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【第2章 山岳に眠る秘郷】
第3節 模擬戦
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ロビンは妖刀をまじまじと見ている。
「試し切りしたいかい?」
「まあ、できるなら。」
「なら模擬戦をしよう。」
「お前とは無理だぞ。実力に差がありすぎる。」
「僕とじゃない。美桜と戦ってもらう。」
「あいつ戦えるの?」
ロビンが疑問に思う。
「美桜は魔道士じゃないけど実力は上級相当だ。君にとってこれでもかというくらい最高の相手なはずだ。」
「確かに、ちょっと強いほうがちょうどいいもんな。」
「確かにそうだね。美桜、できるかい?」
「はいはい、できますよ。」
美桜は薙刀を持っている。やる気満々だ。
「えぇぇ……」
美桜の準備の速さに少し引くロビン。
「じゃあ行こうか。模擬戦をやるならあそこが丁度いい。」
「あそこね。」
「どこだよ。」
「ついてくればわかる。」
ロビンは2人について行く。
ついて行った先には土俵があった。
「神社にこんなものがあるのは普通か?俺は違和感を覚えるんだが。」
「本来はないね。ここは祭事を行うときなどに使うね。最近は行ってないけど。」
春蘭が懐かしそうに土俵を見る。
「始める?」
美桜がロビンに聞く。
「ああ。いいぜ。」
2人は土俵の端に立つ。春蘭は審判員をする。
「両者が土俵に入った瞬間、模擬戦を開始する。どちらかが武器を落とすか地面についたとき模擬戦を終了する。また急所への攻撃は禁止とする。」
2人は土俵に入る。模擬戦が始まった。ロビンは妖刀を抜く。日の光を浴びて紺色の刀身が怪しく光る。美桜は薙刀を構える。
(薙刀は攻撃範囲が広い。迂闊に近づくと命取りとなる。)
(刀を扱うロビンなら問題はないと思うけど……君の動き方次第では美桜は君の手に負えなくなるかもしれない。)
2人は間合いを詰める。しかし非常にゆっくりなため中々距離が縮まらない。
(薙刀ってどう戦うんだ?見たことがないから全くわからん。)
(刀……私にとっては若干不利だけど経験の差でなんとかなる。)
2人はお互いを観察する。
(今回の模擬戦は最初の一手が非常に重要だ。2人はそれをわかっているみたいだね。)
(しかしロビンはもう少し強気で攻めてもいいけどね。まぁ、初めて使う武器だから仕方ないか。慎重に戦うのも戦術の1つだ。)
2人の睨み合いは既に10分以上続いている。美桜が少し間合いを詰める。ロビンは少し下がる。
(なんで今動いた?まさか何か狙いが?)
(バレた?詰めすぎたか。)
「まてよ。」
ロビンは小さな声で呟く。試しに間合いを詰める。美桜も間合いを詰める。
(なるほど。俺は既に美桜の間合いに入っているのか。)
ロビンは笑みを浮かべる。
(そんじゃ、一気にいくか。)
ロビンは足に力を込め一気に美桜に近づく。美桜は狙っていたかのように薙刀を振る。ロビンは間一髪で躱す。
(危ね。俺が来るのがわかってなのか?)
(やっぱり来た。今はまだ行動がわかりやすい。)
(でもそれは時間の問題。戦闘が長引くと更に不利になる。短期決着が望ましい。)
ロビンは再び間合いをとる。
(ロビンが先に動いたか。以外だな。この模擬戦の勝利の鍵に気づいたかもね。)
ロビンは気づいている。この戦い、戦闘が長引くほど自分が有利になることが。
(さっきのはフェイクだろう。おそらく、美桜の反応速度を見るための行動だ。)
美桜は薙刀を後ろに向ける。
(今度はこちらから行かせもらおう。)
美桜の薙刀がロビンに迫る。
(速っ!!)
ロビンは刀で防ぐ。あと少し反応が遅れていたら勝負がついていた。
(くそっ、手元が見えない!)
美桜の攻撃は終わらない。すぐに攻撃が飛んでくる。ロビンはなんとか追いつく。
(ヤバい……防戦一方だ。なんとかして反撃しないと。)
ロビンは反撃を試みて刀を振るうが簡単に防がれる。その隙を美桜が攻撃する。そしてロビンが攻撃を防ぐ。このループに入っておりロビンが反撃する隙はない。しかしこれは美桜にとってはかなり苦しい戦いである。
(ダメね、全然当たらない。長期戦は私にとっては不利なのに。)
美桜に焦りの感情が湧いてきた。
(焦ってる?何に?いやいやそんなの考えてる場合じゃない。)
ロビンは疑問に思うがすぐに振り払う。
(今は美桜の隙を見つけることだけに専念しろ。)
(戦い続けてれば必ず隙を見せるはずだ。)
ロビンは美桜の攻撃を防ぎ続ける。
「くっ…」
美桜は苦い表情をする。
(攻撃が当たらない。というか攻撃の軌道を読まれてる感じがする。)
先程まで刀を使い防いでいたロビンだが美桜の攻撃を躱せるようになっている。美桜は攻撃をたの手を強める。
(見える……)
ロビンは攻撃をゆっくりと躱す。
(マズイ……)
美桜は冷や汗をかく。一気に劣勢になったからだ。
(仕方ない、あれを使うしかないみたい。)
美桜は距離をとる。
(なんだ?)
ロビンは警戒する。美桜は姿勢を低くし、足に精神を集中させる。美桜は地面を強く蹴りロビンに急接近する。
「!!!」
ロビンは武器を構え攻撃を防ぐ態勢をとる。しかし美桜の攻撃は横からではなく下から飛んでくる。
「マジかよおい!」
ロビンはとっさに防ぐが構えが甘い。ロビンの刀は宙にかちあげられ地面に落ちる。
「はいそこまで。」
春蘭が勝敗を決める。
「2人共お疲れ様。はいこれ。」
春蘭は2人に麦茶を渡す。
「いつの間に。」
美桜が呟く。
「今日は家に戻ろう。帰ったら夕食に丁度いい時間だ。疲れてるだろ?」
春蘭の意見に2人は賛成と言わんばかりに頷く。3人は神社を離れ屋敷へと向かった。
「試し切りしたいかい?」
「まあ、できるなら。」
「なら模擬戦をしよう。」
「お前とは無理だぞ。実力に差がありすぎる。」
「僕とじゃない。美桜と戦ってもらう。」
「あいつ戦えるの?」
ロビンが疑問に思う。
「美桜は魔道士じゃないけど実力は上級相当だ。君にとってこれでもかというくらい最高の相手なはずだ。」
「確かに、ちょっと強いほうがちょうどいいもんな。」
「確かにそうだね。美桜、できるかい?」
「はいはい、できますよ。」
美桜は薙刀を持っている。やる気満々だ。
「えぇぇ……」
美桜の準備の速さに少し引くロビン。
「じゃあ行こうか。模擬戦をやるならあそこが丁度いい。」
「あそこね。」
「どこだよ。」
「ついてくればわかる。」
ロビンは2人について行く。
ついて行った先には土俵があった。
「神社にこんなものがあるのは普通か?俺は違和感を覚えるんだが。」
「本来はないね。ここは祭事を行うときなどに使うね。最近は行ってないけど。」
春蘭が懐かしそうに土俵を見る。
「始める?」
美桜がロビンに聞く。
「ああ。いいぜ。」
2人は土俵の端に立つ。春蘭は審判員をする。
「両者が土俵に入った瞬間、模擬戦を開始する。どちらかが武器を落とすか地面についたとき模擬戦を終了する。また急所への攻撃は禁止とする。」
2人は土俵に入る。模擬戦が始まった。ロビンは妖刀を抜く。日の光を浴びて紺色の刀身が怪しく光る。美桜は薙刀を構える。
(薙刀は攻撃範囲が広い。迂闊に近づくと命取りとなる。)
(刀を扱うロビンなら問題はないと思うけど……君の動き方次第では美桜は君の手に負えなくなるかもしれない。)
2人は間合いを詰める。しかし非常にゆっくりなため中々距離が縮まらない。
(薙刀ってどう戦うんだ?見たことがないから全くわからん。)
(刀……私にとっては若干不利だけど経験の差でなんとかなる。)
2人はお互いを観察する。
(今回の模擬戦は最初の一手が非常に重要だ。2人はそれをわかっているみたいだね。)
(しかしロビンはもう少し強気で攻めてもいいけどね。まぁ、初めて使う武器だから仕方ないか。慎重に戦うのも戦術の1つだ。)
2人の睨み合いは既に10分以上続いている。美桜が少し間合いを詰める。ロビンは少し下がる。
(なんで今動いた?まさか何か狙いが?)
(バレた?詰めすぎたか。)
「まてよ。」
ロビンは小さな声で呟く。試しに間合いを詰める。美桜も間合いを詰める。
(なるほど。俺は既に美桜の間合いに入っているのか。)
ロビンは笑みを浮かべる。
(そんじゃ、一気にいくか。)
ロビンは足に力を込め一気に美桜に近づく。美桜は狙っていたかのように薙刀を振る。ロビンは間一髪で躱す。
(危ね。俺が来るのがわかってなのか?)
(やっぱり来た。今はまだ行動がわかりやすい。)
(でもそれは時間の問題。戦闘が長引くと更に不利になる。短期決着が望ましい。)
ロビンは再び間合いをとる。
(ロビンが先に動いたか。以外だな。この模擬戦の勝利の鍵に気づいたかもね。)
ロビンは気づいている。この戦い、戦闘が長引くほど自分が有利になることが。
(さっきのはフェイクだろう。おそらく、美桜の反応速度を見るための行動だ。)
美桜は薙刀を後ろに向ける。
(今度はこちらから行かせもらおう。)
美桜の薙刀がロビンに迫る。
(速っ!!)
ロビンは刀で防ぐ。あと少し反応が遅れていたら勝負がついていた。
(くそっ、手元が見えない!)
美桜の攻撃は終わらない。すぐに攻撃が飛んでくる。ロビンはなんとか追いつく。
(ヤバい……防戦一方だ。なんとかして反撃しないと。)
ロビンは反撃を試みて刀を振るうが簡単に防がれる。その隙を美桜が攻撃する。そしてロビンが攻撃を防ぐ。このループに入っておりロビンが反撃する隙はない。しかしこれは美桜にとってはかなり苦しい戦いである。
(ダメね、全然当たらない。長期戦は私にとっては不利なのに。)
美桜に焦りの感情が湧いてきた。
(焦ってる?何に?いやいやそんなの考えてる場合じゃない。)
ロビンは疑問に思うがすぐに振り払う。
(今は美桜の隙を見つけることだけに専念しろ。)
(戦い続けてれば必ず隙を見せるはずだ。)
ロビンは美桜の攻撃を防ぎ続ける。
「くっ…」
美桜は苦い表情をする。
(攻撃が当たらない。というか攻撃の軌道を読まれてる感じがする。)
先程まで刀を使い防いでいたロビンだが美桜の攻撃を躱せるようになっている。美桜は攻撃をたの手を強める。
(見える……)
ロビンは攻撃をゆっくりと躱す。
(マズイ……)
美桜は冷や汗をかく。一気に劣勢になったからだ。
(仕方ない、あれを使うしかないみたい。)
美桜は距離をとる。
(なんだ?)
ロビンは警戒する。美桜は姿勢を低くし、足に精神を集中させる。美桜は地面を強く蹴りロビンに急接近する。
「!!!」
ロビンは武器を構え攻撃を防ぐ態勢をとる。しかし美桜の攻撃は横からではなく下から飛んでくる。
「マジかよおい!」
ロビンはとっさに防ぐが構えが甘い。ロビンの刀は宙にかちあげられ地面に落ちる。
「はいそこまで。」
春蘭が勝敗を決める。
「2人共お疲れ様。はいこれ。」
春蘭は2人に麦茶を渡す。
「いつの間に。」
美桜が呟く。
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