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犯人究明編
82.決戦前夜
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「向こうがこちらに強襲をしかけるのなら、こちらも同時多発で攻撃し返すってことで明日は大丈夫です!でもー。せんせーは学園に籠る側なんでしょ~?大丈夫なんですか?」
「ああ、信じてくれ」
いよいよ明日が春告げの儀の当日。私は計画の最終チェックのために、各自密談をすることにしていた。まずはマラカイだ。その白い手首には私の髪で出来た空色の飾りがある。大事に扱ってくれてるのはとても嬉しい。
「僕はアジトにいけばいいんですよね~?でも、僕の魔法だったら学園に襲い掛かる魔物を殺戮したほうがよくないですか?」
「お前の魔法だと味方諸共だからな。だから壊してもいい場所で存分に暴れてこい」
「はーい!!ご随意のままに!!」
マラカイは嬉しそうに私を抱きしめる。まあ、今日くらいならいいか。
「先生、もしこの戦いが終わったら僕と結婚してくださいね?」
「死亡フラグを立てるのをやめろ!」
口はうるさいが、本当に、こいつには世話になりっぱなしだな。けれど褒めると調子に乗り出すからこれくらいがいい。次に私はロギルジョーの元へと向かった。
「OK。俺は王宮のほうに待機しているからな。出来れば学園で魔物を倒してから、頃合いを見て王宮のほうに向かってやりたいが、それは難しいんだよな?」
「ああ、おそらく学園周辺には転移封じの結界が張られるだろうからな。始まれば顔を合わせることは難しいだろう」
「了解した!・・・俺だけ安全圏みたいで申し訳ないが、絶対に任務を果たしてくるからな!」
ロギルジョーは私にグッと拳を握って力強さをアピールする。
「ああ、信じてるぞ」
「あんたからそういわれるとむず痒いな。それにしても、あんたを殺した犯人があの人物なのは確定でいいのか?」
こくりと頷く。このことは他の誰にも犯人の情報は共有していない。ただロギルジョーに対してのみ共有をした。
「無茶はするなよ?一番あんたが危険な場所を請け負ってるんだからな」
「弟子が師を不安に思うとは出過ぎた真似だ。お前はお前がやることだけ考えていろ」
「ああ!!じゃあ朗報待ってるからな!!」
ロギルジョーとの話も決着がつく。
今度はアバラの寮へと向かう。アバラの部屋には、運のいいことにレオもいた。二人とも私を認識すると、ソファを開けて歓迎してくれた。
「明日、テロが起こるんやな?うひー緊張するわ・・・」
「僕たちがやることはロキの無力化だよね。拘束してから懐に入ってるお守りを奪うんだよね」
「うん、指令の中枢を担っている人物だから、そこを潰すと襲ってくる魔物の連携も崩せる。だから、二人の活躍次第で死傷者の数がグッと減らせるんだよ」
どうしても戦いが起きる以上は被害0は難しいだろう。けれど、最小に抑えることは出来る。この二人の働き次第で、結果が大きく変わってくる。
「だからおチビが今日までずっと稽古をつけてくれたんやもんな!」
「うん、僕もアリオンから色々教わったけど、あのさ。アリオンさ。圧倒的魔法の練度。君、明らかに16歳じゃない気がしてきたんだけど・・・」
2人には戦力となってもらうために、私自ら稽古をつけた。特にレオは私との圧倒的差に慄いていたな。とはいえそのおかげで随分と二人とも強くなった。
なおロギルジョーの場合は弟子なので、さらにキツイ修行を付けている。
「こちらはちゃんと抑えるから、アリオンも自分のことに集中してくれていいからね」
「まかせとき!!」
そして二人との会話を終える。
他にも重要な仕事を依頼している面々がいるが、まあしっかりしているから大丈夫だろう。
一通りの最終確認は終わった。
明日、この学園には大量の魔物、そして精鋭の平民が襲来する。魔物は学園の優秀な人材を食い散らかし、そののちに立木心愛達、平民部隊が殺到するだろう。そして殺戮の後、大混乱の最中に王宮へと乗り込む。しかし、学園の強襲が失敗すれば、敵はリカバリーに追われることになる。
立木心愛は、必ず学園に現れる。
「アリオン、明日のために今日はもうベッドに入ろう」
「そうだな。お前もゆっくり休んでくれ」
私は自室へ戻ろうとする。なお、生徒会はすでにロージに譲渡されており、アウレリウスは元生徒会長という立場になった。そして私も、ロージの生徒会への勧誘を断ったため一般生徒に戻り、本来であればこの特権エリアから追い出されるはずが、しかし特別な認可が下りて、一年生の間であればとどまっていいことになった。
ということでいつもと変わらぬ自室に戻ろうとするとアウレリウスは引き止める。
「おやすみ」
「僕はベッドに入ろうって言ったんだよ。就寝っていう意味で言ったんじゃないんだ」
性交のお誘いだ。なお、子宮が出来てからは私の厳命により、なるべく奥には出さないようにしてくれて、今のところ奇跡的に妊娠は避けられている。避けられているが、正直時間の問題とも思う。私はよく知っている。私の方が先に体力的にリタイアすると、私の意識がないことを頬をぺちぺちと軽く叩いて確認した後に、腰をピッタリとくっつけて奥に出していることを。そのあと嬉しそうに私の腹を撫でていることを。
翌朝追及したらしらばっくれた。だから、ここ最近の性交は決して意識を失わないように気合で起きている。絶対に妊娠してたまるものか!!私はこの子宮なんていうオプションを使わずに生涯を終えて見せる!!
「・・・魔力は確かに貯蓄したい。だがな。絶対に、絶対に奥には出すなよ?」
「分かってるよ。僕が破ったことあった?」
あったから言ってるんだ!!根拠がなければこんなに念入りに言うわけがないだろ!!しかめっ面で抗議するが、アウレリウスは気にも留めずに私をずるずると部屋に連れ込む。
明日、私の生き死にが確定する。だから決戦前、最後の夜は後悔の無いように過ごしたい。
「明日は戦いになるんだからな?一回やったら満足するんだぞ?」
「うーん、どうだろう」
「『どうだろう』!?」
完全に連戦を始めようとしている。アウレリウスは私の衣服を剥ぎながらも、ぼつぼつと語る。
「明日の戦いが終わったら僕は即位するんだ」
「ん?つまり戴冠式も間もないということか?」
随分早急な話とも思いつつ、王宮で王妃とすでにそのような話はしていたか。とはいえ公式発表が無いためにかなりスピーディに映る。
「被害者数次第だけどね。あまりに死傷者が出た場合は、式はそれだけ延期になるけれど」
「・・・0は無理だと思う。けれど、0に近づけることは出来る」
「うん、早く因縁を清算して、僕は王になって、その隣にアリオンがいてほしい」
「・・・・・・」
プロポーズの回答は先延ばしにしている。故に、そろそろ欲しいのだろう。私が首を縦に振るだけで、この子は希望をもって明日を頑張れる。
「・・・すべての戦いが終わったら、私に時間をくれないか?」
「アリオン...」
「そこでちゃんとお前に意思を伝えるから」
私が生きていられれば、の話にはなるが。一応遺書は書き終えているため、ロギルジョーには渡してある。まあ、ロギルジョーからは一回地面にたたきつけられたが。魔法で直して今度は遺書でビンタするように渡したら、舌打ちされながら受け取られた。
「僕はOKしか求めてないからね」
「そうだな」
「OKって言ってくれるんだよね?」
「かもな」
「今言ってくれれば僕は凄く力が漲るのに、まだ言ってはくれないんだね?」
「わるいな」
すでに互いに一糸まとわぬ状態だ。私とこの子が互いに向ける好意の方向性は違う。けれど、今は安心させるために熱烈なその口づけを受け入れた。
やがて、朝が来る。
決戦の時が来た。
「ああ、信じてくれ」
いよいよ明日が春告げの儀の当日。私は計画の最終チェックのために、各自密談をすることにしていた。まずはマラカイだ。その白い手首には私の髪で出来た空色の飾りがある。大事に扱ってくれてるのはとても嬉しい。
「僕はアジトにいけばいいんですよね~?でも、僕の魔法だったら学園に襲い掛かる魔物を殺戮したほうがよくないですか?」
「お前の魔法だと味方諸共だからな。だから壊してもいい場所で存分に暴れてこい」
「はーい!!ご随意のままに!!」
マラカイは嬉しそうに私を抱きしめる。まあ、今日くらいならいいか。
「先生、もしこの戦いが終わったら僕と結婚してくださいね?」
「死亡フラグを立てるのをやめろ!」
口はうるさいが、本当に、こいつには世話になりっぱなしだな。けれど褒めると調子に乗り出すからこれくらいがいい。次に私はロギルジョーの元へと向かった。
「OK。俺は王宮のほうに待機しているからな。出来れば学園で魔物を倒してから、頃合いを見て王宮のほうに向かってやりたいが、それは難しいんだよな?」
「ああ、おそらく学園周辺には転移封じの結界が張られるだろうからな。始まれば顔を合わせることは難しいだろう」
「了解した!・・・俺だけ安全圏みたいで申し訳ないが、絶対に任務を果たしてくるからな!」
ロギルジョーは私にグッと拳を握って力強さをアピールする。
「ああ、信じてるぞ」
「あんたからそういわれるとむず痒いな。それにしても、あんたを殺した犯人があの人物なのは確定でいいのか?」
こくりと頷く。このことは他の誰にも犯人の情報は共有していない。ただロギルジョーに対してのみ共有をした。
「無茶はするなよ?一番あんたが危険な場所を請け負ってるんだからな」
「弟子が師を不安に思うとは出過ぎた真似だ。お前はお前がやることだけ考えていろ」
「ああ!!じゃあ朗報待ってるからな!!」
ロギルジョーとの話も決着がつく。
今度はアバラの寮へと向かう。アバラの部屋には、運のいいことにレオもいた。二人とも私を認識すると、ソファを開けて歓迎してくれた。
「明日、テロが起こるんやな?うひー緊張するわ・・・」
「僕たちがやることはロキの無力化だよね。拘束してから懐に入ってるお守りを奪うんだよね」
「うん、指令の中枢を担っている人物だから、そこを潰すと襲ってくる魔物の連携も崩せる。だから、二人の活躍次第で死傷者の数がグッと減らせるんだよ」
どうしても戦いが起きる以上は被害0は難しいだろう。けれど、最小に抑えることは出来る。この二人の働き次第で、結果が大きく変わってくる。
「だからおチビが今日までずっと稽古をつけてくれたんやもんな!」
「うん、僕もアリオンから色々教わったけど、あのさ。アリオンさ。圧倒的魔法の練度。君、明らかに16歳じゃない気がしてきたんだけど・・・」
2人には戦力となってもらうために、私自ら稽古をつけた。特にレオは私との圧倒的差に慄いていたな。とはいえそのおかげで随分と二人とも強くなった。
なおロギルジョーの場合は弟子なので、さらにキツイ修行を付けている。
「こちらはちゃんと抑えるから、アリオンも自分のことに集中してくれていいからね」
「まかせとき!!」
そして二人との会話を終える。
他にも重要な仕事を依頼している面々がいるが、まあしっかりしているから大丈夫だろう。
一通りの最終確認は終わった。
明日、この学園には大量の魔物、そして精鋭の平民が襲来する。魔物は学園の優秀な人材を食い散らかし、そののちに立木心愛達、平民部隊が殺到するだろう。そして殺戮の後、大混乱の最中に王宮へと乗り込む。しかし、学園の強襲が失敗すれば、敵はリカバリーに追われることになる。
立木心愛は、必ず学園に現れる。
「アリオン、明日のために今日はもうベッドに入ろう」
「そうだな。お前もゆっくり休んでくれ」
私は自室へ戻ろうとする。なお、生徒会はすでにロージに譲渡されており、アウレリウスは元生徒会長という立場になった。そして私も、ロージの生徒会への勧誘を断ったため一般生徒に戻り、本来であればこの特権エリアから追い出されるはずが、しかし特別な認可が下りて、一年生の間であればとどまっていいことになった。
ということでいつもと変わらぬ自室に戻ろうとするとアウレリウスは引き止める。
「おやすみ」
「僕はベッドに入ろうって言ったんだよ。就寝っていう意味で言ったんじゃないんだ」
性交のお誘いだ。なお、子宮が出来てからは私の厳命により、なるべく奥には出さないようにしてくれて、今のところ奇跡的に妊娠は避けられている。避けられているが、正直時間の問題とも思う。私はよく知っている。私の方が先に体力的にリタイアすると、私の意識がないことを頬をぺちぺちと軽く叩いて確認した後に、腰をピッタリとくっつけて奥に出していることを。そのあと嬉しそうに私の腹を撫でていることを。
翌朝追及したらしらばっくれた。だから、ここ最近の性交は決して意識を失わないように気合で起きている。絶対に妊娠してたまるものか!!私はこの子宮なんていうオプションを使わずに生涯を終えて見せる!!
「・・・魔力は確かに貯蓄したい。だがな。絶対に、絶対に奥には出すなよ?」
「分かってるよ。僕が破ったことあった?」
あったから言ってるんだ!!根拠がなければこんなに念入りに言うわけがないだろ!!しかめっ面で抗議するが、アウレリウスは気にも留めずに私をずるずると部屋に連れ込む。
明日、私の生き死にが確定する。だから決戦前、最後の夜は後悔の無いように過ごしたい。
「明日は戦いになるんだからな?一回やったら満足するんだぞ?」
「うーん、どうだろう」
「『どうだろう』!?」
完全に連戦を始めようとしている。アウレリウスは私の衣服を剥ぎながらも、ぼつぼつと語る。
「明日の戦いが終わったら僕は即位するんだ」
「ん?つまり戴冠式も間もないということか?」
随分早急な話とも思いつつ、王宮で王妃とすでにそのような話はしていたか。とはいえ公式発表が無いためにかなりスピーディに映る。
「被害者数次第だけどね。あまりに死傷者が出た場合は、式はそれだけ延期になるけれど」
「・・・0は無理だと思う。けれど、0に近づけることは出来る」
「うん、早く因縁を清算して、僕は王になって、その隣にアリオンがいてほしい」
「・・・・・・」
プロポーズの回答は先延ばしにしている。故に、そろそろ欲しいのだろう。私が首を縦に振るだけで、この子は希望をもって明日を頑張れる。
「・・・すべての戦いが終わったら、私に時間をくれないか?」
「アリオン...」
「そこでちゃんとお前に意思を伝えるから」
私が生きていられれば、の話にはなるが。一応遺書は書き終えているため、ロギルジョーには渡してある。まあ、ロギルジョーからは一回地面にたたきつけられたが。魔法で直して今度は遺書でビンタするように渡したら、舌打ちされながら受け取られた。
「僕はOKしか求めてないからね」
「そうだな」
「OKって言ってくれるんだよね?」
「かもな」
「今言ってくれれば僕は凄く力が漲るのに、まだ言ってはくれないんだね?」
「わるいな」
すでに互いに一糸まとわぬ状態だ。私とこの子が互いに向ける好意の方向性は違う。けれど、今は安心させるために熱烈なその口づけを受け入れた。
やがて、朝が来る。
決戦の時が来た。
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