ぎ捨てた。
「高価な衣装だろ。畳むから下ろしてくれ」
「どんな宝よりも遥かに価値のあるアリオンの肢体のほうが僕にとっては貴重だよ。いいから、この体を僕に堪能させてほしい」
腕を伸ばす私にそっと手を添え、やがて下へ下へと下っていく。そして私の尻を掴み、自分の半身を挿入する体勢に持っていく。そして、熱の塊は私の中にグプリと侵入し始めた。
「ん、んっ・・・・」
「定期考査前に沢山交わったから、アリオンってばちょっと緩くなってるね」
簡単に奥までたどり着く。
「ふふ、あったかくて、フワフワしててとても気持ちいい。今日もゆっくり動くから」
「・・・いや、激しくしてくれ」
ここは王宮で客室。つまり、いつ来客があるとも限らないのだ。なので、なるべく早くアウレリウスには達してもらいたい。
「でもアリオンは怪我人だから、魔力供給の為とは言っても無理はさせたくないんだ」
とは言いつつも、腰は細かに動いて私の弱いところを刺激する。本当は存分に動きたいのをこらえているのだろう。とはいえ激しくしてほしい私の言葉を聞いた途端、中に入っているものが大きくなった感触があった。興奮しているのだ。
「僕が欲の赴くままに抱けば、アリオンは絶対に気を失うと思うんだ。だから今日も時間をかけて交わろうね。元気になったときに本気の交尾をしてあげるから」
私を諭すように頭を撫で、やがてゆっくり腰を動かし始めた。ち、ちがう、私はさっさと終わってほしいのであって激しいのを求めていたわけではない!!そんな変態ではない!!
肌と肌がやさしくぶつかる音が部屋に響く。ゆっくり動いているために、ねちょりとした水温が鼓膜を犯す。
私を抱きながら見下ろすアウレリウスの目は、極上の料理を前にした雄の目だ。少し舌なめずりをし、荒い息とともに私の体を堪能する。
今は冬だというのに、互いの体温で熱が上がり、暑い。けれど、そんな熱いにもかかわらず、体内には更に熱い物が注がれようとしていた。
「アリオン、イくね」
私の返答など待たず、アウレリウスは腰を私に密着させる。そして彼の竿は痙攣した。熱い物がびゅるると私の中に注がれ、やがて私も絶頂を迎える。
「っ、っ~~ッーーーーー!!」
「・・・アリオン、後ろだけで達しちゃったの。ふふ、偉いね」
後ろだけでイった?この私が?
ぼやける脳内で一生懸命頭を回そうとしている中、アウレリウスは子供を褒めるように、私を抱きしめる。
「ちゃんと後ろだけでイけるよう癖をつけないとね。次からはアリオンのここ、根元を縛ろうか」
「・・・い、いら、ない・・・」
「いずれアリオンが王妃になったら、可愛いものを用意しておくから、期待しておいてね。じゃあ二回戦いこうか」
普段でさえこの子の行動を制御できないのだ。達して頭がふわふわしている今であればなおさらだ。アウレリウスはそして二回戦に入るのだった。
「仕方がないだろう。私が優秀な成績を残すたびにアウレリウスが嬉しそうにしてくれるんだ。お前らの屍でアウレリウスが笑ってくれるなら喜んでボロ勝ちするさ」
「もう一回聞くんだが恥ずかしくないの?」
私はロギルジョーにおんぶされ、冬期宿泊先の王宮の廊下を歩いていた。こいつが私の小間使いとなり、浮遊魔法ではなくおんぶで移動しているのだ。
王族は通常であればお付きのものを一人連れるのが当然ではあるため、ロギルジョーの後ろには何も喋らない護衛がこっそりとついてきている。その距離で有事の際に大丈夫なのか疑問だが、まあ大丈夫なのだろう。「こちらの会話は耳に入らないようにしている」とのことなので、透明人間として扱えとの認識でいいのだろう。
「にしても、実技は精密性を試す、的当ての試験だったから、動けないあんたに分があるやつでよかったよ。魔力供給で、俺が役に立てなくて悪いからな」
ロギルジョーは高魔力を持っているが、こいつと体液交換はしていない。私の基準ではアウレリウスでも年齢的にアウトなのだ。ロギルジョーとは、より年が離れすぎていてそんな年齢の奴に手を出すのは大人として重罪と思ったためだ。そのため定期考査はアウレリウスとの性交で何とか事なきを得た。おかしいな、今の流れでどうして性交はOKになるんだ。本当におかしいな。まあ、それはいい。
魔力タンクに上限があるため一度に溜められる限界はあるが、的当てはそれほど魔力を消費するわけではないのが功を奏した。
「アバラも、今回はあんたが勉強から実技まで諸々教えたんだろ?無事に平均以上をとれたそうじゃねえか。なんだかんだ年下には甘いよな」
「たわけ、刺繍での借りがあっただけだ。べつにあんな奴、最下位になろうが私には関係ない」
「とか言っちゃって~」
減らず口を叩くロギルジョーの首を、おんぶされている状態で絞める。すると私の腕を手で叩いて抗議をしてきた。
「さて、到着したぜ。ここが冬期休暇中に使って欲しいアンタの部屋だ。俺の部屋からは距離があるが、何か用があったら念話で呼んでくれ」
王宮内の一室、客室に私は案内された。おそらく私が平民ということでそれなりの部屋しか用意できなかっただろうに、さすがは豪華な内装である。
「ああ、助かるよ。もし誰も寄り付かない鍛錬場があれば、お前に稽古をつけてやる。どうせ暇な身だからいつでも呼んでくれ」
「本当か!?くそ、楽しみすぎるぜ!じゃあ俺は王宮に戻ってきた挨拶周りに行ってくるから、ここで寛いでいてくれ!」
ロギルジョーは私をベッドにおろし、手を振って部屋から退室する。おかげさまで足は大方治ってきたような気がしなくないが、しかし、つい昨日に医師から絶対安静であると厳命された。故に、ベッドに寝ころび、昼寝でもしようかと目を閉じる。
しかし、私の部屋の扉を三回のノックの後に、返答を待たず開く音がした。ロギルジョーの忘れ物か?
驚いて身を起こすと、アウレリウスがいた。扉の鍵を後ろ手にガチャリと閉め、こちらをじっと見ている。
「アウレリウス?会いに来てくれたのか?」
「・・・・・・」
何も喋らない。ただ責めるような目つきで私を見ている。
「・・・アウレリウス?」
「行先は一緒なのに、なんでわざわざロギルジョーの同行者として動く必要があったの。僕の同行者として動いてくれたほうが良かったのに。そうしたら僕の部屋の近いところを案内できたのに」
アウレリウスは扉の前に立ち、そこから一歩も動かない。ただジトっとした目でこちらを見ている。本当に独占欲の強い子だ。まあ、こんな展開になるのはなんとなくわかっていた。
「アウレリウス、星辰の祝祭についてなんだがな、私の故郷には不思議な風習があるんだ」
「アリオンは王都生まれ王都育ちだから不思議な風習なんてないよ」
「・・・なんで私の経歴を把握してるんだ?いやそれはいい。違うんだ、心の故郷だ。」
アウレリウスはポコポコ怒っているが、諭すように私は語り始める。
「そう、日本という心の故郷だ。そこでは赤い格好をした成人男性が笑顔を見たい相手の為に暗躍するという風習があるんだ」
「つまり、アリオンは僕のためにサプライズを用意してるってこと・・・?」
「そう、サプライズと言ってしまったら意味がない気がするがサプライズだ。さすがに警備がたくさんいるだろう中で寝込みにプレゼントは置けないが、直接渡したいと思っている。すると、お前の力を借りっぱなしだと、私が動きにくいだろう?」
アウレリウスの表情は段々と笑顔になっていく。けれど騙されないとでもいうように顔を引き締めた。
「でもロギルジョーの手を取ったのは許せないよ」
「アウレリウス、私はロギルジョーに確実に継承権を放棄させるためにあいつの監視をすることにしたんだ。愛してるのはただ一人、お前だけだよ」
「別に継承権の話はアリオンは首を突っ込む必要はないから、余計なお世話だよ」
けれどアウレリウスはゆっくりベッドに近づき、身をかがめる。そのまま私のベッドに滑り込んだ。枕に頭を乗せ、私の頭に手を伸ばす。そして抱きしめた。
「僕は僕の力で王様になるのだから、余計なことはしないで僕だけを見ててほしい。アリオンのその時間は僕と愛情をはぐくむのに全部注いでほしいんだ」
「でもな、私だってお前のために頑張って、その綺麗な赤い髪に、輝く王冠を載せる立派な姿が見たいんだ」
赤い髪を優しく撫で、目線を合わせる。アウレリウスは頬を赤く染め、やがて私に口づけをした。
「僕たち両想いなのに、どうしてアリオンは恋仲って受け入れてくれないんだろうね」
「既に家族のように想いあってるのだから、私にはそれで十分なんだよ」
抗議のようにアウレリウスは私の頬を優しくつねる。こうして二人だけの時間を過ごせるのは楽しい反面、はやくフェニックスの情報を入手して手がかりを入手し、アウレリウスの私への依存を断ち切らなくては。これは彼が幼いころ、私に譲渡した不死鳥の守りが原因で起こっている洗脳に近い。明日あたりに城下町に行って「不思議まぼろし動物図鑑」の調査を始めるか。
「ねえアリオン、したい。いい?」
したい、とはつまり性交がしたいということだ。アウレリウスは甘い声を出して誘惑してくる。こうやって甘えれば完全に私が折れると思っているのだ。
「でもな、ここは客室で、そういうことをすれば掃除をする使用人たちの間で噂が立つだろ」
「魔法で掃除しておくから大丈夫だよ。ねえアリオン」
「分かった、分かったから!!」
アウレリウスは私の服の上から胸を触り始め、やがて片手はゆっくりと服を脱がせ始める。とはいえ私はまだ怪我人の身であるため、魔法で下は脱がせ始めるが。
太い指が私の局所に延び、竿を上下に扱いてくる。しかして左手は私の腹部に延ばされ、後ろの準備も怠らない。
「アリオンは怪我人だからしばらくは正常位が限界だからね。また完治したら後ろからとか色んな体位を試したいね」
「・・・私の体に飽きたら無理をしなくていいからな。本当に。切実に」
「抱いても抱いてもアリオンからは魅力が湧いて出てくるんだ。飽きるなんて永遠にないよ」
やがて私の体を浮遊魔法で浮かせる。アウレリウスは自身の王子としてのきらびやかな服を雑に脱ぎ捨てた。
「高価な衣装だろ。畳むから下ろしてくれ」
「どんな宝よりも遥かに価値のあるアリオンの肢体のほうが僕にとっては貴重だよ。いいから、この体を僕に堪能させてほしい」
腕を伸ばす私にそっと手を添え、やがて下へ下へと下っていく。そして私の尻を掴み、自分の半身を挿入する体勢に持っていく。そして、熱の塊は私の中にグプリと侵入し始めた。
「ん、んっ・・・・」
「定期考査前に沢山交わったから、アリオンってばちょっと緩くなってるね」
簡単に奥までたどり着く。
「ふふ、あったかくて、フワフワしててとても気持ちいい。今日もゆっくり動くから」
「・・・いや、激しくしてくれ」
ここは王宮で客室。つまり、いつ来客があるとも限らないのだ。なので、なるべく早くアウレリウスには達してもらいたい。
「でもアリオンは怪我人だから、魔力供給の為とは言っても無理はさせたくないんだ」
とは言いつつも、腰は細かに動いて私の弱いところを刺激する。本当は存分に動きたいのをこらえているのだろう。とはいえ激しくしてほしい私の言葉を聞いた途端、中に入っているものが大きくなった感触があった。興奮しているのだ。
「僕が欲の赴くままに抱けば、アリオンは絶対に気を失うと思うんだ。だから今日も時間をかけて交わろうね。元気になったときに本気の交尾をしてあげるから」
私を諭すように頭を撫で、やがてゆっくり腰を動かし始めた。ち、ちがう、私はさっさと終わってほしいのであって激しいのを求めていたわけではない!!そんな変態ではない!!
肌と肌がやさしくぶつかる音が部屋に響く。ゆっくり動いているために、ねちょりとした水温が鼓膜を犯す。
私を抱きながら見下ろすアウレリウスの目は、極上の料理を前にした雄の目だ。少し舌なめずりをし、荒い息とともに私の体を堪能する。
今は冬だというのに、互いの体温で熱が上がり、暑い。けれど、そんな熱いにもかかわらず、体内には更に熱い物が注がれようとしていた。
「アリオン、イくね」
私の返答など待たず、アウレリウスは腰を私に密着させる。そして彼の竿は痙攣した。熱い物がびゅるると私の中に注がれ、やがて私も絶頂を迎える。
「っ、っ~~ッーーーーー!!」
「・・・アリオン、後ろだけで達しちゃったの。ふふ、偉いね」
後ろだけでイった?この私が?
ぼやける脳内で一生懸命頭を回そうとしている中、アウレリウスは子供を褒めるように、私を抱きしめる。
「ちゃんと後ろだけでイけるよう癖をつけないとね。次からはアリオンのここ、根元を縛ろうか」
「・・・い、いら、ない・・・」
「いずれアリオンが王妃になったら、可愛いものを用意しておくから、期待しておいてね。じゃあ二回戦いこうか」
普段でさえこの子の行動を制御できないのだ。達して頭がふわふわしている今であればなおさらだ。アウレリウスはそして二回戦に入るのだった。
4
あなたにおすすめの小説
ラストダンスは僕と
中屋沙鳥
BL
ブランシャール公爵令息エティエンヌは三男坊の気楽さから、領地で植物の品種改良をして生きるつもりだった。しかし、第二王子パトリックに気に入られて婚約者候補になってしまう。側近候補と一緒にそれなりに仲良く学院に通っていたが、ある日聖女候補の男爵令嬢アンヌが転入してきて……/王子×公爵令息/異世界転生を匂わせていますが、作品中では明らかになりません。完結しました。
オメガ転生。
桜
BL
残業三昧でヘトヘトになりながらの帰宅途中。乗り合わせたバスがまさかのトンネル内の火災事故に遭ってしまう。
そして…………
気がつけば、男児の姿に…
双子の妹は、まさかの悪役令嬢?それって一家破滅フラグだよね!
破滅回避の奮闘劇の幕開けだ!!
俺の婚約者は悪役令息ですか?
SEKISUI
BL
結婚まで後1年
女性が好きで何とか婚約破棄したい子爵家のウルフロ一レン
ウルフローレンをこよなく愛する婚約者
ウルフローレンを好き好ぎて24時間一緒に居たい
そんな婚約者に振り回されるウルフローレンは突っ込みが止まらない
婚約破棄させた愛し合う2人にザマァされた俺。とその後
結人
BL
王太子妃になるために頑張ってた公爵家の三男アランが愛する2人の愛でザマァされ…溺愛される話。
※男しかいない世界で男同士でも結婚できます。子供はなんかしたら作ることができます。きっと…。
全5話完結。予約更新します。
ブレスレットが運んできたもの
mahiro
BL
第一王子が15歳を迎える日、お祝いとは別に未来の妃を探すことを目的としたパーティーが開催することが発表された。
そのパーティーには身分関係なく未婚である女性や歳の近い女性全員に招待状が配られたのだという。
血の繋がりはないが訳あって一緒に住むことになった妹ーーーミシェルも例外ではなく招待されていた。
これまた俺ーーーアレットとは血の繋がりのない兄ーーーベルナールは妹大好きなだけあって大いに喜んでいたのだと思う。
俺はといえば会場のウェイターが足りないため人材募集が貼り出されていたので応募してみたらたまたま通った。
そして迎えた当日、グラスを片付けるため会場から出た所、廊下のすみに光輝く何かを発見し………?
【完結】星に焦がれて
白(しろ)
BL
気付いたら八年間囲われてた話、する? わんこ執着攻め×鈍感受け
「お、前、いつから…?」
「最初からだよ。初めて見た時から俺はお前のことが好きだった」
僕、アルデバラン・スタクにはどうしても敵わない男がいた。
家柄も、センスも、才能も、全てを持って生まれてきた天才、シリウス・ルーヴだ。
僕たちは十歳の頃王立の魔法学園で出会った。
シリウスは天才だ。だけど性格は無鉄砲で無計画で大雑把でとにかく甘えた、それに加えて我儘と来た。それに比べて僕は冷静で落ち着いていて、体よりも先に頭が働くタイプだったから気が付けば周りの大人たちの策略にはめられてシリウスの世話係を任されることになっていた。
二人組を作る時も、食事の時も、部屋だって同じのまま十八で学園を卒業する年まで僕たちは常に一緒に居て──そしてそれは就職先でも同じだった。
配属された辺境の地でも僕はシリウスの世話を任され、日々を慌ただしく過ごしていたそんなある日、国境の森に魔物が発生した。それを掃討すべく現場に向かうと何やら魔物の様子がおかしいことに気が付く。
その原因を突き止めたシリウスが掃討に当たったのだが、魔物の攻撃を受けてしまい重傷を負ってしまう。
初めて見るシリウスの姿に僕は動揺し、どうしようもなく不安だった。目を覚ますまでの間何をしていていも気になっていた男が三日振りに目を覚ました時、異変が起きた。
「…シリウス?」
「アルはさ、優しいから」
背中はベッドに押し付けられて、目の前には見たことが無い顔をしたシリウスがいた。
いつだって一等星のように煌めいていた瞳が、仄暗い熱で潤んでいた。とても友人に向ける目では、声では無かった。
「──俺のこと拒めないでしょ?」
おりてきた熱を拒む術を、僕は持っていなかった。
その日を境に、僕たちの関係は変わった。でも、僕にはどうしてシリウスがそんなことをしたのかがわからなかった。
これは気付かないうちに八年間囲われて、向けられている愛の大きさに気付かないまますったもんだする二人のお話。
ルピナスの花束
キザキ ケイ
BL
王宮の片隅に立つ図書塔。そこに勤める司書のハロルドは、変わった能力を持っていることを隠して生活していた。
ある日、片想いをしていた騎士ルーファスから呼び出され、告白を受ける。本来なら嬉しいはずの出来事だが、ハロルドは能力によって「ルーファスが罰ゲームで自分に告白してきた」ということを知ってしまう。
想う相手に嘘の告白をされたことへの意趣返しとして、了承の返事をしたハロルドは、なぜかルーファスと本物の恋人同士になってしまい───。
【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?
キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。
知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。
今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど——
「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」
幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。
しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。
これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。
全8話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる